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[20160630]

Grey Oceans
(1998/07/14)
CocoRosie

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2010年のアルバムです。曲によってはDave Sitekと共同プロデュースしていますが、ほとんど自分達でプロデュースすることにより、デジタルサウンドになっても自分達に合ったアレンジを作り出す事が出来ています。打ち込みもありきたりなパターンにならずに済んでいます。アンビエントな音色が多くなり、リズム感もしっかりするようになっていますが、曲のバイタリティーを活かすアレンジになっています。

1. Trinity's Crying
2. Smokey Taboo
3. Hopscotch
4. Undertaker
5. Grey Oceans
6. R.I.P. Burnface
7. The Moon Asked The Crow
8. Lemonade
9. Gallows
10. Fairy Paradise
11. Here I Come

曲の幅も広がっていて、ビュークっぽい感じにエスニックな要素も織り込むようになっています。エレクトロな音色のクリアさは違和感を覚えますが、サンプリング音源が多彩になった事により、ファーストアルバムにあったような色彩感覚が蘇っています。ペインティング、絵を描くというより、色を塗っていくような感覚です。それこそが彼女達の音楽性の一番の魅力だと思います。他のアーティストには無い個性だと思います。

ビョークっぽい事をやりたいのは分かりますが、あそこまでアヴァンギャルドになる必要も無いし、そこまでの技量も無い事が幸いして彼女達の音楽性が確立されています。何者かになる必要は無いのです。彼女達にしか出来ない音楽があるのですから。音がリッチになってローファイさが後退していますが、絶対的な歌が中心になっているので、やっと良い方向に進化したと言えます。前作は異種格闘技のような出会い頭のようなもので、ご愛嬌としておきましょう。これは名盤です。

Trinity's Crying
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[20160629]

The Adventures of Ghosthorse and Stillborn
(1998/07/14)
CocoRosie

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2007年のアルバムです。Sierra Casadyは別にバンド活動をしたりしていましたが、再び姉妹で活動を再開、アイスランドへ出向き、ビョークなどを手がけていたValgeir Sigurðssonを共同プロデューサーとして起用、初めて外部のブレインを取り入れたことにより、見事にプロダクションされた打ち込みベースのサウンドになっています。しかし、彼女達の音楽には似つかわしくないラップなどを取り入れるなど、気分が悪くなるほど彼女達の音楽が汚された感じがします。

1. Rainbowarriors
2. Promise
3. Bloody Twins
4. Japan
5. Sunshine
6. Black Poppies
7. Werewolf
8. Animals
9. Houses
10. Raphael
11. Girl And The Geese
12. Miracle

音楽性は幅広くなりました。いつもの彼女達の音楽性は保たれながらも、これまでのスタイルをリミックスされたような印象のアレンジになっています。彼女達もヒップホップの手法を取り入れるのは任意のものであるようで、それは歌い方にも反映されています。ドラムアレンジなどが加わるとうるさい感じがします。今までのようなスタイルの曲もありますし、彼女達のアイデアは尊重されながらのトラックメイキングは違和感を感じさせながらも新境地を切り拓こうとする意思を感じさせます。

打ち込みにより、きっちりしたタイム感が、これまでのアナログな時間の概念に虚構を与えたような不自然さを与えています。しかし、この荒治療により世界的にも知られる存在になっていきます。それでも選択肢としてラップはいただけないと思います。彼女達の音楽性を活かしながらのデジタル化というのはありえることですが、リズムを明確にしたヒップホップの手法は、これまでリズムを曖昧にしてきたi彼女達の音楽性を否定しているようにも感じさせます。これは彼女達が希望したものであるのかもしれませんが、自ら自分達の魅力的な特徴を否定した結果になっています。外部のブレインは選ばなければなりません。

Rainbowarriors
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[20160628]

Noah's Ark
(1998/07/14)
CocoRosie

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2005年のアルバムです。前作より方向性が定まった感じになっています。インディーズとは言え、プロとしてやっていく環境が出来上がった事により、多少の意識の変化もあったと思いますが、デビュー前の様々なアイデアが詰まったファーストアルバムに比べると幅が狭まった感じがしないでもありません。サンプリング音源はシーケンスされるようになっているにもかかわらず、それでも生っぽく録音しているところに不自然さを感じます。

1. K-Hole
2. Beautiful Boyz
3. South 2nd
4. Bear Hides And Buffalo
5. Tekno Love Song
6. The Sea Is Calm
7. Noah's Ark
8. Milk
9. Armageddon
10. Brazilian Sun
11. Bisounours
12. Honey Or Tar

情感を表現する事に重点が置かれるようになり、ワンパターンになりかけています。二人にとって最初の倦怠期に入ったように感じられます。同じようなレコーディング環境で制作するのは、これが限界のようです。サンプリング素材も使い回しの感がありますし、新しい環境を手に入れる必要性を感じます。それでも曲の存在感があれば、録音環境は問題ではありませんが、ある程度方向性が定まった事により、似たような曲ばかり作っています。

似たような曲調でも、アイデア次第で飽きさせずに聴かせる事が出来ます。しかし、そこまでの時間もなかったのでしょうし、ここが二人だけで作れる限界なのかもしれません。時間がない中でストックされている曲を集めたのかもしれませんが、インディーズなのだから、もっと自由な発想を詰め込むのに時間をかけてもいいと思うのですが、インディーズでも契約上の縛りがあるのでしょう。歌よりもアレンジの方に耳がいってしまうミックスが良くないのかもしれません。

K-Hole
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[20160627]

La maison de mon rêve
(1998/07/14)
CocoRosie

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アメリカのSierra CasadyとBianca Casadyの姉妹からなるCocoRosieの2004年のファーストアルバムです。基本は二人のギター弾き語りによる曲にサンプリングや効果音を被せたスタイルのサウンドになっています。しかし、打ち込みはしておらず、生演奏による情感を大事にしたテンポで歌っています。歌があくまでも中心であり、コーラスワークによるアレンジに重点が置かれています。

1. Terrible Angels
2. By Your Side
3. Jesus ♥'s Me
4. Good Friday
5. Not For Sale
6. Tahiti Rain Song
7. Candyland
8. Butterscotch
9. West Side
10. Madonna
11. Hatian Love Song
12. Lyla

