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[20171118]

iNK
(1998/07/14)
Merz

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2016年のアルバムです。アンビエントでテクノなスタイルになってきました。ポップさは影を薄めてコアハードなアシッドテクノ。歌もかなり加工してあります。スタイルとしては売れる作品を作り上げていますが、これも自主制作でのリリースになっています。アレンジは90年代、歌は80年代な感じのポップさを持っています。その組み合わせってあんまりないので、さらに挑戦的な試みをしてきています。

1. Little Bird
2. Winterkill
3. Ten Gorgeous Blocks (Ewan Pearson Mix)
4. Ink
5. Rinka Hard Hammer
6. Soyinka
7. Limitless One
8. Freed

プログレ路線をデジタルな表現にして、シンプルでポップにデフォルメしてきたら、それはそのままこのドラムンベースなスタイルに行き着いてしまったという感じです。それはある意味ロック、テクノの歴史そのものであり、それを個人的に体現してきたのであって、結局こうなるのか、という感想しかありません。ここまでくると、もう一歩先に進まないと面白みはありません。

ただ、このアレンジにこんなポップな歌が乗っかってくるというのは素晴らしい事なので、そこを強調すればいいのに、インスト面の方が強調されてしまっている感じがします。アレンジ面は新しいものはありません。ただ、ポップフォーマット感覚があるので、普通のテクノとは違うアプローチがあるくらいです。ここはまだ通過点だと思うので、今後どこまでこのスタイルを突き詰めていくのかが気になるところです。

Little Bird
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[20171118]

Thinking Like a Mountain
(1998/07/14)
Merz

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2015年のアルバムです。バンド演奏になっていますが、プログラミングも重要なパートになっています。その上でのさらなるプログレな曲作りになっています。ジョンアンダーソン風がツボに入ったのか、より壮大なスケール感のある作品になっています。でもこの人の歌い方は本来レイデイヴィスなので、レイデイヴィスがプログレしているような感じになっていて面白いです。

1. Shrug
2. Crying Shame
3. Oblivion
4. Dear Ghost
5. Absence
6. Serene
7. Ten Gorgeous Blocks
8.Mercy

自主制作でダウンロード販売でリリースされていましたので、自分でも売れるような内容でない事は承知の上でやりたい事をやっています。曲自体はプログレなスタンスになっていますが、デジタル処理はテクノ感覚なところがあって、かなり斬新な内容になっています。ただ、そこまで分かってもらうには時間がかかるような内容なので、聴いてすぐ食いつくようなポップ作法は取り払っています。そこが自主制作ならではの覚悟になっています。

売れる為にはやりたい事を歪曲しなければならない事がほとんどでしょう。プロとしてはお金を稼ぐ事も必要になってくるのでしょうがありませんが、アーティストとしてのプロ意識を持つならば、やりたい事を追求するのが使命でもあり、売れる事よりも良い作品を残す事が天命でもあると思います。その為に自主制作という選択が最近は多くなっています。自主制作はかなり負担でもあり、リスクが多くなりますが、作品として残せるなら後は時の判断に任せるしかありません。好みが分かれる内容ですから、評価される日が来るかはわかりませんが、現在進行形なプログレファンの私には好みな作品です。

Shrug
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[20171117]

No Compass Will Find Home
(1998/07/14)
Merz

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2013年のアルバムです。ポップでありながらもプログレなコンセプトアルバムになっています。今回はバンドスタイルではなく、打ち込みもありの凝った内容になっていますが、基本はやはりギター弾き語りでも完結出来るような曲になっていて、それがロックやテクノの要素をまといながらプログレ的に展開していきます。

1. Arrows
2. Judge
3. Eudaimonia
4. Toy
5. Credo
6. Goodbye My Chimera
7. Our Airman Lost
8. The Hunting Owl
9. Xynthia
10. No Compass Will Find Home

シンプルなアコギだけの演奏からテクノ解禁な派手な展開になっていきます。歌はポップでありながらも、どこかジョンアンダーソンを思わせるような歌い方になっています。これもある意味ブリットポップだと思ってしまうのは私だけでしょうか。ともかくコンパスも無く家路を探す旅は続いていくのでした。フォークトロニカという感覚では制作されておらず、あくまでもポップソングとしての完成度を楽しんでいる感じです。

