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[20160831]

Diamond Mine
(1998/07/14)
King Creosote & Jon Hopkins

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スコットランドのフォークシンガーの重鎮King CreosoteとエレクトロニカのJon Hopkinsがコラボレートしたデュオの2011年のファーストアルバムです。正にトラッドフォークとエレクトロの融合を目的としたフォークトロニカを作り出す為のタッグです。しかし、サウンドはKing Creosoteの歌を尊重した作りになっていて、Jon Hopkinsはアンビエントな音を付け足しているにすぎません。

1. First Watch
2. John Taylor's Month Away
3. Bats In The Attic
4. Running On Fumes
5. Bubble
6. Your Own Spell
7. Your Young Voice

ほぼトラッドフォークな作品だと思っていいと思います。テクノな部分は感覚的にあるだけで、King Creosoteの歌、及びアコースティックな演奏を崩すことなくそのまま残しています。デジタルサウンドは効果音だったり雰囲気作りに足しているだけです。しかし曲はJon Hopkinsの方が作曲しているというのが面白いところです。Jon HopkinsがKing Creosoteをプロデュースしたみたいな内容になっています。

バックの演奏が電子音だけの部分もありますが、トラッドフォークの雰囲気を壊すものではありません。あくまでもトラッドフォークを現代的にアレンジしたような、もしくはトラッドフォークをそのまま伝えようとしているような作りになっています。それだけJon Hopkinsもトラッドフォークへの敬愛を示した作品になっています。テクノとしては地味ですが、イギリスでは国民的な音楽でありますから高い評価と売り上げとなりました。

Full Album
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[20160830]

Re-Cod3d
(1998/07/14)
Valravn

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2011年のアルバムです。これまで発表してきたリミックスアルバムになっていますが、これが最後の作品になっています。他のアーティストに委ねたリミックスばかりですからテクノ色が強くなっています。ほぼアコースティックな楽器が電子音に挿げ替えられています。Annaの歌声だけが使用されているような状態ですが、彼女の歌声だけでもトラッドな雰囲気を伝えることが出来ています。

1. Koder På Snor (ORKA Remix)
2. Kelling (Midi Lidi Remix)
3. Farin Uttan At Verda Vekk (Carmen Rizzo Remix)
5. Marsk (Pawel Rychert (Pchelki) Remix)
6. Seersken (Transglobal Underground Remix)
7. Under Bølgen Blå (Søren Bendixen Remix)
8. Kraka (The Kenneth Bager Experience Remix)
9. Sjón (Euzen Remake)
10. Koder På Snor (Faun Remix)

トラッドフォーク色を持ったエレクトロニカ、つまりはフォークトロニカ色が強くなっています。このバンドの特色だったアコースティック楽器をデジタルプログラミングと対等に演奏するという圧倒的な演奏力が全面に出ていないので、彼らの個性が消されたような感じになっていますが、歌だけでもその雰囲気を補えるくらい曲の完成度が高いのだと思います。

問題はこれ以降作品がリリースされていない事です。こんなすごいバンドが気持ちよく活動できない環境ってどうなんでしょう。2013年にバンドは解散しています。凄い実力者が集まって結成されたバンドでしたから、知名度は低くてもスーパーバンドだったのです。スーパーバンドは短命でありますが、もっともっと面白い事が出来る可能性を秘めたバンドだっただけに勿体無いことだと思います。こんな凄いバンドはしっかりマネージメントされて運用されていくべきだと思います。ある意味世界遺産のように保護されるべきでしょう。

Koder På Snor (ORKA Remix)
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[20160829]

Koder på snor
(1998/07/14)
Valravn

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2009年のアルバムです。完成度はより増しています。歌もコーラスワークを駆使するようになり、トラッドフォークをより壮大なスケールで表現しています。デジタルプログラミングの占める割合も多いのですが、テクノというよりプログレ感覚で演奏されているので聴き応えがあります。演奏も歌唱力も並外れてズバ抜けていますのでプログラミングと互角に存在する生演奏の部分にも圧倒されます。

1. Koder Pa Snor (Codes on Strings)
2. Kelling (Hag)
3. Sjon (Vision)
4. Kraka (name of the person)
5. Seersken (The seeress)
6. Fuglar (Birds)
7. Kroppar (Bodies)
8. Lysabild (name of a village)
9. Farin Uttan At Verda Vekk (Gone without being away)

ロック第三国から発信されているのでインディーズのような扱いですが、今、世界中探してもこれだけの実力を持ったバンドは存在しないんじゃないかとさえ思えてくるぐらいプロフェッショナル感があります。デジタルの部分もこけ脅しではなく、しっかりと曲の重要な役割を成しています。伝統音楽の中でも違和感なく存在させるセンスは恐れ入ります。テクノ感覚も持ちながらトラッド感覚もあるプログラミングになっています。

演奏面もズバ抜けているのにAnnaという天才的なボーカリストも実力を遺憾なく発揮しています。バンドとしてはこれ以上ないくらいに充実したバンドであります。それなのにまだまだ知名度が低すぎます。音楽的にも自分達のスタイルをしっかり確立させていますので、世界中で認められるべきバンドでありますが、知名度を上げるにはヒット曲が必要でしょうか。英語で歌っていないのもハンディになっているのかもしれませんが、英語じゃなくても十分説得力も存在感もある歌であります。

Koder Pa Snor
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[20160828]

Valravn
(1998/07/14)
Valravn

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スコットランド北方に位置するデンマーク領フェロー諸島出身のメンバーで結成されたValravn2007年のファーストアルバムです。北欧のトラッドフォークをベースにエレクトロサウンドも含めたスタイルになっています。ビョークの雰囲気に似ていますが、もっと力強い感じがします。メンバーは女性ボーカルのAnna Katrin Egilstrod、ヴィオラのMartin Seeberg: flutes、マンドリン等のSoren Hammerlund、パーカッションのJuan Pino: davul、そしてキーボードのChristopher Juulの5人組です。

1. Hedebys
2. Drømte Mig En drøm
3. Krummi
4. Svend i Rosengaard
5. Marsk
6. Vallevan
7. Under Bølgen Blå
8. Ólavur Riddararós
9. Kom Alle Væsener
10. Bialowieska
11. Harra Pætur og Elinborg

ケルトよりも幅広い地域に根付いている北欧の伝統的な音楽をデジタルアレンジでエモーショナルに演奏し、ライブでは演劇的なパフォーマンスで表現していきます。アコースティックな伝統楽器にデジタルサウンドということでフォークトロニカ的でありますが、デジタルサウンドは曲にメリハリをつけるために施されていて、デジタルだけに頼ったものではありませんが、全体的にデジタル処理によるクリアなサウンドになっています。

