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[20180228]

On The Chalk
(1998/07/14)
The Memory Band

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2013年のアルバムです。バンド体制にこだわらなくなり、デジタル編集が増えています。歌も数曲しかありません。トラッドフォークを題材にしたサンプリングミュージックになっています。生演奏でレコーディングしてそれをカットアップしてループさせる事でデジタルっぽさを加えています。

1. The Wearing Of The Horns (Weyhill On My Mind)
2. I See Cuckoo
3. When I Was On Horseback
4. Follow The Sarsen Stones
5. On Dancing Hill
6. What Blood Is This
7. Along The Sunken Lanes
8. As I Walked Over Salisbury Plain
9. The Highest Song In The Sky (For Chris Yates)
10. Facing The Granite Country
11. Where The River Meets The Sea

トラッドフォークの新しい在り方を追求した結果、ラップトップでの編集に戻ってきました。ジャズやロックの要素を取り混ぜるのは既に行われていた事ですから、新しいわけではありません。それなら何が出来るか、デジタル処理する事で得られる生演奏には無い違和感を取り入れる事になります。

普通に生演奏したものをそのままリリースしても音楽としては問題ありませんが、他との差別化が難しくなってきます。フォークトロニカという手法を取り入れている訳ですが、普通のフォークトロニカとも違います。メインはフォークフォーマットなのです。電子音はほとんどありません。音源は生演奏されたフォークソングなのです。それをミニマルにループさせる事によって生演奏とは違う表情を醸し出しています。

The Wearing Of The Horns (Weyhill On My Mind)
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[20180227]

Oh My Days
(1998/07/14)
The Memory Band

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2011年のアルバムです。よりバンドとしてロック寄りな内容になってきました。エレキギターも入ったり、トラッドフォークのベーシックな部分のこだわりを無くしてカントリーフォークロックのような雰囲気で演奏されています。女性ボーカルも二人になったり、バンドとして確固たる結束を深めています。

1. Crow
2. A New Skin
3. Run River Run
4. Blackberry Way
5. Electric Light
6. Come Wander With Me
7. Apples
8. Some Things You Just Can't Hide
9. Demon Days
10. Ghosts
11. Love Is The Law
12. By The Time It Gets Dark
13. The Snake

カバー曲も多いですが、オリジナル曲でも個性が出てきました。ベースにトラッドフォークを置いているだけで、ロック、ブルースフィーリングで演奏されています。それは先達がやってきた事であり、決して掟破りではありません。伝統に縛られない、どのジャンルでもそれは大事な事で、伝統を守るだけなら、それは死んだ音楽になってしまうのです。

進化していく事で活性化され、多様性も知るからこそ濁らない純粋な活きた音楽となるのです。決まり事は踏襲しても良いでしょう、しかし決まり事に縛られると息苦しいだけです。そんな音楽を聴いて楽しいでしょうか、演奏する方も聴く方も楽しいと思わなければ拷問のような音楽になってしまいます。自由な発想は決して無秩序とは違います。新しい価値を生み出す事なのです。

A New Skin
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[20180226]

Apron Strings
(1998/07/14)
The Memory Band

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2006年のアルバムです。ファーストはStephen Cracknellがほぼ一人で作っていましたが、今作からメンバーを集めてグループとして演奏しています。Stephen Cracknellも歌っていますが、女性シンガーNancy Wallaceにも歌わせてPentangleやFairport Conventionのようなトラッドフォークの雰囲気を再現させています。

1. Blackwaterside
2. Come Write Me Down
3. Brambles
4. Green Grows The Laurel
5. I Wish I Wish
6. The Light
7. Want You To Know
8. Deltic Soul
9. Why
10. Reasons
11. Evil
12. The Poacher

オリジナル曲とトラディショナル曲やカバー曲もあります。曲によってメンバーも違いますが統一感をしっかり持った内容になっています。グループでの生演奏になっているので、今回はデジタルサウンドは無しになっています。グループ体制になったのでライブでの再現も可能になり、パブフォークとして活動するための礎が出来上がりました。

イギリスでのトラッドフォーク人気は、アメリカにおけるカントリー人気に近いものがありますが、ローカルな人気であり、レコード会社を通すとそのまんまトラッドと言う訳にはいきません。インディーズならではの可能なサウンドであり、それでいて古い感覚を持っているのでもなく、新しいトラッドフォークの可能性を求めているような力強さを感じます。

Blackwaterside
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[20180225]

The Memory Band
(1998/07/14)
The Memory Band

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イギリスのフォークグループThe Memory Bandの2004年のファーストアルバムです。Stephen Cracknellを中心としたグループで、このアルバムでは彼が一人でほとんどの演奏をこなしています。トラッドフォークはイギリスでは伝統的に愛されていますが、パブロックというか、パブフォークな雰囲気を出した内容になっています。

1. Theme for The Memory Band
2. Once Bittern
3. Catch as catch can
4. Madlove and the bee
5. No one else
6. Tomorrow
7. Ploughshares
8. Calling on
9. Out of town
10. This is how we walk on the moon
11. Fanny Adams
12. Last orders

パブフォークという事で伝統的なトラッドフォークにとどまらず、ロック、ジャズ、ブルースなどの感性も取り入れたフォークになっています。ペンタングルズのような革新的なフォークの再現というところでしょうか。まだStephen Cracknellが一人で立ち回りをやっているので、それ以外の要素は出ていませんが、それでも単なるフォークでは終わっていません。