ほぼアナログな手法で録音されています。サンプリングもループ程度の使い方で、中にはテープの速度を速くした録音に普通の速度で歌と演奏を重ねてみたり、実験的なことを楽しみながら作っています。曲自体は分かりやすいフォーク調の曲です。それだけでも十分なくらいのいい曲ばかりですが、二人のアイデアが相乗して単なるフォークソングでは終わらせていません。

サンプリング素材も手動でコントロールしていて、手作り感が独特の雰囲気を作っています。ローファイなサウンドとクリアなデジタルサウンドを組み合わせることにより、まるでペイントしているかのように音楽を作っています。音数は少ないですが、色彩豊かな色合いが艶のある歌に彩りを与えています。ここに外部からのアイデアが入ったら、決してこういう雰囲気は作れないでしょう。自由に楽しんで作っているほのぼのとした時間が流れていきます。

Terrible Angels
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[20160626]

Crab Day
(1998/07/14)
Cate Le Bon

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2016年、発売されたばかりの最新作です。ニューウェイヴ感覚をもっとシンプルに、ポップにしたことによって、ロキシー系のグラムロックになっています。もしくはベルリン時代のボウイのような元祖ニューウェイヴな感覚になっています。アレンジにサックスを持ってくる辺りは、その辺をよく意識していると思います。かなりクールな感じになっています。

1. Crab Day
2. Love Is Not Love
3. Wonderful
4. Find Me
5. I’m A Dirty Attic
6. I Was Born On The Wrong Day
7. We Might Revolve
8. Yellow Blinds, Cream Shadows
9. How Do You Know?
10. What’s Not Mine

かなり感情を殺したようなニューウェイヴの淡白なフレージングにより作曲されていますが、彼女の歌はいつものように官能的です。パンクの誕生は、増長するハードロックやプログレの複雑さに対するアンチテーゼでありながら、それまでになかったロックの構築をすることを模索しながら誕生しました。その感覚を持った音楽になっています。その意思は現在でも十分引き継がれるものであって、ニューウェイヴ時代に完成出来なかった忘れ物を取り戻すようなサウンドになっています。

まだこの分野は使い古されていない領域を残しているのです。もっと面白い事ができるはずなのですが、80年代ポップスの台頭で消化不良で終わっていたと思います。その意志を引き継ぐミュージシャンがいつ登場してもおかしくないと思っていましたが、メジャーからは難しく、やはりインディーズから登場しました。しかも女性ミュージシャンです。ただ、昔のやり方を真似するだけで無く、もっと面白い事が出来る時代になっていますので、もう一踏ん張りして欲しいところです。

Crab Day
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[20160626]

Mug Museum
(1998/07/14)
Cate Le Bon

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2013年のアルバムです。サイケな雰囲気からパンク、ニューウェイヴなスタイルに自然に流れて行っています。ポップサイケにテンションコードを使うようになり、元祖パンクバンド、テレヴィジョンやパティスミスのような雰囲気に変化しました。レトロ感も60年代から70年代になったのです。ロキシーミュージックのようなグラム感もあります。進化したと言っていいでしょう。

1. I Can't Help You
2. Are You With Me Now?
3. Duke
4. No Good
5. I Think I Knew
6. Wild
7. Sisters
8. Mirror Me
9. Cuckoo Through The Walls
10. Mug Museum

進化して顕著になっているところはギターアレンジです。フォークギターの奏法を基調としながらも、サイケな奏法が発展してパンク、ニューウェイヴ感覚の奏法になっています。歌い方は基本的には変わっていませんが、これまで使わなかったコードが使われることによって、歌の表情も自然と変化しています。グレーススリックからパティスミスになっています。単なる模倣では無く、きちんと彼女の中で消化されているので、彼女の個性は更に磨きがかかっています。

サイケな感じは薄れましたが、感覚としては残っていますから、既存のパンク、ニューウェイヴとは完成度が違います。懐かしいようでいて古臭く感じない、それこそが彼女の音楽性だと思います。ネオサイケの一派と交流しながらも、彼女の独自の音楽性が培われた結果だと思います。基本的にはフォークシンガーなのだと思いますが、多くの剣を持った戦士なのだと思います。

Full Album
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[20160625]

Cyrk II
(1998/07/14)
Cate Le Bon

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2012年の作品でミニアルバムですが、Cyrkに収まりきれなかったアウトテイクのようですが、スタイルとしてはCyrkほどポップではありませんが、グレーススリックのような歌い方などサイケな雰囲気が満載です。ラフなデモの段階の録音をそのままリリースしているようでもあり、ギターによる弾き語りが多くなっています。Cyrkに入れるには少しポップさが足りなかったのでしょう。

1. What Is Worse
2. The Eiggy Sea
3. That Moon
4. Seaside, Low Tide
5. January

ギター一本で作曲しているのが分かるようなラフな段階での録音のようで、これにバンドアレンジを加えたり、歌を録音し直したりする段階を踏むのでしょうが、インディーズではそこまでしない段階の状態でも作品に出来るので、こうした作品も残されていくのですね。ギターによる弾き語りですからフォーク調でもありますが、フォークとも言えないような雰囲気が既に含まれた曲になっています。

サイケデリック、その感覚でなければ生まれないような歌の旋律、グレーススリックの信奉者なのでしょう、まるで60年代のスリックが乗り移ったような歌であります。しかし60年代の音ではありあません。どんなにアナログな環境でレコーディングしても60年代よりも音の輪郭くっきりしています。これはどうしても当時を再現するのは難しいでしょう、だからこそ、現在の音を発しているからこそ面白いとも言えます。この不思議な感じは心地よいです。

What Is Worse
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[20160625]

Cyrk
(1998/07/14)
Cate Le Bon

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2012年のアルバムです。今回も60年代後半のサイケなスタイルではありますが、ポップになっています。サイケからアートロックなる過程でポップサイケなバンドが沢山出てきましたが、そういうサウンドになっています。あの時代にかなり触発されているようです。前作の方がハードな感じでオルタナっぽかったですが、こうしたポップなサイケも彼女の歌に合っています。

1. Falcon Eyed
2. Puts Me To Work
3. Cyrk
4. Julia
5. Greta
6. Fold The Cloth
7. The Man I Wanted
8. Through The Mill
9. Ploughing Out, Pt. 1
10. Ploughing Out, Pt. 2