とてもインディーズでのレベルとは思えないプロフェッショナルな演奏力は、メンバーそれぞれがかなりの実力者であり、その強者達を見事に束ねてまとめ上げたプロデュース力もメジャー級の完成度であります。楽器の特徴的な音色を熟知したフレージング、それを振り分けてサンプリング音もちりばめられたアレンジセンスは見事なものです。ロックしか知らないミュージシャンには到底出来ないものであり、それに加えてロック的な表現方法も心得ています。こういう強者がまだまだ世界には埋もれているのですね。

Hedebys
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[20160827]

Cobra Juicy
(1998/07/14)
Black Moth Super Rainbow

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2012年のアルバムで、現在までの最新作になります。リズムもフレーズもどんどんシンプルになっていきながらも自分達のスタイルを磨き上げています。無駄を省いたというか、簡約化させながらも自分達のスタイルを表現出来るようになっているのです。ニューウェイヴ、テクノポップの感覚を取り入れたようなスタイルになっています。それでも個性的なサウンドに変わりはありません。

1. Windshield Smasher
2. Like A Sundae
3. Hairspray Heart
4. Psychic Love Damage
5. We Burn
6. Gangs In The Garden
7. The Healing Power Of Nothing
8. I Think I'm Evil
9. Dreamsicle Bomb
10. Blurring My Day
11. Spraypaint

シンセサイケポップ、これまであったようでいてなかったスタイルです。アナログシンセのまろやかなサウンド、サイケからプログレに移行していく過程のようなアートロックのようなギターサウンド、テープエコーのようなアナログな残響音、しかし、どこかに現代のテクノロジーでしか表現出来ないような処理がなされていて、レトロとは言えない雰囲気を持っています。今、こういうサウンドを作り出していることに意味があるのです。

ボコーダーの歌の言葉が聴き取りやすい音色が使われています。ボコーダーを通していない声もミックスしているようです。スペイシーロックというジャンルもありましたが、そういう雰囲気も持っています。どこかストリート的でありながらもスペイシーだったり、幻想的だったりと、自分達のスタイルをうまくデフォルメしながらシンプルに表現する方法を獲得しています。この後もどんどん伸びしろを感じさせるような展開を期待できる内容になっています。

Full Album
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[20160827]

Eating Us
(1998/07/14)
Black Moth Super Rainbow

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2009年のアルバムです。よりポップに、よりシンプルに、よりカラフルになっています。シンプルなブレイクビーツのパターンに70年代初期のような感覚のポップさ、程よくサイケデリック、そういうものが混ざり合わされたらそれはブリットポップになっていました。構造が違うのでブリットポップとは異質なものでありますが、結果的にはブリットポップが音響派になったようなサウンドになっています。

1. Born on a Day the Sun Didn't Rise
2. Dark Bubbles
3. Twin of Myself
4. Gold Splatter
5. Iron Lemonade
6. Tooth Decay
7. Fields Are Breathing
8. Smile the Day After Today
9. Sticky
10. Bubblegum Animals
11. American Face Dust

これまでのスタイルが60年代後半のような感覚だったのに対して、この作品では70年代初期の頃のようなソングライティングになっています。ティンパンアレイのようなアメリカンな感覚で作曲されていて、そこにシンプルでわかり易いポップな旋律、幻想的ではなくなりましたがサイケな雰囲気作り、ビートはあくまでもブレイクビーツ感覚、そうなると個性的なブリットポップになるのです。

新しいことは全くやっていませんが、ミックス感覚がこれまでに無かったものであり、新鮮に聴こえるのは感性の問題であり、センスがいいというより、センスが卓越しているとしか言いようがありません。これまでのような混沌とした感じは薄れてきて、ある程度スタイルが確立されてきたという印象です。現在においては異質なサウンドですが、この堂々とした佇まいは現代においても説得力を持っています。

Born on a Day the Sun Didn't Rise
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[20160826]

Dandelion Gum
(1998/07/14)
Black Moth Super Rainbow

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2007年のアルバムです。今回強調されているのはサイケデリックな部分です。曲自体がサイケポップな感じになっていて、ビート感は抑えめになっています。ミディアムテンポの情感溢れる幻想的な曲なのにポップで簡潔なスタイルになっています。ヴォコーダーの出番も多くなっていますが、わかり易い歌詞になっているので言葉を聞き取りやすくなっています。

1. Forever Heavy
2. Jump Into My Mouth And Breathe the Stardust
3. Melt Me
4. Lollipopsichord
5. They Live In the Meadow
6. Sun Lips
7. Rollerdisco
8. Neon Syrup For the Cemetery Sisters
9. The Afternoon Turns Pink
10. When the Sun Grows On Your Tongue
11. Spinning Cotton Candy In a Shack Made Of Shingles
12. Drippy Eye
13. Lost, Picking Flowers In the Woods
14. Caterpillar House
15. Wall Of Gum
16. Untitled Roadside Demo
17. ..what went wrong?...

風変わりなシンセサウンドにメロトロンのような音源、チープな機器を使っているようなサウンド、音響派とも言いにくい感じになっていますが、このビットダウン感はライン録りではなく、マイク録りでアナログ感を演出しているのではないかと思われます。もしくはアナログ卓に落としてミックスしたりとか、DTM環境では作りにくい雰囲気は、かなり意図的に作り込まないと得られないと思います。

シンプルなフレージングも生演奏で表現することを前提で作られていると思います。テクノ的なサウンドメイキングのノウハウも持っていながらテクノのようなデジタル感を出さない、かなりの確信犯だと思います。既存の音楽に辟易しているからこそ生まれる音楽、そういう音楽にしか未来を託せません。あまりにも同じような事が繰り返されているメジャーの手法に違和感を覚えないアーティストは感覚が麻痺しているとしか言えません。健全な感性を持った、それでいて才能に溢れたアーティストの登場を待つしかありません。誰かが風穴を開けないと前に進めないのが現状です。

Full Album
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[20160825]

Start a People
(1998/07/14)
Black Moth Super Rainbow

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2004年のアルバムです。電子音とブレイクビーツが融合したようなサウンド、スタイルとしては継続していますが、音響派のようなマイルドさから、よりビートを強調したハードエッジなサウンドになっています。ですから不思議なサウンドながらかっこよくなっています。ライブで生演奏することも可能な感じですが、生演奏っぽく感じさせないマジックがあります。