デジタルなところといえばリズムボックスのような使い方のドラムシーケンスがありますが、これは一人でやっているからしょうがなく打ち込みもやっています的な程度で、特徴としてのデジタルサウンドはありません。あくまでもトラッドフォークなのです。トラッドフォークファンには馴染めると思いますが、そうで無い人にも聴いてもらう為にはもっと極端な事をやる必要もあるでしょう。まだ中途半端な感じになっています。

Once Bittern
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[20180225]

Water-Wasser
(1998/07/14)
Hausmeister

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2007年のアルバムでHausmeisterとしては最後の作品になります。Christian Przygodda一人で制作していますが、奥さんのSarah Hillebrechtがフルートとボーカルで参加してます。ブラジル音楽を取り入れた初期リターントゥフォーエバーみたいなフュージョンスタイルになっています。奥さんを起用するあたり、アイアートモレイラを意識しているのか。

1. Ursula
2. Jeden Tag
3. Raphael
4. Grosse Reader
5. Amsterdam
6. ADA
7. Timotheus
8. Transport
9. Fynn Und Anton

生演奏の部分が多くなって、電子音の出番が少なくなっているので、Hausmeisterとしてはここまでとなったのでしょうか。後はソロ活動に入っていきます。これまでのポップ感覚とは違った洗練されたライトフュージョン。それを一人でラップトップで制作してしまうあたり、演奏に自信がなければ出来ません。

これまでもブラジリアンな感じの曲はありましたが、そこに集中した感じになっています。あまりシーケンスには頼らずほぼ生演奏しているようで、かなりフリーな雰囲気の演奏になっています。ミニマルを売りにしていた最初の頃から比べたら全く別の音楽になっています。もっとエレクトロニクスな感じも出せばHausmeisterとして継続出来たと思いますが、ソロになってからはシンガーソングライターみたいになっていきます。

Licht aus

[20180224]

Look At Me Now
(1998/07/14)
Hausmeister

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2004年のアルバムです。ボーカルアルバムになっていて、Christian Przygodda自身が歌ったり、ゲストに歌わせたりしています。歌という軸があるので、エレクトロニクスの部分も、アコースティックな生演奏も思う存分存在感を示しています。曲自体はポップで、ドイツ語で歌っていますが、どこかブラジリアンテクノような雰囲気も感じられます。

1. 1966
2. Versprechen
3. Look at Me Now
4. Mein Platz
5. Es Bewegt Sich Doch
6. 2 Schwestern
7. Himmel
8. Sonar
9. Sarah
10. Vakuum
11. Wie Diese Stadt
12. Schlafstadt

歌がある事で分かり易くもなっており、曲自体もポップだからアレンジは結構突っ込んだサウンドになっています。これもバランス感覚の良さですね。全体的にポップであれば良いわけですから、部分的にはマニアックな事を気兼ねなくやれるのです。それにより、より独特な感性を発揮出来るようになっています。

フォークトロニカもやっと認知されるようになってきた時期ですが、既にその先に行っているサウンドになっています。何ものにも縛られないからこそ、こうでなければならないという定義がありませんから、やりたい放題ですが、だからといって破茶滅茶は事はやっていません。適切で必要なところに必要な事をやっている。しかしそれはありきたりな事ではなく、他に類を見ないくらい鮮烈なサウンドとなっています。

Licht aus

[20180224]

Solo
(1998/07/14)
Hausmeister

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2003年のアルバムです。ビニール盤のみのリリースだったので現在は入手困難です。エレクトロニカとポップソングの融合という発想があったとしても、生まれてくるスタイルは様々です。フォークトロニカという概念も生まれ出した時代でもありますが、全く独自の感性を持ったアーティストです。

1. Trenner
2. Flieger
3. Apa
4. Sugimoto
5. Cobit
6. Ruben
7. Du Und Ich
8. Ribolicoli
9. Benten
10. Tanja
11. Penti
12. Faning
13. Wolter

電子音によるエレクトロニカはサンプラーばかり使っていた事からの反動だったのかもしれませんが、電子音やエンジニア的なサウンドメイキングに物足りなさを感じ出した次の世代が、エレクトロニカとサンプラー、生演奏によるミックスをやり始めた事によって生まれたフォークトロニカ。さらにその先を行くともはやテクノの概念も打ち破るようなものになります。

DTM環境はもはやテクノ職人だけのものでは無くなってきます。ロック側の人間でもラップトップを使って好きなように曲を作れる。その中でもロックにこだわらずエレクトロニカな音源も自由に使う。バンドを持たずしてもラップトップは自由な発想を具現化する道具となっていきます。PCの性能が上がり、それにつれてソフトも複雑化していきます。オーディオレコーディングもプロツールスだけに頼らずとも簡単に出来るようになってくる。テクノロジーがどんなに発展してきても、人の発想はさらにその先を行くのです。

Muner

[20180223]

Weiter
(1998/07/14)
Hausmeister

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2002年のアルバムです。明るくはありませんがポップな内容になっています。独特のポップさを持っています。サンプラーも使ったり、テクノ感覚も満載なのですが、曲自体がシンプルでコンパクトな非テクノな曲なので不思議な感覚になってしまいます。後のフォークトロニカにも無いような独自の世界観を持っています。

1. Ester
2. Wester
3. Lens
4. Auen
5. Freitag
6. Kleiner
7. Braun
8. Paul Geht's Gut
9. Lespit
10. Sandy Says
11. Picker
12. Weiter

サロンミュージックのような洗練されたところもありながら、どこかとぼけたようなポップさを持っています。ミニマルなフレージングを発展させた先のテクノポップ。ドイツらしい職人技とドイツらしからぬ洗練さ、ドイツでも特殊な存在だと思います。2曲ほど歌も入っています。

