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[20110225]

OrganicOrganic
(2008/02/01)
Joe Cocker

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Don Wasをプロデューサに迎えて、これまで歌ってきた曲をリメイクした作品です。再演なので、昔雰囲気が違うのですが、大きく変わっている訳でもなく、よりナチュラルに、よりシンプルに無駄を省いたアレンジになっています。曲そのものの良さを見直すように、丁寧に作られています。それだけ音楽を愛している事の証でしょう。若い頃に歌った曲を、老練になってから再演しているのですが、若い頃から渋かったので、それほど驚くような事はありません。

1. Into The Mystic
2. Anybody Seen My Girl
3. Delta Lady
4. Heart Full Of Rain
5. Don't Let Me Be Misunderstood
6. Many Rivers To Cross
7. High Lonesome Blue
8. Sail Away
9. You And I
10. Darling Be Home Soon
11. Dignity
12. You Can Leave Your Hat On
13. You Are So Beautiful
14. Can't Find My Way Home

全体的にアンプラグに近いと言うか、非デジタルな演奏になっています。90年代もデジタルが氾濫していましたので、それに対するアンチテーゼのような作品になっています。それでタイトルがオーガニックなのでしょう。昔からの馴染みの曲で、ライブでも度々演奏されてきている曲を、改めて再演する事で、歌の持つエネルギーというものを認識させるような魅力的な内容です。

ある意味ベストアルバムの一つにもなるかもしれませんが、シンガーとして、本来あるべき姿を見直したような潔さがあります。ヴァンモリソンのInto the Mysticだけが新しい曲になっています。常にリズム&ブルースを追求していたヴァンモリソンに対して、少し寄り道をしてきたジョーコッカーの反省のような部分もあると思いたいです。80年代の虚構のようなアレンジで売れていた事は、あまりほめられたものではないからです。そういう意味で、本当に必要な音だけをまとった赤裸裸なほどの裸の歌が収められています。

私事ではありますが、引っ越しにともない、
しばらく更新出来ませんので、ご了承下さい。

Into The Mystic

Anybody Seen My Girl

Delta Lady
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[20110224]

Have a Little FaithHave a Little Faith
(1994/09/05)
Joe Cocker

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オーケストラを導入してドラマティックに仕上げた作品です。80年代からの流れになっていますが、80年代特有の歌の無い所はしっかりおかずを入れると言う、うざったさは省いていますので、スッキリ聴く事が出来ます。90年代はアレンジというより、曲そのもののエネルギーを大切にした作品が多いと思います。この作品も、そうした作りになっています。あまりアクはありませんが、80年代の作品よりは親しみ易いと思います。

1. Let The Healing Begin
2. Have A Little Faith In Me
3. The Simple Things
4. Summer In The City
5. The Great Divide
6. Highway Highway
7. Too Cool
8. Soul Time
9. Out Of The Blue
10. Angeline
11. Standing Knee Deep In A River
12. Take Me Home

これまでに無かったことっとして、ネオアコというか、アシッドジャズというか、The Simple Thingsでは軽やかなおしゃれソウルになっています。しっかり90年代らしいサウンドもこなしているのです。ラヴィンスプーンフルのSummer In The Cityのカバーなど、選曲は素晴らしいです。途中レゲエ調になったり、ビートルズライクなストリングスを入れる所なんか、かなり凝ったアレンジです。

J.D. SoutherのThe Great Divideなど、ブリットポップなアレンジにしている辺り、80年代とは違ったセンスのいいおしゃれ感覚に溢れています。こってこてのソウルミュージックではなくなっていますが、コンテンポラリーなポピュラーミュージックを歌えるシンガーとして、新たな道を見つけ出したような清々しさがあります。80年代特有の未熟なデジタルサウンドが消えた事によって、曲自体の良さが際立っています。昔ほどの感動はありませんが、いい作品だと思います。

Let The Healing Begin

Have A Little Faith In Me

The Simple Things
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[20110223]

Night CallsNight Calls
(2005/05/17)
Joe Cocker

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90年代最初の作品です。まだ80年代を引きずっていますが、徐々に雰囲気が変化している感じがします。特に大きな要因はプロデュースにJeff Lynneを起用している所でしょう。Jeff Lynneはリズム&ブルースでも、そのノリを失わせずにポップに仕上げています。プロデューサーとしての仕事に徹しているのです。演奏にも参加して、ジョーコッカー本来の良さを蘇らせながら新しさも付け加えると言う仕事をしています。

1. Love Is Alive
2. Little Bit Of Love
3. Please No More
4. There's A Storm Coming
5. You've Got To Hide Your Love Away
6. I Can Hear The River
7. Don't Let The Sun Go Dowm On Me
8. Night Calls
9. Five Women
10. Can't Find My Way Home
11. Not Too Young To Die Of A Broken Heart

参加ミュージシャンも多彩で、Mike Campbell、Ian McLagan、David Paich、Jim Keltnerなど、渋めですが、名の知れたミュージシャンが顔を揃えています。Love Is Aliveはハードロックしていますが、ジョンレノンのYou've Got To Hide Your Love Awayでは久々にゴスペルタッチになっています。恐らくJeff Lynneによるアレンジでしょうが、コード進行がドラマティックで、思い切ったアレンジになっています。単なるゴスペルに終わらず、ポップスとしても新しさを出す事に成功しています。こういう事をやってくれると昔からのファンでも満足出来ます。

Elton JohnのDon't Let the Sun Go Down on Meは再ほど変化はありませんが、Elton Johnのソングライティングの巧さが良く分かるようになっています。PrinceのFive Womenをカバーしていたり、自分の持ち味は活かしながらも、90年代は何か新しいものへと向かっていこうとしている事を感じさせる作品です。その分、売り上げも落ち着いてくるのですが、作品が良くなっているのであれば、ファンとしては喜ばしい事です。とてもいい作品になっていると思います。

Love Is Alive

Please No More

You've Got To Hide Your Love Away
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[20110222]

One Night of SinOne Night of Sin
(1989/08/04)
Joe Cocker

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80年代最後の作品です。内容はまるでブルーススプリングスティーンになっています。ロック色が強いのです。そして曲はヒットしそうな曲ばかりで、作品としては、この時期の中では一番売れたのではないでしょうか。MTV向けの曲が多く、本来の渋い感じが無くなっています。アメリカンロックしているジョーコッカーは悪くはないのですが、これまでの老齢な感じから一気に若返ったような気になってしまいます。

1. When The Night Comes
2. I Will Live For You
3. I've Got To Use My Imagination
4. Letting Go
5. Just To Keep From Drowning
6. Unforgiven (Bonus Track)
7. Another Mind Gone
8. Fever
9. You Know We're Gonna Hurt
10. Bad Bad Sign
11. I'm Your Man
12. One Night Of Sun

