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[20110430]

ShineShine
(2007/09/20)
Joni Mitchell

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2007年に出された、現在の最新作です。一時は絵画に没頭するため音楽活動は引退を表明していましたが、創作意欲が充実してきたのか、カムバック作品となっています。オリジナルアルバムとしては久々のものになります。だからどんな内容になるのか興味津々でしたが、ジャケットはバレエの写真です。これまでがオーケストラ作品だっただけにバレエ音楽に手を出したのかと思ってしまいますが、ジョニはやはりただ者ではありませんでした。

1. One Week Last Summer
2. This Place
3. If I Had a Heart
4. Hana
5. Bad Dreams
6. Big Yello Taxi
7. Night Of the Iguana
8. Strong And Wrong
9. Shine
10. If

音数も少なく、アンビエントなゆったりとした内容なのですが、その骨組みだけのようなアレンジでも、かなり複雑なジョニミッチェルらしい、しかも新しい音楽を生み出しています。流行は無視していても、音はしっかり時代の音になっています。それでいて、いつものジョニの歌は、あらゆるジャンルを超越したスタイルになっています。ブレイクビーツのようなアレンジのHanaでも、ジョニミッチェル節になっています。

James Taylorは参加していますが、必要最小限の人数で録音されています。Big Yello Taxiは初期の頃の曲をセルフカバーしています。レーベルもUniversalへ移籍していますから、今後も新作が出る事が予測されます。彼女の進化はまだまだ続きそうです。本腰を入れれば、まだまだ現役でやっていけます。いまだに他の追従をゆるしていません。美しくも存在感のある音楽です。ジョニミッチェルはやはり別格なのです。この素晴らしい音楽を大きく扱えなくなった現在の音楽界は病んでいるとしか言いようがありません。ジョニミッチェルの作品に駄作無し、素晴らしい名盤です。

One Week Last Summer

This Place

If I Had a Heart
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[20110430]

TravelogueTravelogue
(2002/11/25)
Joni Mitchell

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今度はセルフカバー曲集です。しかもCD2枚組の大容量。まるでベストアルバムのような内容ですが、前作で味をしめたオーケストラアレンジによるセルフカバーになっています。オーケストラ以外ではHerbie Hancock 、Billy Preston、Wayne Shorterなどがジョニのオリジナル曲をまるでジャズスタンダードのように演奏しています。

ディスク:1
1. Otis and Marlena
2. Amelia
3. You Dream Flat Ties
4. Love
5. Woodstock
6. Slouching Toward Bethlehem
7. Judgement of the Moon and Stars (Ludwig's Tune)
8. The Sire of Sorrow
9. For the Roses
10. Trouble Child
11. God Must Be a Boogie Man
ディスク:2
1. Be Cool
2. Just Like This Train
3. Sex Kills
4. Refuge of the Roads
5. Hejira
6. Chinese Cafe
7. Cherokee Louise
8. The Dawntreader
9. The Last Time I Saw Richard
10. Borderline
11. The Circle Game

ジャケットでは額縁に入れた絵というパターンが多いですが、このジャケットのジョニは恐らくスッピンで何も飾らない感じが好印象です。オリジナル曲をジャズスタンダードのようなオーケストレーションアレンジで歌っています。フォーク時代の曲、フュージュン時代の曲、ポップス時代の曲など、どの曲もジャズナンバーとして歌っても何の違和感もありません。ジョニの歌は常にジャズ的だったと言う種明かし的な作品になっています。

フォーク時代からジャズフュージュン色は持っていましたけれども、そのアレンジからはフォークソングとして聴かされていました。しかし、その独特過ぎる歌はジャズを意識した旋律だったのです。当時がいかに巧妙なアレンジで創られていたかを実感出来ます。ジョニの曲を、こうした壮大なスケールで聴くのも悪くありませんが、2枚組を一気に聴くのは、ちとしんどいです。カバー曲ばかりやって、本当にジョニはもうあの到達点で満足したのでしょうか。

Amelia

Woodstock

Judgement of the Moon and Stars
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[20110430]

Both Sides NowBoth Sides Now
(2000/02/28)
Joni Mitchell

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このアルバムはジャズのスタンダード曲をカバーした作品になっています。ジェイムステイラーにしても、ベテランになって来るとカバー集を出しましたので、なぜかシンガーソングライターにとってはカバー集を出すのも何か意味があるのかもしれません。前作で前人未到の到達点に達したジョニミッチェルにとっては、ここらで一息つきたかったのかもしれません。

1. You're My Thrill
2. At Last
3. Comes Love
4. You've Changed
5. Answer Me, My Love
6. A Case Of You
7. Don't Go To Strangers
8. Sometimes I'm Happy
9. Don't Worry 'Bout Me
10. Stormy Weather
11. I Wish I Were In Love Again
12. Both Sides Now

バックにはHerbie Hancock 、Chris Laurence、Peter Erskine、そして欠かせないWayne Shorter といった、スタンダードでもこなせるミュージシャンを起用しています。それにオーケストレーションをつけた壮大なジャズアルバムになっています。Both Sides, Nowだけがオリジナル曲ですが、セルフカバーになっています。彼女のルーツとしてはフォークでしょうが、ジャズも研究対象として親しんできたジャンルでしょうから、こうした作品が出ても自然に受け入れられます。

選曲も有名曲ばかりですが、曲順が、恋の始まりから終わりまでを描いたコンセプトアルバムになっています。彼女の独特な歌い方もジャズにはマッチしています。というか、ジャズから学んだ事が彼女の歌を形成してきた事が伺えます。ファンとしても楽しめますし、ジャズファンでも楽しめる内容になっていると思います。大人の切ないくらいの哀愁を嫌味無く楽しめる作品です。

Comes Love

A Case Of You

Stormy Weather
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[20110430]

Taming the TigerTaming the Tiger
(1998/09/22)
Joni Mitchell

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レーベルを再びRepriseに戻してからの作品で、アコースティックに戻っていたジョニミッチェルでしたが、このアルバムでは打ち込みもあり、フュージュン色が強くなっています。しかし、アプローチがが独特で、民族音楽的なリズムのシーケンスにフュージュンやロック的な波が重なりあう、フュージュンテクノなHarlem In Havanaなどを聴くと、やはり彼女はただ者ではない事が浮き彫りになります。

1. Harlem In Havana
2. Man From Mars
3. Love Puts On A New Face
4. Lead Balloon
5. No Apologies
6. Taming The Tiger
7. The Crazy Cries Of Love
8. Stay In Touch
9. Face Lift
10. My Best To You
11. Tiger Bones

アコースティックになっていても、この人はフュージュンスタイルを突き進めていたのが、このアルバムを聴いて初めて明白になります。このアルバムではエレクトリック楽器ばかりですが、歌自体はいつものスタイルです。それなのにこの前の作品まではフォークを意識させていながら、このアルバムではしっかりとフュージュン、しかもテクノ、アンビエントな無機質な音響に、人間味溢れるジョニの歌声が不思議と溶け合っているのです。

彼女の一人多重録音コーラスなどはケイトブッシュ的でもあり、いろんな表情を感じ取る事が出来ます。参加ミュージシャンも絞り込まれて少なくなっていますが、Wayne Shorterだけは欠かせない存在となっているようです。スティーヴィーワンダーのジャンルはスティーヴィーワンダーでしかないように、ジョニミッチェルのジャンルはジョニミッチェルでしかないと言える彼女にしか創れない世界が確立されて尚、進化しているのに、時代のながらは彼女には興味がなくなっているようで、これほど凄いアルバムでも、正統には評価されていません。しかし、又してもジョニミッチェルはこのアルバムで更なる到達点に達しています。素晴らしい名盤です。

