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[20140630]

Midsummer Night\'s DreamMidsummer Night\'s Dream
(2003/01/01)
Steve Hackett

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97年の作品です。William Shakespeareの真夏の夜の夢の為に製作されています。Steve Hackettは主にアコースティックギターを演奏してロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラと競演しています。曲もオリジナルで作曲されていて、主題を持ったアコースティック作品をオーケストラと共に創り上げた作品と言えるでしょう。イギリス人なら誰でも知っているシェイクスピアの作品ですから、伝わり易いものになっています。

1. The palace of Theseus
2. A form in wax
3. By paved fountain
4. Titania
5. Set your heart at rest
6. Oberon
7. Within this wood
8. In the beached margent of the sea
9. Between the cold moon and the earth
10. Puck
11. Helena
12. Peaseblossom, Cobweb, Moth & Mustardseed
13. Mountains turned into clouds
14. The lunatic, the lover and the poet
15. Starlight
16. Lysander & Demetrius
17. Celebration
18. All is mended

デジタルシンセでは無く、生のオーケストラによる響きはアコースティックギターとよく混じりあってています。ほぼ主役はハケットのアコースティックギターであり、オーケストラは雰囲気を盛り上げる為に演奏させています。ほぼ以前のシンセでやっていた部分の代用のようです。ただ、シンセのようにアコースティックギターの邪魔になっていませんから、オーケストラによる演奏にも比重が置かれています。

ハケットのアコースティックギターはそれほど複雑な演奏はしません。しかし、それでも中世的な雰囲気を創れているのは、彼のセンスの良さだと思います。基本がロックギターの人だと思われますので、テーマが明快になっています。そしてそれはクラシックギターの奏法にも通じるものがあって、この分野でも秀でています。オーケストラの存在感に負けていません。

Full Album
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[20140629]

Genesis RevisitedGenesis Revisited
(1997/09/29)
Steve Hackett

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96年のアルバムです。毎回違う事をやっているソロアルバムですが、今回はジェネシス時代の曲のリメイク盤になっています。ジェネシス時代は最終的にピーターガブリエルが演じ易いように仕上げられているので、自分なりの納得出来るように仕上げているようですが、結構原曲に忠実です。プログレでの曲の作り方は、各メンバーがそれぞれアイデアを出し合って、最終的に完成した曲を再度みんなで練習してライブで演奏するというパターンになっていますので、完成された曲を作り替えるのは違う曲になってしまうからでしょう。

1. Watcher Of The Skies
2. Dance On A Volcano
3. Valley Of The Kings
4. Deja Vu
5. Firth Of Fifth
6. For Absent Friends
7. Your Own Special Way
8. Fountain Of Salmacis
9. Waiting Room Only
10. I Know What I Like
11. Los Endos

参加メンバーが豪華で、ボーカルはJohn Wetton、Paul Carrack 、Colin Blunstone、ドラムはBill Bruford 、Chester Thompson、Tarquin Bombast、Hugo Degenhardt 、ベースはTony Levin、Alphonso Johnson、Pino Palladino、キーボードはJulian Colbeck 、Roger King、Ben Fenner、Nick Magnus、Jerry Peal、サックスにIan McDonald とクリムゾンファミリーが多いですね。それにRoyal Philharmonic Orchestraも加わっています。ほぼ原曲通りですが、音色はデジタルシンセやギターの音も変えられています。

ボーカルも違いますが、旋律自体がピータガブリエル節になっていますので、みんなガブリエルみたいに歌っています。それだけ個性的な曲ばかりなのだったのだと再認識させられます。本家ジェネシスも解散したのでやっとハケットもジェネシスの曲を演奏出来るようになったからなのでしょか、なぜここでジェネシスの曲をやるのかと疑問にも思えますが、そんな疑問なぞ吹き飛ばすくらい素晴らしい演奏が収められています。これはなかなかの名作です。

Watcher Of The Skies
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[20140629]

Blues With a FeelingBlues With a Feeling
(2003/08/12)
Steve Hackett

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94年のアルバムです。毎回趣向を凝らしてきますが、今回はブルース特集です。ブルースハープを演奏したくて制作されたアルバムです。ですから全編ブルースハープがフューチャーされています。プログレギタリストがブルースを演奏するのは珍しいですが、ロックギタリストのほとんどがブルースを基本に練習していましたから、70年代活躍したほとんどのロックギタリストがブルースを演奏出来るはずです。

1. Born In Chicago
2. The Stumble
3. Love Of Another Kind
4. Way Down South
5. A Blue Part Of Town
6. Footloose
7. Tombstone Roller
8. Blues With A Feeling
9. Big Dallas Sky
10. The 13th Floor
11. So Many Roads
12. Solid Ground

ブルースと言っても、ゲイリームーアがやっていたようなビートの効いたブルースロックになっています。プログレのような複雑な演奏が出来るギタリストにとって、ブルースロックは目をつむっていても演奏出来るはずですが、大事なのはフィーリング、センスだと思います。そういう意味では合格な演奏になっています。ブルースアルバムと言っても、ブルースのカバー曲ばかりでは無く、大部分がオリジナル曲になっています。

イギリスではブルースインヴェンションが60年代後半に興っていますから、その辺を通過しているギタリストなので、得意分野のようです。クラプトンがまだ神様だった頃のような曲が多いですね。クリームっぽい曲ではクラプトンみたいな歌い方になっています。つまり純粋なブルースではなく、ブルースロックなので、ロックファンも楽しめるロックアルバムになっています。ブルースギター好きにはしびれるような演奏になっています。

Born In Chicago
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[20140629]

Guitar NoirGuitar Noir
(2013/02/21)
Steve Hackett

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93年のアルバムです。久しぶりのバンド体制でのアルバムで、メンバーはキーボードがJulian ColbeckとNick Magnus、Aron Friedman、ベースはDave 'Taif' Ball、ドラムはHugo Degenhardt です。キーボードが多いのは、デジタル環境になっているので、プログラミングも含めて複数起用しています。80年代でもあまりデジタルシンセは使っていませんでしたが、ここに来て思いっきりデジタルシンセの音になっています。

1. Sierra Quemada
2. Take These Pearls
3. There Are Many Sides To The Night
4. In The Heart Of The City
5. Dark As The Grave
6. Lost In Your Eyes
7. Little America
8. Like An Arrow
9. Theatre Of Sleep
10. Walking Away From Rainbows
11. Paint Your Pictures
12. Vampyre With A Healthy Appetite
13. Tristesse
14. Sierra Quemada(Demo)
15. Take These Pearls(Rough Mix)
16. In The Heart Of The City(Original Version)
17. Vampyre With A Healthy Appetite(Demo)

