ロックと言うと、黒人と白人の音楽というイメージがある。しかし、我々、黄色人種も深く関わっているのである。
中国と言うと、一般的に漢民族を指すが、その領土を拡げていく中で、周りの少数民族も取り込んでいく行く事となる。現在では、それらも含めて中国である。その中国の少数民族の中に、音楽を生業として生活していた部族があった。冠婚葬祭に音楽を演奏して収入を得るのである。今でこそ音楽は再生技術を持って、いろんなところで気軽に音楽をかける事が出来るが、レコードが出来るまでは、生演奏するしか音楽を聞く事は出来なかったのである。しかし、結婚式や葬式が一つの町でそんなに行われるはずも無く、その為、この部族は遊牧民のように定住せず、いろんな場所に出向いていっては、音楽を演奏するという生活を繰り返していく。
それがエスカレートして、ユーラシア大陸を西へと横断していくようになる。南側を通り、スペインへと辿り着いたもの達はやがて、ジプシーと呼ばれ、フラメンコを生み出していく原動力となる。北側を通っていったもの達は、ボヘミアンと呼ばれ、ついにはイングランドからアイルランドへと渡っていく。そして、アイルランド民謡、つまりはフォークソングやケルトミュージックを形づけていくのである。
時はアメリカ開拓。アイルランドから多数の移民が映り住んでいく。それらの人達が愛した音楽がやがてブルーグラスからカントリーミュージックへとなっていく。
その前に一般的に知られている流れを語ろう。アフリカから連れてこられた黒人奴隷である。白人鼓笛隊が使い古していた楽器を拾い集めては、思い思いの音楽を演奏していく事になる。それがJAZZの始まりである。JAZZの中にはBLUESという形式がある。それはスリーコードを基本としており、ギター一本で歌う事も出来た。そうした中で出てきたブルースギタリストで有名なのは、クラプトンも影響を受けたロバートジョンソンである。
やがて、リトルリチャードやチャックベリーにより、8ビートのブルースは16ビートで奏でられるようになる。私が今32ビートに挑戦しているのと同じようにである。リトルリチャードの歌は後にポールマッカートニーに真似され、ハードロックのシャウト唱法へと影響していく。チャックベリーは、自分のバンドにいたピアニストが弾いていたフレーズをギターで真似して弾いてみせた。それが有名なジョニーBグッドのイントロである。ギターで弾くと非常に簡単なので、その後のロックンロールギターの基本となった。それからチャックベリーはいろんなロッククラシックとなる名曲を生み出して行く。ボブディランもジョンレノンも口を揃えて言う事に、アメリカで最高の詩人はチャックベリーだと言う事である。英語を使わない私たちにはピンとこないかもしれないが、英語圏の人にとっては、チャックベリーの言葉使いは、かなりイケテいるのだそうだ。
そしてロックンロールとカントリー&ウェスタンが融合して、ロカビリーが生まれた。ここで初めて、黒人、白人、黄色人種の音楽が融合する事となる。そして生まれたのが、スーパースター、エルビスプレスリーである。その後の流れは既に知られているように、プレスリーに影響を受けたビートルズが世界を席巻していき、レッドツェッペリンがブルースをハードロックへと昇華していく。
後はもう、皆さんご存知の通りである。輸入ものと思われがちなROCKには、我々黄色人種の血も流れている事を知っていただきたかった。これからは、胸をはって、誇りをもってROCKして参りましょう。流行もへたりも関係ない。LONG LIVE ROCK!!