2009年のアルバムです。ドラムンベースの手法を基本としながら、サンプリングによるアコースティック楽器の使用などでフォークトロニカっぽさも少し出てきました。基本はスクエアープッシャーのようにフュージョンをデフォルメしたようなところがあるので、エレピ系の音源が中心になっています。
1. Luft
2. Ballonger
3. Eins Og Bú
4. Nämen Mikael
5. What
6. Í Eldgömlu Húsi
7. Bokorm
8. Upprisa
9. Konservburkar
10. An Army Of Dancing Puppets
11. Spuni
ロックとジャズとファンクが融合したのがフュージョンですが、それをドラムンベースで表現しようとしたのがスクエアープッシャーでした。黎明期のフュージョンのテーマはリズム革命でしたので、ブレイクビーツやドラムンベースの考え方と似ているところがあります。それにフュージョン的な和音を重ね、テクノのようなクールさもありながらポップでもあります。
この手法は既に90年代に完成していますから、その焼き増しに過ぎないのですが、アコースティック楽器の音源を加える事で90年代のそれとは少し違う感じになっていますが、Mikael Lindはフォークトロニカを意識しているようには感じません。あくまでも音源として利用ぃているだけで、彼がやろうとしているのはフュージョンポップなドラムンベースなのです。
Ballonger
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