GTRでSteve Howeと競演していた為か、ギターの音色がSteve Howeに似るようになっています。ギターもデジタルエフェクターを使うようになっていて、昔ののようnギターサウンドでは無くなっていますが、アグレッシヴな演奏は変わっていません。そこが救いであり、デジタル環境に流されて綺麗な音になりがちな所を、何とかもちこたえています。曲の構成はプログレでありますが、民族音楽などの要素も付け加えられるようになっています。

昔のプログレではなく、ニューエイジミュージックも経由してきたプログレになっています。新しい時代に即したプログレを目指しているようです。80年代のそれとも違います。歌も自分の歌い方に合った歌い方になっていて、新境地を拓いたと行っても良いでしょう。どちらかと言うとイエスみたいな感じになっています。ギターシンセも含めて、ギターが中心になっているスタンスは変わりませんから、シンセとの絡みも含めて豊かなアレンジになっています。

Sierra Quemada
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[20140629]

MomentumMomentum
(2014/03/04)
Steve Hackett

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88年のアルバムです。スーパーグループGTRを結成していましたので、久々のソロアルバムになります。今回はBay of Kings のようなアコースティックギターの作品になっています。しかも参加ミュージシャンは実弟のJohn Hackettがフルートで参加しているだけで、ほぼハケットのギターのみであり、ハケットがキーボードも付け加えていますが、余計な装飾はつけないようにしています。

1. Cavalcanti
2. The Sleeping Sea
3. Portrait Of A Brazilian Lady
4. When The Bell Breaks
5. A Bed, A Chair, And A Guitar
6. Concert For Munich
7. Last Rites Of Innocence
8. Troubled Spirit
9. Variation On A Theme By Chopin
10. Pierrot
11. Momentum
12. Boure'e
13. An Open Window
14. The Vigil

アコースティックギターも数種類演奏していますが、リバーブがデジタルな為に、アコースティック感がぼやけているように感じます。リバーブも自然な残響音が欲しかったと思います。教会のような所でレコーディングするなど、こだわりを持って欲しかったのですが、デジタルリバーブがたっぷりかかっている所を見ると、親しんでいるスタジオでのレコーディングだと思われます。

デジタルリバーブは音は綺麗なのですが、アコースティック楽器に使用するのは、かなりのセンスが必要ではないでしょうか。この作品での使い方は、いかにもロックのアルバムの一つなんですよと言わんばかりです。リズムの時代の80年代にドラムレスですから、それなりに譲渡しているのでしょう。スティーヴハウのように静と動の対比は無く、ほぼ穏やかな演奏です。

Cavalcanti
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[20140628]

Till We Have FacesTill We Have Faces
(2013/02/21)
Steve Hackett

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84年のアルバムです。再びバンド体制に戻りますが、ブラジルに行って、ブラジリアンパーカッションやブラジルのミュージシャンを起用して録音されています。ワールドミュージックに対応した試みになっています。プロデュースは初めてSteve Hackettの単独で行われています。そして初めてサンプラーが大々的に使用されています。

1. What’s My Name
2. The Rio Cannection
3. Matilda Smith-Williams Home For The Aged
4. Let Me Count The Ways
5. A Doll That’s Made In Japan
6. Duel
7. Myopia
8. Taking The Easy Way Out
9. The Gulf
10. Stadiums Of The Damned
11. When You Wish Upon A Star

サンプリング音源の使い方はピーターガブリエルの使い方に近いもので、ガブリエルはアフリカの音源をサンプリングしていましたが、こちらではブラジルの楽器をサンプリングしているみたいです。ワールドミュージックと言う事でリズムは違いますが、よりプログレ度が上がっています。そしてなぜか和な感じの琴みたいな音源も使っています。ですから、なぜかオリエンタルな感じがします。

80年代の風潮に適応しようとする目算は有り有りで、ファンキーな曲もありますが、流石にこの人は軽薄なアレンジにはしません。80年代でも面白い音楽はありましたので、その辺を参考にしてくれているみたいです。トーキングモジュレーターも使っていて、ギターシンセもアグレッシヴだし、ギタリストらしい作品に仕上げられています。Steve Hackettのボーカルは相変わらずへんてこですが、そこはご愛嬌です。なかなかの力作です。

What’s My Name
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[20140628]

Bay of KingsBay of Kings
(2013/12/12)
Steve Hackett

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83年のアルバムです。アコースティックギターによる楽曲集になっていて、Nick MagnusとJohn Hackett によるキーボードやフルート以外はギターだけの演奏になっています。歌無し、ドラムレスです。ギタリストとしては、一度はこういうアルバムを創りたくなるものです。クラシックギター、スパニッシュ、地中海風など、中世的なアコースティックギターを得意としていましたが、ジェネシス時代よりリラックスした演奏になっています。

1. Bay Of Kings
2. The Journey
3. Kim
4. Marigold
5. St Elmo's Fire
6. Petropolis
7. Second Chance
8. Cast Adrift
9. Horizons
10. Black Light
11. The Barren Land
12. Calmaria
13. Time Lapse At Milton Keynes
14. Tales Of The Riverbank
15. Skye Boat Song

シンセによるバッキングはいらないくらいギターを全面に出しています。はっきり言ってシンセの音は邪魔です。しかし当時の80年代の雰囲気を考えるとギターだけの作品をリリースするのはかなりの冒険になりますので、致し方ない処理だったのでしょう。ジェネシス時代からアコースティックでも凄まじいフィンガリングを披露して、他のプログレギタリストとの差別化をしていました。それだけ個性的なギタリストなのです。

今作ではそこまで凄まじいフィンガリングは披露していませんが、普通のクラシックギタリストに比べるとあり得ないような奏法を披露しています。アコースティックギターにフルートの音色は合います。しかし、どうしてもシンセの音はもう少しどうにかならんのかと思ってしまいます。サンプリング音源なら良かったのかもしれませんが、この頃はまだサンプリングは使っていません。アナログな響きをもっと大事に録音して欲しかったと思いますが、どうしても80年代はこのアナログ感を無くそうとしていた風潮があります。そこだけがもったいない。

Bay Of Kings
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[20140628]

Highly StrungHighly Strung
(2006/11/27)
Steve Hackett

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82年のアルバムです。Nick Magnusはプロデュースには加わっていませんが、キードーディストとしてバンドに収まっています。前作は打ち込み中心でしたが、今回はバンド体制に戻っています。しかし、音楽的にはコンパクトにまとめられてポップです。それでも曲調はプログレなのです。アメリカンプログレと言って良いでしょう。この頃はアメリカンプログレの方が支持されていました。

