76年のアルバムです。これも有名なジャケットです。8ビートのブルースを16ビートにするとロックンロールになります。ブルースの再構築を命題とする彼らにとって、それは当たり前過ぎる手法なので、これまではやってきませんでしたが、ここでは何食わぬ顔でロックンロールしています。フランジャーを多用したり、普通のアメリカンハードロックバンドみたいになっています。
1. Santa Claus Retreat
2. Watch The North Wind Rise
3. It's So Easy
4. Bowlegged Woman Knock Kneed Man
5. Drivin' Around
6. I Wish You Would
7. I Can't Be Satisfied
8. Talking 'Bout You
9. Extrication Love Song
10. Song From Stainless Cymbal
ポップな曲もあったり、サザンロックバンドやアメリカンハードロックバンドとたいして変わらなくなっています。しかしこれは第二期ハードロックブーム前のアメリカンハードロックのスタイルであり、完全なハードロックにしていない所が彼らの落としどころなのでしょう。あくまでも知る人ぞ知るバンドであり、ヒットチャートには無縁でしたが、多少色気が出てきた感じです。
ハードロックをやるにしてもウェストコーストっぽい感覚があります。当時の西海岸はハードロック不毛地帯と呼ばれるくらいですからストレートなハードロックバンドはいませんでした。モントローズくらいです。このバンドもハードロックっぽい事をやっていますが、ストレートではありません。ファンキーであったり、ポップであったり、この辺りが人気が出なかった理由でしょうが、今聴くと、このストレートでない感じが面白いです。この後バンドは解散しています。
Santa Claus Retreat
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Watch The North Wind Rise
VIDEO It's So Easy
VIDEO Bowlegged Woman Knock Kneed Man
VIDEO I Wish You Would
VIDEO I Can't Be Satisfied
VIDEO Talking 'Bout You
VIDEO Extrication Love Song
VIDEO Song From Stainless Cymbal
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