あくまでもバンド演奏なので派手なギミックもありません。それでもこの妖しさはサイケなのです。エアプレインの影響が強いと思いますが、このポップさはドアーズや初期ピンクフロイドにも通じます。当時のバンドのほとんどはビートルズの影響を受けていますからポップである事に躊躇が無いのです。しかし、ビートルズには無かった闇を持ったバンドが支持されるようになり、サイケは独自の道を進んで行く事になります。そうした音楽に似ています。

現代的なサウンドがほとんどと言っていいくらい入っていません。それでもこの存在感を示せるのもインディーズの強みです。ディストーションが生まれる前のギターサウンド、それでも歪みはファズで生み出します。そんなコシのないサウンドでもアマチュアバンドには無いプロフェッショナル感こそが彼女の特徴だと思います。分かり易く言えば、プロでもスタジアム級ではなく、ライブハウスクラスのフォーマットで創作していけるセンスを持っているのです。

Falcon Eyed
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[20160624]

Me Oh My
(1998/07/14)
Cate Le Bon

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イギリスはウェールズ出身でアメリカで活動しているCate Le Bonの2009年のファーストアルバムです。ウェールズ語で歌っていたりウェールズ訛りで歌っていたりします。60年代後半のサイケでロック色のあるフォークソングに近い雰囲気を持っています。エレクトロなサウンドも含んだバンド演奏になっています。

1. Me Oh My
2. Sad Sad Feet
3 . Shoeing The Bones
4. Hollow Trees House Hounds
5. It's Not The End
6. Terror Of The Man
7. Eyes So Bright
8. Digging Song
9. Burn Until The End
10. Out To Sea

ノンリバーブの乾いた歌、演奏も粗いアナログなサウンドであり、ファズギターなどサイケな雰囲気がプンプンしています。ジェファーソンエアプレインのような雰囲気であり、歌はフォークソング調でありますが、これは60年代後半の特徴であり、ラブ&ピースのヒッピー文化においてはサイケなロックサウンドも、ディランによるプロテストソング、フォークを同時に愛していた当時の若者文化を象徴しています。

ウェールズ的なケルトっぽさもありながらバンド演奏によりロックっぽさが滲み出ています。しかし歌は叫ぶでも無くフォークスタイルを崩しません。レトロなサウンドでありますが、古臭く感じないのはCate Le Bonの個性の強さでしょうか。現在においては抜きに出たサウンドであり、このアナログ感はグランジっぽくもあり、それでいて90年代を全く感じさせない神々しさがあります。

Full Album
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[20160623]

Sundur
(1998/07/14)
Pascal Pinon

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2016年8月リリース予定のアルバムですから、まだ発売されていません。これが最新作になりますが、既に幾つかの音源が届けられていますので、それを聴いてからの感想しか書けませんが、より情緒的になった楽曲に彼女達の成長が伺えます。デジタルサウンドは目立っておらず、ネイキッドな音源しか聴けませんが、これが完成された状態だとどうなっているのか、このままなのかはまだ分かりません。

1. Jósa & Lotta
2. 53
3. Forest
4. Skammdegi
5. Fuglar
6. Spider Light
7. Orange
8. Twax
9 . Babies
10 . Ást
11. Weeks

基本的な音楽性は変わっていないようですが、よりしっとりとした曲が増えているように感じます。より初期の頃のビュークに近い感じになっているようでもあります。表現出来る表情が豊かになったということだと思います。聴けている曲ではデジタルサウンドはあくまでも装飾程度のもので、出しゃばった感じではないので、フォーク色が全面に出ていると思います。

完成された作品を全部聴いていないので何とも言えませんが、これに多少のアレンジが加えられる可能性もあります。あまり大きな変化はないと思いますが、より女性らしくなったという言い方は失礼かもしれませんが、これまでは背伸びしていたところが年相応になったという感じでしょうか。もしくは彼女達の感性はすでに完成されていて、これからはマイナーチェンジしながら時代だけが変わっていくのでしょうか、完成されているようでいて、ニュートラルなイノセントを持った音楽性は、これからどう進んでいくのか、とても楽しみな期待を抱かせてくれるアーティストです。

Jósa & Lotta
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[20160622]

Twosomeness
(1998/07/14)
Pascal Pinon

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2013年のアルバムです。エレクトロニクスで打ち込みで作曲することを覚えて、フォークトロニカな作品に仕上がっています。この時点でまだ18歳、どこまで伸びていくのでしょう。ちゃんと自分たちのサウンドを確立させています。曲の構想があらかじめしっかり出来ているのが強みでしょう。そして、それをどう表現すればいいのかをちゃんと分かっているから、必要なアレンジをテクノロジーに振り回されること無く作り上げています。

1. Ekki Vanmeta
2. Þerney (One Thing)
3. Somewhere
4. Evgeny Kissin
5. When I Can't Sleep
6. Annar Logi
7. Kertið
8. Sumarmál
9. Bloom
10. Fernando
11. Good And Bad Things
12. Rifrildi

曲自体が持っている透明感を素直に音で表現しています。作曲においても、歌においても成長が感じられますし、打ち込む事でいろんなパターンのアレンジから的確なものを選択出来たでしょうが、そのセンスは若くして既に持っています。溢れんばかりの才能がどんどん開花していっています。テクノ感が出てきたことで世界からも注目されるようになり、それに見合うだけの作品になっています。

ウィスパー系の女性ボーカルは多いですが、その歌を魅力的に活かしていく歌作りが出来ている事が一番の強みです。アレンジはどういう形になってもブレない骨格が出来がっているのです。だからエレクトロでノイジーなサウンドにも負けていません。コーラスアレンジなどもヨーロッパらしいセンスに満ち溢れています。ビョークなど、お手本に出来るアーティストが既に沢山いる事も幸運だったと思いますが、自分達の音楽として消化して自分達の世界観をしっかり持っている事が最大の魅力です。

Ekki Vanmeta
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[20160621]

Pascal Pinon
(1998/07/14)
Pascal Pinon

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アイスランド出身の双子の女性デュオÁsthildur ÁkadóttirとJófríður ÁkadóttirによるPascal Pinonの2010年のファーストアルバムです。2009年には14歳で自主制作の作品を出していました。つまり、この時点でまだ15歳の若さでデビューしています。基本フォークソングであり、まだデジタルサウンドはありません。ギターによる弾き語りを基本にして装飾的にオルガンや笛などを加えています。