1. Camino Royale
2. Cell 151
3. Always Somewhere Else
4. Walking Though Walls
5. Give It Away
6. Weightless
7. Group Therapy
8. India Rubber Man
9. Hackett To Pieces
10. Guitar Boogie
11. Walking Through Walls (12' Version)
12. Time Lapse At Milton Keynes

バンド体制に戻ってもリードボーカルはSteve Hackett で、巧くはありませんので、仰々しい感じよりもポップに聴こえます。アレンジはシンプルでありながらもプログレ的な見せ場をしっかりと創っていますので、普通のポップスとは違います。自分達のスタンスを守りながら、何とか80年代を生き抜こうとしています。これで失敗しているバンドが多くいますが、ジェネシスファミリーはどれもうまい事適応しています。

ニューウェイヴの時代になったとはいえ、70年代ロックのファンは多くいましたので、彼らを満足させられるバンドは少なくなっていましたが、これだけの内容であれば、当時は喜ばれていたと思います。Steve Hackett はギタリストですから、主役はギターであり、シンセは脇役でしかありません。そういう作品が少なくなっていましたので、たっぷり満喫出来るはずです。

Camino Royale
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[20140628]

CuredCured
(2006/11/27)
Steve Hackett

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81年のアルバムです。共同プロデュースにNick Magnusが加わっています。初めて幻想的ではないジャケットになって、トロピカルなイメージがしますが、実際に音の方もトロピカルでA.O.R.感覚のあるアメリカンプログレになっています。ボーカルはSteve Hackettがとっていて、この声がこのアメリカンな感じにぴったりなので驚きです。

1. Hope I Don't Wake
2. Picture Postcard
3. Can't Let Go
4. The Air Conditioned Nightmare
5. Funny Feeling
6. A Cradle Of Swans
7. Overnight Sleeper
8. Turn Back Time
9. Tales of The Riverbank
10. Second Chance
11. The Air-Conditioned Nightmare

今回はバンド体制ではなく、新しいテクノロジーになっていたdrum machineによる打ち込みを中心に演奏されています。参加者もSteve Hackett がギター、ベース、ボーカル、John Hackett がフルートとシンセベース、Nick Magnusがキーボードとdrum machineの打ち込みを担当しています。この三人だけで創られているのに、ポップでありながらもプログレ、フュージョンの雰囲気のある演奏になっています。つまり、打ち込みのセンスが抜群なのです。

ドラムは生で叩いているといっても疑わないくらいに打ち込み臭さがまったくありません。ですから打ち込みによる欠点を感じさせないアルバムになっています。プログレで使われるようなおかずやフィルも端的に打ち込めていますし、音も生に近いように編集されています。確かに70年代の雰囲気では無く、80年代の音になっていますが、プログレにも対応出来ています。この辺のセンスは流石です。ギターの見せ場もちゃんと創っていますし、これまでのアルバムと何ら遜色がありません。ポップすぎる部分が許せればの話ですが。

Hope I Don't Wake
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[20140627]

DefectorDefector
(2005/08/01)
Steve Hackett

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80年のアルバムです。演奏者は前作と同じで、ライブで起用するメンバーで制作されています。内容的にはポップさとプログレの両立が出来ている上にアラビア旋律など、民族音楽的な部分も導入した意欲作です。同時期にリリースされているジェネシスの作品と比べても、何ら遜色の無い出来映えであります。シーンに媚びずにポップであると言う事が凄く大きいです。

1. The Steppes
2. Time To Get Out
3. Slogans
4. Leaving
5. Two Vamps As Guests
6. Jacuzzi
7. Hammer In The Sand
8. The Toast
9. The Show
10. Sentimental Institution
11. Hercules Unchained
12. Sentimental Institution (Live)
13. The Steppes (Live)
14. Slogans (Live)
15. Clocks - The Angel Of Mons (Live)

ギターの音色、奏法、その表現力で言えば、プログレ界でもトップレベルの腕前の持ち主で、ライトハンド奏法はヴァンへイレンによって有名になっていますが、ロック史上、最初に使用したのはSteve Hackettだと言われています。そのライトハンド奏法も存分に弾きまくっています。どちらかと言うとアランホールズワース系のギタリストだと思います。巧すぎるのに、難しく聴こえさせないような演奏になっています。

ギターシンセサイザーも演奏するようになっています。この頃ギターシンセを使っていたのはジミーペイジとロバートフィリップぐらいで、格安のものもありましたが、結構高価なものでした。まだデジタル化していないので、プリセット出来ないので、毎度つまみを動かさなければなりません。又、モノフォニックだったので、単音しか出せませんでした。それでもギターでシンセ音をコントロール出来ると言う事は、画期的なものでした。そうした機材にも負けないくらいよく出来ている作品です。名盤です。

The Steppes
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[20140626]

Spectral MorningsSpectral Mornings
(2005/08/01)
Steve Hackett

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79年のアルバムです。共同でプロデュースしているのはいつものJohn Acockで、今回はゲストは無く、バックメンバーだけで演奏されています。そのメンバーは実弟のJohn Hackett がフルートとキーボード、ベースがDik Cadbury、キーボードのNick Magnus、ドラムがJohn Shearer、ボーカルがPeter Hicksというメンツです。バンドメンバーだけでの演奏ですが、これまでのプログレとポップスのバランスの良い演奏を端的に演奏しています。

1. Every Day
2. The Virgin And The Gypsy
3. The Red Flower Of Tachai Blooms Everywhere
4. Clocks - The Angel Of Mons
5. The Ballad Of The Decomposing Man
6. Last Time In Cordoba
7. Tigermoth
8. Spectral Mornings
9. Every Day (Alternate Mix)
10. The Virgin And The Gypsy (Alternate Mix)
11. Tigermoth (Alternate Mix)
12. The Ballad Of The Decomposing Man (Alternate Mix)
13. Clocks - The Angel Of Mons (Single Version)
14. Etude In A Minor/Blood On The Rooftops/Horizons/Kim
15. Tigermoth (Live)
16. Untitled

ジェネシス的なアレンジとポップな曲調の対比がすばらしく、これまでもやっていた事ですが、より完成度の高い音楽として自然に両立させています。方法論が確立されているので、これまでのような無理矢理くっつけたような感じは無く、一つの流れの中で演奏し分けています。The Red Flower Of Tachai Blooms Everywhereでは東洋的な旋律を使ったりと、新境地も開いていますが、これまでの作品の総決算的なまとまりを感じさせる作品になっています。

ポップ感覚もジェネシスと大差なく、そのままジェネシスに残っていてもヒット作品に貢献出来ていたと思われます。しかし、織が合わないメンバーがいたのでしょう。彼は自分がやりたいように出来る環境が必要だったのです。どの曲も抜かりが無く、しっかりと完成されています。初期の最高傑作だと思います。曲優先になっていますが、その中でしっかりと最高のパフォーマンスを繰り広げています。名盤です。