Bryan AdamsのWhen The Night Comesがヒットしました。しゃがれ声同士なので、歌い易い曲なのでしょう。Tim HardinのUnforgivenやLeonard CohenのI'm Your Manなど、ジョーコッカーらしい選曲もあります。Bad Bad SignはDan Hartmanの作曲です。89年の作品ですから、必ずしも流行の音でもなく、少し古いくらいのサウンドです。それでも、このスタイルが自分には合っていると判断したのでしょう。ですから違和感はありません。ただ、ネオアコが流行り出した時代なので、ソウルフルな曲をやっても問題なかったと思います。

完全にアメリカのMTV視聴者をターゲットにしていると思います。その為売り上げは上がりますが、年相応な歌も聴きたい感じです。Bryan Adamsもギターで参加しています。Bryan Adams系のスタイルなので、この時代の音が好きな人にとっては素晴らしい作品だと思います。ただ、この時代の音はギターも嘘っぽいし、デジタルシンセは味気ないし、どうしても古くさく感じてしまいます。ただ、この時期の作品の中では一番出来はいいと思います。

When The Night Comes

I Will Live For You

I've Got To Use My Imagination
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[20110221]

Unchain My HeartUnchain My Heart
(2004/05/04)
Joe Cocker

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元エドガーウィンターグループのDan Hartmanがプロデュースしている作品で、演奏にも参加しています。これはどういうことなのか、完全にアメリカンロック化する事を望んだ選択なのでしょうか。サウンドは80年代していますが、生演奏による80年代サウンドになっています。ですから多少は聴けます。ポップなアレンジですが、ソウルフルに歌い上げています。

1. Unchain My Heart
2. Two Wrongs
3. I Stand In Wonder
4. Rivers Rising
5. Isolation
6. All Our Tomorrows
7. A Woman Loves A Man
8. Trust In Me
9. The One
10. Satisfied

タイトル曲のUnchain My Heartはレイチャールズのカバーです。こういう歌は本当に似合います。Isolationはジョンレノンのカバーで、こうして聴いてみると、ジョンのファーストアルバムはリズム&ブルースしていたんだと再認識してしまいます。渋い選曲です。Dan Hartmanはソングライターとしても優れており、エドガーウィンターグループ時代からポップな曲を創っていました。80年代になってからは、時代にあった曲を創っていたようです。

ベースのT.M. Stevensがチョッパーベースを多用しています。ファンクもソウルもまとめてポップスにしてしまう80年代らしい演奏です。曲は良い曲もあり、悪い作品ではありません。しかし、いかにもMTVで流れていそうな曲が多いです。MTVでジョーコッカーの曲が聴けるなんて、ちょっと前までは想像もできなかったのですが、よくぞここまで頑張ったものです。ゴスペルやっていた頃が一番好きですが、こうして売れるようになった事も嬉しく思います。

Unchain My Heart

Two Wrongs

I Stand In Wonder
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[20110221]

CockerCocker
(1995/06/16)
Joe Cocker

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売れて来ると、やはり色気がでてくるもので、又売れる作品を創ろうとして、流行りの音を拾うようになっていきます。このアルバムでは打ち込みも有りの80年代ならではのアレンジになっています。そして80年代のアメリカンロックのわざとらしいアレンジも平気で使っています。ジョーコッカーの歌も、選曲もこれまでと変わりはないのですが、アレンジがいかにも80年代していると、どうしても今聴くと古くさく感じてしまいます。

1. Shelter Me
2. A To Z
3. Don't You Love Me Anymore
4. Living Without Your Love
5. Don't Drink The Water
6. You Can Leave Your Hat On
7. Heart Of The Matter
8. Inner City Blues
9. Love Is On A Fade
10. Heaven

金も出来たので、MTV用のPVも創るようになります。つまりヒットチャート向けの曲作りになっているのです。ジョーコッカーの歌はいつものように誠実なので、悪くはないのですが、これまでの作品に比べて、曲の価値が軽くなったような印象を受けてしまいます。曲はいいのですが、アレンジがわざとらしいです。Shelter MeなんかはまるでU2のようなアレンジです。ジャーニーのNeal Schonが参加しているのも、その辺の方面を狙っての事でしょう。イギリスで売れるよりもアメリカで売れた方がでかいですから、どうしてもアメリカ向けのサウンドになってしまいます。

本来がアメリカのソウルミュージックをやっていた訳ですから、アメリカの音楽をやるのはいいのですが、80年代のアメリカのサウンドはどうしても軽薄な雰囲気を持っています。メーヴィンゲイのInner City Bluesはカッコいいです。不遇の時期が長かったので、売れるうちに売れておいても文句はいいませんが、もっと我が道を行く感じがジョーコッカーの短所でもありましたが、魅力でもありました。ソウルというよりはポップスしている作品です。

Shelter Me

A To Z

Don't You Love Me Anymore
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[20110220]

Civilized ManCivilized Man
(2004/05/04)
Joe Cocker

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映画、愛と青春の旅立ちの主題歌をJennifer WarnesとデュエットしたJack Nitzsche作曲のUp Where We Belongが大ヒットした事によって、再びジョーコッカーにスポットが当たるようになります。もうおっさんになっていたジョーコッカーが年相応の音楽をやり続けている事に、昔しか知らないロックファンは賞賛の声を持って迎え入れました。ここから新しいスタイルを追求するジョーコッカーも世界的に認められるようになっていきます。

1. Civilized Man
2. There Goes My Baby
3. Come On In
4. Tempted
5. Long Drag Off A Cigarette
6. I Love The Night
7. Crazy In Love
8. A Girl Like You
9. Hold On (I Feel Our Love Is Changing)
10. Even A Fool Would Let Go

80年代な音にはなっていますが、生演奏のグルーヴ感は今聴いても色褪せていません。クルーセダーズとの共演などもあり、更にフュージュン色を強めていますが、このアルバムはロック色も強くなっています。つまり、80年代に適したポップ性もしっかり取り入れているのです。それでも媚を売っているように感じないのがジョーコッカーの人柄です。日本で言えば上田正樹のような歌い方なのですが、魂の入り方は半端ではありません。

ジョーコッカーの歌い方は旋律以上の音数を濁音や呼吸音でつなげる事によって、8ビートの歌でも16ビートな勢いを持たせる格好良さがあります。字余りではではなく、歌い方での16ビート化を自然と成し遂げているのです。それでも字余りではないので、慌ただしい感じはしません。ちゃんと8ビートのソウルミュージックとして聴く事が出来るのです。表現は難しいですが、空気感によって8ビートを16ビートに感じさせるフュージュン系ドラマーに近い感覚があります。Temptedがシングルヒットして、このアルバム当たりからヒットチャートにも戻ってくるようになりました。名盤です。

Civilized Man

There Goes My Baby

Come On In
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[20110220]

Sheffield SteelSheffield Steel
(2011/01/24)
Joe Cocker

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80年代に入るとブルーアイドソウルリバイバルとなり、ジョーコッカーも見直されるようになっていきます。このアルバムでは80年代の天才ミキサーAlex Sadkinがプロデュースに加わっています。ですから、音の定位感が抜群にかっこいいものになっています。レゲエやファンクの要素が入って80年代らしい作品になっていますが、ジョーコッカーの歌は益々渋さを増しています。