1. Undir Heiðum Himni
2. Arstíðir
3. Baldursbrár
4. Osonlagið
5. Djöflasnaran
6. I Wrote A Song
7. New Beginning
8. Moi
9. Sandur
10. Kertið Og Húsið Brann
11. En Pú Varst Aevintýr

フォークソングと言ってもよくあるフォークソングではありません。アイスランドという地域性、それよりも若さによる独自の音楽性、雰囲気を持っています。シンプルな歌ばかりですが、とても新鮮であり、爽やかでありますが、明るい感じでもなく、繊細な無垢さがあります。まだ外界に侵食されていない感性が瑞々しくも好感が持てます。

自主制作からインディーズへ、14歳の少女がそこまでアクティヴに活動するのも驚きですが、それだけの才能を秘めた双子であります。彼女達もその才能を表現するべく行動する意欲が形になり、そして聴く価値のある音楽を生み出しています。この年代の伸びしろは計り知れないものがあります。これからもっと多くのものを吸収してより良い音楽を作り出してくれることでしょう。それだけの期待を抱かせてくれる作品であります。

Undir Heiðum Himni
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[20160620]

Captain of None
(1998/07/14)
Colleen

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2015年のアルバムで現在までの最新作になります。Thrill Jockeyに移籍したことにより知名度を上げました。前作から歌も披露するようになりましたが、それに加えてダブの手法にインスパイアされたエフェクト処理を多様するようになっています。それにより電子音のようなサウンド、ループのように反復するロングディレイ、リズムもパーカッションにより加わっています。

1. Holding Horses
2. I’m Kin
3. This Hammer Breaks
4. Salina Stars
5. Lighthouse
6. Soul Alphabet
7. Eclipse
8. Captain of None
9. I’m Kin Version
10. Captain of Dub

ダブはジャマイカにおける出張DJが既存のレコードにエフェクトをかけて盛り上げていた手法であり、それが後のヒップホップでのDJプレイに大きな影響を与えました。リミックスの概念を大きく変えて、原曲を大幅に変えても許されるようになりました。現在ではデジタルプログラミングにより、かなりコントロール出来る環境も整っていますが、今回、彼女は昔ながらのエフェクターを使用しています。

ハードディスクレコーディングなので、ある程度編集は出来る環境かと思われますが、昔ながらのエフェクターを駆使しながらも、テクノライクなサウンドを作り出しています。アナログなエフェクターでも極端に使用することにより、かなり攻撃的でデジタル感満載のサウンドになっています。結果的にはフォークトロニカのように聴こえますが、やっている事は結構レトロな作業になっています。古いと言っても80年代のエフェクターも多く、それらはデジタルエフェクターでしょう。しかし80年代感はありません。かなり挑戦的な作品になっています。

Holding Horses
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[20160619]

The Weighing Of The Heart
(1998/07/14)
Colleen

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2013年のアルバムです。ここで初めて歌が登場していきます。ウィスパー系というか牧歌的な歌は結構いい感じで、なんでもっと早く披露しなかったのかと思ってしまいます。ここでやっと女性シンガーソングライターらしくなってきました。これまでの彼女の作品では歌は必要ありませんでしたが、歌を歌う事によって曲調もクラシックなフォーク調になっています。

1. Push the Boat Onto the Sand
2. Ursa Major Find
3. Geometría Del Universo
4. Humming Fields
5. Break Away
6. Going Forth By Day
7. The Moon Like a Bell
8. Raven
9. Moonlit Sky
10. Breaking Up the Earth
11. The Weighing of the Heart

歌も楽器の一つのように使用していて、幾つかのパートをサンプリングしてコーラスを作っています。生歌もサンプリングしたようにリフレインを繰り返す方法になっています。歌詞は変わりますが、旋律は変わらないのでワンコードのような、ノンコードのような曲調は、これも又現代音楽的であります。エスニックな楽器も使用して時代性、地域性もあやふやにしている傾向があります。

歌も入ったことでフォークトロニカらしくなったとも言えます。しかし、この人の場合はビートレスであり、全く違うものを作り出そうとしているように思います。テクノ感にはそれほどこだわっておらず、今回初めて打楽器も使っていますが、民族楽器を使って無国籍な雰囲気を出しています。多民族の街に迷い込んだような錯覚に陥ってしまいます。それにしても歌巧いので、もっと歌モノを作って欲しいと思います。

Push the Boat Onto the Sand
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[20160619]

Les Ondes Silencieuses
(1998/07/14)
Colleen

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2007年のアルバムです。ほぼ絃楽器を生演奏した内容になっています。サンプリングも過渡なエフェクトも使用されていません。ですからアンビエントっぽさもありません。現代音楽というか、ニューエイジミュージックのような趣です。ライブでも再現しやすい内容になっています。もはやテクノではありません。そうしなくても彼女の音楽性が浸透してきたのだと思います。

1. This Place In Time
2. Le Labyrinthe
3. Sun Against My Eyes
4. Les Ondes Silencieuses
5. Blue Sands
6. Echoes And Coral
7. Sea Of Tranquillity
8. Past The Long Black Land
9 . Le Bateau

リバーブ成分もスタジオの自然な残響音のみのようです。弦楽器と言う事で弦が擦れる生々しさ、共鳴音と言うか、プレイトリバーブの自然な響き、ほぼ一つか二つの楽器しか同時に鳴っていない、休符が多く、そこで響く残響音を大事にした曲調になっています。楽器を演奏していない時も音楽になっているというマイルスの理論。デジタルを使っていなくても多くの新鮮な響きに感じられます。

クラシック音楽によく使われる楽器、特に弦楽器は音程の安定感で言えば微妙な不安定さがあります。どんなにチューニングをしっかりやっていても、弦を押さえる強さで微妙に音程に揺らぎが生じるのです。沢山の楽器が鳴っている中であれば気になりませんが、単音で演奏すると生々しく感じられます。そこに生きた音を感じられる楽器でもあります。呼吸しているかのような楽器の鳴り、それをアナログなテクノロジーとして感じさせるかのような曲作り、そこまで計算して作曲しているとしたら、相当にしたたかなアーティストだと思います。