ジョンアンダーソンのソロ作品を近代的に、シンプルにポップにデフォルメしたような感じ。キーが低めなのが親近感を与えるポップマジックになっています。リックウェイクマンもスティーヴハウもいないけれど、トレヴァーラビンはいるみたいなアレンジ。コーラスアレンジもアンダーソンっぽいです。コアなイエスファンにしか伝わらないような感じですが、それ抜きにしてもポップ作品として完成度の高いものになっています。

Arrows
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[20171116]

Moi et Mon Camion
(1998/07/14)
Merz

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2008年のアルバムです。ゲストを招いてのバンド編成での生演奏になっています。基本はギター弾き語りで完結するほどの曲になっていて、徐々にいろんな楽器が加わって盛り上がっていきます。80年代ポップスもオルタナも、ネオアコも通過してきたからこそのブリットポップ。ビートルズっぽい曲だけがブリットポップではありません。ブリティッシュロックの歴史を踏まえた上でのポップソングなのです。

1. Moi Et Mon Camion (The Eviction Song)
2. Call Me
3. Shun (Sad Eyed Days)
4. Malcolm
5. Silver Moon Ladders
6. Presume Too Much
7. Lucky Adam
8. Cover Me
9. No Bells Left To Chime
10. The First And Last Waltz

ブラックミュージックに憧れたモッズ文化を持つイギリスにとって、アメリカの音楽は憧れであり、イギリスの伝統音楽も絡めてさらに進化させて独自のブリティッシュロックを築いてきました。カントリーロック、フォークロックもパブロックの糧となりました。また他のヨーロッパの動きにも敏感で、ブリティッシュロックの歴史は良い意味での混血を繰り返してきました。その歴史の流れの先に辿り着いた、熟成されたブリットポップになっていると思います。

ビートルズの呪縛からの脱出もブリティッシュポップの宿命のようなところもあります。どちらかと言うとイギリス本国ではキンクスの方が国民的なバンドだったので、Merzの場合はキンクスに近い感覚があると思います。そう考えると、この曲の完成度は見事なもので、素晴らしい出来栄えになっています。イギリス人受けする音楽は必ずしも世界的に成功するものでない場合もありますので、世界的に売れていくには違う要素も必要になってくると思いますが、世界的にも優れたシンガーソングライターだと思います。

Call Me
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[20171115]

Loveheart
(1998/07/14)
Merz

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2005年のアルバムです。テクノの部分が無くなってブリットポップな感じになっています。2000年を越すと何でもありの時代になります。新しいムーヴメントが生まれなくなるので、何やっても正解みたいな感じになります。どんなジャンルの音楽にもファンがいて需要がありますので、何かに偏る必要が無くなったのです。ですからポップな曲をやっても問題ないのです。最後には良い曲を書いたものが勝つのです。

1. Postcard From A Dark Star
2. Dangerous Heady Love Scheme
3. Verily
4. My Name Is Sad And At Sea
5. Butterfly
6. At Night I Dream Your Bedroom's Crammed With Ducks
7. Warm Cigarette Room
8. Mentor
9. The Leaving Song (Yorkshire Traction)
10. Loveheart
11. The Winter Song

流行を気にしなくていいのなら、自分の一番得意な好きな分野で勝負するのが正解だと思います。ビッグヒットを飛ばすならある程度周りに合わせる必要があるでしょうが、そこそこ売れる程度なら、周りを気にしなくても良いと思います。ただ、誰でも音楽が作れる環境になり、プロなのか、アマチュアなのか分からないようなミュージシャンが世界中から音楽を発信するような時代になりましたので、それなりの個性を持っていないと埋もれるばかりです。

大きな特徴を持ったミュージシャンではありませんが、良い曲を書けるという強みを持っています。デビュー当時はメジャーリリースでしたが、さすがにインディーズリリースになると広く知られるのが難しくなりますが、良い曲を書き続ければ、必ず認めてくれる人がついてくれるはずです。シンセの音などは今風ですが、正統派ブリットポップな雰囲気はとても好感が持てます。

Postcard From A Dark Star
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[20171114]

Merz
(1998/07/14)
Merz

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イギリスのシンガーソングライターConrad Lambertの一人プロジェクトMerzの99年のファーストアルバムです。94年にはConrad Lambert名義ですでにデビューしていましたが、さほど売れずMerzとして再起しています。一人で演奏、プログラミング、歌をこなすマルチミュージシャンで、プログラミング的にはブレイクビーツ、ドラムンベース的ですが、アコースティック楽器を入れたり、既にフォークトロニカの片鱗を見せています。

1. Many Weathers Apart
2. Engine Heart
3. Lotus
4. Forsake
5. Lovely Daughter
6. CC Conscious
7. Starlight Night
8. Asleep
9. Blues Became
10. A.M. (Good Morning)