クラシック感覚とフォーク感覚もあり、プログレの要素もありながら複雑にはならず、ポップにまとめる。ポップ職人としても満点だと思いますが、ポップスにも止まっていない。この微妙な感覚が心地よいと思います。大人のためのポップスといいますか、出しゃばらず、それでいて足らなくもなく。程よいセンスが好感をもたらせます。

Muner

[20180222]

Unser
(1998/07/14)
Hausmeister

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2001年のアルバムです。メンバーにLumpiが加わりデュオになりました。そこでサウンドにも変化が現れています。フォークトロニカな生演奏の部分が多くなっています。サイケなサウンドでのオープニングを聴くと別のアーティストじゃないかとさえ思ってしまいますが、そこが単なるシンセポップじゃないという宣言になっています。

1. Leet
2. Muner
3. Riger
4. Tifft
5. Unser
6. Wanter
7. Tobing
8. Nugita
9. Jeaning
10. Stinner

生演奏も入っているのでミニマル感が薄れていますがシンセポップな部分は健在です。まだフォークトロニカという概念は生まれていませんが、それにつながるような作品はいくつか登場し始めた頃です。それまでドラムンベースやブレイクビーツを作っていたアーティスト達が申し合わせたようにアコースティック楽器、もしくはその音源を使うようになってきたのです。

過激なドリルンベースのその先に地味になってしまった感はありました。もう時代が終わったのだと思いました。しかし、それがフォークトロニカの始まりだったのです。確かに過激さ無くなりましたが、デジタルサウンドとアコースティック楽器の融合という、新しい可能性が生まれたのです。普通の曲にデジタルサウンドを入れるのは当たり前になっていましたが、エレクトロニカにフォーク感覚を取り入れるという、固い頭では発想出来ない事を定着させるようになってきました。それまでの焼き直ししか出来ない何でもありの時代になってしまった時期でもあり、何でも出来るという可能性を秘めたフォークトロニカは大きな起爆剤となりました。

Full Album
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[20180221]

Hausmeister
(1998/07/14)
Hausmeister

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ドイツのアーティストChristian Przygoddaの一人プロジェクトとして始まったHausmeisterの2000年のファーストアルバムです。内容はエレクトロニカで、ドイツらしい職人技が光る作品になっています。パーカッシブな電子音を使う事が多く、複雑なミニマルのような構成になっています。

1. Pumer
2. Ket
3. Volga
4. Enger
5. Kenter
6. Heping
7. Nitten
8. Rader
9. Buder
10. Betten
11. Hundi
12. Tarna
13. Nixen
14. Pferden

曲自体はポップで分かり易いフレーズの反復、サンプリングによるアコースティック楽器も登場しますが、まだフォークトロニカという概念はありませんので、あくまでも効果的な使い方に止まっています。パーカッシヴな音源ですから明るめのサウンドで、淡々としたミニマルを表現しているので、当時のエレクトロニカとしては異色な感じがあります。

ほぼインストですが、スキャットを入れるなどテクノらしからぬアイデアを持っています。既にフォークトロニカに突入する準備が整っているとも言えますが、当時はまだ異色なアーティストというイメージだったと思います。今聴いても音色の選び方が個性的です。時代が変わりつつある事はこうした知名度の低いインディーズから感じ取る事が出来るものです。

Full Album
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[20180220]

Unmasked
(1998/07/14)
Wolf Colony

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ニューヨークを拠点に活動するエレクトロデュオ Wolf Colonyの2015年のファーストアルバムです。現在はまだこの1枚のみになります。自主制作でダウンロード販売になっていますが、PVも作ったりと、お金を持っていなわけではないようです。スタイルはシンセポップであり、80年代から90年代っぽい感じなので、控えめに自主制作しているのでしょうか。

1. The One
2. Youth
3. Beauty
4. Paradise
5. Calling
6. Pleasure
7. Holy
8. Dark & Moody
9. The Otherside
10. Brown Eyes
11. Run
12. Fame
13. In Your Eyes

曲の完成度でいったら昔のメジャー級の出来栄えであり、レーベル契約も不可能ではないと思いますが、予定調和な感じであまり冒険をしていませんので、インディーズとしては弱いのかもしれません。シンセポップ、ポストパンクとしては定番、あるべきところにあるべきアレンジが施されていますので、物足りなさは感じません。しかし古臭いのか。

昔の焼き直しに過ぎない感があります。それでも音源は最新の機材を使っているので音は良いです。テクノポップと言われていた時代のイギリスの陰りのある感じも再現しています。ただ曲数が多いのに全て似通った感じであるのはきついかもしれません。よく言えば統一感はあります。レトロ、リバイバルな感じも最近は多くなっています。

The One
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[20180219]

草がゆれてる
(1998/07/14)
table music meeting

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2017年のアルバムで現在までの最新作になります。自分たちのレーベルSenri Recordsからのリリースになっています。日本のインディーズで自分たちのレーベルからという事で、自主制作に近い知名度になってしまいますが、ネットで積極的に告知しているので、それになりにファンがついています。

1. Train Passing Through Our Heart
2. けものみち
3. 海辺の町
4. 草がゆれてる
5. 五月の歌

ギター、鉄琴、アンデス、メロディカなどの即興合奏から生み出された音を再構築して曲としてまとめていく手法は持続しています。演奏している楽器は違いますが、ジャズに近い感覚で作曲されています。エレクトリックマイルス時代もジャムセッションをテープ編集して曲にしていましたから、マイルスに近い感じでしょうか。