Every Day
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[20140625]

Please Don\'t TouchPlease Don\'t Touch
(2005/08/01)
Steve Hackett

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78年のセカンドアルバムです。ピーターガブリエルが抜けたジェネシスを守っていましたが、ついにジェネシスも脱退して正式にソロ活動を始めた作品になります。サウンド的にはプログレ感を残しながらもアメリカ志向のポップな作風になっていますので、その後のジェネシス同じ方向性を持っていますので、自分のイニシアティヴで制作活動がしたくなったのだと思われます。

1. Narnia
. Carry On Up The Vicarage
3. Racing In A
4. Kim
5. How Can I?
6. Hoping Love Will Last
7. Land Of A Thousand Autumns
8. Please Don't Touch
9. The Voice Of Necam
10. Icarus Ascending
11. Narnia (John Perry Vocal Version)
12. Land Of A Thousand Autumns/Please Don't Touch
13. Narnia (Steve Walsh Vocal Version)

さすがに今回はジェネシスのメンバーは参加していません。その代わり、複数のボーカリストを招いてこれまでやっていなかったようなポップスの要素を取り入れています。参加しているのはSteve Walsh、Richie Havens 、Randy Crawford、Feydorと曲によって歌い分けさせています。歌の部分はブリットポップとも言えるようなポップな曲調ですが、アレンジはしっかりプログレしていて、このバランスが絶妙です。同時期のジェネシスとは微妙に違うポップ感覚です。

当時の大物プログレバンドはこぞってアメリカをターゲットにし始めていて、アメリカンプログレを参考にした作品を制作していました。このアルバムもその傾向性があります。ですからアメリカ人のSteve WalshやRichie Havensを起用して、それまでのジェネシスには無かった血を通わせています。ポップになっていてもギターアレンジなど、巧妙に計算されていて、相変わらずのギターオーケストレーションになっています。ブリティッシュプログレファンでも楽しめるような内容にはなっていると思います。名盤です。

Full Album
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[20140624]

Voyage of the AcolyteVoyage of the Acolyte
()
Steve Hackett

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Steve Hackett75年のファーストソロアルバムです。Quiet WorldからすぐにGenesisに参加し、バンド在籍時にリリースされました。この頃はちょうどピーターガブリエルが脱退してバンドの方向性を模索していた頃で、バンドの中では発揮出来ていなかった彼のギターワークが全面的にフューチャーされた作品です。それでもGenesis的な部分が大きいのは、彼もGenesisのサウンドに大きく貢献していた証拠です。

1. Ace Of Wands
2. Hands Of The Priestess (Part I)
3. A Tower Struck Down
4. Hands Of The Priestess (Part 2)
5. The Hermit
6. Star Of Sirius
7. The Lovers
8. Shadow Of The Hierophant
9. Ace Of Wands
10. Shadow Of The Hierophant (Extended Playout Version)

バックメンバーも豪華で、Genesisのメンバー、Mike Rutherford、Phil Collins、そして実弟のJohn Hackett、Mike Oldfield の妹のSally Oldfield、Percy Jones 、Johnny Gustafsonという蒼々たるメンバーです。共同プロデュースしているJohn Acockもシンセやメロトロンで参加しています。彼のギタープレイはAnthony Phillipsのように中世的なアコースティックなプレイと、トリッキーなギタープレイの二面性があり、その両方が活かされた楽曲になっています。

Sally Oldfieldの歌とHermitでのハケットの歌以外はインスト曲ばかりで、めまぐるしいまでの場面展開していく中で、多重録音された様々な音色のギターの組み合わせが秀逸で、かなりアグレッシヴな演奏になっています。リズムも変拍子を加えたフュージョン的なものも、情緒的な雰囲気でプログレらしく創られ、しかし、情緒に浸る事無くフェイズアウトサウンドを多用したギターがうねりまくります。アルバムジャケットはこの後担当するKim Poorで、後にSteve Hackettと結婚しています。Genesisファンでなくとも身震いするほどの名盤です。

Full album
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[20140623]

RoadRoad
(2004/04/06)
Quiet World

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後にGenesisに参加する事になるSteve Hackett が参加していたQuiet Worldの70年の唯一のアルバムです。濃密なオーケストレーションとアコースティックなサウンドを活かしたプログレサウンドと、ブリットポップなイギリスらしいポップな曲が織り交ぜられた作品になっています。キリストをモチーフにしたコンセプトアルバムです。唯一のアルバムとは思えないくらい完成度の高い演奏が収められています。

1. The Great Birth/Theme
2. First Light
3. Theme
4. Star
5. Theme
6. Loneliness And Grief
7. Theme/Change Of Age
8. Christ One
9. Hang On
10. Christ Continued
11. Body To The Mind
12. Traveller
13. Let Everybody Sing
14. Theme
15. Children Of The World
16. Change Of Age
17. Love Is Walking

メンバーはリードボーカルのLea HeatherとJohn Heather、ギターがSteve Hackett で、その弟のJohn Hackettがフルートとギター、ドラムのSean O'Mally 、ベースのDick Driver、キーボードのPhil Henderson、フルートとサックスのEddy Hines 、バックコーラスのGill Gilbertという大所帯です。これに雄大なオーケストラが絡んできます。曲調は初期のビージーズやムーディーブルースに似ています。これは最初期のGenesisに近いものですが、綿密に計算されたアレンジ、オーケストラを雇うだけの金があったと言う事で、破格のデビュー作になっています。

曲が次々に場面転換していく様はアヴァンギャルドポップのようでいて、このポップさが抜けていけばよりプログレ的な曲調になっていくと思いますが、最初にして最後のアルバムですから、この後どのように進化してくかは想像でしかありません。まだプログレとしては試行錯誤している段階のスタイルであり、それはどのバンドにもあった記事であり、その時期の作品しか残ってい無い事と、Steve Hackettが在籍していたと言う事で、後に再発掘されています。それにしても歌にしても演奏にしても全て既に大物感を感じさせます。サイケからプログレへの過渡期の作品でありながら他のどのバンドよりも大人な感じがします。隠れた名盤です。

The Great Birth/Theme
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[20140622]

Bull of the Woods (Reis)Bull of the Woods (Reis)
(2005/06/21)
13th Floor Elevators

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69年のアルバムで、彼らのラストアルバムになっています。正にサイケブームの中だけで活動ていたバンドでした。70年代を乗り越えるだけの才能はあったと思いますが、ボーカルのRoky Ericksonがドラッグのやり過ぎで廃人になりかけた為、バンドとしては活動不可能になってしまったのが原因です。サイケの申し子のようなバンドでした。