テクノミュージシャンというよりはシンガーソングライターであり、曲がしっかり作曲されていて、歌も表現力もポップミュージシャンのレベルで、プログラミングはあくまでも時代的な手法という印象です。なのでこの作品だけEpic ‎からメジャーリリースになっています。ただ、時代的に早すぎたのか、この後はインディーズ、その先には自主制作にまで行ってしまいます。

まず特徴としてはシンガーとしての実力派でありますが、ネオアコ的な雰囲気の歌です。作曲家としても申し分なく、テクノなアレンジではありますが、フュージョン、ポップス、ロックとしての完成度の高いものになっています。しかし90年代はオルタナ、ハウスなど、曲としては未完成な感じの方が売れていましので、しっかり作曲されていると古臭い印象を与えていました。ヒップホップ的な中途半端な感じが受けていたのです。それでも音楽としての完成度とテクノロジーを両立させるという手法は、古臭いどころか、かなり先を行っていると思います。現在でもここまで完成度の高いものは少ないです。より抽象的になるか、より音楽として完結するかですが、当時としてはかなり斬新な試みだったと思います。しかし売れないというのは皮肉なものです。

Many Weathers Apart
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[20171113]

1年納めの場所、九州場所が始まりました。鶴竜は休場していますが、白鵬が復活。休場明けの稀勢の里は心技体がバラバラで黒星スタート、同じく休場明けの高安はまずまずの出足。綱取りのかかる豪栄道も今のところは特に緊張もしていないので良いでしょう。関脇にまで落ちた照ノ富士はまだ体は万全ではなく、大関復活するための二桁は厳しいかもしれません。

初日の上位の結果
日馬富士 叩き込み 阿武咲◯
琴奨菊 上手出し投げ 白鵬◯
稀勢の里 押し出し 玉鷲◯
◯豪栄道 押し出し 貴景勝
千代大龍 引き落とし 高安◯
◯御嶽海 押し出し 栃煌山
◯松鳳山 突き落とし 嘉風
照ノ富士 押し出し 北勝富士◯
千代の国 寄り切り 逸ノ城◯
◯宝富士 小手投げ 荒鷲◯
◯千代翔馬 肩透かし 栃ノ心


上位に上がってきた逸ノ城と遠藤はまずまずの出足。日馬富士は黒星スタート。食い物も女も美味しい九州場所は波乱が多いですが、やはり白鵬が一番安定してるようです。先場所休場していた力士が多いですが、休場していた時に何をしていたかがはっきり出てしまうところはあるでしょう。誰が優勝してもおかしくありませんが、熱気溢れる取り組みを期待したいと思います。

初日幕内全取り組み

[20171112]

Resurgam
(1998/07/14)
Fink

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2017年のアルバムで現在までの最新作になります。同年にリリースしたFink's Sunday Night Blues Club, Vol. 1はもろブルースでしたが、こちらはロック、ソウル色を強調した作品になっています。アコースティックではなく、エレキギターを演奏して、デジタルなサウンドもあります。ブルースを基にしているのに変わりはありませんが、ゴスペル調の歌い方になっています。

1. Resurgam
2. Day 22
3. Cracks Appear
4. Word To The Wise
5. Not Everything Was Better In The Past
6. The Determined Cut
7. Godhead
8. This Isn't A Mistake
9. Covering Your Tracks
10. There's Just Something About You

ブルースロックがハードロックへ発展していきますが、その辺のダイナミックな雰囲気を持っています。ロバートプラントはそれに対してコズミックエナジーと呼んでいました。ジャニスはコズミックブルースと呼んでいました。メタリックはロックではなく、魂が昇華されていくようなエネルギーを感じていたのでしょうし、感じさせてくれていました。そういう意味でもゴスペルはロックに取り入れられる事でカッコよくなっていきます。

ブルースはウィスキーアンドシガレットでありますが、60年代後半にはドラッグも関わってきます。ヒッピーカルチャーは宇宙と繋がろうとしていました。そうしたエネルギーに満ちたロックは不健康でありながらも聴く人の心を揺さぶりました。それを不健康にならずにも受け継ぐ人が少なからずもいます。Finkも又ブルースを追求する先にそのエネルギーを見出したのだと思います。この路線を進んでくれればもっと知名度は上がっていくと思いますし、広く知られていかなければならないミュージシャンだと思います。

Resurgam
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[20171111]