1. LOOK WHAT YOU'VE DONE
2. SHOCKED
3. SWEET LITTLE WOMAN
4. SEVEN DAYS
5. MARIE
6. RUBY LEE
7. MANY RIVERS TO CROSS
8. SO GOOD, SO RIGHT
9. TALKING BACK TO THE NIGHT
10. JUST LIKE ALWAYS
11. SWEET LITTLE WOMAN - 12" Mix
12. LOOK WHAT YOU'VE DONE - 12" Mix
13. RIGHT IN THE MIDDLE (OF FALLING IN LOVE)
14. INNER CITY BLUES

Bob DylanのSeven DaysやRandy NewmanのMarie、Jimmy WebbのJust Like Alwaysなど、いつものソングライターの曲を選曲していますが、珍しいのが、元フリーのベーシストAndy Fraserの曲Sweet Little Womanを取り上げています。フリーもソウル系のポールロジャーsの歌が売りだったのですが、Andy Fraserは更にポップな要素の曲を書きます。この辺の嗅覚、センスはさすがです。

Jimmy Cliff飲の名曲Many Rivers to Crossをカバーしていますが、Jimmy Cliff自身も歌で参加しています。他にも80年代にのし上がってきたソウルシンガーRobert Palmerも参加しています。ドラムはSly Dunbarですので、ずしりと重くて、更に跳ねる感じがあります。80年代の良質な部分を集約した作品とも言えます。それまではソウルミュージックと言うと、趣味的な範囲であり、主流にはなりにくかったのですが、ディスコ以降の踊れる音楽と、おしゃれな感じがバブルの時代にはもてはやされるようになっていきます。それらに適応しながらも渋さは忘れていない素晴らしい名盤です。ジョーコッカーの作品に駄作はありません。

LOOK WHAT YOU'VE DONE

Shocked

Sweet Little Woman
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[20110220]

Luxury You Can AffordLuxury You Can Afford
(2000/03/13)
Joe Cocker

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Luxury You Can AffordLuxury You Can Afford
(2004/09/21)
Joe Cocker

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前作に引き続きスタッフのメンバーを中心にA.O.R.系のソウルミュージックを押し進めた作品になっています。プロデューサーがAllen Toussaintなのでニューオリンズ系のファンクの要素もあり、当時流行っていたディスコミュージックにも対応出来るようなファンキーな曲もあります。しかし、ディスコでかけられるような単純な音楽ではないので、きちんと音楽と向き合って聴き込みたい作品だと思います。

1. Fun Time
2. Watching The River Flow
3. Boogie Baby
4. A Whiter Shade Of Pale
5. I Can't Say No
6. Southern Lady
7. I Know (You Don't Want Me No More)
8. What You Did To Me Last Night
9. Lady Put The Light Out
10. Wasted Years
11. I Heard It Through The Grapevine

プロコルハルムのA Whiter Shade Of Paleはクラシックなスタイルですが、ゴスペルに通じる部分もあるので、ドラマティックに渋く歌い上げています。CCRもカバーしているI Heard It Through The Grapevineはマーヴィンゲイの初期の名曲です。Billy PrestonやDonny Hathawayも参加しているので、ニューソウルへの接近も見られます。音楽はどんどん洗練されていくのですが、ジョーコッカーの声はどんどんしゃがれていきます。

黒人の声に近づく為に、酒とタバコでわざと喉をつぶしていくのです。当時はこうした声がもてはやされていましたし、憧れられていました。ライトフュージュンなアレンジになってから、徐々にジョーコッカーも再注目されるようになりますが、この時期はまだまだ埋もれていた時期でした。最初の登場のインパクトの方が強かった為に、この時期の作品はどうしても地味に聴こえてしまうのです。しかし、音楽的内容はどんどん良くなっていっています。素晴らしい名盤です。

Fun Time

Watching The River Flow

A Whiter Shade Of Pale
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[20110219]

Stingray/Mad Dogs & ...Stingray/Mad Dogs & ...
(1995/11/09)
Joe Cocker

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StingrayStingray
(1999/11/02)
Joe Cocker

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売れなくなっていた時期の作品ですが、このアルバムは多少話題となりました。ニューヨークのセッションミュージシャンで結成されたスタッフのメンバーがバックアップしているからです。そしてゲストでエリッククラプトンとデラニー&ボニーのボニーブラムレットが参加しています。アルバートリーも参加して、ライトフュージュンなA.O.R.作品になっています。しかし、十分にソウルフルに歌い上げるジョーコッカーは渋いです。

1. The Jealous Kind
2. I Broke Down
3. You Came Along
4. Catfish
5. Moon Dew
6. The Man In Me
7. She Is My Lady
8. Worrier
9. Born Thru Indifference
10. A Song For You

Steve Gadd、Richard Tee、Cornell Dupree、Eric Gale、Gordon Edwardsというスタッフのメンバーを中心にサザンロック、ニューソウルなどを都会的なアレンジで、洗練されているのに土の臭いがするような雰囲気に持っていく所がジョーコッカーの存在感です。Peter Toshがアレンジャーとなって、ボブディランのThe Man in Meをレゲエにアレンジしています。76年の作品ですから、とても時代にあった音を出していますが、ジョーコッカーのしゃがれ声は、それでも胸に迫るものがあります。

洗練されていますが、決しておしゃれというには肉感的なのです。トムウェイツのようなクールに振る舞う事は出来ないほどパッショナブルです。レオンラッセルの名曲A Song For Youなど、バラードでは最高の泣き節を入れています。スタッフのメンバーは都会的なフュージュンを演奏しますが、ルーツとして南部のブルースなどを持っているだけに、ジョーコッカーとの相性は最高です。クラプトンはレイドバックしている時期だけに、それほど目立っていません。渋い内容ですが、ロックファンをも唸らせるような力を持った作品です。中期の大名盤です。

The Jealous Kind

I Broke Down

Catfish
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[20110219]

Jamaica Say You WillJamaica Say You Will
(2003/08/19)
Joe Cocker

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Jamaica Say You WillJamaica Say You Will
(1992/07/01)
Joe Cocker

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70年代の新感覚派のミュージシャンとの交流から、今回はJackson BrowneのJamaica Say You Willがタイトルになっています。新感覚というのは黒人音楽のスタイルを白人による感覚で曲を創るシンガーソングライター達のことを言います。それまでは黒人の音楽は黒人でしか巧く創れない事が多く、それでも黒人音楽の需要がある事から、何とか黒人に儲けさせずに白人に金が入るような仕組みを作る為に、レコード会社が白人に黒人っぽい曲を創るように指示した事から、新しい感覚を持ったソングライターがでてくるようになったのです。