1. Livin On
2. Barnyard Blues
3. Till Then
4. Never Another
5. Rose And The Thorn
6. Down By The River
7. Scarlet And Gold
8. Street Song
9. Doctor Doom
10. With You
11. May The Circle Remain Unbroken

Amplified jugの出番がほとんどなく、スワンプっぽい曲調になっているので、サイケと言うより、アートロックのような雰囲気になっています。ステッペンウルフのような雰囲気ですが、Roky Ericksonのボーカルがぶっとんでいるので、そこはサイケ感があります。というか、全盛期のミックジャガーのような声が失われてラリっているとしか思えない感じになっています。コーラスでごまかしたりしているようにも感じます。とってつけたようなホーンセクションはご愛嬌です。

これまでの作品と比べると演奏面は面白くなっていますが、歌が反比例してふわふわした感じになっています。作品としては、それはそれで面白いのですが、これがバンドの終焉を物語っていたのでした。ちょうどサイケブームも終焉になっていましたが、イギリスではシドバレットがその意志を継いでピンクフロイドで似たようなサウンドを生み出していました。それだけに損後のロックシーンに大いに影響を与えたバンドとしてもっと評価されるべきバンドなのであります。

Full Album

[20140622]

LiveLive
(2003/12/02)
13th Floor Elevators

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68年のサードアルバムで、ライブアルバムになっています。Before You Accuse Meなどのカバー曲により、元々はビートロックグループであった事が生々しく伝わってきます。しかし、徐々にオリジナル曲が浸透してくるとサイケワールドになっていきます。当時の日本ではリアルタイムに彼らの活動は伝わってきていませんから、アメリカでの人気具合がより伝わる作品になっています。

1. Before You Acuse Me
2. She Lives In A Time Of Her Own
3. Tried To Hide
4. You Gotta Take That Girl
5. Im Gonna Love You Too
6. Everybody Needs Someone To Love
7. Ive Got Levitation
8. You Cant Hurt Me Anymore
9. Roller Coaster
10. Youre Gonna Miss Me

Amplified jugを操るTommy Hallがライブでもしっかりレコードと同じように音を出しているのが分かります。ブラジルの打楽器Cuícaのような音をアンプのハウリングによって生み出しているのだと思いますが、ハウリングのように音が歪んでいないので、特殊な装置を作っていたのでしょうか、詳細が分かりませんが、ハウリングをコントロールする事によって似たような音を出す事は可能です。

このライブ演奏で一番驚きなのがAmplified jugの音色がレコードと同じようにコントロールされている事です。歪まないようなリミッターのようなものがつけられているのでしょうか、この辺は実物を見ていないので何とも言えません。ミックジャガーのようなRoky Ericksonの歌声はライブで本領を発揮していて、迫力がある歌になっています。60年代のビートロックとして楽しめます。

Full Album
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[20140622]

Easter EverywhereEaster Everywhere
(2003/03/31)
13th Floor Elevators

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67年のセカンドアルバムです。ファーストアルバムばかりが取り上げられていますが、その後もバンドは続いていて、より内省的なサイケへと進化しています。クォーターチョーキングによるインド的なフレージングでアメリカらしいサイケな作品に仕上がっています。ファッションとしてだけのサイケからより精神的なもの、特に東洋哲学へと当時の若者は傾倒してフラワームーヴメントは広がっていきます。

1. Slip Inside This House
2. Slide Machine
3. She Lives (In A Time Of Her Own)
4. Nobody To Love
5. Baby Blue
6. Earthquake
7. Dust
8. Levitation
9. I Had To Tell You
10. Postures (Leave Your Boby Behind)
11. Spash 1 (Bonus)
12. Kingdom Of Heaven (Bonus)
13. You're Gonna Miss Me (Bonus)
14. Reverberation (Doubt) (Bonus)
15. You Don't Know (Bonus)
16. Fire Engine (Bonus)
17. Monkey Island (Bonus)
18. Roller Coaster (Bonus)
19. Levitation (Instrumantal) (Bonus)
20. I Don't Ever Want To Come Down (Bonus)

ビートルズのジョージハリソンが導入したインド音楽はアメリカのバーズによってラーガロックへと進化して、それがサイケの土台となっていきます。そのバーズの影響を強く感じますが、ボーカルのRoky Ericksonの歌い方はミックジャガーみたいで、どちらかというとサタニックマジェスティーズからの影響のあるバンドではないかと思われます。しかし、ストーンズのサイケは一時的なもので、ビートルズもすぐにレイドバックするようになります。

しかし、その影響は世界中に広まってアメリカではサイケブームが巻き起こり、それにより英国でも60年代後半はサイケの時代だったと言えます。それはドラッグなどのアシッドな世界観により浮遊感をもった音楽に昇華されていきますが、このバンドはそこまでアシッド感は無く、どちらかと言うと精神世界を歌い上げるような内面的な部分へと進んでいきます。ビートロック的なポップな曲調が少し内面的になっていますが、まだまだポップです。

Full Album
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[20140622]

Psychedelic Sounds Of The 13th Floor ElevatorsPsychedelic Sounds Of The 13th Floor Elevators
(1993/11/12)
13th Floor Elevators

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アメリカのサイケデリックバンド、13th Floor Elevatorsの66年のデビューアルバムです。再発掘されたアルバムの中でもよく登場してくるアルバムです。まだビートロックの雰囲気を残しながらもガレージ、サイケな内容が評価されています。サイケはビートルズに触発されてアメリカで発展していました。時はベトナム戦争の頃で、フラワームーヴメントの平和と自由を発信する若者の音楽でありました。

1. You're Gonna Miss Me
2. Roller Coaster
3. Splash 1 (Now I;m Home)
4. Reverberation
5. Don't Fall Down
6. Fire Engine
7. Thru The Rhythm
8. You Don't Know
9. Kingdom Of Heaven
10. Monkey Island
11. Tried To Hide

メンバーはボーカルとギターのRoky Erickson、リードギターのStacy Sutherland、ベースはBenny ThurmanからRonnie Leathermanへと代わっているので二人の演奏が入っています。ドラムがJohn Ike Waltonで、Amplified jugということでTommy Hallがクレジットされています。まだ初期の頃のサイケなのでサウンドエフェクトは少なめで、バーズ辺りの影響でモード奏法、つまり、民族音楽の手法を使った曲作りがサイケな雰囲気を創りだしています。

後のピンクフロイドのデビューアルバム辺りに影響を与えているようなフレーズが多く登場しています。当時は日本では無名でしたが、後にサイケの発掘アルバムとして再評価され、今ではそういう特集には必ず顔を出してくる作品です。程よくポップで、日本のグループサウンズが影響を受けているようなスタイルなので、馴染み易いと思います。グループ名やジャケットからのイメージほどアバンギャルドでは無くヒット性もある音楽です。言わずと知れた隠れた名盤です。