Horizontalism
(1998/07/14)
Fink

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2017年のアルバムです。よりブルージーな内容になっています。オリジナルソングとしては様々な要素を取り入れていった方がオリジナリティを追求できますが、既に完成されているブルースという枠組みでオリジナリティを追求するのは難しいものです。既に多くの人たちが作り上げてきた歴史がありますから、それらの手法を拝借する形になるからです。それでも彼は純粋なブルースを追求する道を選んでいます。

1. Cold Feet
2. She Was Right
3. Little Bump
4. Boneyard
5. Hard To See You Happy
6. Keep Myself Alone Now
7. Hour Golden
8. Black Curls

黒人音楽、ルーツミュージックというのは、いつまで経っても廃れません。その上に新しい音楽が成り立っていきますが、その基本となるものは揺るがないのです。例えばヒップホップ、ラップもその部類に入ると思っています。もはやスタンダードです。ですから、その上に新しい音楽を成立させていかなければなりませんが、それが出来ていないのが現状です。ルーツ音楽のまま、いまだにラップが新しいと錯覚しているところがあります。もう相当古い音楽です。なのにその先に進めるミュージシャンが登場していないのです。

安易な方向に進みがちな人間の弱さを物語る出来事です。リズムを強調して旋律がほぼないシンプルなラップ。シンプルになる事が宿命づけられているので、そこから発展していく事を想像すらしていないのでしょう。ルーツミュージックを守る事は悪くはありません。ただラップをいまだに新しいと言う風潮は止めて欲しいのです。そういう事は恥でしかないのです。ルーツミュージックを追求する事は悪い事ではありません。ある意味新しい事を追求するより難しい事かもしれません。そういう挑戦的な作品になっています。

Cold Feet
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[20171111]

Hard Believer
(1998/07/14)
Fink

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2014年のアルバムです。これまでの作品の中でも一番成功したアルバムになっています。内容的にはさらに磨きこまれたブルースフォークになっています。それでいて原点に立ち返ったかのようなシンプルで、よりブルースを強調した内容になっています。つまり、ベテランとしての味わいと老練さを身につけた事になります。とてもシンプルなのに評価が高いという結果に結びついています。

1. Hard Believer
2. Green And The Blue
3. White Flag
4. Pilgrim
5. Two Days Later
6. Shakespeare
7. Truth Begins
8. Looking Too Closely
9. Too Late
10. Keep Falling

同じ事をやっていても質が良くなっていけば、それは磨かれ抜かれた珠玉の音楽となっていきます。バンドとしてのコンビネーションを強固なものになっていますが、基本はアコースティックギターによる弾き語りになっていて、バンドアンサンブルは控えめにアレンジされています。そのセンスがシンプルになりながらも進化を感じさせてくれます。この哀愁感はレディオヘッドに近いものになっています。

派手なヒットチャートの曲も人気がありますが、どの国の人でも哀愁感漂う音楽に心の琴線をゆすぐられるものです。ダンスナンバーが多い昨今、ダークでありながらも哀愁溢れるオルタナが今でも人気があるのです。大まかに喜怒哀楽に分けられる感情、その日の気分で聴く音楽を選択するリスナー、こういう音楽を好む人が心が病んでいるのか、派手な曲を好む人が心が病んでいるのかは何とも言えません。どちらにしても日常満たされない想いを埋めてくれるのが音楽の力なのであります。

Hard Believer
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[20171110]

Perfect Darkness
(1998/07/14)
Fink

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2011年のアルバムです。トリオによる演奏が中心になっていますが、ストリングスやホーンとは別にエレクトロニクスも表立って使うようになっています。基本のフォークブルースを進化させていった先はフォークトロニカ的な表現も含むようになっています。脱エレクトロニクスの衝動からフォークブルースのアコースティックなスタイルになりましたが、プログラミングも拘らずに使うようになり、いよいよ本格的に自分のスタイルを固めてきたようです。

1. Perfect Darkness
2. Fear Is Like Fire
3. Yesterday Was Hard On All Of Us
4. Honesty
5. Wheels
6. Warm Shadow
7. Save It For Somebody Else
8. Who Says
9. Foot In The Door
10. Berlin Sunrise

エレクトロなサウンドも加わる事により売上も伸びてきます。ちょうど東日本大震災の年でもあり、東日本大震災救済コンピNIHON KIZUNAにタイトル曲を提供しています。日本にも少なからずも関わってくれているのです。曲も歌詞もより完成度が高まって、フォークっぽいロックな内容になっています。それはソウルもジャズも様々な要素を含みながらもテクノの手法も含むようになり、より表現の幅を広げています。