1. (Thats What I Like) In My Woman
2. Where Am I Now
3. I Think Is Going To Rain Today
4. Forgive Me Now
5. Oh Mama
6. Lucinda
7. If I Love You
8. Jamaica Say You Will
9. Its All Over But The Shoutin
10. Jack-A-Diamonds

白人による黒人音楽というのは、アメリカそのものような雰囲気を持っていて、いろんな要素が混じりあっています。レコード会社の意図とは別に優れた音楽が生まれた事から、ジョーコッカーもそうした音楽を取り上げるようになっています。ブルーアイドソウルとしては正統な流れになります。アメリカの人にとっては、どこか懐かしいような雰囲気を持った曲が多く、その郷愁を誘う音楽は万国共通であって、私達が聴いても感動出来るものです。

この時代のジョーコッカーは売れていない時期ではありますが、音楽的には素晴らしいものを残しています。玄人受けする人でもあり、こうした音楽も玄人受けして、その影響を受けた人達が80年代のブルーアイドソウルリバイバルに活躍するようになります。しかし、この素晴らしい音楽は現在でも通用するような素晴らしい出来映えになっています。少しも恥じる所が無い素晴らしい名盤だと思います。

(Thats What I Like) In My Woman

Where Am I Now

I Think Is Going To Rain Today
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[20110219]

I Can Stand a Little RainI Can Stand a Little Rain
(1995/04/16)
Joe Cocker

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アメリカだけでリリースされていたJoe Cockerというアルバムではオリジナル曲が増えていたのですが、人気は徐々に衰えていきます。このアルバムが見つからないので廃盤になっているのかもしれません。そしてこのアルバムでは74年と言う時代から都会的なスタイルも感じられて、野性味もありますが、洗練されてきています。この時期はほとんど知られていない時代になるのですが、やっている音楽はものすごく素晴らしい内容になっています。

1. Don`t Forget Me
2. Guilty
3. I Can Stand a Little Rain
4. I Get Mad
5. It`s a Sin when You Love Somebody
6. Moon is a Harsh Mistress
7. Performance
8. Put out The Light
9. Sing Me a Song
10. You Are So Beautiful

このアルバムの聴きものとしてはビリープレストンのバラードの名曲You Are So Beautifulが入っています。優しくもはかない美しさを持った曲です。ソウルミュージックをしゃがれ声で歌うスタイルは変わりませんが、新しい感覚を持ったシンガーソングライターの曲を取り上げるなどして、都会的に洗練されたソウルミュージックになっています。この辺りの曲は素晴らしい曲が多いのですが、時代的には地味な扱いがされているのが残念です。

ランディーニューマンやジムプライス、ジミーウェブなど、作曲だけでなく演奏でも参加しています。新しい時代のソウルミュージックを作り上げようとしている意欲作なのに、高い評価がされていません。音楽は素晴らしい曲ばかりなので、是非永く聴いてもらいたい作品です。最初からそうでしたが、大人過ぎたのかもしれません。グラムロックが盛んな時代にはどうしても埋もれてしまう内容だったのです。現在では高く評価出来る名盤だと思います。

Don`t Forget Me

Guilty

I Can Stand a Little Rain
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[20110219]

Mad Dogs & EnglishmenMad Dogs & Englishmen
(1999/10/05)
Joe Cocker

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レオンラッセルを座長としたMad Dogs & Englishmen一座によるライブツアーを収録したライブアルバムです。実に下世話なくらいに乱雑としたステージだったのですが、そのエネルギーは凄まじく、映像としても記録されています。女性コーラスとの掛け合いによるゴスペルスタイルによるソウルフルな音楽のパワーはシンプルがゆえのエネルギーに溢れて爆発しまくっています。ライブアルバムではありますが、ジョーコッカーの代表作であります。

1. Introduction
2. Honky Tonk Woman
3. Introduction
4. Sticks and Stones
5. Cry Me a River
6. Bird on a Wire
7. Feelin' Alright
8. Superstar
9. Introduction
10. Let's Go Get Stoned
11. Blue Medley: I'll Drown in My Own Tears/When Something Is Wrong ...
12. Introduction
13. Girl from the North Country
14. Give Peace a Chance
15. Introduction
16. She Came in Through the Bathroom Window
17. Space Captain
18. Letter
19. Delta Lady

ファーストとセカンドからの曲と、ここでしか聴けない曲もあります。ストーンズのHonky Tonk Woman、ジョンレノンのGive Peace a Chance、ボブディランのGirl from the North Countryなど、ジョーコッカーが歌うと新しい命が宿っています。リタクーリッジが歌うレオンラッセルのSuperstarは、後にカーペンターズがカバーしてヒットさせています。レオンラッセルはサザンロックとこうしたバラードの名曲を残しているのです。

身振り手振りの激しいジョーコッカーの歌い方は独特で、そうまでしなくても歌えると思うのですが、気持ちの入れ方が違うのです。全身全霊を込めて歌う姿勢は現在も変わっていません。ただ、ジョーコッカーの派手な注目のされ方もここまでで、これ以降は露出が少なくなっていきます。玄人受けする人なので、地道なファン以外からは音沙汰無しな状態になっていきます。ただ、ロックファンに与えた強烈な印象は失われる事無く、再度注目される頃には暖かく迎えられる事になります。若きジョーコッカーが一番輝いていた頃の名盤です。

Honky Tonk Woman

Sticks and Stones

Cry Me a River
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[20110218]

Joe CockerJoe Cocker
(1999/10/05)
Joe Cocker

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方法論は前作と同じですが、この作品からレオンラッセルが大きく関わってきます。そしてこのフォーマットでMad Dogs and Englishmenへとなだれ込んでいきます。やはりカバー曲がほとんどで、それをソウルフルにアレンジする格好良さが全てです。楽曲的には前作の方がインパクトがあります。しかし、あまり有名でない曲を気持ち良く歌えるように蘇らせる手法は見事です。

1. Dear Landlord
2. Bird On A Wire
3. Lawdy Miss Clawdy
4. She Came In Through The Bathroom Window
5. Hitchcock Railway
6. That's Your Business
7. Something
8. Delta Lady
9. Hello, Little Friend
10. Darling Be Home Soon
11. She's Good To Me
12. Let It Be

このアルバムからはビートルズのShe Came In Through The Bathroom Windowがシングルカットされてヒットしました。アビーロードのメドレーの中にはいっている曲ですが、リズム&ブルースにアレンジされて主役になるような曲に仕上がっています。レオンラッセルのDelta Ladyもカバーして南部の味付けも加わるようになっています。当時はクラプトンを筆頭に南部の音楽、つまりサザンロックがミュージシャンの間で流行っていました。サザンロックとソウルミュージックの融合です。前作で目立っていたゴスペル調の曲が少ないので、前作の方がどうしても出来がいいように聴こえます。