Harlem In Havana

Man From Mars

Love Puts On A New Face
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[20110429]

Turbulent IndigoTurbulent Indigo
(1994/10/13)
Joni Mitchell

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時代はブレイクビーツ全盛時代ですから、ジョニミッチェルは全く時代とは関係のない次元で自分の音楽を追究しています。レーベルはAsylumへ移籍しましたが、内容は前作の延長線上にあるものです。これまで吸収してきた音楽はきちんと消化しながらも、鎧のようにまとった装飾を全て脱ぎ捨てて、ネイキッドな弾き語りに近いシンプルさでありながら、あらゆる要素の音楽がブレンドされた独自の音楽を極めています。

1. Sunny Sunday
2. Sex Kills
3. How Do You Stop
4. Turbulent Indigo
5. Last Chance Lost
6. The Magdalen Laundries
7. Not To Blame
8. Borderline
9. Yvette In English
10. The Sire Of Sorrow (Job's Sad Song)

Sealがボーカルで参加するなど、いつも新鮮なゲストが招かれています。Wayne Shorter は常連になっています。オルタナも流行っていたし、女性フォークシンガーも沢山出ていた時代なので、その先駆者としてジョニミッチェルも高く評価されて良かったのですが、なぜか注目度は低くなっていました。若手に比べるとシンプルなアレンジながらも複雑過ぎたのかもしれません。それほど深く完成度の高いものになっています。

独創的ではありますが、決して難解ではありません。世間的にはフォーク時代へ逆戻りしたという印象が強かったのでしょうか。ここにある音楽は全く新しい形だという事が認識されていなかったのだと思います。70年代よりも80年代よりも斬新でありながら大衆を向いている素晴らしい音楽を発信しているというのに、何故この素晴らしい音楽が評価されていないのか不思議です。シンガーソングライターとしては最高の歩みを進んでいると思います。素晴らしい名盤です。

Sunny Sunday

Sex Kills

How Do You Stop
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[20110429]

Night Ride HomeNight Ride Home
(1991/03/05)
Joni Mitchell

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90年代に入ってからの作品です。プロデュースは前作同様Larry Kleinですが、80年代の作品とは明らかに違うアプローチになっています。デジタルサウンドのギラギラサウンドの反動からか、アコースティックでアナログな音を大事に扱っています。勿論テクノロジーは進んでいる訳ですから、録音の仕方はデジタル処理もされていますが、音の題材が代わりました。かといって昔のフォークの時代とも違います。アコースティックですが、あくまでもポップスになっています。

1. Night Ride Home
2. Passion Play (When All The Slaves Are Free)
3. Cherokee Louise
4. The Windfall (Everything For Nothing)
5. Slouching Towards Bethlehem
6. Come In From The Cold
7. Nothing Can Be Done
8. The Only Joy In Town
9. Ray's Dad's Cadillac
10. Two Grey Rooms

アコースティックになった事で、フォーク時代のオープンチューニングなボイシングが復活しています。つまり、あらゆるジャンルとフォークを融合してきたジョニミッチェルが、あらゆる要素を吸収しながら、本来のスタイルに戻り、より豊か音楽を発信するようになったのです。Wayne Shorterは相変わらず参加しており、彼のサックスが一番フィットするサウンドになっています。本当の到達点はここにあったのかもしれません。

ジャズもロックもポップスも民族音楽も融合し尽くして、フォークと言うスタイルの中に飲み込まれてしまったと言う、他の別のものにはならずに、本来の自分のスタイルを豊かにする為の実験が済んだ後という感じです。こういう辿り方は、他のミュージシャンには無かった、ジョニミッチェル独自の進化の仕方をしています。それだけ自分が強いという事でしょうが、ものすごい進化の仕方をしていると思います。しかしながら、その凄さが評価される事無く、セールス的にはぼちぼちな感じになっています。本来ならば歴史的にも高く評価されるべき名盤です。

Night Ride Home

Passion Play

Cherokee Louise
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[20110429]

Chalk Mark in a Rain StormChalk Mark in a Rain Storm
(1988/03/22)
Joni Mitchell

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インディアンというか、ネイティヴな要素を題材とした作品で、80年代のワールドミュージック的な部分に重点が置かれた作品になっています。Thomas Dolbyは今回はプロデューサーではありませんが、演奏の方で参加しています。当時のワールドミュージックとサンプリングによるデジタルサウンドの第一人者Peter Gabrielが参加しています。

1. My Secret Place
2. Number One
3. Lakota
4. The Tea Leaf Prophecy (Lay Down Your Arms)
5. Dancin' Clown
6. Cool Water
7. The Beat Of Black Wings
8. Snakes And Ladders
9. The Reoccurring Dream
10. A Bird That Whistles (Arrangement Of The Traditional Work 'Corrina, Corrina')

80年代はバブルの時代であり、商業ロックが確立した時代でもありますが、バンドエイドのようなシリアスな部分でも注目された時代でもあります。この作品は、そんなシリアスな部分が彼女の世界観とリンクして生まれています。時の人としてはBilly Idol 、Tom Pettyが参加しています。ワールドミュージックの流行により、アフリカ系のミュージシャンも注目されていて、Manu Katchéがパーカッションで参加しています。

ネイティヴな原始的なリズムとデジタル楽器というアンバランスな素材がこの時代の音であり、それを見事にものにして自分のサウンドに仕上げていながらもポップス作品にしている凄い作品です。ジョニの80年代の作品は、このアルバムまでの3作品しかありませんが、時代の音と向き合いながらも、自分の表現素材としてしっかり活かしきったものばかりです。マニアックにも捉える事は出来ますが、ポップス作品としても成り立っているクレバーな名盤です。

My Secret Place

Number One

Lakota
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[20110429]

Dog Eat DogDog Eat Dog
(2006/02/21)
Joni Mitchell

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80年代に入った前作からGeffenレーベルへ移ったジョニミッチェルは、このアルバムから完全に80年代サウンドをものにしながら、独自の世界観も発展させていきます。テクノ、ニューウェイヴといった時代のテクノロジーを駆使する為に協同プロデュースに時の人Thomas Dolbyを起用して、サンプリングやデジタルシンセによる緻密なアレンジをものにしています。

1. Good Friends
2. Fiction
3. The Three Great Stimulants
4. Tax Free
5. Smokin (Empty, Try Another)
6. Dog Eat Dog
7. Shiny Toys
8. Ethiopia
9. Impossible Dreamer
10. Lucky Girl

80年代サウンドの代表格であるMichael McDonaldなどのも参加させて、MTVにも積極的にPVを送り届け、80年代はポップフィールドでもヒットを飛ばしていきます。当時最先端のサウンドを生み出していたThomas Dolbyの参加は大きな話題となり、セールス的にも大成功を収めます。今聴くと、いかにもな俗っぽい音を利用しながらも、深い世界観を生み出していると思います。音的にはいかにも当時の音であり、古くさい感じはしますが、そんな俗っぽい事も軽く操るジョニの歌にただ圧倒されるのみです。

Don HenleyやJames Taylorもバッキングボーカルで参加していますが、彼女自身による多重録音されているコーラスワークが見事です。昔から彼女がやっているワールドミュージック的な要素も、この時には時代の音であり、時代がやっと彼女に追いついた時代の作品なので、当時の時代のサウンドを代表する作品にもなっています。ヒットチャートにも適応しながらも尚、実験的な挑戦の姿勢は崩していません。70年代の作品比べると弱いかもしれませんが、このアルバムも時代を代表する名盤です。