ある意味オルタナなフォークバンドって感じです。どんなに楽器パートが増えていっても歌の存在感が際立っていますので、それだけ曲の完成度、質が高くなっています。あくまでもブルースフォークという軸はブレることなく進化しています。洗練され、磨かれ、ダイヤのような輝きを放っています。こう言う人がインディーズに甘んじている時代でありますが、メジャーとの格差は知名度のみで、内容は凌駕していると言えます。

Full Album
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[20171109]

Sort of Revolution
(1998/07/14)
Fink

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2009年のアルバムです。更に進化、洗練されてきて、基本はブルースフォークですが、ブルースの部分が薄れてきて、ロック、ポップスの領域に入ってきました。この時点でFinkというのはバンド体制になってきて、ベースのGuy Whittaker、ドラムのTim Thorntonが固定メンバーになりトリオ編成となります。ライブを重視するようになります。

1. Come So Far
2. Move On Me
3. Six Weeks
4. Nothing Is Ever Finished
5. See It All
6. Q & A
7. If I Had A Million
8. Pigtails
9. Maker
10. Walking In The Sun

ブルースはアメリカのロック、ポップスの原点ですから、そこから様々な枝分かれをしていきます。ですから進化、洗練されてくるようになると、ゴスペル、ジャズ、ソウル、ロックの要素をまとってくるようになります。そしてポップスとして成立するようになっていきます。しかし、基本が揺るがないので、独自のスタイルを固めながらの進化になっています。

バンド体制になってきたので、ロックバンドだと言ってもおかしくありません。アコースティックギターを中心にしもロックバンドとしては成り立ちます。今回はピアノも目立ちます。そしてちょっとしたエフェクトも加えています。そこは元テクノミュージシャンですから、いかような効果も作り出せますが、テクノにはならない程度で止めています。かなりソウルフルな曲が多くなっています。

Move On Me
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[20171108]

Distance and Time
(1998/07/14)
Fink

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2007年のアルバムです。フォークブルース路線を更に進化させた内容になっています。まるでTracy Chapmanのような、テンションコードも使ったモダンなフォークブルースになっています。生演奏の空気感も大事にしていますが、デジタル処理したクールな雰囲気も大事にしています。単なる懐古主義ではなく、現在進行形の洗練されたスタイルを身につけています。

1. Trouble's What You're In
2. This Is The Thing
3. If Only
4. Blueberry Pancakes
5. Get Your Share
6. Under The Same Stars
7. So Many Roads
8. Make It Good
9. Little Blue Mailbox

ルーツミュージックの泥臭さも残しつつ洗練されたサウンドに仕上げるというのは、相当センスが求められるものですが、その課題はクリアしています。何度も同じ言葉を繰り返すところがブルース的ですが、それをループしているような感覚にしているのでヒップな雰囲気を作り出しています。アコースティック楽器だけにこだわらず、エレクトリック楽器、中にはシンセっぽい音も入っていたりしますので、レイドバック志向とは違った姿勢を持っています。

リズムの作り方もクールでかっこいいです。これでヒット曲でも作ればメジャーシーンに殴り込みをかけられます。ルーツミュージックは今でも根強い人気がありますし、それを近代的に洗練されたスタイルに磨いていますので、若い人にも受け入れ易いと思います。ロックやテクノ、フュージョンなどをこなしてきた人が作ったからこそ、そしてその人が何の制約も無い強い意志を持って作っているからこその格好良い音楽になっています。

Trouble's What You're In
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[20171107]

Biscuits For Breakfast
(1998/07/14)
Fink

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2006年のアルバムです。前作から6年の歳月が経っていますが、スタイルも激変しています。ギター弾き語りによるブルースフォークを生演奏しています。自ら歌うことを選択、しかもアコースティックギターによるブルーススタイル。脱エクトロニクスの方向へ進んでいくのですが、さすがに編集はモダンな感覚で処理されています。

1. Pretty Little Thing
2. Pills In My Pocket
3. You Gotta Choose
4. All Cried Out
5. Hush Now
6. Biscuits
7. So Long
8. Kamlyn
9. Sorry I'm Late (XFM Flo-Motion Session)

かなり泥臭いブルースもありますが、All Cried Out以外は全てオリジナル曲です。本気でこの道に取り組んでいます。リズムがジャムバンド風なので古臭い感じはしません。ちょっとした空気感に現代的なものを感じますから、今の時代に行われているブルースだというのが伝わってきます。