ボブディランのDear Landlordは有名では有りませんが、ジョーコッカーが歌うとものすごく格好良く聴こえます。ボーナストラックとしてはいっているビートルズのLet It Beは、元々がゴスペル調の曲をポールがポップに聴かせていた曲ですので、この曲はジョーコッカーにとってはやり易い曲になっています。しかし、あまりにも最初からゴスペル調の曲は変化の妙が少ないので、あえてオリジナルアルバムには入っていなかったのかもしれません。内容的には地味かもしれませんが、この作品がそのままMad Dogs and Englishmenへとつながっていきますので、とても重要な作品になっています。ファン心理ではこれも名盤です。

Dear Landlord

Bird On A Wire

Lawdy Miss Clawdy
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[20110217]

With A Little Help From My FriendsWith A Little Help From My Friends
(1999/10/05)
Joe Cocker

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ウッドストックと言う前ふりをかましましたので、ジョーコッカーを紹介していきます。イギリスのソウル系のシンガーで、最初は鳴かず飛ばずで下が、このファーストアルバムのヒットにより、ウッドストックにも出演して、実力派シンガーとして人気を集めていきました。しかし、最初だけ注目されていて、徐々に失速していくのですが、特に最初のこの時期の作品はロックの歴史に刻まれるほどの名作を生み出しています。

1. Feeling Alright
2. Bye Bye Blackbird
3. Change In Louise
4. Marjorine
5. Just Like A Woman
6. Do I Still Figure In Your Life?
7. Sandpaper Cadillac
8. Don't Let Me Be Misunderstood
9. With A Little Help From My Friends
10. I Shall Be Released
11. The New Age Of Lily
12. Something's Coming On

このファーストアルバムには名だたるミュージシャンが数多く参加しています。ジミーペイジは元々セッションギタリストだったので、この作品ではかなりいい仕事をしています。Tony Visconti、Albert Lee、Stevie Winwood、など、蒼々たるメンバーで創られています。ほとんどの曲がカバー曲で、シングルヒットしているトラフィックのカバーFeeling Alrightは相当カッコいいです。彼の作品は、そのアレンジ力の勝利であります。普通のポップスをソウル、ゴスペル調にアレンジして、ブルーアイドソウルとしても、ロックとしても通用するパワフルな曲に仕上げています。ボブディランのJust Like A WomanやI Shall Be Releasedなどのフォークソングも、イギリスらしいポップ性とソウルフルな歌唱により、まるでオリジナル曲のように自分のものにしています。

体をゆらして手を振り回して歌うその姿は、いかに黒人に近づこうとしているかが伺えます。アニマルズもカバーしたDon't Let Me Be Misunderstoodは選曲的に納得出来ますが、タイトルのビートルズのカバーWith A Little Help From My Friendsは、3拍子にして全く別の曲のようにゴスペルチックに劇的にアレンジされています。実は私SAMARQANDのテーマ曲、SAMARKANDはこの曲が元ネタです。思いっきりパクっているという批判は甘んじて受けますが、これほど素晴らしい曲を元ネタにさせていただいて光栄に思っています。それほどカッコいいのです。このヘヴィーなくらいのゴスペル調へのアレンジは後のハードロックへと飛躍するパワーを秘めており、新しい時代を迎えるにあたって、歴史的な重要な役割を果たしている名盤です。

Feeling Alright
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[20110216]

Message To Love: The Isle Of Wight Festival 1970Message To Love: The Isle Of Wight Festival 1970
(1996/10/29)
Various Artists

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Message to Love: Isle of Wight Festival [DVD] [Import]Message to Love: Isle of Wight Festival [DVD] [Import]
(1997/12/10)
Leonard Cohen、Pete Townshend 他

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ワイト島のロックフェスティバルは70年に行われました。この時期のフェスティバルとしては最後の祭りとなりました。何十万という人間が一つの場所で、同じ音楽と空間を共有すると言う規模では、当時最大のものでした。しかし、この時期の祭りとしては最後のものとなり、時代は大きく変革していく事になります。現在ではこうしたフェスティバルもしょっちゅう行われるようになり、日本では当時はまだ外タレがくる事自体珍しかったので、この手のフェスティバルは憧れの的でしたが、現在ではフジロックフェスティバルなど毎年のように開催されるようになっています。

ディスク:1
1. All Right Now
2. My Sunday Feeling
3. Suzanne
4. Foxy Lady
5. Voodoo Child (Slight Return)
6. A: Can't Keep From Cryin'/B: Extension On One...
7. Me And Bobby McGee
8. Big Yellow Taxi
9. Woodstock
10. A: Blue Rondo A La Turk/B: Pictures At An...
11. When The Music's Over
ディスク:2
1. Young Man Blues
2. Naked Eye
3. There'll Always Be An England
4. Sinner Boy
5. Let It Be
6. Nights In White Satin
7. Catch The Wind
8. Weaver's Answer
9. Red Eye Express
10. Call It Anything
11. Amazing Grace
12. Desolation Row

このフェスティバルではドアーズが参加した事によって、ジミヘン、ジャニス、ドアーズが顔を揃える事になりました。スーパーグループEmerson Lake & Palmerにとっては初お披露目のステージになっています。フリーやジェスロタル、ムーディーブルースといった新しめのバンドも沢山でています。フォーク勢ではジョニミッチェル、ドノヴァン、レナードコーエンなどが参加。ジャズ界からはエレクトリックマイルスが参加して、新しい音楽を提示して見せました。

そして、最高のパフォーマスを魅せつけたのが、又してもThe Whoです。これまでの中でも最高にカッコいいです。それぞれのミュージシャン別に特集された作品が有るので、じっくり見る事も出来ます。こうしたフェスティバルは素人のような人が開催していた事も有り、これ以降は行われなくなります。しかし、80年代以降くらいから、又行われるようになります。ただ、その頃になると、あまりありがたみが無いような内容になっていますので、やはり、この時代のものが胸ときめかせます。ロックが幸福だった時代を象徴するものでした。これ以降は商業性が強まっていき、幸福とは言えないような時代になっていきます。その中でもいい作品はでてきますので、死んだ訳では有りませんが、2000年以降は死んでるようなものです。

All Right Now

My Sunday Feeling

Suzanne
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[20110215]

Music From Original Soundtrack & More: WoodstockMusic From Original Soundtrack & More: Woodstock
(2009/06/02)
Various Artists

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ウッドストック~愛と平和と音楽の3日間~ [DVD]ウッドストック~愛と平和と音楽の3日間~ [DVD]
(2000/04/21)
オムニバス

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ロックフェスティバルとしてはReading and Leeds Festivalsもありますが、各ミュージシャン別の音源で出されています。このフェスティバルは現在も継続されて開催されています。そして69年に行われたのが伝説のウッドストックです。一度最近再び再開されたりしましたが、基本ウッドストックと言えば69年の3日間の出来事になります。ニューヨーク郊外のウッドストックには、当時交通機関が有りませんでしたので、若者は歩いて会場まで集まりました。その模様はDVDで確認出来ます。

