2014年のアルバムで現在までの最新作になります。よりダークに、より抽象的になっています。シンセポップのようなレトロ感覚ではなく、しっかりエレクトロニカしています。Elin Kastlanderの歌声に合わせて、自分がやりたいエレクトロサウンドという双方の落とし所としてこのスタイルにたどり着いたようです。その割にはElin Kastlanderの歌は楽器的な扱いになっています。
V
Dynasti
Dean & Me
All White Everything
When I Need You
Fågelsången
Full
Inner Light
Hold Me
I
Be Here Now
All Ways, Always
まだシンセポップなアレンジもありますが、それはレトロ感覚では無く、エレクトロニカの一つの表現として存在していますから古臭い感じがしません。オートチューンを使ったヴォコーダーっぽいエフェクトも多様しています。ですからElin Kastlanderの歌の出番がデビュー当時より少なめになっています。それでも彼女の歌声が一番しっくりくるサウンドになっているという不思議な感じになっています。
歌声が一番自然に存在感を出していますから、この抽象的な雰囲気も納得がいきます。ここからついてくるファンが本当のファンになっていくだろうと思います。しかしちょっと暗すぎて売れるかどうか微妙なところであります。ちゃんと自分達で納得しながら調和してきていますから、この路線で良いと思いますし、自信を持って今後も進化していってほしいと思います。
V