Raspberry Dawn
Vietcaterpillar
From The See
I Am The Alphabet
Seeeds
I Think It Is Beautiful That You Are 256 Colors Too
Count Backwards To Black
Early 70's Gymnastics
Snail Garden
Folks With Magic Toes
Trees And Colors And Wizards
I Am The Alphabet
1 2 3 Of Me
Hazy Field People
Smile Heavy
The Primary Color Movement

曲は短めで即興的に作られた曲もありますが、ポップな雰囲気を持った曲をとぼけた感じで演奏するというユニークさもあります。ビートを強調する事に徹しているので、何をやってもカッコイイです。ローファイな感じは意図的であり、クリアーなサウンドにする事も出来るはずなのに、あえてbitを下げて粗いサウンドにしています。アナログ機器も使っているようですが、それっぽいデジタルの最新の機器も使っているはずです。

ライブ画像などを見るとヴィンテージではない古いシンセなどを演奏しています。ヒップホップの初期の頃のような、金のない黒人ヒップホッパーが古いアナログ機器を買ってきて、いじくり倒しているような感覚で構成されています。ですからよく耳にするシンセサウンドとは違った感覚があると思います。懐かしいようでいて、昔は無かった不思議なサウンドです。

Full Album
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[20160824]

Falling Through a Field
(1998/07/14)
Black Moth Super Rainbow

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アメリカのグループBlack Moth Super Rainbowの2003年のファーストアルバムです。メンバーはヴォコーダーのTobacco、キーボードのFather Hummingbird、ベースのPower Pill Fist、ドラムのIffernaut 、ギターのRyan Gravefaceの5人組です。バンド体制はとっていますが、やっていることはブレイクビーツです。音響派的なサウンドのブレイクビーツ、歌はヴォコーダーを使ってシンセポップな雰囲気を出したり、歪ませたりしてサイケなインディーポップな感じにしています。

1. Vietcaterpillar
2. I Think It Is Beautiful That You Are 256 Colors Too
3. Season For Blooming
4. Letter People Show
5. Dandelion Graves
6. Boxphones
7. Smog In Cities
8. Your Doppelganger
9. Falling Through A Field
10. Colorful Nickels
11. One Flowery Sabbath
12. Sun Organ
13. Boatfriend
14. The Magical Butterfly Net
15. Last House In The Enchanted Forest
16. Lake Feet
17. Melody For Color Spectrum

ドラムはサンプリングして編集してパターンを作っていますのでブレイクビーツのような感じです。それに電子音を音響派のように重ね、ギターやベースは雰囲気作りでしょう。サイケなことをやっていますが、シンセが主役なのでサイケというより音響派の類なのです。バンドで揃って演奏というより、パートごとに演奏したものを編集していくような、ヒップホップ感覚でまとめられています。

正直、バンドで演奏する必要のないスタイルであり、一人でやっていても問題ありません。あえてバンド体制なのはライブでの再現する時だけでしょう。曲もTobaccoが一人で作っていますから、彼一人のプロジェクトだと言ってもいいのですが、やっていくうちにバンドとしての利点も出てくるのでしょうが、一人で出来ることをあえてバンドでやる事がコンセプトなら、それも新しい世代の産物だと言わざるおえません。

Vietcaterpillar
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[20160823]

Rio en Medio Radio
(1998/07/14)
Rio en Medio

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2015年のアルバムです。現在までの最新作になります。過剰でサイケなエフェクトは省かれて、純粋にトラッドフォークの弾き語り担っています。それなのに幻想的な雰囲気を醸し出しています。特徴的だったエフェクティヴなサウンドを抑えた事で地味に聴こえますが、その分歌に集中して耳を傾けることができます。60年代後半のトラッドフォークを彷彿とさせる内容になっています。

1. Farther
2. Marigolds: A Scattering
3. Where The Love Lay
4. The Fox & The Little Prince
5. Terrapin Karma
6. Come Back Baby
7. Darlin' Corey
8. Thread Song
9. Sera Pasai
10. Y Deryn Du
11. The Old Town Heart
12. Feels Like

バンド演奏が目立っています。ライブで再現させる事を重視しているのか、生演奏をそのままレコーディングさせたような内容になっています。そうなると昔のトラッドフォークブームを再現したような感じになってしまいます。これまでの特徴的だった既成のスタイルを感じさせない個性的なスタイルを感じられませんが、彼女の個性が殺された訳ではありません。あくまでも装飾を省いたような感じになっています。

エフェクトよりも演奏によって幻想的な雰囲気を出しています。曲そのものがそれだけ幻想的な雰囲気を持っているのです。ですから余計なエフェクトで場を濁らすような事はせず、曲で勝負するようになったのでしょう。しかし、それだけでは注目度は下がってしまいます。このままネイキッドなスタイルに徹するのか、それとももっと過激になっていくのか分かりませんが、もう少し現代的になった方が面白くなると思います。

Rio En Medio Radio (Excerpts)
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[20160822]

Peace Sequence
(1998/07/14)
Rio en Medio

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2012年のアルバムです。再び弾き語りスタイルに戻っていますが、フォークというよりブルースフォークなのようなスタイルで歌われており、サイケ感が強く幻想的な作品になっています。デジタルな部分は少なめでエフェクト処理で幻想的な演出を行っています。ウィスパーボイスなのに歪ませるなど、これまでに無かったような乱暴な感じの処理をしながらも淡々としています。

1. Mountains Of The Moon
2. Do You Hear?
3. Tall Tree In The Ear
4. This Side The Ground
5. Peace
6. Sing For A Song
7. Lady Leaf Paradise
8. For The Living
9. Storykeepers

ブルースのような歌い回し、ドラムレスで弾き語り、無理やり幻想的なエフェクトをかけたりと、かなりアヴァンギャルドな感覚で編集されています。電子音は少し使われていますがほぼ生演奏であり、同じ言葉を繰り返すブルーススタイルによる高揚感を演出、かなりシンプルな内容なのですが、サイケなエフェクト処理はこれまでの常識を覆すくらい大胆なものになっています。

弾き語りだけでも幻想的な雰囲気を作れるような曲であります。普通なら幻想的な音源を使ってサイケな演出をすると思いますが、ことごとく存在する音源に対して過多なくらいのエフェクト処理を行っています。そのかけ具合がこれまでに無かったような大胆なものであり、既存のサイケ感覚ではありません。彼女の目指しているものは新しい感覚のサイケなのです。その事をよく物語っている作品だと思います。

