ネクターはイギリス人によるバンドなのですが、ドイツのレーベルからデビューして、ドイツで活動していました。ですからジャーマン
プログレにカテゴライズされます。71年のファーストアルバムです。ここではまだサイケな雰囲気を持っていますが、着実に
プログレしています。ピンクフロイドに近いと思います。イギリスでデビュー出来なかったからドイツまでいったのだと思いますが、やがて彼らはイギリスに逆輸入されて売れていきます。
1. Prelude
2. Astronaut's Nightmare
3. Countenance
4. The Nine Lifeless Daughters of the Sun
5. Warp Oversight
6. The Dream Nebula I
7. The Dream Nebula II
8. It's All in the Mind
9. Burn Out My Eyes
10. Void of Vision
11. Pupil of the Eye
12. Look Inside Yourself
13. Death of the Mind
メンバーはギター、ボーカルのRoye Albrighton、キーボードはAllan "Taff" Freemanで、ベースのDerek "Mo" Moore、ドラムのRon Howdenの四人で演奏していますが、ライブにおける照明liquid lightsをMick B
rockett 、映像を映し出すKeith Waltersで構成されています。
音楽と映像による
サイケデリックトリップと言う事ではピンクフロイドの影響が強いようです。
メロトロンなども使っていますが、ギターの割合が多く、60年代っぽい音をだしているのでサイケなイメージが強くなっています。しかし、曲自体はシドバレットがいなくなった直後のピンクフロイドのように幻想的でありながらも壮大なスケール感を持っています。この時点で
プログレの形は出来上がりつつありましたので、時代遅れな音ではありますが、ジャーマン
プログレというレッテルが貼られただけで実験的な感じも許されてしまいます。
Full Album