Good Friends

Fiction

The Three Great Stimulants
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[20110428]

Wild Things Run FastWild Things Run Fast
(1991/02/04)
Joni Mitchell

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80年代に入って最初の作品です。80年代になると、これまでのフュージュン時代に形成してきた自分のスタイルをより具体化する為に、ロック、ポップスにおける自分の音楽のあり方を模索するようになります。80年代ロックに向き合いながらも独自の世界を表現するようになるのです。このアルバムでは80年代サウンドとは言えないかもしれませんが、70年代後半からのライトフュージュン、A.O.R.のスタイルを自分なりに取り入れています。

1. Chinese Cafe/ Unchained Melody
2. Wild Things Run Fast
3. Ladies' Man
4. Moon At The Window
5. Solid Love
6. Be Cool
7. (You're So Square) Baby, I Don't Care
8. You Dream Flat Tires
9. Man To Man
10. Underneath The Streetlight
11. Love

Wayne ShorterやLarry Carltonは参加していますが、Steve Lukather やLionel Richie、そして昔からの付き合いのあるJames Taylorが参加しています。音楽スタイルも豊富で、ロックやレゲエ、ジャズ的な曲もまだあり、それらをポップにさりげなく表現しています。ロックアレンジでのジョニミッチェルは、Heartのアンウィルソンとの聴き分け難しいくらいにそっくりです。Unchained MelodyやBaby, I Don't Careなどのアメリカンポップスのカバーもあり、完全にこれまでのジャズ志向とは違うアプローチである事が明白です。

ポップといっても、昔のフォーク時代のポップさとは違っています。フュージュン時代に培ったポップセンスを活かした新しい方向性を持った作品です。このアルバムはまだ序の口で、この後もっと80年代サウンドを昇華していきますが、あくまでも独自の音楽の糧にしているだけで、ジョニの個性は失われるどころか、どんどん進化していきます。80年代初期の頃のプログレ残党の音の質感に共通するものを感じます。出来映えとしては名盤クラスです。これも名盤と言っても差し支えありません。

Chinese Cafe/ Unchained Melody

Wild Things Run Fast

Ladies' Man
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[20110428]

MingusMingus
(1990/10/25)
Joni Mitchell

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ジャズの巨匠チャールズミンガスとジョニミッチェルが共作して製作していたアルバムですが、製作途中でミンガスが亡くなった為に、ミンガスへの追悼アルバムとなった作品であり、ジョニのジャズ、フュージュン時代を締めくくる作品となりました。ミンガスと同じくベーシストであるジャコパストリアスが大活躍している作品でもありますが、ジャコもその後亡くなってしまうので、ジャコへの追悼の意味も持つようになります。

1. Happy Birthday
2. God Must Be A Boogie Man
3. Funeral
4. A Chair In The Sky
5. The Wolf That Lives In Lindsey
6. I's A Muggin'
7. Sweet Sucker Dance
8. Coin In The Pocket
9. The Dry Cleaners From Des Moines
10. Lucky
11. Goodbye Pork Pie Hat

ジャケットの絵はジョニミッチェルが描いたもので、裏ジャケットには車いすに座っているミンガスの絵もあります。参加メンバーはジャコの他にWayne Shorter 、Peter Erskineというウェザーリポートの黄金時代のメンバーが参加しており、その他にHerbie Hancock、Don Alias、Emil Richardsが参加しています。ジョニミッチェルとミンガスが共作した曲の他にミンガスの曲にジョニが詩をつけている曲があります。Happy Birthdayは75年にミンガスの誕生日を祝っている様子が録音されているものです。その他に曲間にミンガスの肉声が入っていたりします。

ミンガスは個性的なミュージシャンでしたが、ビバップの時代にはスタンダードとなるような曲を残しており、Goodbye Pork Pie Hatが一番有名でしょう。ジェフベックもカバーしている曲です。とにかくジャコが一番いい仕事をしており、ベースプレイだけではなく、アレンジ力の非凡さが大きく反映しています。本来はミンガスとともに仕上げるはずの作品でしたが、その死を乗り越えた悲しくも美しい作品になっています。これまでのフュージュン作品とは違うアプローチになっていますが、それらとは又違った輝きを持った名盤になっています。ジョニの作品というか、ジャズアルバムとしても名盤だといえる歴史的な名盤です。

Happy Birthday

God Must Be A Boogie Man

A Chair In The Sky
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[20110426]

Don Juans Reckless DaughterDon Juans Reckless Daughter
(1987/07/24)
Joni Mitchell

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フュージュン時代のジョニミッチェルの最高傑作です。前作の延長線上にありますが、更なる極みに達しています。前作で活躍したJaco Pastoriusが全編に参加しています。同じくウェザーリポートのWayne Shorterも参加してジョニミッチェルが目指すフォークフュージュンの融合はここに完成したのでした。Airtoなどのパーカッションがリズムを刻み、歌とギターとベースが主体という前作からの流れに、John Guerinのドラムも邪魔にならな程度でビートを生み出しています。邦題はドンファンのじゃじゃ馬娘です。アナログ盤では2枚組の大作になっています。

1. Overture-Cotton Avenue
2. Talk To Me
3. Jericho
4. Paprika Plains
5. Otis And Marlina
6. The Tenth World
7. Dreamland
8. Don Juan's Reckless Daughter
9. Off Night Backstreet
10. The Silky Veils Of Ardor

イーグルスのGlenn FreyやJ.D. Southerの他にChaka Khanもバックボーカルで参加しています。豪華ミュージシャンが関わっていますが、それでも主役はジョニミッチェルです。もはや誰の追従も許さないくらいに独創的な世界を生み出しています。フュージュン時代の作品は、どれも歴史的な名盤として存在するほどのレベルに達していますが、特にこの作品は独創的で、ジョニミッチェルの音楽と言うカテゴリーでしか表現出来ないような内容になっています。後半はブラジリアンパーカッションと歌という世界になります。これも80年代に流行るワールドミュージックの先駆けのような内容になっています。

ジャズフォーマットのみならず、オーケストラがまるで映画音楽のように視覚的な響きを持っています。歌の無い部分も多く、プログレッシヴロックという表現が一番的を得ているかもしれません。当時の最先端のミュージシャンが参加しているにもかかわらず、全く流行の音などは入っていません。自分のやるべき音楽が明白なのですから、流行のスタイルをやる必要がないのです。そしてとてもユニークでありながら感動的な美しさを持っています。斬新ではありますが、アヴァンギャルドには至らず、あくまでもポップスとして最高にアナーキーなくらいの作品に仕上がっています。フォークフュージュンの融合と言う行いにおいては最高の作品になっています。歴史的な素晴らしい名盤です。

Overture-Cotton Avenue

Talk To Me

Jericho
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[20110425]

HejiraHejira
(2000/03/13)
Joni Mitchell

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フュージュン時代のジョニの最高傑作アルバムの一つです。邦題は逃避行。タイトルのHejiraはエクソダスのような国を出てという逃走の意味と同じですが、単数系の言葉との事です。それで邦題は逃避行となっています。今作品の大きな特徴はJaco Pastoriusの参加につきます。ウェザーリポートで輝かしいキャリアをもったJaco Pastoriusのベースプレイはジョニの音楽に新しい命を吹き込みました。そしてほとんどの曲がドラムレスになっています。