Mountains Of The Moon
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[20160821]

Frontier
(1998/07/14)
Rio en Medio

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2008年のアルバムです。トラッドフォークとサイケでアシッドなデジタルサウンドの融合というだけでも個性的でしたが、それにヒップホップ感覚のフレージングを加える事で更なる独自の世界を作り出しています。ここまで異種格闘技をこなして尚自分の世界観をしっかりと持っているミュージシャンも少ないと思います。既存の音楽を組み合わせて誰にも作り出せないようなスタイルを確立しています。

1. Hearthless
2. Ferris
3. The Umbrella
4. The Diamond Wall
5. Venus Of Willendorf
6. Standing Horses
7. The Last Child's Tear
8. Frontier
9. Fall Up
10. Stars Are
11. Nameless

前作では弾き語り的な歌い方だったので、デジタルな部分が余計な装飾という位置付けでしたが、今回は打ち込みのアレンジと生演奏で出来上がったものに歌を最後にかぶせる形なので、弾き語り的ではなくなって、デジタルとアナログの組み合わせが意味を持つようになっています。先にアレンジから作り出すにしても、その発想自体が個性的であり、その個性をより具体的な形として表現することに成功しています。

デジタル側から生み出されたフォークトロニカとは性格的に違うものであり、フォーク側からでもなく、サイケでアヴァンギャルドな発想から生まれている事が、この誰も真似できないような音楽になっています。前例も無く、後に続くものでもない、彼女ならではの世界観。とてもアメリカから生まれた音楽だと思えない才能であります。こういう音楽が研ぎ澄まされて新しい音楽を生み出すきっかけにならなければなりません。衝撃的であります。

Hearthless
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[20160821]

The Bride of Dynamite
(1998/07/14)
Rio en Medio

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アメリカの女性シンガーDanielle Stech-Homsyの一人プロジェクトRio en Medioの2007年のファーストアルバムです。ウクレレなどのアコースティック楽器による弾き語りにデジタルサウンドを効果音のようにまぶしたサウンドになっています。フォークトロニカのフォークの部分が強い感じになっています。弾き語りだけでも成立する音楽ですが、それだけで勝負するよりデジタルサウンドが入っていた方が注目度が上がります。

1. You Can Stand
2. Heaven Is High
3. Tiger's Ear
4. Everyone Is Someone's
5. Europe a Prophecy
6. Girls on the Run
7. Kill the Messenger
8. Joe Was on the Plane
9. Friday
10. I See the Star
11. Baghdad Merchant's Son
12. Libert

メルヘンな感じのヨーロピアンな雰囲気を持ったフォークソング、それだけでも魅力的ではありますが、サイケデリックに装飾されたエフェクトやデジタルサウンドが入ることで、より幻想的な音楽を作り出しています。これこそがウィスパーボイスであり、日本人で何を言っているか分からないような歌は囁きにもなっていません。ウィスパーも肺活量が必要です。力を入れて歌うことより難しいかもしれません。

フォークの部分もデジタルの部分もアメリカを感じないくらいにヨーロッパ感覚になっています。ケルトっぽい雰囲気でのウィスパーボイス、この手の音楽はファンが多いと思いますが、現在ではどうしてもインディーズな存在になってしまいます。しかも当時はまだ確立されていないフォークトロニカな手法。それだけでもかなり個性的な音楽であり、今でこそ多くの似た音楽性が生まれていますが、当時のアメリカでこれだけのスタイルを作り上げていた事は凄い事だと思います。

You Can Stand
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[20160820]

In Ear Park
(1998/07/14)
Department of Eagles

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2008年のアルバムです。これが現在までの最新作になっています。音楽性は全く変わってしまって、生演奏を中心としたブリットポップのような歌ものになっています。4ADからリリースされた事もありそれなりに話題になったのですが、この後が続いていないので、この後彼らが堂の方向に向かって行っているのかがよくわからないままになっています。

1. In Ear Park
2. No One Does It Like You
3. Phantom Other
4. Teenagers
5. Around The Bay
6. Herringbone
7. Classical Records
8. Waves Of Rye
9. Therapy Car Noise
10. Floating On The Lehigh
11. Balmy Night

とてもアメリカのミュージシャンがやるような音楽ではなくなっています。ELOやXTCなどのような伝統的なブリットポップのような曲ばかりです。サンプリングも電子音も入っていますが、どれもがポップな曲を表現するための手段になっています。ブレイクビーツだった前作の面影は微塵も感じません。全く別のプロジェクトのようになっています。生演奏を極力減らしていた前作に比べると、生演奏にこだわっている感じの今作ではまるでやっている事が違っています。

コーラスハーモニーを重視した歌い方など、ブライアンウィルソンにも通じるものがありますが、ELOですね。本当にやりたかった事がこれだとすると前作では何をやっていたのかという事になります。次の作品で又全く別な音楽をやったりすると何かが見えてくるものですが、次が続いていないので何とも言えない感じになってしまいます。ポップ感覚も曲も申し分ありませんし、とてもユニークな雰囲気が心地良いです。

In Ear Park
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[20160820]

The Cold Nose
(1998/07/14)
Department of Eagles

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アメリカのエレクトロデュオDepartment of Eaglesの2003年のファーストアルバムです。Daniel RossenとFred Nicolausの二人のユニットです。音楽スタイルはブレイクビーツに近いと思います。サンプリング素材の組み合わせで構成されたブレイクビーツなリズムにリズム以外の音源も沢山カットアップされているところが既存のブレイクビーツとは違うところです。しかし雰囲気は思いっきり90年代ブレイクビーツしています。

1. On Glaze
2. Sailing by Night
3. Noam Chomsky Spring Break 2002
4. The Piano in the Bathtub
5. Romo Goth
6. Origin of Love
7. Gravity’s Greatest Victory
8. Family Romance
9. Forty Dollar Rug
10. We have to respect each other
11. The curious butterfly realizes he is beautiful
12. Horse You Ride
13. Ghoat in Summer Clothes
14. Day School Crisis
15. I Fucking Hate poetry Slams

YMOの曲をはっきり分かるようにサンプリングしていたり、元ネタをクールに扱っています。ブレイクビーツの登場によりある程度の長さを持った元ネタが分かるサンプリング音源にも著作権が発生するようになりました。それから元ネタが分かるようなフレーズサンプリングを扱うことが減りましたが、それでも構わず使用するビッグビートなどが登場してきますが、元ネタを分からないように使うことが現在でも主流になっています。