This Place In Time
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[20160618]

Mort Aux Vaches
(1998/07/14)
Colleen

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2006年のアルバムです。Staalplaat というレーベルでのMort Aux Vachesシリーズとしてリリースされました。曲のタイトルからも分かるように特定の楽器を使って、どれだけの表現が出来るかという手法になっています。これもビートレスですからアンビエント感のある内容になっています。しかし、パッドサウンドを使ったアンビエントとは異質なものになっています。

1. A Little Mechanical Waltz
2. The Zither Song
3. The Bowing Song
4. The Melodica Song
5. The Thumb Piano Song
6. The Ukulele Song
7. The Cello Song
8 . Petite Fleur

ライブ演奏になっていて、生演奏しています。サンプリグはほとんど使っていないようです。それでもいつもの世界観をしっかり出せているのは、初めからこの人にはこのスタイルを作り出す意思があり、偶然性で作っていたのではないことが分かります。テープの逆回転サウンドはあらかじめ用意されたもののようです。マルチな演奏者としての才能も伺えます。

ライブという事で全て計算された演奏になっているようで、音楽的な流れもありますが、抽象的な音楽になっています。アンビエントと言うより環境音楽であり、環境音楽というよりニューエイジミュージックに近いのかもしれません。女性の一人現代音楽家というスタンスなのでしょうが、フランスも奥の深い世界が隠されている事を知らされます。

A Little Mechanical Waltz
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[20160618]

The Golden Morning Breaks
(1998/07/14)
Colleen

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2005年のアルバムです。アンビエント感が増して環境音楽のようになっています。ファーストが現代音楽的だったのに対して、ジャズ的になったというか、初期フュージョン、クリスタル系ジャズになったように感じます。ミニマル感がなくなっているので音楽的というか、流れがあります。使用するサンプリングされた楽器の種類も増えています。

1. Summer Water
2. Floating In The Clearest Sea
3. The Heart Harmonicon
4. Sweet Rolling
5. The Happy Sea
6. I'll Read You A Story
7. Bubbles Which On The Water Swim
8. Mining In The Rain
9. The Golden Morning Breaks
10. Everything Lay Still

フォークトロニカの手法を用いていますが、ビート感が無いのが特徴で、リズム楽器を用いない分、ミニマル感で流れを作っていたのが、ミニマル感を払拭させたことでよりアンビエント感が増しています。電子音ではなく、アコースティック楽器をサンプリングしているので、エフェクト処理によりアンビエントな電子音に近いサウンドを作り出しています。曲によって使用する楽器を変えていて、それにより、どれだけ一つの楽器で表情を作り出せるかに挑戦しています。

サンプリングによるノイズも臨場感として使用しており、そこはテクノ的でありますが、発想は現代音楽であり、その発展系としてのジャズ、テクノの手法を用いて自分なりの表現を生み出しています。サンプリングによりまとめられたアレンジに生演奏を加えて、それをさらにエフェクト処理して生演奏していないように聴かせる所はこだわりなのでしょう。音を中央に寄せるようなミックスは残響音を独立した音源として際立たせています。音数が少なくても物足りないとは思わせない音の存在感があります。

Summer Water
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[20160617]

Everyone Alive Wants Answers
(1998/07/14)
Colleen

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フランスの女性アーティストColleenの2003年のファーストアルバムです。本名はCécile Schottで、一人プロジェクトネームとしてColleenを名乗っています。完璧なフォークトロニカで、アコースティック楽器等をサンプリングした素材を組み合わせて曲を作っています。女性なので歌を歌いそうですが、インストものになっています。女性では珍しい内容になっています。

1. Everyone Alive Wants Answers
2. Ritournelle
3. Carry-Cot
4. Your Heart On Your Sleeve
5. Goodbye Sunshine
6. One Night And It's Gone
7. Long Live Mice In The Metro
8. I Was Deep In A Dream And I Didn't Know It
9. Babies
10. Sometimes On A Happy Cloud
11. A Swimming Pool Down The Railway Track
12. In The Train With No Lights
13. Nice And Simple

様々な楽器を演奏出来るマルチミュージシャンなのですが、あえて自分が演奏した素材をサンプリングしてつぎはぎにして現代音楽のようにコラージュさせています。普通に演奏した作品よりも、このエレクトロニカな作風に意義を見つけているようです。ある程度曲のイメージがあるのかもしれませんが、フレーズサンプリングをつなげることで生まれる偶然性を重視した荒っぽさがあります。

女性で、音楽的教養もある人が作る作品としては珍しく、男性的な発想になっていると思います。インディーズだから許されるところでしょうが、とてもユニークなアーティストだと思います。手法としてはフォークトロニカからの影響が大きく、旋律も現代音楽風ですし、アヴァンギャルドでもありますが、攻撃的ではなく、とてもシンプルなミニマルになっています。フランスの奇才です。

Everyone Alive Wants Answers
⇒ 続きを読む

[20160616]

Tales of Us
(1998/07/14)
Goldfrapp

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2013年のアルバムです。現在までの最新作になります。これまでの中でも多くの生オーケストラを導入したアレンジ、サンプリングも赤裸々に使って一番フォークトロニカの雰囲気になっています。トラッドフォークのような曲調でプログレッシヴな内容になっています。Seventh Treeでもそうでしたが、Seventh Treeは爽やかだったのに対して、今作は暗い雰囲気になっています。それでもファーストの時のダウナーな感じとは異質のものになっています。

1. Jo
2. Annabel
3. Drew
4. Ulla
5. Alvar
6. Thea
7. Simone
8. Stranger
9. Laurel
10. Clay

アルバムごとに違う雰囲気を作り出してきましたが、今作はダンサブルな感じを出さずにフォーキーで、ヨーロピアンなシンフォニックさを強調しながらのダークさで、今までやってきたようでいて、今までとは少し雰囲気が違います。サンプリング等のデジタルサウンドも使っていますが、生オーケストラが大半であり、ストーリーテラー的な歌がいかにもプログレッシヴロックしています。ファーストのような毒はありませんので退廃的でも無く、ナチュラルなダークさを演出しています。