ディスク:1
1. I Had A Dream (John B. Sebastian)
2. Going Up The Country (Canned Heat)
3. Stage Announcements
4. Freedom (Richie Havens)
5. Rock & Soul Music (Country Joe & The Fish)
6. Coming Into Los Angeles (Arlo Guthrie)
7. At The Hop (Sha-Na-Na)
8. The 'Fish' Cheer/I-Feel-Like-I'm-Fixin'- To-Die Rag (Country Joe McDonald)
9. Drug Store Truck Drivin' Man (Joan Baez featuring Jeffrey Shurtleff) Joe Hill (Joan Baez)
10. Stage Announcements
11. Suite: Judy Blue Eyes (Crosby, Stills & Nash)
12. Sea Of Madness (Crosby, Stills, Nash & Young)
13. Wooden Ships (Crosby, Stills, Nash & Young)
14. We're Not Gonna Take It (from Tommy) (The Who)
15. Stage Announcements
16. With A Little Help From My Friends (Joe Cocker)
17. Rainstorm, Crowd Sounds, Announcements & General Hysteria
ディスク:2
1. Crowd Rain Chant
2. Soul Sacrifice (Santana)
3. Stage Announcements
4. I'm Going Home (Ten Years After)
5. Volunteers (Jefferson Airplane)
6. Max Yasgur Medley: Dance To The Music/Music Lover/I Want To Take You
7. Rainbows All Over Your Blues (John B. Sebastian)
8. Love March (Butterfield Blues Band)
9. Star Spangled Banner/Purple Haze & Instrumental Solo (Jimi Hendrix)

このフェスティバルで初お披露目となったのがCrosby, Stills & Nashで、スーパーグループの演奏は衝撃的でした。後、Ten Years After、Santana、Joe Cockerはこのフェスティバルに参加した事によって知名度が上がっていきます。John B. SebastianはLovin' Spoonful解散後のソロとして迎えられています。こうしたフェスティバルの常連となっているThe Whoが一番カッコいいです。ツェッペリンが70年代に展開するステージを、既にこの時点でやっています。The WhoとJimi Hendrixは、どちらもギターを破壊するパフォーマンスをやるので、出演する順番決めが重要でした。The Whoが先に出演してギターを破壊するパフォーマンスをやった為にJimi Hendrixはギターに火をつけると言う行為に及びます。

3日分のパフォーマンスが行われているので、何種類かの作品に別れて製品化されています。客はマリファナを吸ったり、裸で踊ったりして、ヒッピームーヴメント、フラワームーヴメント、サイケデリックムーヴメントの最後の一花となったフェスティバルであり、このムーヴメントはウッドストックを境に、新たな時代へと突き進んでいく事となります。サマーオブラブと呼ばれていた時代の総括的な形となったのです。ですから、後遺症がいつまでもロック界に尾をひいて、70年代は素晴らしい音楽が更に生み出されていく事となります。歴史的なロックフェスティバルでありました。

John sebastian

Canned Heat

Richie Havens
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[20110214]

Monterey Pop FestivalMonterey Pop Festival
(2007/06/05)
Various Artists

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60年代後半はフラワームーヴメント、ヒッピームーヴメントなど、愛と自由と平和を謳歌する若者達の為のロックフェスティヴァルが開かれました。何万人もの人が同じ場所に集まり、同じ音楽と空間を共有する。そこには多くのミュージシャン達が次々に現れて、サマーオブラブの祭りとなりました。その先駆けとなったのがこのモンタレーポップフェスティヴァルです。

ディスク:1
1. Along Comes Mary - The Association
2. San Francisco Nights - Eric Burdon & The Animals.
3. Homeward Bound - Simon & Garfunkel (Prev. Unreleased)
4. Sounds of Silence - Simon & Garfunkel (Prev. Unreleased)
5. Down on Me - Big Brother & The Holding Company (w/Janis Joplin)
6. Ball and Chain - Big Brother & The Holding Company (w/Janis Joplin)
7. Section 43 - Country Joe & The Fish
8. Born in Chicago - Paul Butterfield Blues Band
9. Wine - The Electric Flag
10. Bajabula Bonke (Healing Song) - Hugh Masekela
11. Chimes of Freedom - The Byrds
12. So You Wanna Be A Rock Star - The Byrds
ディスク:2
1. Somebody To Love - The Jefferson Airplane
2. White Rabbit - The Jefferson Airplane
3. Booker-Lo - Booker T & The MGs
4. Shake - Otis Redding
5. I've Been Loving You Too Long (To Stop Now) - Otis Redding
6. Duhn: Fast Teental (except) - Ravi Shankar
7. For What It's Worth - Buffalo Springfield (Prev. Unreleased)
8. Summertimes Blues - The Who
9. My generation - The Who
10. The Wind Cries Mary - The Jimi Hendrix Experience
11. Like A Rolling Stone - The Jimi Hendrix Experience
12. Straight Shooter - The Mamas & The Papas
13. San Francisco (Be Sure To Wear Flowers In Your Hair) - Scott McKenzie
14. California Dreamin' - The Mamas & The Papas

CDの方にはロック系の音源が多くなっていますが、ジャズやフォーク、民族音楽など多彩なミュージシャンを集めた祭典となっています。そしてこのフェスティヴァルに参加した事によって、知名度を上げたのが、後の時代をリードするジミヘンとジャニスジョップリンとオーティスレディングです。新しい時代を担うミュージシャンが多数参加している事で、歴史的なイヴェントとなっています。

どのミュージシャンも素晴らしい演奏を残していますが、最高のパフォーマンスを披露しているのはThe Whoです。全てのフェスティヴァルでThe Whoは最高のステージを披露しています。まだレッドツェッペリンが登場する前の最高峰のバンドとして君臨しています。滅茶苦茶カッコいいです。オーティスのステージも熱いです。3日間行われたステージには多彩なミュージシャンが参加しています。ですからアーティスト別に編集された作品も多数有ります。ロックが一番幸福だった頃の軌跡です。

Along Comes Mary

Love yesterday, today /If only for a moment

Sound Of Silence
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[20110213]

Guitar HeavenGuitar Heaven
(2010/09/23)
Santana

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2010リリースの現在の所の最新作です。ゲストミュージシャンを招いてのコラボレートという手法はこれまでと一緒ですが、今回は往年のロックの有名曲ばかりのカバー曲集になっています。選曲があまりにもメジャー級なので、サンタナも単なるロックファンだったという事があからさまになりました。あまりにもベタな選曲に賛否両論を巻き起こしていますが、ギタリストとしての、ギター小僧としてのスプリットに溢れています。

1. Whole Lotta Love (featuring Chris Cornell)
2. Can't You Hear Me Knocking (featuring Scott Weiland)
3. Sunshine Of Your Love (featuring Rob Thomas)
4. While My Guitar Gently Weeps (featuring India.Arie & Yo-Yo Ma)
5. Photograph (featuring Chris Daughtry)
6. Back In Black (featuring Nas)
7. Riders On The Storm (featuring Chester Bennington & Ray Manzarek)
8. Smoke On The Water (featuring Jacoby Shaddix)
9. Dance The Night Away (featuring Pat Monahan)
10. Bang A Gong (featuring Gavin Rossdale)
11. Little Wing (featuring Joe Cocker)
12. I Ain't Superstitious (featuring Jonny Lang)