しかし、ヒップホップの概念からすると、楽器が弾けなくても音楽が作れるという手軽さから生まれるパロディー感覚こそが楽しかったはずです。そうした構造の中からどれだけオリジナリティーを生み出せるかがキモだったと思います。そうしたヒップホップ感覚を現代的に表現しているユニットになっています。中にはバンド演奏でパンキッシュな曲も入っていますが、ほぼDJシャドウのようなロック色の強いブレイクビーツになっています。

Full Album
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[20160819]

Spoon
(1998/07/14)
meso meso

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2009年のアルバムです。現在までの最新作で現在はmeso mesoとしては活動していないようです。日本語で歌うようになっています。トクマルシューゴの影響はあるようですが、どちらかというとたまのような雰囲気に近いと思います。アコーディオンが入っているというのもありますし、日本の童謡のような雰囲気も共通していると思います。

1. Smoke
2. Hikousen
3. Koneko
4. Mitsubachi
5. Lolerey
6. Majo
7. Ichibanboshi
8. Unicorn
9. Bambi
10. Aurora

子供が歌っているようなウィスパーボイスですが日本語になると言葉は聞き取れます。多分この歌い方は疲れると思いますが、それでも徹底してこの歌い方を貫いています。喉はあまり使わなくとも結構肺活量が無いと続かない歌い方です。地声で歌った方が絶対楽です。それでも雰囲気作りが大事であるでしょうし、地声で歌ったら特徴が薄れてしまうので、なりきるしかありません。

曲の雰囲気にあった歌い方なので演出力はあると思います。海外でも受けているので世界に通じる音楽になっています。日本語で歌うと子供の声じゃないのが分かってしまいます。大人が無理して歌っている感じが明快になってきます。それだけ難しい曲を作っているので歌う方は大変です。もっとシンプルな曲にすればいい感じになると思うのですが、曲も個性的にしてしまうところが彼女の個性なのだと思います。

Koneko
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[20160818]

Mitten
(1998/07/14)
meso meso

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トクマルシューゴのザ・マジック・バンドでアコーディオン&メロディカ&コーラスを担当していたヒシことユミコの一人プロジェクトmeso mesoの2008年のファーストアルバムです。イギリスのインディーズからのリリースになっています。彼女もアイリッシュトラッドフォークをベースにした独自の世界を持った音楽を作り出しています。

1. Alice
2. Danro
3. Night River
4. Frost
5. Locomotive
6. Stroke
7. Pola
8. Kira Kira

子供が鼻歌を歌っているようなボソボソとした歌。英語で歌っているようですが何を言っているのか聞き取り不能。スキャットだと思えば問題なし。これも80年代の日本のインディーズにはよくあるタイプの感じで、英語苦手世代の特徴的なスタイルですが、彼女の世代で英語が苦手というのは言い訳にはならず。それでも英語で歌いたがるミュージシャンって日本には結構いるものです。それでもイギリスでデビューするという大胆さ。

海外の人にとっては知らない国の言葉だという新鮮さがあるのかもしれません。まだ言葉を覚えたての子供が歌っているような歌い方が許されているようです。カヒミ・カリィという先駆者もいますが、フレンチロリータポップといった雰囲気をアコースティックでふんわりしたサウンドで奏でています。

Alice
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[20160817]

Night Lines
(1998/07/14)
Cuushe

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2015年の作品で現在までの最新作です。リミックスを含む新曲4曲のミニアルバムになっています。ということは近いうちに新作がリリースされる予感ですが、とりあえずはこのEPでまた新境地をひらいたCuusheを楽しむことができます。エレクトロファンク、やダークなシンセポップ、80年代テクノを現代的に再構築したようなサウンドに成っています。

1. Tie
2. Shadow
3. Daze
4. We Can’t Stop
5. Daze (Populous Remix)
6. We Can’t Stop (Dntel Remix)
7. Shadow (Nite Jewel Remix)

柔らいパッドサウンドが特徴的でしたが、今作ではシンセサウンドも輪郭がしっかりしていて、一番大きな特徴としては言葉がはっきり聴き取れるくらい発音が良くなっていることです。海外に移住した事で英語がうまくなったか、歌は弱々しいままですが、歌のレベルを上げてはっきり聴き取れるようなミックスにしています。これまでのぼかしたような感じではなくなっています。すべての音が明確に存在感を放っているのです。

エレクトロニカというよりシンセファンクのようなシンセポップになっています。リズムが跳ねるようになっているのです。これが大きな変化です。初期の頃のシンセポップ、テクノポップな雰囲気いい形で現代的にまとめるようになっています。電子音ではなく、レトロなシンセサウンド、だけど古臭さを感じさせないようなアレンジ、海外に出た事で視野が広がったと見れいいでしょう。これからが楽しみです。

Tie
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[20160816]

Butterfly Case
(1998/07/14)
Cuushe

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2013年のアルバムです。海外で評価されるようになった事からドイツはベルリンに移住して制作されています。エレクトロニカに変貌した彼女のサウンドはより徹底されて、サンプリングなども多用されるようになっています。ボーカルの弱さも逆に特徴として雰囲気作りに役立っています。逆輸入する形で日本でも話題になっていきます。

1. Sort of Light
2. I Dreamt About Silence
3. Butterfly
4. I Love You
5. Twilight
6. I Miss You
7. Lost My Way
8. Swing Your Heart
9. Steamy Mirror
10. Hanabi

何を言っているのかわからない歌は英語なのか、何語なのか判断つきませんからヨーロッパ的な雰囲気に馴染んでいます。シンセポップがエレクトロニカに変貌する事で、様々なヨーロッパシーンの要素をまといながら自分のスタイルを作り出しています。新しさはありませんがヨーロッパ圏で好まれるようなサウンドに仕上がっています。彼女が日本人である事は決して重要ではありません。

パッド系のシンセサウンドとふんわかした歌声が相性よく混じり合っています。ダークなサウンドではありませんが、ヨーロッパの冷たい感触をよく表現しています。ここまでシンセポップにこだわった日本人女性アーティストはいませんでしたから個性的とも言えますが、海外にはよくいますのでそれほど珍しい訳ではありません。それでも未だ根強いエレクトロニカファンの琴線に触れています。

Sort of Light
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[20160815]