全く何もないところから曲を作るというのもある意味即興に近いものがあります。どんなメロディーが出てくるのか、生まれるのか自分でも想定していない。SAMARQANDの作曲法もそうやって毎回新鮮な気持ちで作曲しています。コード進行だけ決めて、アレンジはある程度イメージが出来上がっていますが、その先は即興に近い感覚で作曲しています。即興で演奏して、その中からベストなフレーズを採用していく作業です。あらかじめメロディーが浮かんでいる場合もありますが、どうなっていくのか自分でも分からないワクワク感があるので、一人で作っていても楽しみながら制作出来ます。

アドリブの中から良いものをピックアップしていくウェザーリポートの手法を真似ています。バンドだったらジャムセッションを録音して、そこから選んでいく形になりますが、ラップトップで作っているので、ある程度形を作ってから一人ジャムセッションをしながら曲にまとめていきます。そうして出来上がる曲は飽きがこないと思っています。自分で飽きてしまったら制作活動が面白く無くなってしまうからです。ですからこのバンドのような製作法は共感が持てます。

Autumn
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[20180218]

日々
(1998/07/14)
table music meeting

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日本のバンドtable music meetingの2009年のファーストアルバムです。これまでのEPの曲に新曲も合わせて、ライブ音源も入り31曲という大容量になっています。Toshiyuki Ishiharaの提案により楽器のできるできないに関わらずとりあえず音を出して録音をしたいという呼びかけで集まったメンバーで、女性のMaki IshiharaとNaho Aokiの三人で定着します。ピアニカ、ギター、キーボード、木琴等のおもちゃっぽいサウンドを特徴としています。

1. 日々
2. Today
3. おはよう
4. 赤い電車
5. Lonesome Pleasure
6. Cabbage Butterfly
7. Wild Flower Way
8. Conversations
9. Wiper! Wiper! (Live At Gallery Kaya 13th Dec 2008)
10. お茶を
11. Sweater (Live At Gallery Kaya 13th Dec 2008)
12. November Sky
13. Photograph (Live At Gallery Kaya 13th Dec 2008)
14. Path Across The Autumn
15. 移動
16. 雨と小屋
17. Village Lights
18. Unknown Evening
19. Brisk Walking
20. Blue Sugar
21. Lights In The Dusk
22. Short Story
23. Childhood
24. Solidago Serotina
25. Fingers
26. Echo Holiday
27. 夕飯
28. Clockwork Lamp
29. Morning Traffic
30. 自転車に乗って
31. 日々 (Tmm Plays With Wool Strings)

歌は無く、生演奏によるほのぼのとした曲をおもちゃのような音色のする楽器で演奏されていきます。即興に近い形で作曲されているようですが、コード進行はある程度決められているようです。最初っからあまり形を固定しないで演奏されているせいか、牧歌的には聴こえません。そこが妙なるところでしょうか。

スタジオ録音では電子音もあったり、バンドサウンドに近いものもあります。ほぼドラムレスですが、パーカションが入ると途端にバンドっぽく聴こえます。それほど演奏力がない人達が集まっていますので、テクニックには走らずにポップに仕上がっています。その程よい感じが日本のインディーらしくて微笑ましいです。

日々
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[20180218]

Solitary Wonderland
(1998/07/14)
fusigi

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日本のアーティストNaomichi Yoshidaの一人プロジェクトfusigiの2013年の今の所唯一のアルバムになります。エレクトロニクスと生演奏によるギターのコラボレートな内容になっています。昔の日本にありがちだった作り込み過ぎているアレンジが見事とも言えますが、インディーズらしくないとも言えます。何でも出来るしアイデアもいっぱいあるからといって全部出し切るよりも腹八分目が今の流行りですから、昔の日本的なミュージシャンだと思います。

1. Somewhere
2. Peach Riders Picnic
3. Passing
4. Dot Communication
5. Path
6. Panzer Mast
7. Telecastic Echoes
8. Howpy
9. After The Rain
10. Aiue

自分で演奏したギターをサンプリングして使ったりもしています。全体的にはエレクトロニクスですが、エレクトロニクスなバックトラックを使ったプログレギターを演奏する為の音楽といった感じです。ミックスも繊細で奥行きがあり、メリハリも効いています。日本の職人芸が発揮されています。ですから素晴らしい作品でありますが、ちょっと音数が多いように感じるのはエレクトロニクスの印象が強いからでしょうか。

ジャケットからアニメなイメージとフォークトロニカな印象が先行されているのがサウンドとマッチしていないと思います。爽やかな感じは良いとして、もっとプログレ的なイメージを最初に受けた方がしっくりくるサウンドです。そうなるとさっぱりしている感じになって、聴きやすいじゃないかという印象になりますから、ファンの幅も広がるともいます。プログレトロニカといったところでしょうか。

Somewhere
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[20180217]

Snöleoparden
(1998/07/14)
Snöleoparden

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デンマークのアーティストJonas Stampeの一人プロジェクトSnöleoparden2008年の唯一のアルバムです。全ての楽器を一人演奏しています。打ち込みは効果音的な使い方のみでほぼ生演奏です。サイケな曲、ポップな曲と合間に木琴を使ったミニマルな曲が入ってきます。そういう意味では現代音楽的なプログレというところでしょうか。

1. Nr. 1
2. Hodja Fra Pjort
3. Xylofon
4. Water Puppet Theatre
5. Sbabel E
6. Den Evige
7. Lillecykel
8. Dreng
9. Trance
10. Ufo
11. Grieg