You're Gonna Miss Me
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[20140621]

Impressionist SymphonyImpressionist Symphony
(2014/06/10)
Clearlight

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2014年、今年リリースされたばっかりの新作です。再々再結成になります。またしてもSymphonyつながりですが、内容は期待通りの内容で、いつも通り言えばそれまでですが、常にこれだけのテンションの演奏を提供してくれるのは素晴らしい事です。全く衰えておりません。それどころか、益々強力になっています。オーケストラとの競演もしていますが、それでもプログレにならずにフュージョンしています。

1. Renoir En Couleur
2. Time Is Monet
3. Pissarro King
4. Degas De La Marine
5. Van Gogh 3rd Ear
6. Gaughin Dans L’Autre
7. Lautrec Too Loose
8. Monet Time (Duet)

時代に流されずに、自分達の音楽をやる姿勢は素晴らしいです。売れなければ意味はありませんが、解散していた頃の音楽の影響が全く無いというのも凄いです。昔のまんまのテンションで、それでも古くささを全く感じさせないのは活きた音楽を演奏しているからです。昔を懐かしんで演奏している訳ではなく、現在進行形で、昔と変わらないスタイルを貫いているのです。

プログレやフュージョンというのは、今では色褪せている部分もあります。しかし、それを感じさせないのは、普遍的な音楽のエネルギーを常に持ち続けているからです。流行は関係ないのです。力のある音楽は時代をも超越するのです。それを証明、実践出来ている唯一のバンドです。見事としか言いようがありません。このバンドの作品に駄作無しです。どれも素晴らしい名盤です。

Renoir En Couleur〜

[20140621]

Infinite SymphonyInfinite Symphony
()
Clearlight

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2003年に再々結成された時のアルバムです。94年に一度再結成してIn Your Handsをリリースしましたが、現在は廃盤になっているようです。このアルバムの彼らのデビューアルバムのClearlight Symphony の続編として制作されています。Clearlight Symphony は90年にSymphony 2 として一度リメイクされてリリースし直されていますが、よっぽどこの作品に固執しているようです。

1. Movement I
2. Movement II
3. Movement III
4. Movement IV
5. Movement V
6. Movement VI
7. Movement III (Radio Mix)

ここではインド的な旋律、タブラ等の使用により、最後のアルバムだったVisions から継承している部分も合って、当時のバンドの方向性から再出発しているようです。ギター等もヘヴィメタ系だったり、たまにジャズ的だったり、経過してきた音楽の流れも踏まえて、最新の技術でレコーディングされているようですが、並外れた演奏力を持ったバンドだけに、生演奏に徹しているので、昔の躍動感を失っていません。

プログレ感は戻っていますが、基本はフュージョンスタイルになっています。これがこのバンドの持ち味でしたし、これだけの演奏を聴かされたら圧倒されてしまいます。少しも衰えていません。昔の作品をテーマにしていますが、完全な新作だと思って良いでしょう。多くのバンドが失っている挑戦的なスタイルをこの時代にも持ち続けているのは素晴らしいです。名盤ですね。

Full Album

[20140621]

Clearlight VisionsClearlight Visions
(2007/05/15)
Cyrille Verdeaux

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78年のアルバムです。プロデュースはCyrille VerdeauxでCyrille Verdeauxがイニシアティヴを完全に握った作品です。これまではジャズロックの要素もありながらのプログレでしたが、ここではフュージョンスタイルになっています。オープニングはインド風の旋律が入って、まるマハヴィシュヌオーケストラのようです。当時はプログレよりもフュージョンブームでしたので、その影響もあるのでしょう。

1. Spirale d'Amour
2. Guitare Elevation
3. Crystal City
4. Messe Cline
5. Shanti Lotus
6. Heymae
7. Rove Avec Krishna
8. Vision Nocturne
9. Orage, O Espoir
10. Raganesh

Didier Lockwood によるバイオリンがマハヴィシュヌを彷彿とさせるインド旋律のハードフュージョンを創りだしています。シンセもプログレ的ではなく、フュージョンでよく使われる音源を使っています。意識してフュージョンへ方向転換しているのです。それでも壮大な展開はプログレ的であります。マハヴィシュヌとキングクリムソンは似通っている部分もありましたので、両方のいいとこ取りになっています。

ハードロックにはジャズの要素は少ないですが、プログレにはジャズの要素もありますので、自然な流れでの方向転換になっていると思います。しかし、バンドとしてはこの後解散となっています。時代は大掛かりなプログレ指向よりもパンクのようなコンパクトなロックへと流れが変わっていったからでしょうか。プログレもフュージョンも両方好きな私にとっては、とてもおいしいアルバムであります。名盤ですね。

Full Album

[20140621]

Les Contes Du Singe FouLes Contes Du Singe Fou
(2002/01/28)
Clearlight Symphony

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77年のアルバムです。フランスのIsadoraレーベルに移籍しています。Virginでは期待通りではなかったのでしょうか、それとも地元の方がやり易くなったのか、新たにリードボーカリストのIan Bellamy を加入させ、シンセ奏者としてFrancis Mandinも加入、Tim Blakeもシンセで参加しています。バイオリニストとしてDidier Lockwoodも参加してより壮大な絵巻を展開しています。

1. The Outsider
2. A Trip To The Orient
3. Lightsleepers Despair
4. Soliloque
5. Prelude
6. Countdown To Eternity
7. The Cosmic Crusaders
8. Stargazer
9. Return To The Source

ボーカルのIan Bellamyはピーターガブリエル系の歌い方をするので、ジェネシス風のアレンジになっています。ボーカルの動きに合わせてアレンジが動いていくのです。トータルコンセプトアルバムになっていて、The Key 、Soliloque、Time Skaterの三部形式になっています。歌も物語性のある歌い方で、ジェネシスのような演劇性があります。その物語にあわせて豊かな音楽性を発揮しています。

歌の旋律に合わせて和音が動いていくアレンジは、歌中心のガブリエル在籍時のジェネシスそのものであり、他のプログレバンドのように演奏の上に歌を乗っけているのではなく、歌があって、アレンジを創意していくやり方になっています。それでも、これまで通りのアドリブ合戦も壮大に行われています。それだけ演奏力がしっかりしているからこそ出来る作品であり、全てにおいて抜け目の無い内容になっています。より完成度が増した名盤です。

The Outsider
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[20140620]