Girl You Know That I Am Here But The Dream
(1998/07/14)
Cuushe

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2012年の作品です。新曲3曲とリミックス曲からなるEP3枚組になる作品です。曲調を変えてきたので、リミックスも含めて印象を変えようという試みがなされています。海外でもリリースされるようになり、シンセポップのレトロなスタイルからエレクトロニカなアレンジになっています。ダークさが薄らいだ事によりこの弱々しいボーカルも馴染みやすいサウンドになっています。

Disk:1
1. Do You Know The Way To Sleep
2. Do You Know The Way To Sleep (Geskia! Remix)
3. Summer Night Sketch (Botany Remix)
4. Swimming In The Room (Julia Holter Remix)
Disk:2
1. I Dreamt about Silence
2. From The Window On The Plane (Kixnare Remix)
3. 9125days Of Sleep Waves (Blackbird Blackbird Remix)
4. I Dreamt about Silence (Teen Daze Remix)
Disk:3
1. 9125days Of Sleep Waves
2. Dust Of Dreams (Motion Sickness Of Time Travel Remix)
3. 9125days Of Sleep Waves (Federico Durand Remix)

他人に任せるリミックスにより現代的で彼女の歌にあったアレンジを構築させる事に成功しています。そうなると彼女一人でやっていたアングラテクノよりも自分を表現するに相応しいスタイルが見えてきたのでしょう、オリジナル曲にも変化が現れてきています。プロデュースも人に任せる事により表現の幅が広がっています。

シンセポップもエレクトロニカになって垢抜けてきています。海外でも通用する作品になっている事は間違いありません。何を言っているのか分からないような弱々しいボーカルも言葉を追わなくても耐えられるようなミックス。コーラスのサンプリングが入っていると思えばいいのです。そうなるとボーカリストとしての彼女の立場はありませんが、違和感なく彼女の歌を聴かせるには最良の手段だと思います。

Do You Know The Way To Sleep
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[20160814]

Red Rocket Telepathy
(1998/07/14)
Cuushe

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日本の女性アーティストCuusheの2009年のファーストアルバムです。シンセポッップ、テクノポップなサウンドで弱々しいボーカル、英語で歌っていますが何を言っているのか聞き取れない感じ、YMOの頃の日本によくあったタイプの音楽です。SE音も多く、ある意味シュールな感じがします。日本語なのか、英語なのか分からない感じが電子音と同じ扱いの歌になっていると思います。

1. from the window on the plane
2. summer night sketch
3. swimming in the room
4. hate you
5. drawing her face on me
6. simple complication
7. strange animal
8. airy me
9. laundry
10. into the future
11. dust of dreams

ダークで破壊的なサウンド、はっきりと発音しない歌い方、あまり相性がいいとは思いませんが、これも個性なのでしょう。80年代によくあった歌が弱い感じの日本のテクノ。海外進出すると意外と売れる感じがしますが、これを現在のDTM環境でやるのは単なる懐古主義のような気がしてなりません。音色の選択もレトロなものを選んでいます。今では新鮮な音なのかもしれませんが、新しさを全く感じません。

よくあるプリセット音を何とかエフェクト処理で使えるものにしていますが、DTM初心者が作ったような感じになっています。日本の女性でこれだけダークな雰囲気を作れるのは珍しいので個性的なのだと思いますが、あまり魅力的だとは思えないのは何故でしょう。どの曲も似たような音になっているのがいけないのか、やりたいことがまだ空回りしているような印象を受けます。

from the window on the plane
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[20160814]

Dear, Let It Out
(1998/07/14)
Frida Sundemo

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スウェーデンの女性シンガーFrida Sundemoの2010年のファーストアルバムです。これ以降アルバムのリリースは無く、シングルのみリリースしていますので、唯一のアルバムになっています。メジャーからのリリースになっていますので、それなりの肝いりでデビューしているのですが、それ以降の活動が見えてこないのが残念です。音楽性は爽やかなネオアコ、カーディガンズのようなスウェディッシュポップです。

1. I Was Surrounded
2. Towers
3. Drops
4. I Am Not Aware
5. Ready, Steady, Go
6. Dear, Let It Out
7. Plastic Garden
8. Played With Lions
9. Me And My Square
10. Queen Of The Road
11. Everything Has Changed
12. Shine On My Chair
13. Try Me
14. Marching Song
15. I Try To Figure Out
16. Clear To Me
17. Drops (Bermei.Inazawa Remix)

優しい音色の楽器を使ってスタイルカウンシルのようなニューソウル系の曲を爽やかに歌っています。英語で歌っていますが、日本人が歌う英語の曲みたいなイントネーションが親近感を覚えます。曲もいいですし、才能のある人だと思うのですが、この後が続いていないので、契約的な問題があるのでしょうか。この後はシングル曲だけリリースされていて、音楽性は一変してシンセポップな曲を歌うようになっています。

メジャーに飼い慣らされて売れる曲を歌わされている感じがします。まるでスウェーデンのテイラースイフトみたいな作風にさせられています。そういうのが好きな人にはそれもいいのでしょうが、このファーストアルバムで見せた清涼剤のような、素朴でも心地よい音楽を続けていた方が良かったと思うのですが、歌唱力がある事から売れる歌謡曲を歌わされるようになっていきます。それでも売れていればいいのですが、それほど話題にもなっていません。

I Was Surrounded
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[20160813]

This Is All Yours
(1998/07/14)
alt-J

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2014年のアルバムです。これが現在までの最新作になります。まだ2枚のアルバムしか出していませんが、その存在感はすでにベテランの域に達しています。オルタナのダークな雰囲気を演出しながらもポップである事に躊躇いが無いという事でその個性を発揮しています。コーラスワークなども演出したり、ジャンルにこだわらないあらゆる手法を使って自由なサウンドを作り出しています。

1. Intro
2. Arrival in Nara
3. Nara
4. Every Other Freckle
5. Left Hand Free
6. Garden of England
7. Choice Kingdom
8. Hunger Of The Pine
9. Warm Foothills
10. The Gospel of John Hurt
11. Pusher
12. Bloodflood pt.II
13. Leaving Nara

ツェッペリンの天国への階段をパロっているような曲があったり、何々風なユーモアも交えて既存の音楽に敬意を示しながらもそこに縛られない表現力、ロックバンドなのにバンド編成にこだわらないアレンジ。既存のロックを超越した感覚を持っているバンドだと思います。プログレからネオサイケ、オルタナからアシッドテクノ、ゴスからグランジ、何でも飛び出してきます。しかし曲自体はそんなジャンルに縛られないポップさを持っています。