アレンジにもダブやジャズの雰囲気があって、16ビートのブルースになっています。本来8ビートのブルースの裏を入れる事で16ビート感が出てきてロック的な感覚になります。これはツェッペリンが築いてきた手法ですが、それをもっと現代的に行っています。曲自体は8ビートでも裏の刻みを入れる事で曲の雰囲気を崩すことなくカッコ良くなります。裏を刻むのは残響音だったりもします。その辺の編集が現代感を醸しています。

Pretty Little Thing
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[20171106]

Fresh Produce
(1998/07/14)
Fink

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イギリスのアーティストFin Greenallの一人プロジェクトFinkの2000年のファーストアルバムです。ダブベースのドラムンベースを分解したようなスタイルになっています。90年代を凌駕してきたドラムンベースの残党なのでしょう。ジャズっぽい和音とダブ的なアレンジ、ドラムンベースほど近未来な雰囲気でないところが特徴と言えるでしょう。

1. Tubb Journey
2. Fink Vs DJ Alicat
3. We Are Ninja
4. Break N Enter
5. Ever Since I Was A Kid (Pt 1)
6. It Seemed I Collected Something (Pt 2)
7. Good Day For Hippos
8. Green
9. Celebrity Speedtrap
10. Bristol Switch

ドラムンベースほど細かなリズムではなく、どちらかと言うとビッグビートに近いサンプリング処理をしています。やっている事はブレイクビーツかもしれませんが、音源がドラムンベースっぽいだけか、その混血感が特徴かもしれません。2000年頃にはこの手法は飽きられ始めていましたが、新鮮な感じがするのは、その新鮮な混血感によるものだと思います。

DJでもありますが、ダウンテンポな緩いリズムなのでクラブでは盛り上がらないと思いますが、その辺が新しい感覚に感じます。ダンスミュージックが絶対的な存在になって久しいですが、踊らせないぞ的なエレクトロニクスの方が私は好感が持てます。そもそもドラムンベースで踊るなんて相当難しいですが、こういう音楽を流しているイギリスのレイヴシーンって相当クレイジーな夜になっていたに違いありません。

Full Album
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[20171105]

Favourite
(1998/07/14)
Pinkie Maclure

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95年のアルバムです。この後は様々なコラボレートを経てPumajawの結成につながってきますので、純粋なソロアルバムとしてはこれが最後になります。民族音楽にも近いヨーロッパの大衆音楽を引用してエキゾチックな世界観を作り出しています。ニューウェイヴの影は残っておらず、それでも90年代を生き抜く上での感性を磨いています。

1. Hedonistic
2. The Rain Is Out
3. Heartsease
4. Garden Of Delights
5. You Become Moonlight
6. Risque
7. Rose Flavour Tale

自分の歌、歌唱力をよく理解しているからこそ、このスタイルに行き着いていると思います。年輪というのもあるかもしれませんが、これだけ色気と逞しさを兼ね備えたシンガーというのはそれほどいるわけではありません。かなり稀有な存在だと思います。場末のキャバレーで歌っているような歌姫がロック感覚で歌うなんてかっこ良過ぎます。

今じゃ酒やタバコで枯れた声で歌うシンガーはほとんど見かけません。それほど健全でアカデミックなシンガーが多くなっていると思います。それって本当に健全なのでしょうか。綺麗な声で楽譜通りに歌う。それは当たり前の事かもしれませんが、気持ち悪くってしょうがありません。カラオケの採点で満点を取るようなシンガーはつまらなくってしょうがありません。人間が歌う限り、感情、肉体によるエネルギーが譜面を超えた領域に持っていく、それこそが感動的な歌となると思います。そういう歌が歌える数少なくなってきているシンガーだと思います。

Hedonistic
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[20171105]

Unman
(1998/07/14)
Pinkie Maclure

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Pumajawの女性シンガーPinkie Maclureの86年のソロファーストアルバムです。思いっきり80年代のパンク、ニューウェイヴしています。すでに抜群のエモーショナルな歌唱力を持っていますが、それでパンキッシュに歌っていますので迫力があります。シンセなどもレトロな音源を使っていて、80年代サウンドを忠実に再現しています。

1. Blue Chevrolet
2. Subliminal Seduction
3. Voice Of The Silent Majority
4. The Habit
5. Different World
6. Poem
7. Red Tape