TablaやXylophoneを使ったパーカションによるミニマルが特徴的です。ミニマルといっても生演奏ですから、テクノというより現代音楽的な雰囲気を持っています。そこにさいけな雰囲気の曲もあったりして、一時期のプログレに近い感覚とおもいきや、かなりアヴァンギャルドな展開になったりと表情豊かです。

打ち込みにこだわらないところが現代では珍しいところですが、その分フリーなアドリブ展開も出来ています。子供に歌わせたりとやりたい放題でかなり面白いのですが、この作品だけで終わってしまうのはもったいないと思います。インディーズならではの自由な発想、もうそこにしか希望の光は無いのかもしれません。こういう人達にブレイクして欲しいものです。

Nr. 1
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[20180217]

Instance
(1998/07/14)
Agent A & Omae

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2011年のミニアルバムで現在までの最新作になります。ネット販売のみという限られた活動ですが、後にyoutubeで神曲を披露したりしています。この作品は1日で制作されているようで、下準備はあったでしょうが、それだけのパフォーマンス能力を持っているようです。

1. Nature's Song
2. Love Sting
3. Head Storm
4. It's a Gas
5. In Good Company

レトロなポップ感覚、レトロなシンセポップ感覚、だけど古臭さを全く感じさせないというユニークなサウンドになっています。レトロサウンドをサンプリングして再構築しているような、やっている事は最新のテクノロジーを駆使しているからでしょう。レトロなサウンドが好きだけど現在の若者らしいアーティストなのです。

彼等にとってはこのレトロスタイルも新鮮なサウンドなのでしょうし、だからこそこんなに楽しめているのだと思います。楽しめているからこそ新しいアイデアが閃き、昔にはなかった新しい感覚のスタイルになっていると思います。ブリットポップ、ソフトロックとテクノポップが融合したような良いとこどりなので、もっと知られて、もっと売れても良いと思います。

HYPNOTIZE
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[20180216]

Blue Jay Days
(1998/07/14)
Agent A & Omae

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2011年のアルバムです。ポップなシンセポップスタイルに加えてヒップホップ的な手法も加えられ、カオスな感じなのにシンプルにまとめられてポップな曲調を活かした彼らのセンスが光る内容になっています。ターンテーブルも使っているのか、それともサンプラーでの効果的な使い方をやっているのか、レトロサウンドですがやっている事は結構精密です。

1. o bb
2. Western Coast (feat. Anthony Martin)
3. Breathing 2007
4. Illuminated
5. Foundation
6. Tagalong
7. Piano Tunes
8. Slate to Hide
9. Lately I'm Waiting

ベックをもっとポップで明るくした感じになっています。これまではイギリス的でしたが、アメリカ的になってきたと思います。黒人の専売特許だったヒップホップを、白人のオタクが面白がってやると出来上がってくるようなスタイルになっています。曲の作り方もベックの影響を感じますが、ダウナーな雰囲気はありませんから、明るいオタクって感じです。

明るいポップ感覚を持っている二人ですから、アグレッシヴな音源を使っても明るい感じになります。そのアンマッチになりそうで、結構しっくりさせているところが彼らのセンスの素晴らしさだと思いますが、その良さが伝わるようなシーンではありませんから、苦戦しているようです。もっとアピールする活動も必要だと思いますが、この微妙な立ち位置だから出来る音楽なのかもしれません。

These Blues
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[20180215]

Symphony Leaf
(1998/07/14)
Agent A & Omae

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2009年のファーストフルアルバムになります。シンセポップ色が強くなっています。その中でもイギリスのポストパンク的なポップさを持っています。ソフトロックよりもひねくれた感じですが、最近ではあまり見かけない雰囲気を持っています。もっとモダンなエレクトロニカにする事も出来るはずですが、あえてレトロなシンセポップアレンジになっています。

1. Atlantis
2. Symphony Leaf
3. Rain Jacket
4. Fascination
5. Conspire
6. Outside City
7. The Only Thing I Can Stand
8. Dobie Doughboy
9. See the Ghost
10. Hit the Earth
11. Low

曲自体はウェストコースト系のサイケ時代のポップソングであります。だけどアレンジはシンセポップという、これまでにない組み合わせです。テクノポップのようにギターもありというアレンジもあります。とても新鮮に感じますが、ネット販売のみなので広く浸透していません。プロじゃなくてもネット販売が出来る時代ですから、そこで目立つのは困難な状況です。

ネットで宣伝活動もしないと売れないので、それなりに経済力も必要になりますから、アマチュアで黒字の人も少ない事でしょう。費用対効果を得るにはそれなりの対策が必要になりますからマネージメントも重要になってきます。ですから大手レーベルに目をつけてもらうしかまだ売れる方法は無いと思います。そうであれば昔と何にも状況は変わっていないという事になります。こういう音楽があるという事を知ってもらうためにはYOUTUBE等での宣伝も必要かと思います。PVを作るにも金がかかりますから、経済力は必要だという状況はついてまわります。

Symphony Leaf

[20180214]

Discotech Wavefilm
(1998/07/14)
Agent A & Omae

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アメリカの二人組Agent A & Omaeの2009年のファーストミニアルバムです。メンバーはCameron ScanlonとMichael Paceのデュオで、ブリットポップというか、60年代ポップスのような曲調をエレクトロに表現しています。ビーチボーイズ等のポップ感覚で曲を作り、ラップトップでエレクトロニクスにアレンジしています。