1. Coyote
2. Amelia
3. Furry Sings The Blues
4. A Strange Boy
5. Hejira
6. Song For Sharon
7. Black Crow
8. Blue Motel Room
9. Refuge Of The Roads

ドラム無しでパーカッションがリズムを刻みます。そしてほとんどの曲はジョニのギターとLarry Carltonのギター、そしてジャコのベースだけだったりします。フュージュン化して高い音楽性を持っていながら、初期の頃のような弾き語りに近い質感で歌を際立たせる事に成功しています。ですからとても詩的な世界観を持っています。ただむやみにフュージュン化していたのではなく、しっかりと自分の音楽としてまとめあげた、この時期の到達点とも言える作品です。

Neil Youngがハーモニカで参加していたりしていますが、やはり圧巻はジャコのベースです。ハーモニックスを交えた美しいハーモニー感を持ったそのプレイは、それも又詩的になっています。これまでのゴージャズなアレンジと違って音数が少ないのですが、その響きはとても豊かです。ここにきてジョニの歌い方もストーリーテラーのように、まるでロシアの映画でも見ているようなビジョンを生み出しています。一つの完成形とも言える素晴らしい作品です。歴史的な大名盤です。

Coyote

Amelia

Furry Sings The Blues
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[20110424]

Hissing of Summer LawnsHissing of Summer Lawns
(2000/03/13)
Joni Mitchell

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よりフュージュン色を強めた作品です。というか、曲の創り方自体がもうフュージュンになっています。フュージュンでスカラジャズだけではなく、ロックもファンクある訳で、その上フォークの要素も含めています。この事によって、昔には無かった躍動感と明るさを手に入れています。前作よりは難解になっていて、一派のファンには前作の方が人気がありますが、ミュージシャン筋ではこのアルバムのほうが人気があります。この時期のジョニはとにかく神がかっていて、どの作品も優れた名盤になっています。

1. In France They Kiss On Main Street
2. The Jungle Line
3. Edith And The Kingpin
4. Don't Interrupt The Sorrow
5. Shades Of Scarlett Conquering
6. The Hissing Of Summer Lawns
7. The Boho Dance
8. Harry's House-Centerpiece
9. Sweet Bird
10. Shadows And Light

前作ではクラビネットも演奏してジョニですが、このアルバムではMoogやArpといったシンセサイザーも演奏しています。フュージュンやる気満々なのです。Graham Nash、David Crosby、James TaylorといったいつものメンバーにRobben FordやJeff Baxterも参加しています。クルセーダーズのJoe Sample、Wilton Felder、Larry Carltonの他にVictor Feldman、Max Bennettなどフュージュン系のミュージシャンも加わり、ストリングスや木管、金管なども加えて、よりゴージャズなサウンドになっています。

フュージュンのアルバムとしても個性的で完成度の高い作品になっています。フュージュンファンが聴いても聴き応えがあると思います。The Jungle Lineではアフリカのリズムを大胆につかった斬新な曲も作っています。80年代のアフリカブームの先駆けになっています。ジャズとしてはクールジャズのような美しさがあります。歌い方も必然的にトーキングスタイルのメロディーを壊したブロークンスタイルで、字余りな感じはフォーク的ではありますが、旋律はそれでも存在していて、独特の抑揚があります。ジェイムステイラーやキャロルキングがアメリカ的だったのに対して、もはやジョニは無国籍ですらあります。ジョニミッチェルにしか創れないような音楽を確立しつつあります。素晴らしい名盤です。

In France They Kiss On Main Street

The Jungle Line

Edith And The Kingpin
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[20110424]

Court & SparkCourt & Spark
(1995/04/12)
Joni Mitchell

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このアルバムからはジャズ、フュージュン時代のジョニミッチェルになります。フュージュンミュージシャン、特にクルセーダーズのメンバー、Wilton Felder、Joe Sampleに、後にクルセーダーズの正式メンバーになるLarry Carltonが参加しています。Graham NashやDavid Crosbyのお馴染みのメンバーの他にザバンドのRobbie Robertsonも参加しています。ですからクルセーダーズのようなサザンファンクを元にしたフュージュン系サウンドに仕上がっています。

1. Court And Spark
2. Help Me
3. Free Man In Paris
4. People's Parties
5. The Same Situation
6. Car On A Hill
7. Down To You
8. Just Like This Train
9. Raised On Robbery
10. Trouble Child
11. Twisted

フォークとジャズの幸福な結婚と呼ばれていたブライアンオーガーとジュリードリスコールは先駆者ではありますが、フォークとジャズ、フュージュンが見事に融合したサウンドというのは、このアルバム以降のジョニミッチェルの作品からになります。ここまで成功した人は彼女だけだと言ってもいいくらいですが、当時としては、かなり衝撃的な作品でした。キャロルキングもジェイムステイラーもジャズやフュージュンの要素を取り入れるくらいの次元でしたが、ジョニミッチェルの場合は完全にフュージュン作品だと言ってもいいくらいに大胆なアプローチを行っているのです。Raised On Robberyのようなロックンロールナンバーも、これまでのジョニの作品ではあり得ない曲です。

歌自体はフォーク調の美しい旋律を持っています。これまでの作品はほとんどがギターかピアノの弾き語りだけが多く、バンドサウンドというのは少なかったので、全編バンドサウンドになった途端フュージュン系のサウンドになっているので、これまでの作品もアレンジ次第では同等のものになるのでしょう。当時はフュージュンは市民権を得ていたので、とてもポップで分かり易い作品にはなっていますが、その発想は誰も持ち合わせていなかったものです。正しく彼女は別格のミュージシャンなのです。まだまだフュージュン色はこれから強くなっていきますが、その第一弾としてもかなりの完成度です。歴史的名盤です。

Court And Spark

Help Me

Free Man In Paris
⇒ 続きを読む

[20110424]

For the RosesFor the Roses
(1987/07/07)
Joni Mitchell

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レコードレーベルをRepriseからAsylumへ移籍してからの第一弾となります。まだフォーキーなスタイルですが、アレンジ的にはジャズ、フュージュンの要素が多く含まれるようになっています。ちょうど過渡期に当たる作品になります。Graham NashやStephen Stillsなどフォーク系のミュージシャンも参加していますが、Wilton FelderやTom Scottなどのフュージュン系のミュージシャンも参加しています。

1. Banquet
2. Cold Blue Steel And Sweet Fire
3. Barangrill
4. Lesson In Survival
5. Let The Wind Carry Me
6. For The Roses
7. See You Sometime
8. Electricity
9. You Turn Me On I'm A Radio
10. Blonde In The Bleachers
11. Woman Of Heart And Mind
12. Judgement Of The Moon And Stars (Ludwig's Tune)

まだフュージュンの導入は実験的な感じで、よく混ざりきっていない融合になっていますが、それが逆に面白かったりもします。しかし、彼女のトレードマークともなるトーキングスタイルの歌い方が多くを占めて、旋律というよりも瞬間の和音の響きの方が重要になってきています。後にこのスタイルが彼女の持ち味になるのですが、いきなりそこにたどり着いた訳ではなく、普通の歌い方もあってからのスタイルの確立なので、ファンとしては徐々に馴染まされた感じになっています。