ダンサブルな作品とこの手の作品を交互に出すつもりなのか、この後の作品がまだ出ていないので、なんとも言えませんが、ロックファンとしてはこの方向性の方が好ましいと思います。いかにもイギリスらしい牧歌的な、晴れの日が少ないブリテンな雰囲気、ケルティックなアコースティックな音源はサンプリングです。それと生オーケストラの混じり方が絶妙です。音楽的にはこの方向性の方が断然面白いので、今後はこの方向性で進化して行って欲しいと思います。

Full Album
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[20160615]

Head First
(1998/07/14)
Goldfrapp

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2010年のアルバムです。再びダンサブルな内容に戻りました。それもテクノディスコなスタイルになっています。アルバムごとに明確なテーマがあるのか、アルバムごとにスタイルが違います。グラムロックっぽさは無くなっているので純粋にテクノディスコしています。レトロなシーケンス、80年代回帰、徹底して統一感を出しています。アレンジもあえて単純なものであり、サウンドもレトロな音源を使っています。

1. Rocket
2. Believer
3. Alive
4. Dreaming
5. Head First
6. Hunt
7. Shiny and Warm
8. I Wanna Life
9. Voicething

前作から毒っぽさを抜くようになり、そのままダンスミュージックになったのでアメリカ向きなスタイルであり、更に売れるようになっています。ライブでもダンサブルな方が盛り上がりますし、ここは外せないのでしょう。ロックファンとしては前作のようなスケール感が満足できましたが、ライブでの反応で又方向転換したのか、それでも以前のダンスミュージックと違い、もっと単純なレトロダンスミュージックになっています。

音数も少なめで爽やかさという路線ですので、変化するにしても一貫性はあります。このユニットは重厚な音数での重さがないのが特徴とも言えます。一つ一つの音の意味合いがしっかり主張されているので余計な音が必要ないのです。そのセンスが他の売れてる軟派なミュージシャンとは一線を画していると思います。徹底した自己演出が出来る、自分達でプロデュース出来る、それも客観的な視点も持っている、それこそが彼らの強みだと思います。

Rocket
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[20160614]

Seventh Tree
(1998/07/14)
Goldfrapp

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2008年のアルバムです。生オーケストラを導入したり、アコースティック楽器を多用してファーストのようなヨーロピアンな哀愁感を出しています。ファーストと違うのはグラムでは無く、サイケデリックな作風になったことです。それもダークな感じでは無く、明るく爽やかな雰囲気であり、哀愁感も絶望的では無く、楽観的な明るさを持っているので、ファーストにあったダウナー感は感じられません。

1. Clowns
2. Little Bird
3. Happiness
4. Road To Somewhere
5. Eat Yourself
6. Some People
7. A&E
8. Cologne Cerrone Houdini
9. Caravan Girl
10. Monster Love

アコースティック楽器とデジタルの共存と言う事でフォークトロニカな感じですが、生楽器を使っているのでフォークトロニカとは違う雰囲気になっています。ダンサブルさは無く、又新しい進化を遂げていると思います。それでも人気は変わらず売れています。生楽器だけでは無く、サンプリングによるアコースティック楽器も使用していますが、サンプリングっぽさは音質のローファイ感だけで、エディットの人為的な感じは感じさせないのでフォークトロニカ感は薄めです。

サイケデリックでシンフォニックという事でプログレッシヴロックのようでもありますが、これもイギリスの伝統工芸であります。あくまでもアリソンの歌を際立たせるための手段であり、アレンジの変化は演出であり、デビュー当時から貫いていたグラム感無くなっただけで毒も失われていますが、この清爽感は新たな境地だと思います。音楽的には面白くなってきました。アリソンの歌の可能性も広がってきたと思います。音数もそんなに多く無く、心地よい音楽になっています。名盤です。

Clowns
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[20160613]

Supernature
(1998/07/14)
Goldfrapp

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2005年のアルバムです。よりダンサブルさを強調した作品になり、売上も伸びています。デビュー当時から共通しているのはグラムロック感です。エレクトロサウンドでグラムロックしているという事で、一時期のマリリンマンソンを連想させます。ダンサブルになった事でダウナー感はなくなりましたが、退廃的な雰囲気は官能的でもあります。ファーストでは生ストリングを入れていましたが、オーケストレーションもサンプリングで代用しています。

1. Ooh La La
2. Lovely 2 C U
3. Ride A White Horse
4. You Never Know
5. Let It Take You
6. Fly Me Away
7. Slide In
8. Koko
9. Satin Chic
10. Time Out From The World
11. Number 1

デジタルサウンドもコンパクト化してトリッキーさは無くなっています。シーケンスによるリズム、サンプリングによる気だるさの演出など、自分達を表現する方法を確立させています。グラム感、テクノ感を全面に出していますが、アメリカでも大ヒットし、マドンナなどから認められています。最近のマドンナの曲調にも似ています。レディーガガには無い色気があります。こうなるとヒットチャートの常連となってきますが、前作よりもイギリス的な雰囲気でアメリカでも売れているのは面白い傾向だと思います。

曲のシンプルさもグラムロックの特徴的なところですが、退廃的で変態的なところはロキシーミュージックの雰囲気を継承していて、それでもポップでコンパクトにまとめているところは日本のちわきまゆみと岡野ハジメで作り出したサウンドにも似ています。ですから新しさはないのですが、サイケにしろ、グラムにしろ、本能的にいつの時代でも気持ちいい音楽は色褪せません。グラムの危険な感じとポップの安心感が同居した妖しさが漂っています。

Ooh La La
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[20160612]

Black Cherry
(1998/07/14)
Goldfrapp

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2003年のアルバムです。ダークな感じは残っていますが、ビート感が強調されダンサブルになりました。テクノポップ、シンセポップのようなシンプルでポップなアレンジになっていますが、サウンドはトリップホップ的であり、大変身をしたとまではいきませんが、ヨーロピアンな雰囲気からアメリカ的になったと言えるでしょう。それはファーストで心を奪われたファンにとっては大きな変化だったかもしれません。

1. Crystalline Green
2. Train
3. Black Cherry
4. Tiptoe
5. Deep Honey
6. Hairy Trees
7. Twist
8. Strict Machine
9. Forever
10. Slippage

この大きな変化により、より売れるようになりましたが、ダウナーなイメージが払拭されている為、ある意味ファンを裏切った形になります。それでもダークな雰囲気を残したままダンサブルになっているので、進化の一つとも言えます。だとすると急速な変化であり、もう少しヨーロピアンなカタルシスを味わいたかったファンも多かったことでしょう。エレクトロニカな部分はさほど変わっていませんが、ビート、曲調がコンパクトになっています。