1. Gravitational Pull
2. Microwave Blues
3. Incoherency
4. Discotech Wavefilm
5. Six Years

シンセポップを経たブリットポップに近い感じでもあります。しかし元々はアメリカンポップスを真似していたブリティッシュポップでありますからブリットポップというのはおかしな話で、ビートルズ登場前のドゥワップ系のポップスを電子音で再現しています。オールドウェイヴなのに新しい感覚を持っています。

シンセポップ的なサウンドは新しいとは言えませんが、ここまでポップなシンセポップはありませんでしたので、そういう意味では新しい感覚を持っています。とてもイギリス的な解釈を感じますが、今のイギリスでここまで明るい感じは作れないと思いますし、アメリカでも珍しいくらいのポップ感覚を持っています。

Discotech Wavefilm

[20180213]

Smile Down Upon Us 2
(1998/07/14)
Smile Down Upon Us

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2015年アルバムで現在までの最新作になります。女性シンガーのmoom瑠はソロとして日本でも活動しているので前作同様遠距離によるデータのやり取りで完成させています。Keiron Phelanもナレーションを入れて、英語での歌詞が多くなっています。moom瑠の歌は断然英語での方が良いです。日本語では音楽への溶け込み方が違ってきます。

1. One Feathered Shoal
2. Took By Crows
3. Magical Breath
4. Dance With The Silver
5. Butterfly Morning
6. Gusano's Travels
7. Dragon Soul
8. Millwall
9. Powam Song

言葉とは不思議なもので、日本語の発音はどうしても訛って聴こえます。英語のように発音する事も出来るでしょうが、moom瑠の日本語での歌い方は英語の発音とは別物であり、それが良くて結成されたと思いますが、にほ語で歌うだけで日本のインディーズになってしまうほど彼女の歌は存在感があると思います。

英語で歌うとバックの質の良いサウンドに見事に溶け込みます。吸う息も日本語の時とは別ものです。日本語が来るなと思った時に出てくる英語は発音が悪かったりします。面白いものです。本気で英語で話す時は呼吸の仕方も違うようです。言葉って不思議だと思います。日系の人で見た目が全く日本人でも話すと日本人じゃないと思ってしまうのは呼吸の仕方なのかもしれません。音楽的には進化していると思いますが前作も素晴らしかった。今回は英語が多くなってそれだけ融合感があります。

One Feathered Shoal
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[20180212]

Smile Down Upon Us
(1998/07/14)
Smile Down Upon Us

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イギリス人アーティストKeiron PhelanとDavid Sheppardの2人組Phelan Sheppardと日本人女性ボーカリストのMoomLoooが結成したユニットSmile Down Upon Usの2008年のファーストアルバムです。マイスペースというサイトでMoomLoooを見つけてデータのやり取りもメールでやって、このアルバムを制作している時点で彼等はまだ出会っていません。

1. Girl Of A Skin Coloured Blanket No 2
2. Child's Walk
3. My Body Continents
4. Two Weeks Last Summer
5. The Qookino Farm & The Tractor Factory Band
6. Kotoba No Yukue
7. Rayla No Lullaby
8. Ken Ken Pah
9. A Vessel In The Fragrance
10. Child's Walk Reprise
11. Tip Toe Through The Tulips

MoomLoooは典型的な日本のインディーズ系ボーカリストで、どいうしてもそのカラーが強く出ています。日本のインディーズは昔から海外では人気があるので、Phelan Sheppardも我が意を得たりだったのでしょう。アコースティック楽器での生演奏が多くを占めて、ラップトップによるデジタルサウンドは控えめです。その生演奏での部分の音に質が豊かで素晴らしいサウンドになっています。

MoomLoooはほぼ日本語で歌っていて、日本のインディーズにありがちな感じになっていますが、英語で歌うと割とビョークっぽい感じも出せています。生演奏している場所はスタジオでは無く、大きめの家なのでしょうか、その空気感が豊かな音を生み出していると思います。これは日本では作れないものです。データのやり取りだけでこの完成度は見事なものです。ライブを行うために顔をあわせることになるのですが、そこからどういう風に進化していくのかが楽しみになってきます。

Girl Of A Skin Coloured Blanket No 2
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[20180211]

The Horse and Camel Stories
(1998/07/14)
Dale Berning

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フランス出身でイギリスで活動している女性アーティストDale Berningの2005年の唯一のアルバムThe Horse Stories に5つの同じテーマからなる小品を加えた作品になります。ミニマルアンビエントな内容で日常の音にオルゴールなどのサウンプリング音源から作られています。アンビエントと言うより環境音楽、家具の音楽のようなものだと思います。

1. vase
2. room
3. swimming
4. carpet
5. shadow moving
6. another one
7. piano
8. fireworks
9. beat
10. jungle
11. central heating
12. oven
13. ship and camel
14. keyhole
15. flock
16. walking a circle
17. caravansérail
18. a three-pane window
19. cloud

現代美術作家さわひらきの映像作品のGoing Places Sitting Downのサウンドトラックとして制作されたThe Horse Stories に類似の曲を加えたものになっています。作品がそれだけしかないというのは信じられない事ですが、これ以降は出ておりません。フィールドレコーディングした素材のミニマルループ、そういう作品も世の中には多くなっていますが、素材選びから、編集のセンスが問われます。

ある意味素材との出会いが重要になってくると思います。その中で、これだけほのぼのとした音を拾ってくるというのセンスだと思いますし、ループさせる事で不自然な空間が出来上がります。その不自然さの演出がサンプラー使いに問われるところであります。日常の音を拾ってきているのに非日常な感覚をもたらす、それこそが狙いだと思われます。

room

[20180211]