レッドツェッペリン、ローリングストーンズ、クリーム、ビートルズ、デフレパード、AC/DC、ドアーズ、ディープパープル、ヴァンへイレン、T-REX、ジミヘンドリックス、ウィリーディクソンといったミュージシャンの有名な曲ばかりカバーしています。Dance The Night Awayはクリームじゃなくてヴァンへイレンなんですね。ほとんど原曲は崩さずに演奏されていますが、ギターはそれなりにサンタナ流に演奏されています。ゲストボーカリストがオリジナル以上に巧いボーカルを披露しています。ウィリーディクソンのI Ain't Superstitiousはジェフベックグループのバージョンのカバーになっています。

AC/DCのBack In Blackはラップになっていますが、違和感が有りません。往年のロックファンなら喜ぶような選曲ですが、あまりにも有名な曲ばかり過ぎて、ちょっと引いてしまいます。単なるお遊び的な作品だと思えば楽しいです。ギターヘヴンというタイトルですから、ギターインストでカバーすればもっと評価は高かったと思いますが、ドアーズのRiders On The StormではキーボードのRay Manzarek本人が参加しています。ジョーコッカーが歌うジミヘンがLittle Wingが一番いい感じです。この後の方向性を模索している中での趣味的な作品だと思いますが、この後はどういう方向に進むのか楽しみです。

Whole Lotta Love

Can't You Hear Me Knocking

Sunshine of Your Love
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[20110213]

All That I AmAll That I Am
(2005/11/01)
Santana

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2005年の作品で、スーパーナチュラルから始まったクライヴ・デイヴィスとの共同プロデュースによる、多彩なゲストを招くというスタイルによる三部作の最終作品になります。もうこの頃になると、このやり方にもファンは飽きてきていましたが、意外なゲストなどを起用する事によって、何とか話題は創れました。

1. Hermes
2. El Fuego
3. I'm Feeling You (feat. Michelle Branch)
4. My Man (feat. Big Boi & Mary J Blige)
5. Just Feel Better (feat. Steven Tyler)
6. I Am Somebody (feat. Will I Am)
7. Con Santana
8. Twisted (feat. Anthony Hamilton)
9. Trinity (feat. Kirk Hammett & Robert Randolph)
10. Cry Baby Cry (feat. Joss Stone & Sean Paul)
11. Brown Skin Girl (feat. Bo Bice)
12. I Don't Wanna Lose Your Love (feat. Los Lonely Boys)
13. Tu Amor

特に驚くゲストとしてはJust Feel Betterに参加しているエアロスミスのSteven Tylerでしょう。エアロスミス並みに良い曲です。鳴きのギターも有りますが、全体的にはパワフルなサウンドになっており、前2作に比べると地味かもしれませんが、このスタイルが完成された形となっており、かなり勢いを感じさせる作品になっています。結構強力なエネルギーを感じます。ギターも良く歌っています。

若い才能とコラボレートする事で、サンタナのプレイも若々しくなっています。ブルーノートだけで、ここまで似たようなフレーズも目立ちましたが、このアルバムでは新鮮なインスピレーションに溢れたフレージングを生み出しています。この作品の後は又、鳴りを潜めますが、この方法で売れる時に売りまくった事は決して悪くなかったと思います。21世紀でもやっていける事が証明出来ましたし、新しいサウンドも創りだせています。ただ、この流れをこれ以上続けるのは苦しいと思います。この後どんな展開を見せるのか楽しみです。このアルバムも名盤です。良く出来ています。

Hermes

El Fuego

I'm Feeling You
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[20110213]

ShamanShaman
(2002/10/21)
Santana

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大成功した前作の続編的な作品で、クライヴ・デイヴィスとサンタナのプロデュースで、多彩なゲストを招き入れて製作するやり方は前作と同様です。楽曲の充実度で言えば前作にはかないませんが、クラプトンのクソつまんないギターが入っていない分、パフォーマンスとしては素晴らしい内容になっています。若手のミュージシャンと混じりあう事で、21世紀にも適応した音楽をやろうと言う方法論になっています。

1. Adouma
2. Nothing at All (feat. Musiq)
3. The Game of Love (feat. Michelle Branch)
4. You Are My Kind (feat. Seal)
5. Amore (feat. Macy Gray)
6. Foo Foo
7. Victory is Won
8. America (feat. P.O.D)
9. Sideways (feat. Citizen Cope)
10. Why Dont You & I (feat. Chad Kroeger of Nickelback)
11. Feels Like Fire (feat. Dido)
12. Let Me Love You Tonight
13. Aye Aye Aye
14. Hoy Es Adios (feat. Alejandro Lerner)
15. One Of These Days (feat. Ozomatli)
16. Novus (feat. Placido Domingo)

ヒップホップや、オルタナティヴなど、別にサンタナがやらなくてもいいような音楽もあるので、疑問符も浮かびますが、出来上がった音が素晴らしければ問題ないと思います。90年代からサンプリングも利用しており、そうしたデジタルフォーマットとラテンのリズムとの落としどころが巧妙になっており、21世紀のサンタナはこれでいいと思います。流行ものが無い時代ですから、何をやっても曲が良ければいいのです。ただ、ゲストばかり立てて、ギターがちょっと控えめ過ぎるような気もします。

キューバ系のラテンのリズムも新しいサンタナの魅力の一つです。アフロキューバンが静かなブームだった事も有り、古くさくないけれどもサンタナらしさは何とか出せています。どうしても前作の二番煎じな感じを持ってしまいますが、この方法論で充実した作品が生み出せているという事は、このスタイルを続けてもいいと思いますし、何とか人気も回復させた事ですので、問題ないと思います。音楽的にも充実度は増しているので、素晴らしい名盤だと思います。

Adouma

Nothing At All

The Game Of Love
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[20110213]

SUPER NATURALSUPER NATURAL
(1999/07/07)
サンタナ、イーグル・アイ・チェリー 他

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前作からは7年の沈黙を破ってリリースされた作品で、最初はそれほど話題にもなりませんでしたが、グラミー賞の9部門を独占するという快挙を成し遂げた事によって、サンタナが復活した事を宣言した作品となりました。90年代に入ってサウンドは良くなりましたが、いつもの作品という認識だったのが、グラミー効果でサンタナはまだ健在だとアピールしたのです。既に過去のギタリストというイメージから、現在進行形のギタリストとして再注目される事になりました。

1. (Da Le) Yaleo
2. Love Of My Life (Featuring Dave Matthews)
3. Put Your Lights On ( Featuring Everlast)
4. Africa Bamba
5. Smooth (Featuring Rob Thomas)
6. Do You Like The Way (Featuring Lauryn Hill & CEE LO)
7. Maria Maria (Featuring The Product G&B, Produced by Wyclef)
8. Migra
9. Corazon Espinado (Featuring Mana)
10. Wishing It Was (Featuring Eagle Eye Cherry)
11. El Farol
12. Primavera
13. The Calling (Featuring Eric Clapton)