ヒステリックに歌う感じはニナハーゲンやトーヤなどの影響を感じます。ダブやフランジャーのかかったギターなど、ニューウェイヴそのものでありますが、真似事と言うより、オリジナリティもありますので説得力を持っています。サンプラーも使っていますが、これも80年代ならではの使い方をしています。当時としてもかなりとんがった感じになっています。


バンド演奏になっていますが、メンバーもニューウェイヴのセオリーに徹していて、まるで90年代に何も起こっていないかのごとき演奏になっています。しかも演奏が達者だし、歌唱力も抜群なので、80年代の作品の中でも完成度が高いです。ゴスとも違いますので、現在の耳で聴くとかなり新鮮に感じると思います。かなりかっこいいです。

Blue Chevrolet
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[20171104]


(1998/07/14)
Ferri

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2014年のアルバムで、現在までの最新作になります。エレクトロニクスの部分が多くなっていますが、内容は壮大なオーケストレーションになっています。電子音、サンプリング、ドリルンベースなリズム。エレクトロニクスの手法を駆使しながらも、ポストクラシカルな曲調。コーラスアレンジも凝っていて、アクのないビュークのような感じになっています。

1. Ash
2. Sacrifice
3. Starry
4. Lost Sanctuary
5. Subliminal Affirmation
6. Rusty Chandelier
7. Tom
8. Butterfly Illumination
9. Eternal Return
10. Forepassed
11. We Are All In Unison

静と動のコントラスが見事で、ダイナミックでドラマティックな構成になっています。惜しいと思うの歌声です。独自の歌唱法でいいのですが、線が細いというか、ハイトーンでも力強さを加えるほどの歌唱力が身についていないので、ダイナミックなアレンジに負けてしまいます。歌唱力の成長がこれからの課題になってくるかと思います。個性的なので、これでいいと言われることが多いと思いますが、表現力を身につけるには。それなりの年輪が必要だと思います。

エレクトロニクスの部分は世界的にも通用するレベルに達してるので、後はそれに負けない歌だと思います。本気で声楽を極めていない事がここにきて裏目に出ています。ロック的に歌ってしまっては個性がなくなりますし、声を武器にするにはまだまだ力不足です。歌唱力が無理なら色気を出せるほどの人生経験が必要でしょう。ドリルンベースも新しい訳ではりませんし、そこにクラシカルな歌が入るという事が売りなのだから、このスタイルを完成させるには後は歌の魅力のみだと思います。

Sacrifice
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[20171104]

A Broken Carousel
(1998/07/14)
Ferri

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日本の女性シンガーソングライターRena MorizonoことFerriの2011年のファーストアルバムです。アメリカにて6年間、ミュージカル、声楽、クラシック・モダン・コンテンポラリーダンスを学んだ経歴があり、ポストクラシカルな作風とエレクトロニクスの混じりあった作風に成っています。歌唱も声楽を学んだ事もあり、ロックな歌唱とは違います。これがアンビエントなサウンドと溶け合っています。

1. Kono Saki Ni Aru Mono
2. Fading Sigh
3. Slow Circulation
4. Tomorrow Comes After Today
5. Zoetrope Featuring Cellz Cellar
6. Porte
7. Alegria
8. A Trapped Moment Of Imitations
9. Requiem
10. Vindur
11. Light
12. Secret Longing (Serph Remix)
13. Labyrinthine Split Second (Matryoshka Remix)

踊りと音楽をビジュアルに思い浮かべながら作曲しているそうで、そこにはクラシックな手法が使われたり、あらゆるテクノ手法も躊躇なく使われています。イメージを描いていくのに手段を選ばない事で、忠実に自分のイメージを描いているようです。プログラミングも生演奏もこだわりなく使い分けているのも、イメージを大事にしているからだと思います。

声楽を習ったと言っても、その道を極めていないレベルであります。極めていないからこその味わいがあります。ロックは自己流だからこそ面白いところがあり、学校などで教わって作られたロックなんて誰も聴きません。アカデミックである事を嫌うのがロックでありますから、極めていない分ロック的な立ち位置にもいられていると思います。かといってロックやジャズ的な歌唱ではない事が彼女の個性に成っています。サウンドがどんなにアグレッシヴでも綺麗に歌い上げる。そのコントラストが面白いと思います。

Fading Sigh
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[20171103]

NOMMO
(1998/07/14)
小山絵里奈

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2008年のアルバムで現在までの最新作になります。レーベルがrhythm zoneからcommmonsへ移籍していますが、限定配信リリースという変わった形態に成っています。どちらも日本のメジャーレーベルですが、世界的に見ればインディーズみいたなものです。世界で支持されるような才能を持っていますが、いまいち世界への発信がうまくいっていないみたいです。