悪い言い方だとスケールが小さくなった感じですが、売れる音楽になったという事になるでしょう。ファーストでも売れていたので、ここまで変化させる必要も感じないのですが、アーティストの趣向性によるものだと思えば、ファーストで一目惚れしたけど、勘違いだったという事になるでしょう。音楽も女性も長く付き合ってみないと分からないものですね。反対に最初はとっつきにくかったけど、付き合ってみると意外と付き合いやすかったという人も多いのでしょう。作っている方は意外と変化は意識していないのかもしれません。

Crystalline Green
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[20160612]

Felt Mountain
(1998/07/14)
Goldfrapp

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イギリスのデュオGoldfrappの2000年のデビューアルバムです。女性ボーカルのAlison Goldfrappとエレクトロ担当のWill Gregoryのコンビで、よくある男女デュオユニットです。Alisonはトリッキーのアルバムで歌っていたりしていました。音楽性はエレクトロですが、ダウナーで隠微な雰囲気で、ポーティスヘッドの再来と言われ、注目されたことから、インディーズからのデビューでありながら10万枚のヒットと成りました。インディーズでもハマると売れるのです。

1. Lovely Head
2. Paper Bag
3. Human
4. Pilots
5. Deer Stop
6. Felt Mountain
7. Oompa Radar
8. Utopia
9. Horse Tears

フォークトロニカというよりトリップホップであり、時には官能的であり、ラテンヨーロッパな猥雑な感じが漂うエレクトロニカになっています。ストリングスやブラスは生演奏であり、非ロックな雰囲気に個性的なシンセサウンドが絡まってグラマラスな雰囲気を生み出しています。こういう作品が売れるというところがイギリスらしいところで、昔から変わっていないと思います。やはり病んでいる人が多いのです。だから面白い音楽が生まれる。ロックとしては健全な兆候です。

日本でも病んでいる人は多くなっていると思いますが、自分は違うと反目している人が多数いるので、自分の中にもある鬱な部分を認めていない、受け入れていない風潮が音楽に反映させずにアメリカ的な曲調が多くなっているのが現状です。こういう傾向をうまく自分のものにした椎名林檎が売れているだけに、日本にもその土壌はあると思うのですが、表現出来る才能が育っていないのも現状であります。まだまだ日本はロック未開発地域なのです。紳士の国イギリスでは綴じ蓋が60年代には外されて今やダウナーも市民権を得ています。それでも音楽として表現出来る才能はまだまだ少ないのかもしれません。だからこういう作品が出ると売れるのです。

Full Album
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[20160611]

Amazing Grace
(1998/07/14)
Sam Duckworth

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2015年のアルバムで現在までの最新作になります。又本名であるSam Duckworth名義でのリリースになっています。こういう時はサウンドに変化がありますが、今回は原点に戻ったようにフォーク調の楽曲になっています。初期の頃のフォークスタイルとは違って、トラッドやケルトのような地域性を感じさせるフォークスタイルです。これは大きな変化だと思います。これまでのように何ものでもないようなポップスから、何かになろうとしての変化です。

1. El Loco
2. Hiding place
3. Only a fool
4. As it is
5. Get by
6. Long Division
7. Cities in the sky: Defence
8. Geldermalsen cargo
9. Property pages
10. The way you said goodnight
11. High achievers

ポップな曲調ではありますが、以前のような陽気な感じから、少し陰のあるような雰囲気になっています。情緒性のある感じになったというか、オルタナっぽい事をやりだしてからは少し陽気さよりもシリアスな感じになっています。それでもネオアコのような雰囲気も残していて、イギリスらしいサウンドですが、やはり、ここまで丁度いい感じのポップスさを持った作品はこれまでなかったと思います。彼ならではなのです。

重くもなく、軽すぎもせず、本当にちょうどいい感じな心地よい音楽です。だからと言って地味でもなく、間違いなくヒットを出せるだけの内容になっています。アレンジも複雑になりすぎず必要最小限の音に多少の装飾が加わり、邪魔になるような音が一つもありません。後は売り方次第だと思いますが、デビューがメジャーで、後にインディーズになっていますから、ここから盛り返すのは難しいのでしょうか、知名度は多少あると思いますので、もっと積極的に活動して正当な評価を得られるようになって欲しいと思います。

Hiding Place
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[20160611]

London Royal
(1998/07/14)
Get Cape. Wear Cape. Fly

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2014年のアルバムです。バンドサウンドと装飾的なデジタルサウンドを使ったスタイルで、オルタナっぽさは薄くなり、ブリットポップとも違う彼ならではのポップワールドを構築しています。もはやなにものでもない、Get Cape. Wear Cape. Flyスタイルを確立したと言っていいでしょう。曲の完成度も高くなっています。アレンジも的確でメジャーの作品よりも魅力的な内容になっていると思います。

1. Remember
2. Recession Song
3. Forgiveness
4. The Inquest
5. The Argument
6. Life on the Touchline
7. Breaking News
8. Upsides
9. Fineline
10. After Hours

新しいわけでもなく、古臭いわけでもありません。時代に関係なくいつの時代でも通用するポップロックを作り出しています。この丁度いい感じを作り出すのは結構難しいものですが、彼は自然とこのスタイルへとたどり着いています。それも類い稀な才能だと思います。目立つような才能ではありませんが、これは高く評価されるべきことであり、このまま時代に埋もれていくのはもったいない事だと思います。

ヒット性のある曲も沢山作っています。これをメジャーレーベルがほっといている事は怠慢だと思います。時代が鈍感にさせているのか、あまりにもどうでもいい音楽が氾濫している中に埋もれている宝物のような音楽だと思います。良質な音楽が生き残れない状況にしているのは音楽業界の腐敗だとしか言いようがありません。食いしん坊がグルメブームを生み出しているように、音楽にも真のグルメが貪欲にならなければならないと痛感しております。名盤です。

Remember

[20160610]