Forever Blowing BubblesForever Blowing Bubbles
(2002/02/01)
Clearlight Symphony

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75年のセカンドアルバムです。ベースのJoël Dugrenot がリードボーカルをとる歌有りのスタイル、これが本来のこのバンドのスタイルなのだと思いますが、バンドらしいプログレ曲になっています。クリムゾンにも参加していたDavid Crossがエレクトリックバイオリンで参加しています。他にもゲストミュージシャンを複数招いて、アドリブによるバトル形式の演奏を展開しています。

1. Chanson
2. Without Words
3. Way
4. Ergotrip
5. Et Pendant Ce Temps La
6. Narcisse Et Goldmund
7. Jungle Bubbles
8. Sweet Abisinthe (Bonus Track)
9. Without Words (Melotron Remix) (Bonus Track)
10. Flute Aquatique (Bonus Track)

シンフォニックな感じからロック色が強くなっているのですが、Cyrille Verdeauxによるシンセのオーケストレーションはミニマルな現代音楽の感覚もあって、そしてそれがジャズ的に演奏されて、ワクワクして聴いていた頃のプログレを彷彿とさせてくれます。次に何が飛び出してくるか予想がつかないスリリングなプログレなのです。それは彼らの音楽が単なる模倣で終わっていない事を物語っていて、世界に通用するだけのポテンシャルを持っています。

自由に演奏しまくるアドリブも想定範囲内でまとめている事で、荘厳なプログレ曲として成り立たせています。クリムゾンやピンクフロイド、イエスやEL&Pの良さを全て消化して自分達のオリジナルを創り上げているので、演奏に説得力があります。演奏を散漫にさせていないCyrille Verdeauxのコントロールがキモでしょう。知られているプログレ作品だけでは満足出来ない人にはお薦めのバンドです。シンフォニックさは無いようでいて感じられますから、もの凄いアレンジ力であります。これも名盤です。

Full Album

[20140620]

Clearlight SymphonyClearlight Symphony
(2014/03/04)
Clearlight

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フランスのプログレグループClearlightの75年のファーストアルバムです。フランスの音楽院を卒業したCyrille Verdeauxを中心にしたグループで、当時新進気鋭のレーベルだったVirginからリリースされています。その影響もあってか、Steve HillageやTim BlakeらGongのメンバーも参加しています。Tim Blakeはプロデュースにも顔を出しています。

1. 1st Movement
2. 2nd Movement

メンバーはキーボードのCyrille Verdeaux、ギターのChristian Boulé、ドラムのGilbert Artman、ベースのMartin Isaacsです。クリアーライト交響曲と言うタイトルで、その1曲のみのアルバムです。シンフォニックロックとフリージャズ系のカンタベリー系プログレが交互に顔を出すような構成になっています。75年と言えば、ほとんどプログレは停滞していた頃で、後発の彼らにとっては様々なアイデアが蓄積されていたのでしょう。

イタリアやオランダ、ドイツなどから少なからずもメジャーになったバンドはいましたが、フランスからの挑戦者は珍しく、フランス国内のみに留まるミュージシャンが多い中、Virginという先鋭的なプログレを得意としていたレーベルによって世界的に知られるようになりました。停滞するプログレバンドが多い中、欲求不満になっていたプログレファンを魅了してくれるだけの大作になっています。インストばかりなので、言葉の壁もありません。プログレファンならきっと満足してくれるはずです。演奏パフォーマンスも申し分ありません。隠れた名盤です。

Full Album

[20140620]

CorronchoCorroncho
(2011/10/27)
Phil Manzanera / Corroncho

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2010年の作品で、Lucho Brieva名義で制作されています。再びラテン路線に戻って、ラテンと蓮ミュージックの融合を試みています。ラテン系のミュージシャン以外にもAnnie Lennox、Chrissie Hynde、Robert Wyattなどが呼ばれています。ラテン曲のカバーやBob Dylanの曲などを演奏しています。

1. Lowrider
2. Complicada
3. Rosa
4. Para Ti Nengon
5. Suavecito
6. Angeles Y Lobos
7. Esta Vida Prestada
8. Cancion Para La Que Sea
9. Noche De Putas
10. Tu Juventud
11. Coyote
12. Diario

ラテンも中南米辺りの感じでしょうか、カリプソやレゲエ調があったり、それらをデジタル編集して、ハウス風のアレンジを施しています。やはり彼にとってこれはライフワークであるようで、これまでも様々な試みが行われてきましたが、音楽的な完成度で言えば、これまでの中でもとてもまとまった作品になっていると思います。

日本ではそれほど馴染みの無い音楽かもしれませんが、これだけ良い音楽が隠されていて、一部のファッション的な扱いしかされていないのはもったいない話だと思います。ソウルでも、ジャズでも少なからずもラテンの影響を受けていますので、馴染める耳は持っていると思いますので、日本でもこのような音楽が広まっていくと、もっと音楽シーンは豊かになっていくと思います。

Lowrider
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[20140620]

Firebird V11Firebird V11
(2011/10/27)
Phil Manzanera フィルマンザネラ

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2008年のソロアルバムです。ソロアルバムとしてはこれが最新作になっています。今回の主役は愛用のギブソンFirebirdで、サウンドはロキシー系のグラムロックになっています。バックメンバーはドラムがCharles Hayward、キーボードはLeszek Możdżer、ベースがYaron Stavi の四人だけでの演奏になっています。

1. Fortunately I Had One with Me
2. Cartagena
3. Fireebired
4. Mexican Hat
5. Firebird V11
6. A Few Minutes
7. After Magritte

ロキシーと言うよりも、その後のジャパンのようなテクノにかぶりながらもグラムロックしている感じです。つまり、ソロ初期の頃のスタイルに戻っています。重厚でダークなテクノ、ノイジーなサウンドエフェクト、イーノがらみの頃のサウンドに近いです。あの頃から一回り、二回りしていますが、その分濃密なサウンドになっています。

アレンジ的にはフュージョン、ジャズ系の演奏もあったり、カンタベリー系だった頃も蘇ります。この頃はラテン熱は冷めて、一番良かった頃のスタイルを取り戻そうとしているように感じます。ライブのみでのロキシーの再結成などもあって、ロキシー人気を再確認したからなのでしょうか、ファンが一番求めているスタイルを感じ取ったのかもしれません。これはなかなかの名盤です。

Firebird V11

[20140619]

50 Minutes Later50 Minutes Later
(2005/10/25)
Phil Manzanera

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2005年のソロアルバムです。メンバー、内容からブライアンフェリー抜きのロキシーミュージックの再結成みたいな内容になっています。ドラムにPaul Thompson、キーボードにBrian Eno、サックスにAndy MacKay、その他にRobert Wyattなどがサポートしています。そして、前作から目覚めたPhil Manzaneraのボーカル、巧くはありませんが、この退廃的なサウンドにはマッチしています。