1. KAI
2. MARIMBON
3. 儀式菓子
4. 白銀
5. PARTY
6. 月雫
7. eardrum
8. デメララ
9. Little Things
10. ユートピアとくま
11. 幻ゲーム
12. UNBORN

プロデュースからミックスまで全て一人で手がけています。昔の名前で出ている大人達の手垢がついていないピュアな状態になっていると思います。ハンドメイドのカリンバを制作して、それを使った曲などを配信していますが、後ろ盾を失ったせいなのか、これ以降は地味な活動に甘んじています。映画音楽やCMの曲を担当したりしてマイペースに活動していますが、自分の世界観を作り上げるのはいいのですが、それを外世界に発信していくには、もっと違ったブレインが必要なのかもしれません。

独自の世界観を持っているので、それを壊さないように大事に扱われているようで、それが彼女の才能に歯止めをかけているようにも感じます。芸術は生き物だと思います。それは成長、進化してこそ途中の作品にも意味があると思います。ずっと同じレベルを維持するのも大変なものでしょうが、前に進まなければ外界の人に作品は届かないと思います。欲望も又その起爆剤になりますので、私欲を抑える必要はありません。全ての感情がその糧となるのです。もっと貪欲に音楽と向き合ってほしいと思います。

KAI
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[20171102]

VIVIDROP
(1998/07/14)
小山絵里奈

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2007年のファーストフルアルバムです。坂本龍一はエグゼクティヴ・プロデューサーで関わっており、ミックスも手がけています。しかし、全て彼女に自由にやらせている感じです。一番わかりやすいのがジャズスタンダードのカバーMY FAVORITE THINGSでのアレンジが彼女のやりたい事がはっきり形になっていると思います。カリンバとエレクトロニクスによるジャズを童謡風に表現する、現代版矢野顕子です。

1. 驟雨
2. 此花咲耶姫
3. ハ→ト
4. ピエロ
5. MY MUSICAL
6. MY FAVORITE THINGS
7. MONSTER'S BIRTHDAY
8. 空中遊園
9. 花唄
10. you &
11. 音里
12. 梔子
13. 夕焼け

デビュー作は時間が無い中持っている曲だけで構成されていたので、じっくり時間をかけて制作されているだけに、彼女の全体像が見えてきます。感性的には矢野顕子的な日本独特のありがちな女性シンガーという感じですが、その時代の人達は持っていない現代的な感性が坂本龍一には新鮮に映ったのかもしれません。その新鮮な部分を活かす為にも坂本龍一はあまり関わらない方がいいかもしれません。

無名の新人がデビューするには大きなバックボーンが付いているのは大きいと思います。そして自由に制作させてもらっているので、彼女の個性は十分に発揮されていると思いますが、坂本龍一の名前があって、このサウンドならありがちというイメージが先行してしまいます。海外のそんなイメージを持っていない人にとっては新鮮に聴こえるでしょう。そういうターゲットを広げていく為にも昔の名前で出ています的な大人達が関わらない環境で活動した方が伸びると思います。

MY FAVORITE THINGS
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[20171101]

INLY
(1998/07/14)
小山絵里奈

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日本の女性シンガーソングライター小山絵里奈の2007年のファーストミニアルバムになります。坂本龍一のラジオ番組のオーディションにDance with Tarantulaという曲を送り、坂本龍一がその才能に驚き、その場で電話をしプロになることを説得して、坂本龍一をエグゼクティヴプロデューサーに制作されたデビュー作品になります。

1. 音里-インリ-
2. Dance with Tarantula
3. 妖精より
4. ディナー
5. 白熱

スタジオでは録音しない、自宅でのラップトップでのレコーディング、ハウスミュージックの手法にこだわった、全て彼女の演奏、プログラミングによる楽曲になります。鍵盤楽器、カリンバ等は生演奏になっています。歌も歌っており、いかにも坂本龍一が好きそうな感じの童謡とジャズが混じったような感じの曲になっています。

しかし坂本龍一はエグゼクティヴプロデューサーですから、音楽的にはあまり口を挟んでいないと思われますから、彼女が一人で作り上げた世界になっているようです。日本には昔からよくいるタイプのシンガーソングライターですが、さすがに新しい感性も持っています。今では珍しいタイプなのかもしれませんが、レトロな感じがしないでもないです。

Dance with Tarantula
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