私としては最初にHEARTのアンウィルソンの歌い方から馴染んでいたので、その元祖としてのジョニミッチェルは格好良くてたまりませんでした。しかも私の好きなフュージュンを大胆に引用した音楽は、彼女の挑戦者としての潔さも感じられて、この時期以降の方が、私としてはワクワクしながら聴けるのです。これまでのフォークソングスタイルも分かり易さと言う点では踏まえていたい事ですが、この辺りからのジョニミッチェルは神がかって行きます。他のシンガーソングライターの追従を許さないような高みまで登っていくのです。その過渡期に当たる作品ですが、混じり方が非常にユニークです。名盤の間に位置する作品ですが、この作品もまぎれも無く名盤です。

Banquet

Cold Blue Steel And Sweet Fire

Barangrill

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[20110424]

BlueBlue
(1994/10/26)
Joni Mitchell

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ジョニミッチェルの初期の、フォーク時代の最高傑作です。作品としては、Blueつながりですが、マイルスデイヴィスのカインドオブブルーに匹敵するようなアルバムだと思います。完成度は高いけれど、この後も凄い作品を創るので、とりあえず初期の最高傑作という事と、その美しさも通じるようなものがあると思います。ドラムやベースという基本的な楽器ですが、これまではほとんどなかったので、いいアクセントになっています。

1. All I Want
2. My Old Man
3. Little Green
4. Carey
5. Blue
6. California
7. This Flight Tonight
8. River
9. A Case Of You
10. The Last Time I Saw Richard

特徴としては、まず、旋律が素直で美しいという事です。ですから、これまでの作品の中でも一番聴き易いし、親しみ易さがあります。曲調もタイトルとは違って明るい感じの曲が多いです。曲調もこれまでの中では一番ポップスしていると思います。しかし、シンプルな旋律の中でも、リズムやアクセントと言う点では、独特の音楽性を持っていると思います。James TaylorやStephen Stillsが参加しています。

これまでの作品では、シンプルでありながら、かなりマニアックな曲や、悲痛な曲が多かったのですが、このアルバムには、そうした難解さよりも美しさの方が勝っています。そういう意味で素直に聴けるし、それでいて格調高くも敷居はそれほど高くありません。歌心のある曲が多く、彼女の作品の中でも一番メロディアスだと思います。この後は独特のトーキングスタイルが確立されていきますので、この作品の美しさはより際立ってくるのです。そして徐々にフォークからジャズへシフトし始めていくので、フォークシンガーとしての彼女の最高傑作として、今も高い評価を受けている歴史的名盤です。

All I Want

My Old Man

Little Green
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[20110423]

Ladies of the CanyonLadies of the Canyon
(1999/04/08)
Joni Mitchell

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前作からセルフプロデュースを初めて、このアルバムからは完全にジョニの意のままに創られるようになります。これまで同じように基本はジョニの弾き語りが主体ですが、この作品から徐々に他の肉付けも増えてきます。celloやclarinet、flute、baritone saxophoneやpercussionといったオーケストラ素材が程よく添えられています。これまでの女性フォークシンガー、ジョーンバエズとは違う新しいフォークシンガーとしてのあり方をより主張した作品となっています。

1. Morning Morgantown
2. For Free
3. Conversation
4. Ladies Of The Canyon
5. Willy
6. The Arrangement
7. Rainy Night House
8. The Priest
9. Blue Boy
10. Big Yellow Taxi
11. Woodstock
12. The Circle Game

ウッドストックのテーマ曲としてCrosby, Stills, Nash and YoungやMatthews Southern ComfortがカバーしたWoodstockが収められています。The Circle GameはTom Rushやバフィーセントメリーがカバーして映画、いちご白書の主題歌となりました。その為、ジョニは学生運動の象徴的な存在ともなりました。彼女の歌詞はプロテストソングではありませんが、社会性が強いものが多く、その為、ジェイムステイラーやキャロルキングとは別格でもあります。やはり彼女はフォークシンガーなのです。Rainy Night Houseでは早くもジャズ的な要素も導入されています。

Big Yellow Taxiはジョニミッチェルの代表作であり、話題曲が多い作品でもあります。この頃はまだ歌の旋律がハッキリ分かるので、ヒット曲も多いのです。ジャズとロックの融合は行われていた時期でしたが、ジャズとフォークの癒合と言うと、ブライアンオーガーとジュリードリスコールが先駆者ですが、ジョニミッチェルはより高いレベルで融合させていく事になります。ここではまだ明確にはなっていませんが、その予兆はあります。それまでのフォークソング以上に、音楽的に哲学的なので、ジャズをむずかしい顔をして聴いていた学生達にも好まれていました。初期の頃を代表する名盤です。

Morning Morgantown

For Free

Conversation
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[20110423]

CloudsClouds
(1994/05/26)
Joni Mitchell

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ジョニミッチェルの才能が世界的に認められるようになったセカンドアルバムです。ウッドストックへの参加とテーマ曲の提供、そして、このアルバムに収められているBoth Sides Nowをジュディコリンズがカバーして映画、青春の光と影で使用されてヒット、Tin Angelをトムラッシュがカバーしてヒットさせて、彼女の周りから彼女の作品が広められる事によって、ジョニミッチェルは新しい時代の音楽を象徴する存在となっていきます。

1. Tin Angel
2. Chelsea Morning
3. I Don't Know Where I Stand
4. That Song About The Midway
5. Roses Blue
6. The Gallery
7. I Think I Understand
8. Songs To Aging Children Come
9. The Fiddle And The Drum
10. Both Sides Now

内容はファーストアルバム同様、彼女の弾き語りが中心です。しかし、オープンチューニングによる変則チューニングによるテンションを多く含んだコードは、1本のギターだけでオーケストラのような響きを与えています。まだこの頃にはメロディーもしっかりありますが、彼女の歌い方は語るような独特のトーキングスタイルが特徴であり、この歌い方を継承しているのは、後に出て来るHeartのアンウィルソンくらいです。アンウィルソンは見事にジョニミッチェルの歌い方をものにしていますが、他の人にあh真似出来ないような世界です。

簡単に言うと、コード進行の上に言葉を乗っける事で生まれるイントネーションで曲を創っているのです。フォークソングではよくあるやり方ですが、彼女の場合はフォークのカテゴリーを簡単に超越した楽曲を創っているので、彼女独自の歌い方が完成しているのです。初期の頃はまだ旋律が崩される事無く、しっかりとメロディーが聴き取れるのでシングルヒット曲もいくつかありますが、後にはヒット曲よりもアルバムとして作品で勝負するようになっていきます。初期の頃はまだフォークと言うカテゴリーで認識出来ますが、やがてあらゆるカテゴリーも超越していく事になります。ですからこの頃から聴き始めた方が分かり易いと思います。初期の代表作であり、名盤です。

Tin Angel

Chelsea Morning

I Don't Know Where I Stand
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[20110423]

Song To A SeagullSong To A Seagull
(1987/07/06)
Joni Mitchell

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Song To A SeagullSong To A Seagull
(1987/07/06)
Joni Mitchell

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ジョニミッチェルもジェイムテイラーやキャロルキングと同様に60年代後半に現れたシンガーソングライターの新鋭ですが、彼女の場合はその後の作品群からも、他のソングライター達とは別格です。彼女の場合は天才とか言う概念は遥かに超越した音楽の女神に近い領域の人です。このファーストアルバムは後にCS&Nを結成するバーズにいたDavid Crosbyがプロデュースしています。

1. I Had A King
2. Michael From Mountains
3. Night In The City
4. Marcie
5. Nathan La Franeer
6. Sisotowbell Lane
7. The Dawntreader
8. The Pirate Of Penance
9. Song To A Seagull
10. Cactus Tree