1. Revolution
2. Technicolor UFO
3. That's All I Know
4. 50 Minutos Mas Tarde
5. Desaparecido
6. Dusza
7. One Step
8. Swimming
9. Bible Black
10. Till the End of the Line
11. Enotonik Bible Black

ブライアンフェリー抜きでもイーノっぽい感じになっている訳ではなく、あくまでもPhil Manzaneraを中心に制作されています。しかもサンプラー等の最新の設備によるロキシー調の曲ですから、21世紀のロキシーと言っても良いくらいです。当のロキシーは再結成はしてライブ活動はしていますので、そのスタジオバージョンという位置かとも思いますが、ライブでは満足出来ていない部分を出しているとも思えます。

ニューウェイヴ以降のイギリスの先鋭達に影響を与えてきた本家ロキシーのメンバーが揃っていますので、ヘタな事は出来ないと思いますが、さほど新しさも無く、可もなく不可も無くと言った感じです。ラテン系よりもこっちが金になると思ったのか、音は良いけど、やはりブライアンフェリーの独特の癖があってこそのロキシーだと再確認してしまう結果にもなっています。それでもこれだけのメンバーですから内容は濃いです。

One Step
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[20140618]

6pm6pm
(2005/06/14)
Phil Manzanera

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2004年のソロアルバムです。ここではひとまずラテン系はお休みして、昔からの仲間達とのセッションを楽しんでいます。勿論ラテンの要素も踏まえてですが、これまでのPhil Manzaneraの経歴の集大成のようでありながら、70年代風のロックに立ち返っています。メロトロンなどの昔の楽器とデジタルサウンドの融合は心地良い大人のロックを生み出しています。

1. Broken Dreams (Featuring Brian Eno & Paul Thompson)
2. Green Spikey Cactus (Featuring Chrissie Hynde, Andy Mackay & Paul Thompson)
3. Love Devotion (Featuring Andy Mackay & Paul Thompson)
4. Wish You Well (Featuring Chrissie Hynde & Paul Thompson)
5. 6pm (Featuring Paul Thompson)
6. Waiting For The Sun To Shine (Featuring Andy Mackay & Brian Eno)
7. Manzra (Featuring Brian Eno)
8. Cissbury Ring (Featuring Robert Wyatt)
9. Porlock (Featuring Robert Wyatt)
10. Shoreline (Featuring Andy Mackay)
11. Always You (Featuring Robert Wyatt & David Gilmour)
12. Sacred Days (Featuring Robert Wyatt & David Gilmour)

リードボーカルがPhil Manzaneraがとっているので、これまでのボーカリストを起用した作品よりも一番ソロアルバムらしくなっています。フォークロック系の歌い方は結構味わい深いものがあって、最初からボーカリストは起用せず自身で歌っていれば、もっとオリジナリティーある作品を創れていたと思います。ヘタウマバンドのロキシーにいたのですから、歌が巧くないと言う事を逆手に取れていたと思います。

やはり昔からの仲間達と制作した方が良い作品を創れています。ラテン作品もいい感じになってきていますが、ファンが求めているのはこの路線です。新しさは無いにしても、今は失われている感覚を持っていますから、今求められるべきはこのサウンドであります。最近は歌も演奏も巧いバンドが多くなっていますが、面白いと思えるバンドは皆無です。ロック派やっぱりこうでなくっちゃ、と思える名盤です。

Love Devotion
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[20140617]

801 Latino801 Latino
(2009/08/11)
Phil Manzanera

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2001年の作品で、久々の801名義ですが、昔の801とは全く違うフォーマットであり、ラテン曲をカバーしたプロジェクトになっています。メンバーもラテン系のミュージシャンばかりで、中米のトロピカルな明るい音楽が多くなっています。ロックとの融合というより、ラテンそのものを演奏しています。

1. Castellano (Que Bueno Baila Usted)
2. Mama Hue
3. Yolanda
4. Son De La Loma
5. El Bodeguero
6. La Noche Corcovado
7. Hasta Siempre
8. Flor De Azalea Yo Soy De La Habana
9. Mirarse Por Adentro
10. Rayo De Bala
11. Bacalao Con Pan

エレキやシンセも使っていますが、ロック側に引っ張り込む為のものではなく、原曲の雰囲気を壊さない程度にアレンジされています。ラテンと言っても様々な音楽がありますので、まだまだ吸収しなければならない事が多いようで、このライフワークはまだまだ続いていきます。過去の経歴にこだわる事無く、純粋に求める音楽を追求しているようです。しかし、それにしては801というプロジェクト名は必要ないと思います。

ブラジル、タンゴ、カリプソ、キューバ、メキシコ、スペインなど、世界中を旅しているような楽しい気分になれる作品です。Phil Manzaneraのギターはサポート的に演奏されているので、誰のアルバムなのか忘れてしまいそうになります。Phil Manzaneraにとっては801での革新的な音楽ラテンバージョンでやっているつもりなのかもしれません。

Mama Hue
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[20140616]

VozeroVozero
(2005/06/14)
Phil Manzanera

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99年のソロアルバムです。この間、プロデュース業で忙しかったようで、久々の作品になります。今回もラテンとの融合ですが、やっと様になってきました。もう80年代の頃のようなデジタルっぽい音よりもアナログな感じを大事にしています。ギターもアンプを通した70年代風の音を選択しています。しかしそれに対比するようなラテンミュージシャンの爽快な音と見事に融合しています。

1. Vozero
2. Mystic Moon
3. Verdadero
4. Tuesday
5. Rayo de Bala
6. The Art of Conversation
7. Vida
8. Golden Sun
9. Mundo Con Paz
10. Hymn
11. La Vida Moderna

Robert Wyattが全面的にサポートしていて、それが生の質感を大事にしている要因でしょう。ラテンと言うか、カリビアン、アフリカンな雰囲気のコーラスがあったり、それにノイジーなギターとシンセなどが感動的に混じりあっています。これこそが融合であり、これまでの不完全燃焼な作品よりもかなり進化しています。ワールドミュージックとロックとジャズとテクノが違和感無く共存しています。Phil Manzaneraも80年代の迷路に迷い込んでいましたが、やっと解放されました。

プロデューサー業で培ってきた事も大きいと思いますが、やはりRobert Wyattの存在が大きいと思います。イーノとは違う道を進むようになりましたが、やっと肩を並べられるような作品を創り上げました。どのトッラクもセンスの良いものでラテンの雰囲気を壊していませんし、ラテンの流れもハウスの感じを壊していません。やっと彼のライフワークも実を結び始めました。名盤です。

Mundo Con Paz
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