Toyshop
(1998/07/14)
Metuo

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イタリアの男女デュオMetuoの2009年の唯一のアルバムです。女性ボーカルのAmelie Labartheと演奏、プログラミングのGiorgia Angiuliの二人組です。シンセポップに近いエレクトロニカにAmelieのウィスパーボイスが絡んできます。たまにアコースティック楽器が入ってきますが、まだフォークトロニカ的な概念ではやっていません。

1. Fonometro
2. Fake Factory
3. Big Gig
4. Subway
5. Quiet
6. Blum
7. Shell Crumbs
8. Toyshop
9. Animal Rainbows
10. Purple

古典的なシンセポッップにサンプラーも使って、少しだけモダンな感じにしているサウンドです。ある意味レトロを売りにしているようです。ただ、昔よりもテクノロジーが進化しているので、昔よりもいろんな事が出来るというところは遠慮なく活用していて、新しい解釈をしているとも言えます。

ダンスフロアを意識している風でもありますが、こんなゆるいビートでやっているクラブがイタリアにはあるのでしょうか、現在の耳には新鮮に聴こえるところもあるでしょうし、Amelieのボーカルも悪くありませんから、これ以降どう進化していくかが気がかりですが、この作品だけで終わっているので、これ以上のアイデアは浮かばなかったみたいです。

Fonometro
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[20180210]

Man Overboard
(1998/07/14)
Spies On Bikes

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アメリカのアーティストNathan Cochranの一人プロジェクトSpies On Bikesの2012年の唯一のフルアルバムです。後はリミックスなどを手がけることが多いです。シンセポップなアレンジで80年代ポップスみたいな感じでありますが、シンセの使い方は90年代っぽいです。

1. Leaving
2. Home
3. Long Walks and Recorded Talks
4. Wild Behavior (Prequel to Warm)
5. Catahoula
6. Love Like Hours
7. Back Spasms
8. Warm
9. Sun Showers
10. Deep Search
11. Shore Leave

ヒップホップのようなリズム使い方ですが、曲は全くヒップホップっぽくなくてソフトロックしているので不思議な感じになっています。本来はこんなミュージシャンがゴロゴロ登場すべきところですが、偏ったアーティストばかり登場してきます。戦略的に偏らなければならいというのもあるでしょうが、もっとロックは雑多であるべきだと思っています。人の感情を表現すべき音楽が偏っていいはずがありません。

楽しい時もあれば落ち込んでいる時もある。かっこつけてばかりもいられないでしょう。音楽てもっと情欲のドロドロした部分があった方がリアルだし、綺麗事じゃ済まされないものです。そういう意味ではこの作品は明るく楽しい感じでありますが、どこか斜に構えているところもあります。だけど人懐っこいというか、ハイブリットなのに親しみやすい音楽になっています。

Leaving
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[20180210]

Willow Peak
(1998/07/14)
Wet Wings

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2014年の作品で現在までの最新作になります。ミニアルバムでダウンロード販売のみになっています。ずっとCDという形態にこだわっていません。これからはそうなっていくのかもしれません。独自のポップワールドを構築しており、もはやビーチボーイズの影は見当たりません。電子音と生楽器のバランスも良くなっています。

1. Willow Peak
2. Sea Snake
3. Mother of a Life
4. Still Water
5. Your Hands
6. Brute

様々な音楽要素を吸収して独自の世界を作り出しています。ポップで曲も良く、ノリもいいので売れる要素は沢山ありますが、まだまだダウンロード販売だけでは苦戦しているようです。タイップとか売り方も工夫しないと難しいのは今も昔も同じかもしれません。それだけ音楽を発信している数が多くなっていますから、抜き出るのは至難の技です。

完成度も密度も高くなっていますし、もう少し野心的に活動した方がいいのかもしれませんが、それだとこのほのぼのとした感じも失われるのでしょうか。どうしても商売としての性質を持っている業界ですが、ミュージシャンが商売人になってしまったら面白い作品は生まれません。それはスタッフの仕事でしょうし、芸術と商売の両立はいつまでも続くジレンマかもしれません。

Your Hands
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[20180209]

Glory Glory
(1998/07/14)
Wet Wings

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2011年の作品で初のフルアルバムになります。これもカセット販売やビニール盤での販売とダウンロード販売になっています。インディーズでもCD販売しないところが増えています。LucyとDarianの男女デュオでありますが、今回はビーチボーイズにはこだわらずにソフトロックしています。それでも海のイメージがあります。

1. Feeel It
2. You're Not
3. Stockholm
4. Super Happy
5. Witching Hour
6. Stay Inside
7. Last Day Of Summer
8. Crowne Plaza
9. We've Lost Her
10. A Terrible Thing
11. Grace

サンプラーやデジタルレコーディングの特徴を活かした編集。普通にポップスとして終わらず、エフェクティヴな処理など、スマイル辺りの影響が伺えます。しかし、デジタル処理されていますから現代的ですし、少しオルタナ感じの曲もあります。今回多いのがBPMを無作為に変えたりする事です。それにより単なるポップスではない印象になります。

生演奏感を印象づける事も出来るでしょうが、あえてデジタル処理している感を出してビーチボーイズの時代とは違う事を強調しているようにも感じます。だからBPMの変化も滑らかでなく唐突な感じになっています。これもひねくれポップでありますが、メロウでドリーミーなサウンドはひねくれている事を忘れさせてくれます。ファンタジーなのでしょう。

Feeel It
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[20180208]