彼女はシンガーソングライターというよりも、新しいフォークシンガーという形でデビューしています。しかし、ギターだけでなく、ピアノでも弾き語りをするし、ジャズでの和音を取り入れたコード構成は、それまでのフォークソングとは明らかに違うものでした。正しく新しい感性をもった女性シンガーライターの登場でした。フラワームーヴメント、サイケデリックの時代に登場しているだけに、かなり斬新で、自由で浮遊感を持った楽曲は後のCS&Nへも受け継がれます。

今作はほとんどがジョニミッチェルの弾き語りですが、他にStephen Stillsがベースで参加していたり、Lee Keeferがbansheeで参加しているだけです。ですからシンプルな曲だけの内容で勝負している訳です。その才能は瞬く間に認められ、ウッドストックに参加して、そのテーマ曲までも創っています。高い評価がなされるのは、この後ですが、このファーストアルバムから、その非凡な才能を聴き取る事が出来ます。

I Had A King

Michael From Mountains

Night In The City
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[20110423]

Covers (Dig)Covers (Dig)
(2008/09/30)
James Taylor

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カヴァーズ【完全版】カヴァーズ【完全版】
(2010/04/07)
ジェイムス・テイラー

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前作から6年ぶりとなったこの作品はタイトル通り、全曲カバー曲で構成された作品です。これまでもアルバムには数曲カバー曲を入れていましたが、全曲カバーというのは珍しい事です。バックメンバーはいつものSteve GaddやYo-Yo Maが参加していますが、いつものジェイムステイラーの作品と同じような質感を失わずに違和感の無い作品に仕上げています。

1. It's Growing
2. (I'm a) Road Runner
3. Wichita Lineman
4. Why Baby Why
5. Some Days You Gotta Dance
6. Seminole Wind
7. Suzanne
8. Hound Dog
9. Sadie
10. On Broadway
11. Summertime Blues
12. Not Fade Away

ジェイムステイラーのルーツとも言える選曲で、カントリー、モータウン、ロックンロールや、他のシンガーソングライターの曲など、お馴染みの曲が多いですが、どの曲もジェイムステイラーらしさがあって好感が持てます。演奏がいつもながら素晴らしいので、オリジナル作品のような完成度を持っています。いい音楽を創る人はいい音楽を聴いていたという図式が見て取れます。それにしても奇をてらった曲が無く、素直な選曲になっていると思います。本当に好きな曲ばかりなのでしょう。

このアルバムが2008年で、それから新作は出ていませんので、永らく新作が出ていません。コンサート活動は現在も続いているので、ただ新作が生まれていないだけのようです。これまで十分に素晴らしい作品を創っていただけに、納得のいく作品が生まれるまでは新作は出ないのかもしれません。こういったベテランになると、つまらない作品を出されるよりは時間をかけて素晴らしい作品を再び届けてくれるまでは何もいらないと思います。ファンとしては元気なうちに、又素晴らしい作品を届けてくれる事を祈るのみです。

It's Growing

Road Runner

Wichita Lineman
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[20110422]

October RoadOctober Road
(2002/08/13)
James Taylor

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October Road (Bonus CD) (Spec)October Road (Bonus CD) (Spec)
(2002/11/12)
James Taylor

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前作からは5年ぶりとなる作品です。2002年になっています。プロデューサは久々のRuss Titelmanです。バックミュージシャンはいつもながら豪華なメンバーが揃っていますが、全体を通して音数は少なく、必要最小限の演奏だけで構成されています。それでもテクニシャンばかりなので、一つ一つの楽器が素晴らしい働きとなっています。基本はギターによる弾き語りという原点に戻ったような作品です。

1. September Grass
2. October Road
3. On the Fourth of July
4. Whenever You're Ready
5. Belfast To Boston (God's Rifle)
6. Mean Old Man
7. My Traveling Star
8. Raised Up Family
9. Carry Me On My Way
10. Caroline I See You
11. Baby Buffalo
12. Have Yourself A Merry Little Christmas

音数が少な中で、いい働きをしているのがドラムのSteve Gaddです。シンプルな曲の中でも、適度なおかずを入れたドラミングは非凡ではない出来の曲にしています。フォーク調が多い曲の中で、Steve Gaddだけがフュージュンしているのです。だから、素朴な曲でも豊かな気持ちにさせてくれます。Ry Cooderもギターで参加しています。Mean Old Manではジャズしています。アメリカの良心のような作品です。ビートものが多い時代において、一筋の清涼感を与えてくれます。

味気のないラップばかりのヒットチャートの曲では体験出来ないような心を豊かにしてくれる音楽です。アイルランドから流れてきたフォークソングは、いつしかアメリカ人の故郷のような存在となっています。そんな音楽を現在でも新しい気持ちで楽しむ事が出来ます。素朴でジェントリーな歌は都会にいても大自然の恵みを与えてくれる力を持っています。夕暮れ時に聴いたらほのかな涙を誘うかもしれません。素晴らしい音楽です。

September Grass

October Road

On the Fourth of July
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[20110421]

Hourglass [Enhanced CD]Hourglass [Enhanced CD]
(1997/05/22)
James Taylor

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アワーグラスアワーグラス
(1997/07/01)
ジェームス・テイラー

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前作から6年ぶりに出された作品です。グラミー賞を受賞して、その健在ぶりをアピールしました。プロデューサーはFrank Filipettiで、バックメンバーはいつものフュージュン系のミュージシャン達に、今回もYo-Yo Maが参加しています。その他にStingがボーカルで参加、Stevie Wonderがハーモニカで参加しています。90年代はオルタナも主流のスタイルの為か、フュージュン系なアレンジもありますが、全体的にカントリーを元としたアメリカンコンテンポラリーな音楽になっています。

1. Line 'Em Up
2. Enough To Be On Your Way
3. Little More Time With You
4. Gaia
5. Ananas
6. Jump Up Behind Me
7. Another Day
8. Up Er Mei
9. Up From Your Life
10. Yellow And Rose
11. Boatman
12. Walking My Baby Back Home
13. Hangnail

フュージュンも、この頃になるとワールドミュージック的なスケールの大きな雰囲気を持つようになりますが、この作品も同じく、アメリカ大陸的なワールドミュージックになっています。そうした繊細なタッチが評価されてグラミーを獲ったのだと思います。日本では大きな評価はされていませんが、アメリカでは国民的な人気を誇る所も、こうしたアメリカ特有の音楽でありながら、ジェイムステイラーならではの持ち味で進化させてきた事が評価されているのだと思います。

例えば、日本では演歌が何とか今風のアレンジにしようとする事はありますが、相撲界と一緒で、体質が古いままなので、全然新しさがないものしか創れないのに対して、ジェイムステイラーは特にカントリーミュージシャンという縛りはありませんので、自由な発想で曲を創れるので、それが新しい形のカントリーミュージックを進化させる事が出来ているのです。日本には演歌を進化させる事が出来る人はいません。と言うか、そういう人が出てきても保守的な大御所達に潰されるのでしょう。そういう意味でも、アメリカでのジェイムステイラーの存在は羨ましい限りです。

Line 'Em Up

Enough To Be On Your Way

Little More Time With You
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[20110420]

New Moon ShineNew Moon Shine
(1991/10/04)
James Taylor

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New Moon ShineNew Moon Shine
(2008/04/29)
James Taylor