長年のロックファンをも唸らせるような演出をしながらも懐かしいだけで終わらせていない、いや、今まで誰もやった事の無いロックなのかもしれません。誰もやらずじまいだった事を改めてやっているのかもしれません。それがブリティッシュロックファンの琴線に触れる音楽なのです。だからこそインディーズでも爆発的に売れているのです。まだまだこれからキャリアを積み重ねていきどんなバンドに成長していくのか楽しみなバンドであります。

Intro
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[20160813]

An Awesome Wave
(1998/07/14)
alt-J

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イギリスのロックバンドalt-Jの2012年のファーストアルバムです。メンバーはギターとボーカルのJoe Newman、ドラムのThom Green、キーボードのGus Unger-Hamilton、ベースとギターのGwil Sainsburyの四人組です。このアルバムは瞬く間にインディーズチャートで1位になるヒットとなります。スタイルとしてはオルタナ的な作風にデジタルアレンジを積極的に取り入れ、ダークな雰囲気を作りながらもポップ感覚溢れるものになっています。

1. Intro
2. The Ripe & Ruin
3. Tessellate
4. Breezeblocks
5. Guitar
6. Something Good
7. Dissolve Me
8. Matilda
9. Ms
10. Fitzpleasure
11. Piano
12. Bloodflood
13. Taro

いかにもイギリス受けするようなサウンドで、ダウナーなオルタナの影響を受けながらもダウナーにしないポップな展開になっていきます。全て手法を取り入れているだけで自由な感じでやっているので、ポストオルタナ世代らしいサウンドなのだと思います。ブリットポップなのかと思いきや、それだけでは終わらないポップ感覚を持っています。これまであったようで無かったスタイルなのです。

バンド名はパソコンのキーボードのショートカットalt+Jから取られています。若い世代の健全な感覚に満ち溢れています。本当はこういうバンドが沢山育っていなければおかしい事なのですが、メジャーレーベルがその道を閉ざしていたと思います。だからインディーズからの発信でも多くの人に受け入れられたのだと思います。若い世代が求めていたサウンドを具現化したのです。21世紀になって多様性になり、時代をリードする音楽が無くなりました。流行を生み出せなくなっているのです。それでもきちんと時代の先を見据えたこんなバンドが育っている事は喜ばしい事です。

Full Album
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[20160812]

Node From R
(1998/07/14)
Rurutia

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2012年のアルバムです。現在までの最新作になっています。ミニアルバムBehind the blueとRESONANCEを合わせたフルアルバムになっています。曲作りもアレンジもどんどんセンスが良くなってきています。何よりミックスバランスも見事な仕上がりになっています。DTM環境で作られていますが、一つ一つの楽器の音が鮮明で淡い音は淡く、硬い音は硬く、無駄の無いアレンジでありながら、一つ一つの楽器の存在感がしっかり出ています。

1. Apeture
2. The Name Of Anger
3. Mystic Pendulum
4. Behind the blue
5. スペクトル
6. Invitation
7. In The Majority
8. 深 藍
9. アイリス
10. I Keep On Lovin’ you
11. Rainbow
12. Mystic Pendulum ~The Rusty Veil Ver~
13. 一粒の灯火
14. RESONANCE
15. Lullaby

ダークな雰囲気よりも優しさを表現するようになっていますが、彼女の世界観がしっかり出ています。最初から表現したかった世界観がやっと形に出来た作品になっていると思います。暗黒の世界へ救いの手を差し伸べるような希望の歌、それこそが彼女の作りたかった世界観。今までは音楽としてはその部分が曖昧になっていたと思いますが、ここでは明確に伝わってきます。

完璧なまでのアレンジ力により、今までは伝わってこなかった悲哀の中に育つ希望、そんな彼女の音楽性がやっと確立された作品になっていると思います。J-POPっぽさはそんな彼女の世界観を曇らせるしかなかったのですが、J-POPっぽさを残しながらも自分の音楽を確立させたことは大変大きな偉業だと思います。今まで自分がやってきた事を否定する事なく、自分を否定してきた人をも納得させられるだけの表現力を身につける事が出来たと思います。これから年齢を重ねる事でどんな表情の音楽を作り出すのかが楽しみになってきました。

Apeture
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[20160811]

Seirios
(1998/07/14)
Rurutia

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2008年のアルバムです。Rurutiaはインディーズになってからが断然良いです。やっている事はメジャー時代とさほど変わりないと思いますが、リバーブのかけ方など、ほんのちょっとした事で印象が違ってきます。歌声も吐息もしっかり聴こえるようになって人間味が感じられるようになりました。メジャー時代はノイズゲートで巧妙にカットされてアンドロイドのような歌声でした。そんなメジャーでは当たり前の処理をやめただけで活きた音楽になります。

1. Seirios
2. サイレントプレイヤー
3. Opus
4. オーロラ飛行
5. 流光
6. 無憂歌
7. LAST DAY
8. 氷鎖
9. 夢蛍
10. VOID
11. 星と羽

Opus、氷鎖とミニアルバムをリリースしていましたが、その収録曲も含んだフルアルバムになっています。ミニアルバムではバラードにこだわった作品に成っていました。重厚なストリングスアレンジはこれまでもありましたが、かなり躍動的な旋律になっていて進化を感じさせます。デジタルシンセも進化していて、アナログライクなサウンドを簡単に作れるような時代になっていますので、シンセサウンドも個性的になっています。

デビュー当時から持っている世界観は同じだと思いますが、音楽としてその世界観を表現する能力が向上してきたと思います。メジャー時代に培ったノウハウも持っていると思いますが、そこで表現出来なかった反省も込められた内容になっていると思います。サウンド処理などもっと工夫する余地を残していますが、十分聴くに耐える作品になっています。メジャー時代とは大きな違いです。同じような作風の曲ばかりですが聴いていて飽きません。

Seirios
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[20160810]

Chorion
(1998/07/14)
Rurutia

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2006年のアルバムです。メジャーから抜け出し、自ら立ち上げたレーベルPHOERIX RECORDSからのリリースになります。メジャーではよっぽどやりたいことが出来ない不自由さを感じていたのでしょう。インディーズに移ることで、自分のレーベルを作ることでやりたいことが出来る環境が整いました。アレンジの完璧さは変わりませんが、ダークな世界観を表現するようになって、これが彼女が本来やりたかった事だというのがやっと伝わってきました。