Maps
(1998/07/14)
Get Cape. Wear Cape. Fly

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2012年のアルバムです。Get Cape. Wear Cape. Fly名義に戻していますが、サウンドはやはり変わっています。バンドサウンドと打ち込みが混在していますが、大きな違いはオルタナスタイルになっている事です。パンキッシュでグランジっぽくなっています。それでもポップな曲調が彼らしいところです。フォークシンガーのイメージは払拭したような感じになっています。

1. The Real McCoy
2. Vital Statistics
3. Daylight Robbery
4. Call Of Duty
5. The Joy Of Stress
6. Snap
7. The Long And Short Of It All
8. Offline Maps
9. Easy (Complicated)
10. London's Burning

オルタナなのにポップって売れる要素がふんだんにあると思いますが、イメージが変わりすぎている事と、インディーズからのリリースはどうしても知名度を上げる環境を作るのは難しいようです。バンドスタイルでも打ち込みによるアレンジはサイケデリックであったり、ブリットポップであったり、イギリスらしいサウンドを作り上げていて、オルタナというより迷走しているブラーのようでもあり、ブラーよりもポップで親しみやすいと思います。

バンドとしてのパワフルさは足りないかもしれませんが、グランジとしては上出来なサウンドになっています。オルタナ時代のロックに満足出来なかったロックファンでも納得出来るような内容になっていると思います。幅広い音楽性をコンパクトに取り込むポップさは素晴らしいセンスだと思います。ここまでのミクスチャー感覚は、今まであったようで無かったと思います。だからオリジナリティーのあるミュージシャンだと思います。

The Real McCoy
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[20160609]

The Mannequin
(1998/07/14)
Sam Duckworth

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2011年の作品です。本名のSam Duckworth名義によるアルバムになっています。なぜ名義を変えているかと言うと、いつもと違い、バンドでの演奏、エレキギターも含まれているからです。メンバーはベースのJamie Allen、ドラムのAndy Theakstone、エレキギターのJay MalhotraとLloyd Duckworth、キーボードのAdam Menczykowskiです。これはライブにおけるバックバンドとほぼ同じです。

1. The Mannequin
2. Crane Song (The Wall)
3, Nights
4. 18 To 1
5. Angels In The Snow
6. The Miracle Of Science
7. The Farmer
8. Clementine
9. 8888

音楽スタイルとしては完全にネオアコになっています。やはりこの人はネオアコからの影響が強いようです。いつものフォーク調の曲もありますが、エレキギターありのバンドサウンドなのでネオアコのようになります。ネオアコの特徴はファンクの要素であるはねた感じです。インディーズレーベルになった事で自由な環境になった事でこういった作品を作れるようになったのだと思います。

ここからどんどん売れなくなっていきますが創作意欲はどんどん増していきます。いつものような楽しい感じでは無く、少し陰のある雰囲気ですが、これもGet Cape. Wear Cape. Flyとの差別化になっています。それでも曲はポップで聴き易いものばかりです。弾き語りが基本である事に変わりがありませんから、歌い易い事、口ずさみ易い事を大事にしていると思います。それこそがポップスの一番大事な要素であります。

The Mannequin
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[20160608]

The Chronicles of a Bohemian Teenager
(1998/07/14)
Get Cape. Wear Cape. Fly

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2010年のアルバムです。ここからインディーズレーベルに移籍します。心機一転になったのか、初めてアーティスト名をアルバム名に冠しました。スタイルもそれほど変わっておらず、相変わらずポップですが、インディーズになった途端に売り上げががた落ちしています。これは解せませんが、今までがメジャーレーベルの威光で売れていたみたいになります。もう少し知名度をあげていなければならなかったのでしょう。

1. Hand Me Downs
2. Collapsing Cities (Feat. Shy Fx)
3. Nightlife
4. All Of This Is Yours (Feat. Baaba Maal)
5. Queen For A Day
6. All Falls Down
7. Where Will You Stand
8. Stitch by Stitch (plus Interlude)
9. The Uprising
10. The Plot
11. Morning Light

ブリットポップ、ネオアコに近いポップさに加えてサイケデリックな雰囲気も加わりました。エスニックな要素も含むようになっています。それでも難解にはならずにポップに仕上げているのは流石です。ポップさはベンフォールズっぽいと思います。ベンフォールズのギター版のイメージだと思うのが妥当だと思います。それを一人プロジェクトでやっているのです。

ゲストミュージシャンを招くのも当たり前になっていますが、ほとんど打ち込みでやっています。今回はテクノの要素もしっかり出していいますが、適材適所で使っているので、より巧みになったと思います。それでもインディーズで活動するようになり、知名度も埋没していく事になります。それだけメジャーレーベルに甲斐性が無くなったと言う事になります。現在はメジャーレーベルに面白いミュージシャンを探すのが難しい時代になりました。

Hand Me Downs
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[20160607]

Searching for the Hows and Whys
(1998/07/14)
Get Cape. Wear Cape. Fly

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2008年のアルバムです。バンドスタイルの曲が多くなっています。ブリットポップのようなバンドサウンド、フォーク調の曲もありますが、それだけのイメージを払拭した形になります。ライブではバックバンドをつけますが、レコーディングでもバンドメンバーがのサポートもあり、打ち込みの部分は少なめになっています。テクノ感はかなり薄めになっています。

1. Let The Journey Begin
2. Waiting For The Monster To Drown
3. Young And Lovestruck
4. Postcards From Catalunya
5. The Children Are [The Consumers Of] The Future
6. Window Of Your Mind
7. I Could Build You A Tower
8. Interlude
9. Keep Singing Out
10. Moving Forward
11. Find The Time
12. This Could Be
13. Better Things
14. Could've Seen It All

曲のポップさはイギリスらしいブリットポップ調であり、ネオアコのようなアレンジでもろブリットポップな印象は薄めています。あくまでもフォークシンガーたらんとしていますが、それだけにこだわっていないところが若者らしいと思います。ロックミュージシャンという意識でも、フォークシンガーという意識でもなく、シンガーソングライターとしての自分を素直に表現しています。

最初の2枚はメジャーレーベルからのリリースということもあって割と売れています。フォークトロニカというより、ポップシンガーというイメージが強く、ライブでもアコースティックギターだけで弾き語りすることが多く、フォークシンガーというイメージが強いと思いますが、バンドスタイルの曲も多く、それだけで終わらないのがユニークなのでしょう。ソフトロック、パワーポップな内容だと思っていいと思います。

Waiting For The Monster To Drown
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