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91年の作品ですが、全く時代の流行の音など気にしていない感じの作品になっています。プロデューサーはDon Grolnickの他に昔からの相棒Danny Kortchmar、Clifford Carter、Dan Steinと複数で担当しています。バックミュージシャンにはSteve GaddやSteve Jordan などのフュージュン系のミュージシャンの他に、クラシック界からYo-Yo Maも参加しています。いつもながら多彩なミュージシャンがバックアップしています。

1. Copperline
2. Down In The Hole
3. (I've Got To) Stop Thinkin' 'Bout That
4. Shed A Little Light
5. The Frozen Man
6. Slap Leather
7. Like Everyone She Knows
8. One More Go Round
9. Everybody Loves To Cha Cha Cha
10. Native Son
11. Oh Brother
12. The Water Is Wide

いつもながらのフュージュンフォークなのですが、今回はポップな部分が前面に出ていると思います。あくまでも、彼にとってはフュージュンなど手段の一つにしか過ぎないのです。いかに自分の音楽を追求するかが本質ですので、そこがキャロルキングとは違う道を進んでいると思います。キャロルキングもジョニミッチェルも天才肌ですが、ジェイムステイラーは努力の人だと思います。

こつこつと自分の音楽を極める為に努力する。その姿勢が時代に迎合しない世界を生み出しているのです。常に進化しようと努力しているので、全てのアルバムに手抜きがありません。どの作品に当たっても満足出来る音楽に出会えます。決して売れる音楽とは言えないかもしれませんが、音楽を聴く上で、意識しているか、していないに関わらず、一番重要な要素となる誠実な音楽かどうか、という無意識ながらにも善し悪しの判断基準の部分で満足出来る音楽を創り続けていると思います。

Copperline

Down In The Hole

(I've Got To) Stop Thinkin' 'Bout That
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[20110419]

Never Die YoungNever Die Young
(2000/04/27)
James Taylor

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ネヴァー・ダイ・ヤング(紙ジャケット仕様)ネヴァー・ダイ・ヤング(紙ジャケット仕様)
(2006/11/22)
ジェイムス・テイラー

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プロデューサーがDon Grolnickに代わっていますが、バックメンバーは大体いつものメンバーです。80年代最後の作品ですが、80年代の悪い部分は一つも出さずにJTらしい作品になっています。いつものジェイムステイラーというよりは、彼なりに進化しているのが凄いです。作曲の面ではっきりとその成長が感じられますが、順を追って作品を聴いていないと、その進化には気づかないかもしれません。

1. Never Die Young
2. T-Bone
3. Baby Boom Baby
4. Runaway Boy
5. Valentine's Day
6. Sun On The Moon
7. Sweet Potato Pie
8. Home By Another Way
9. Letter In The Mail
10. First Of May

作曲の進化というのは、新しいコード構成の発見だったりします。ギターを弾く人にしか分からないかもしれませんが、これまで使った事が無いコード構成が、作品ごとに出てくるのです。常に新しいコードを見つけて自分のものにして、それを元に曲を創るというのは、ギタリストである作曲家にとっては、いつも心がけている事であらねばなりません。しかし、そういうギタリストはかなり少なく感じます。日本で言えばCHARや山崎まさよしくらいだと思います。教則本に出て来るコードではない和音を見つけ出すのです。

ジェイムステイラーの作品には、そういう普通のコードとは違うものが沢山出てきます。フュージュンの影響というのもあるかもしれませんが。フュージュンでも使わなかったような新しい和音が聴き取れる所が凄いのです。そして、それを元にポップな分かり易い曲を創ると言うソングライターとして、かなりレベルの高いミュージシャンです。良い曲であれば、そういう事が分からなくても楽しめますが、ギターで曲を創る事が多い私にとっては、かなり参考になります。

Never Die Young

Valentine's Day

Sun On The Moon
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[20110418]

That\'s Why I\'m HereThat\'s Why I\'m Here
(2000/04/27)
James Taylor

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That\'s Why I\'m HereThat\'s Why I\'m Here
(2000/04/27)
James Taylor

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84年の作品です。コード進行などには80年代の先鋭的な手法が取り入れられているので、80年代の作品だと分かりますが、当時流行っていた80年代サウンドは選択していないので、今聴いても、とてもレベルの高い作品として聴く事が出来ます。音楽的には進化していた80年代なので、やり方を取り入れるのは賢い選択だと思いますが、80年代のデジタルサウンドは、まだ音圧が薄くて、悪い意味でのチープさが鼻につくのでした。当時はそれが流行っていたので、キャロルキングはその音を選択していましたが、JTはそれを良しとはしませんでした。素晴らしい感性だと思います。

1. That's Why I'm Here
2. Song For You Far Away
3. Only A Dream In Rio
4. Turn Away
5. Going Around One More Time
6. My Romance
7. Everyday
8. Limousine Driver
9. Only One
10. Mona
11. The Man Who Shot Liberty Valance
12. That's Why I'm Here (Reprise)

A.O.R.もジャズとポップスとの融合から生まれていますが、融合していくという事では、限りなく進化していく事が出来ると思います。しかし、一つの完成を遂げて、売れるようになると、そのスタイルに固執する事によって陳腐化していって、そのジャンルは廃れていく事になります。ジェイムステイラーの場合は、ある程度の形が定まっていますが、常に新しいやり方を模索しながら曲を創っているので、廃れていません。そして普遍的な歌の魅力を維持出来ているので、いつ聴いても新鮮です。

Airto Moreiraが参加してブラジリアンなエッセンスも取り入れながら、新しいポップスとしての作品を生み出しています。彼が創るボサノヴァは、ポップフィールドの人が創るそれとは違って、本場のボサノヴァミュージシャンが新曲を創るような新しさがあります。無理にボサノヴァのスタイルにこだわっていないのです。非常に優れたソングライターだからこそ出来るさりげなさがあるのです。この時期はそれほど注目はされていませんでしたが、非常に優れた作品を生み続けています。名盤です。

That's Why I'm Here

Song For You Far Away

Only A Dream In Rio
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[20110417]

Dad Loves His WorkDad Loves His Work
(2000/04/27)
James Taylor

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Dad Loves His WorkDad Loves His Work
(2009/04/28)
James Taylor

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81年の作品です。特に80年代サウンドにはなっておらず、いつものA.O.R.サウンドになっています。CBSに移ってからはPeter AsherのプロデュースでA.O.R.しています。恐らくこの時期はカーリーサイモンと別れた頃で、曲の内容もつらい心情が描かれています。しかしサウンドは軽快で、都会的なジェイムステイラーも板についてきました。

1. Hard Times
2. Her Town Too
3. Hour That The Morning Comes
4. I Will Follow
5. Believe It Or Not
6. Stand And Fight
7. Only For Me
8. Summer's Here
9. Sugar Trade
10. London Town
11. That Lonesome Road

J.D. Southerと共作しているHer Town TooではJ.D. Southerとデュエットしています。A.O.R.なソウルミュージックという事で、ホール&オーツのようなアレンジのI Will Followなど、80年代のブルーアイドソウルにもシンクロしていますが、彼の場合は以前からこうした曲はやっていましたから、とても自然にこなしています。へたにデジタルシンセや打ち込みはせずに生演奏にこだわっている所がいいです。

流行の音を選択しなかった事で、現在聴いていも十分通用する内容になっています。ボサノヴァなSummer's Hereのアレンジもかなり洗練されていてオリジナリティーに溢れています。完全なおしゃれA.O.R.にはならずに、そこに至るまでの様々な要素をしっかり表しながらも、都会的な音に仕上げると言う、本来な過程的なサウンドが彼の特徴であり、そういう所が嫌味を感じず聴ける所だと思います。素晴らしい作品です。