1. ABINTRA
2. 玲々テノヒラ
3. 星に花、灰色の雨
4. 水景色 星模様
5. 願いの届く日
6. スピネル
7. Time Traveler
8. パレード
9. 微笑みのマリア
10. マグノリアの情景
11. ABINTRA
12. 水景色 星模様
13. 願いの届く日
14. スピネル
15. 微笑みのマリア

メジャーで作られたサウンドは真実味が感じられないような虚構のような音楽だという印象がありました。それが無くなった事で正常な感覚のミュージシャンだったのだというのがやっと分かりました。音のエッジが研ぎ澄まされ迫力のあるサウンド、アイドルのような甘い歌声も違和感なく馴染むようなミックス、曲の持つ独特の世界観も真実味を感じさせるような息吹を放っています。

完璧すぎるアレンジ構築も嫌味なく聴く事が出来ます。多少音数は減ったでしょうか、これでもかと音を詰め込みたがるメジャーの束縛から解放されたという印象です。インディーズになったことで売り上げは落ちますが、インディーズとしてはかなりレベルの高い作品となっています。作風は変わっていませんので今までのファンも納得出来ると思いますが、これで違和感を感じるファンがいるようでしたら本当のファンとは言えない事でしょう。

ABINTRA
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[20160809]

Meme
(1998/07/14)
Rurutia

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2005年のアルバムです。映画楳図かずお 恐怖劇場のサウンドトラックを手がけるなど、何かのテーマ的な曲が多く、何か力が抜けたようなアレンジになっています。幻想的な世界観を歌いながらもサウンドは軽やかなダンサブルなアレンジになっています。アニメやゲームの曲によくありがちな楽曲ばかりで、メジャーならではの意図的な方向性を強いられているようにも感じます。

1. Dancing Meme    
2. tone    
3. リラが散っても
4. プライマリー
5. シグナル    
6. スカーレット    
7. セレナイト
8. ヒースの楽園    
9. 青い薔薇    
10. 蝶ノ森
11. コバルトの星
12. Sleeping Meme

メジャーだから金をかけられるから、金にモノを言わせたスタジオミュージシャンを集めてきて完璧な演奏を作り上げる。日本特有のアレンジはこうあらねばならないという既成概念に基づいた完璧な演奏。非の打ち所がないほどあるべき所にあるべき楽器があって、ブレイクする所ではちゃんとブレイクする。J-POPが築き上げてきた音楽理論に凝り固まったアレンジ。アイドル系ならこれでも我慢できますが、ちゃんとした世界観を打ち出しているアーティストに対してはマイナスなイメージを与えかねません。

日本の小さな島国の概念の中だけで客観的な見方が出来ていないのなら仕方ありませんが、今はそんな時代でも無いはずです。まだ名声も地位も確立されていないミュージシャンなら、そんなデカイ金を動かせるメジャーのいいなりになるしか無いのかもしれません。完璧によくできた作品であるにもかかわらず何の感動も感じない、あってもなくてもどうでもいいような音楽にしか感じられません。それにやっと気づいたのか、彼女はメジャーから抜け出してインディーズで活動するようになっていきます。

tone
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[20160808]

Promised Land
(1998/07/14)
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2004年のアルバムです。オーケストラアレンジに民族音楽的なダイナミズムを与えた大胆なアレンジが見事です。クラシックの知識も持っているので、これまでも完璧な構成力を持っていましたが、それだけでは面白みがありませんでした。アレンジャーの佐藤鷹の力もあるのかもしれませんが、クラシック音楽には無い民族音楽的な解釈の手法を加える事により、立体的でダイナミックなアレンジになっています。

1. ハレルヤ
2. neo
3. アラベスク
4. シンシア
5. トロイメライ
6. ジゼル
7. 流れ星
8. メリー
9. GOLA
10. 月千一夜
11. maururu roa

生ストリングが加わるだけでDTM上のオーケストレーションも豊かに聴こえるようになっています。maururu roaではタヒチ語で歌うなど、J-POP感覚から少しづつ脱皮しようとしている工夫がやっと面白みを与えてくれるようになりました。グランジっぽいアレンジなどもあったりしますが、曲が情緒的なのでブリットポップを真似たJ-POP、ブリリアントグリーンのような雰囲気になっているように感じます。

サンプリングやループによるリズムがいつまでたってもありきたりな感じがしますが、パーカッションの音源は曲にダイナミックさを与える役割を見事に果たしています。アニメなどによる別世界を表現するような世界観、妖精のように歌うその声はボーカロイドのように別の生命体のようでもあり、やっと彼女のやりたい事が形になり始めたように感じます。これまではそれが出来ていなかったにもかかわらず、音楽としては完璧だったから伸びしろがないのかと思いきや、きちんと生身のミュージシャンとして成長している事が伺える作品になっています。メジャーならではのつまらなさから脱皮することは大変な事なのだなと思わせます。

ハレルヤ
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[20160807]

Water Forest
(1998/07/14)
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2003年のアルバムです。ファーストは綺麗にまとまりすぎていましたが、今作では音が綺麗なままでも綺麗事では済まされないような表現も出来るようになっています。よくよく時代性を考えた時、この時期にDTMでこれだけの音を作れるような環境では無かったと思います。スタジオミュージシャンも起用しているのでしょうが、メジャーデビューという事もあって管理恵まれた環境で制作されていたのだと思われます。

1. パヴァーヌ
2. 朱雀の空
3. オール
4. 星のたましい
5. サンクチュアリ
6. ゆるぎない美しいもの
7. 幻惑の風
8. シャイン
9. 満ちる森
10. 思季

彼女が表現したい物語に対してサウンドトラックをこしらえているような作風、それがJ-POPな表現でいいのか疑問でしたが、アレンジの作り込み方からそれだけで終わっていないのがやっと伝わるようになりました。ここまでしっかりとした歌の構成などは日本独特のもので、起承転結が明確であり、しかも彼女の歌い方ちょっとアイドルっぽかたりするので違和感がありましたが、アニメやゲームのBGM的な表現だと思えばいいのであり、そういうジャンルから本格的なアーティストが出てきたという事でありましょう。

歌唱力があるわけでもありませんが、ボーカロイドみたいな歌だと思えば先駆的な存在だったのだと思います。ゴージャスなアレンジとひ弱な感じの歌がマッチしていないと思いますが、このスタイルを定着させるような開き直り感があります。プロフェッショナルな完璧なアレンジとアマチュア的な歌の違和感が逆に彼女のスタイルになってしまっています。アレンジにもう少し隙間というか、だらしないところがあったほうが歌には合っていると思いますが、この変な感じも日本独特のものであります。

パヴァーヌ
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