Skin to Soil
(1998/07/14)
Wet Wings

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ニュージーランドの男女デュオWet Wingsの2010年のファーストミニアルバムになります。当初はカセットのみの販売でしたが、その後無料でダウンロードも出来るようになっています。ビーチボーイズのようなコーラスを聴かせるようなポップな曲調。打ち込みも生演奏もバランス良くミックスしています。

1. Beach Party
2. Whisper Always
3. Keep It Together
4. On A Journey
5. Sleep Tight
6. Running Like A Man

カラフルな60年代ポップスを現代的に再構築しようなアレンジ。ラップトップによるビーチボーイズの再現。ブライアンウィルソンほど突き詰めてはいませんから気楽に聴く事が出来ます。しかし、その手法は受け継いでいます。テープ編集ではなくラップトップによる編集ですから、そこは気楽に出来るというものです。

男女でのコーラスワークはかなりビーチボーイズっぽい感じになっています。二人なので重厚な感じにはなりませんから、そこが気楽な感じがします。ニュージーランドはオーストラリアの影響を受け易いものですが、最近は全く関係のない感じのアーティストが出てきます。テクノ感は全くありませんから、ソフトロックファンには好まれると思います。

Beach Party
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[20180207]

Traces
(1998/07/14)
Zmitser von Holzman

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2012年のアルバムで現在までの最新作になっています。アコースティックフュージョンスタイルで、リズムもしっかり作ってとてもかっこいい演奏になっています。それをラップトップで編集して、生演奏したものをサンプリング音源のように切り刻んだりして、エレクトロニカとしても本格的なエディットを施しています。

1. lll
2. monday
3. traces
4. zu
5. numerals
6. br'
7. same song
8. repetitive etude #10

ギター、ベース、ドラム、キーボード、パーカッションとパートをきっちり作っていますので、生演奏の部分だけでもカッコよく、聴き応えがあります。そこにデジタル処理した編集も入ってきますからフォークトロニカとしても完成度が高くなっています。ブラジル音楽を取り入れていた初期フュージョンをアコースティック楽器で再構築したような演奏も見事です。

サンプラーも使っているようですが、それ以上に生演奏の存在感が凄い。ジャズフュージョン作品として売り出した方が聴く方も解りやすいと思います。耳の肥えた人でないとちゃんと評価出来ないでしょう。デジタル部分はあくまでも二次的なものであると思いますが、今回はデジタル処理も大きな役割を果たしています。こういう人を埋もれさせてはいけないと思います。

traces
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[20180206]

This Is How I Feel Now
(1998/07/14)
Zmitser von Holzman

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2009年の作品で、これもミニアルバムになっています。今回はオシャレな都会的な楽曲になっています。サンバやボサノヴァのリズムを用いたアコースティックギターとフルート、スキャットが入ってライトフュージョンになっています。電子音も抑えめです。

1. Intro
2. Ladybird
3. Piano Forte
4. Papa
5. This Is How I Feel Now
6 . Outro

ブラジルのフレイヴァー溢れる空気感。これに電子音を混ぜるという発想は普通はありません。ビートルズが登場するまではボサノヴァが最先端の音楽でした。その頃の空気感をしっかりと持たせています。現在これだけの曲が作れるというだけでも凄いのですが、それをラップトップミュージックとして成り立たせているのですから恐れ入ります。

ただし電子音はあくまでもおまけな感じで、生演奏だけで十分です。しかし、それでは単なるブラジル音楽の模索だけで終わってしまいますので、電子音というおまけは必要になってきます。あくまでもおまけなので曲の邪魔にならない程度に抑えられています。その少し物足りない感じがオシャレなのです。

klangboot radio
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[20180205]

RS=^ADBccDSHSflLGdzdcOPzMg0_XLh5B4-;_ylc=X3IDMgRmc3QDMARpZHgDMARvaWQDQU5kOUdjVGpBUUdiV3NhOWlIU091SHJEWnNPZ2xwM0ZndE8wZ2ZWeGJKcW5MR1BZZDZRT01ORXZxWDdQVS1oTQRwA1NYUWdhblZ6ZENCemJHbHdjR1ZrSUcxNUlHMXBibVFIt just slipped my mind
(1998/07/14)
Zmitser von Holzman

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2009年のアルバムです。これもミニアルバムでダウンロードオンリーの販売になっています。曲調が前作と違ってアコースティックギターを中心としたフォークミニマルになっています。電子音も幽遠な感じになっています。演奏が達者な人なので、生演奏が中心で、ラップトップ編集しています。

1. OBJECTS IN THE MIRROR ARE CLOSER THEN THEY APPEAR
2. lighthouse
3. 2nd floor
4. it just slipped my mind
5. trampampam
6. morning breakfast evening
7. repetetive etude no 2 (live)

フュージョンフォークな曲調もありますが、前作のような洗練された感じがありません。フォークよりなのです。トータル的にどこか幻想的に表現しようとしているので、都会的な洗練さを出さないようにしています。そこが演奏家である前にトラックメーカーであろうとしている意志を感じます。

あくまでもテクノミュージシャンであり、自分の生演奏を素材に使えると言う強みを持っているに過ぎないのです。ロシアはアヴァンギャルドの聖地でもありますので、こういう強者が沢山潜んでいるのですね。生演奏だけでも通用するのでライブではDO-RE-MI ORCHESTRAという名義で演奏しています。しかしスタジオではエレクトロニカとして編集しています。

OBJECTS IN THE MIRROR ARE CLOSER THEN THEY APPEAR
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