Hard Times

Her Town Too

I Will Follow
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[20110417]

FlagFlag
(2008/02/01)
James Taylor

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フラッグ(紙ジャケット仕様)フラッグ(紙ジャケット仕様)
(2006/11/22)
ジェイムス・テイラー

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CBSになってからはPeter Asherとのコンビが復活しています。それでも音楽は昔とは違って、A.O.R.全開です。ジャケットも80年代を思わせるものになっています。79年の作品ですから、早い対応になっています。髪を切ってダンディズムが増したジェイムステイラーの都会的だけどまったり出来るほのぼのとした雰囲気は健在です。

1. Company Man
2. Johnnie Comes Back
3. Day Tripper
4. I Will Not Lie For You
5. Brother Trucker
6. Is That The Way You Look?
7. B.S.U.R.
8. Rainy Day Man
9. Millworker
10. Up On The Roof
11. Chanson Francaise
12. Sleep Come Free Me

Day Tripperはビートルズのカバーですが、A.O.R.なアレンジになっています。Up On The Roofはキャロルキングのカバーですがシングルヒットしています。都会的なサウンドにカントリーの懐かしいようなエッセンスも交えている所がジェイムステイラーの特徴と言えます。ですから都会の乾いたような孤独感は感じないのです。ほっと落ち着けるような音楽なのです。この時期でも癒し系になっているのです。

奥方のカーリーサイモンとも仲むつましいイメージで、公私ともに癒し系のダンディズムが彼のイメージであり、音楽からも、それは伝わってきます。シンガーソングライターとしての進化としては見事なものです。前作ほど売れていませんが、前作同様の充実した内容です。テクノやパンクが台頭してきた時代に、こうした癒しの音楽があった事は救いになっていました。

Company Man

Day Tripper

I Will Not Lie For You
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[20110417]

JtJt
(2000/04/27)
James Taylor

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JT(紙ジャケット仕様)JT(紙ジャケット仕様)
(2006/11/22)
ジェイムス・テイラー

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JTと言えば、日本では日本たばこ産業ですが、海外でJTと言えばジェイムステイラーの事です。ワーナーからCBSに移籍しての第一弾アルバムになります。久々にPeter Asherがプロデューサーに起用されていますが、内容は本格的なA.O.R.になっています。ジャケットの髪型も長髪をバッサリ切って都会的な雰囲気を出しています。完全にイメージチェンジに成功しました。

1. Your Smiling Face
2. There We Are
3. Honey Don't Leave L.A.
4. Another Grey Morning
5. Bartender's Blues
6. Secret O' Life
7. Handy Man
8. I Was Only Telling A Lie
9. Looking For Love On Broadway
10. Terra Nova
11. Traffic Jam
12. If I Keep My Heart Out Of Sight

A.O.R.の時代真っ盛りという事もあって、この作品は正に時代を代表する作品となり、グラミー賞まで手にしています。完全にフュージュンとフォークの融合が完成して、新しいスタイルを手にしました。彼特有のほのぼのとした雰囲気は失われておらず、それなのに都会的になっているというのが凄いです。あくまでも自分のスタイルとしての音楽なので、流行の音楽に流されている訳ではないのです。

Your Smiling FaceはいかにもA.O.R.名曲ですが、途中レゲエのリズムに変化すると言う凝りようです。フォーキーな曲もフュージュンのエッセンスを持ったコード進行になっています。肩の力の抜け具合が心地良い音楽なので、昔からのファンでも馴染めると思うのですが、個人差はあるかもしれません。Handy Manがシングルヒットしています。ジェイムステイラー中期を代表する名盤です。

Your Smiling Face

There We Are

Honey Don't Leave L.A.
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[20110417]

In the PocketIn the Pocket
(2008/07/15)
James Taylor

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イン・ザ・ポケット(紙ジャケット仕様)イン・ザ・ポケット(紙ジャケット仕様)
(2006/12/27)
ジェイムス・テイラー

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前作に引き続き、Russ TitelmanとLenny Waronkerがプロデュースした作品です。より都会的になりつつも、素朴さ、実直さが伝わってくる内容です。参加メンバーも前作と同じ顔ぶれですが、フュージュン系のミュージシャンも増えています。フュージュンと言ってもスタッフのようなニューオリンズスタイルを洗練させたような南部の香りがします。CS&Nとは違った形でカントリーフォークを進化させています。

1. Shower The People
2. A Junkie's Lament
3. Money Machine
4. Slow Burning Love
5. Everybody Has The Blues
6. Daddy's All Gone
7. Woman's Gotta Have It
8. Captain Jim's Drunken Dream
9. Don't Be Sad 'Cause Your Sun Is Down
10. Nothing Like A Hundred Miles
11. Family Man
12. Golden Moments

優しくもダンディズムをもった優しい大人の音楽と言えます。都会的になった事で新しいファンも増えていますが、昔のスタイルこそがジェイムステイラーだと思っている人にとっては、この時期辺りからは聴かなくなっている人もいます。デビッドボウイもフィリーソウルに傾倒してアメリカに分かったりしていて、ニューソウルはミュージシャンの間でも流行っていたのですが、この時期はまだ小さな流行でした。

後のネオアコの時代になって、やっとこの時期のニューソウルも再評価されるようになっています。ネオアコの元祖としては、この時期のジェイムステイラーは、そのものズバリと言えます。しかし、当時は、そこまで凄い事をやっているという認識はありませんでしたから、一部のファンにのみ好まれていました。当時からこの手の音楽に手を出していた人は相当おしゃれだったと思います。

Shower The People

Everybody Has The Blues

Daddy's All Gone

[20110416]

GorillaGorilla
(1995/01/24)
James Taylor

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ゴリラ(紙ジャケット仕様)ゴリラ(紙ジャケット仕様)
(2010/04/07)
ジェイムス・テイラー

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プロデューサーにRuss TitelmanとLenny Waronkerを起用して、より都会的な作品に仕上げています。参加ミュージシャンも豊富で、David Crosby、Graham Nash、Jim Keltner 、Danny Kortchmar、Nick DeCaro、Lowell George、David Grisman、Randy Newmantなど、決してフュージュン系のミュージシャンではありませんが、みんな一癖も二癖もある強者ぞろいです。Linda Ronstadtと共にコーラスで参加しているCarly Simonとは当時結婚していました。

1. Mexico
2. Music
3. How Sweet It Is (To Be Loved By You)
4. Wandering
5. Gorilla
6. You Make It Easy
7. I Was A Fool To Care
8. Lighthouse
9. Angry Blues
10. Love Songs
11. Sarah Maria

How Sweet It Isシングルヒットして都会的になったジェイムステイラーが世界的に認識されるようになります。ジェイムステイラーの作風が変わったという事は、一つの時代が終わって、一つの時代が始まった事を知らせるものでした。Mexicoはサンタナのようなラテンロックになっています。アメリカではニューソウルからディスコに移行するような時代ですが、ジェイムステイラーはいい感じでニューソウルを吸収して自分の音楽にしています。

ニューソウルは彼にアダルトで、これまで以上のジェントリーな歌心を与えています。これまでの穏やかだった歌から説得力を持つようになっているのです。I Was A Fool To CareなどはA.O.R.していますし、この後もてはやされるA.O..Rの先駆者として素晴らしい作品に仕上げています。気負わず、程よいテンポを持った素晴らしい名盤です。

Mexico

How Sweet It Is

Wandering
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