ラテンのリズムもアフロキューバンな軽快なものになり、情熱的ですが、洗練されたスタイルになっています。そしてこのアルバムの目玉が多彩なゲストミュージシャンとのコラボレートになっています。ローリン・ヒル、デイヴ・マシューズ、エヴァーラスト、イーグル・アイ・チェリー、エリック・クラプトンにマナと新しい感性やベテラン達とのコラボレートでも負けていないギターをプレイしているところが凄いです。クライヴ・デイヴィスとサンタナの共同プロデュースですが、曲ごとにいろんな人が関わっています。特にDAVE MATTHEWSのボーカルが好きですが、ROB THOMAが参加したSmoothがシングルヒットしました。日本では野口五郎がカバーしています。

本来なら一番の目玉となるはずのエリッククラプトンが参加したThe Callingですが、他のミュージシャン達は最高のパフォーマンスを収めていますが、クラプトンのギターはクソです。何のインスピレーションも持たない、ほとんどリハーサルの指ならし程度のクソつまらない演奏です。大御所じゃなければ、もう1テイクお願いする所ですが、クラプトンにはそういう事は言えないのでしょうか。クラプトンもゲストとはいえ、こんなプレイを世に出していいと思っている事自体、もう終わっています。クラプトンのギター以外は最高の出来映えです。久々のビッグヒットとなった名盤です。

Yaleo

Love Of My Life

Put Your Lights On
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[20110212]

ミラグロミラグロ
(2000/04/12)
サンタナ

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MilagroMilagro
(1992/05/05)
Santana

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90年代になってからのサンタナ嘘のようにサウンドがぐっと良くなりました。このアルバムは前年に亡くなったMiles DavisとBill Grahamに捧げられたアルバムで、それ以前に亡くなっているボブマーリィ,ギルエヴァンス,コルトレーン,マーティンルーサーキングに対する想いも含まれています。生と死を見つめたような内容の為か、売り上げは悪かったのですが、音楽的には申し分の無いものになっています。

1. Milagro
2. Somewhere In Heaven
3. Saja/Right On
4. Your Touch
5. Life Is For Living
6. Red Prophet
7. Agua Que Va Caer
8. Make Somebody Happy
9. Free All The People (South Africa)
10. Gypsy/Grajonca
11. We Don't Have To Wait
12. A Dios

歌ものも多いのですが、80年代のアメリカンロックな軽薄さが無くなっているだけでもえらい違いです。それだけではなく、軽快な音楽でも深みが有るのです。全体的にはラテンというよりはアフリカンなリズムが目立ちます。Chester Thompsonがプロデュースと演奏で関わっているのも有り、スムースジャズとは違うフュージュンスタイルの中で、明確な意志を持った旋律を生み出しています。ウェザーリポートに近い音だと思います。

サンタナはスパニッシュ系ですが、アメリカの中では黒人と共に有色人種としてのアイデンティティを抱えていて、それが音楽にも反映されていますし、それは亡くなった人達とも共有してきた事だったのでしょう。このアルバムの中でもそれははっきりと現れていますし、優しさに溢れた作品になっています。このアルバムが売れなかったという事は、それだけ、まだ白人の偏見が強いという事だったのでしょうか。素晴らしい名盤です。

Somewhere In Heaven

Saja/Right On

Life Is For Living
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[20110212]

スピリッツ・ダンシング(紙ジャケット仕様)スピリッツ・ダンシング(紙ジャケット仕様)
(2010/11/03)
サンタナ

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Spirits Dancing in the FleshSpirits Dancing in the Flesh
(1990/06/15)
Santana

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ハービーハンコックとは昔から交友がありましたが、この頃はウェインショーターとも交流を深めていた時期で、サンタナのトレードマークでもあったヒンズー教のシュリ・チンモイからは離れ、ハービーやウェインショーターがやっている日本の仏教に帰依するようになります。そしてこの90年代最初のアルバムからは新境地を拓いていきます。アイズレー・ブラザーズ、カーティス・メイフィールド、オラトゥンジ、コルトレーン、ジミヘンのカバー曲が含まれていますが、俗っぽさが無くなり、以前とは違う精神性を表現するような音楽になっています。

1. Let There Be Light/Spirits Dancing In The Flesh
2. Gypsy Woman
3. It's A Jungle Out There
4. Soweto (Africa Libre)
5. Choose
6. Peace On Earth...Mother Earth...Third Stone From The Sun
7. Full Moon
8. Who's That Lady
9. Jin-Go-Lo-Ba
10. Goodness And Mercy

精神性を追求する事により、ギターのフレージングも見違えるように意味を持って良くなっています。まだ人気的には低迷の時代でしたが、静かにサンタナはミュージシャンとして復活していたのです。フュージュン的な洗練さはパットメセニーに近いものになり、単なる売れ線狙いの音楽とは別次元の音楽になっています。楽曲の一部を担う為のギターフレーズと、精神性を表現する為のギターフレーズは全く別物です。サンタナの存在意義が生まれ、サンタナでなければ表現出来ない音楽となるのです。ですから80年代の作品よりも、このアルバムは活きた音が詰まっています。

昔のギターサウンドとは違いますが、80年代のサウンドに比べると音が格段に良くなっています。これはエフェクターが進化した事も有りますが、音の選択、ピッキングのタッチセンス、どれをとってもサンタナ自身が進化した事の現れです。初期の代表作Jin-Go-Lo-Baを再演しているのも、自信の現れでしょう。全体的に統一感があり、無節操さや迷いが無くなっていると思います。素晴らしい作品です。名盤です。

Let There Be Light/Spirits Dancing In The Flesh

Gypsy Woman

It's a Jungle out There
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[20110212]

フリーダム(紙ジャケット仕様)フリーダム(紙ジャケット仕様)
(2010/11/03)
サンタナ

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Buddy Milesをボーカルに迎えて、ソウルフルな歌ものを中心とした作品です。アレンジは80年代のブラコンな感じですし、そこに少しばかりのサンタナのギターが付け加えられただけのような内容です。趣味的な音楽とも言えますが、こういう曲をサンタナがわざわざやる必要も無く、ただこの頃のサンタナは、こうした俗っぽい音が好きだったみたいです。

1. Veracruz
2. She Can't Let Go
3. Once It's Gotcha
4. Love Is You
5. Songs Of Freedom
6. Deeper, Dig Deeper
7. Praise
8. Mandela
9. Before We Go
10. Victim Of Circumstance

ジャケットはなんかジャマイカっぽい感じですが、She Can't Let Goではレゲエなリズムになっています。この頃は結構レゲエのリズムとラテンのリズムを混ぜ合わせたような事もやっていました。とにかく流行ものには手を出すと言う無節操な時期で、トレードマークのラテンサウンドも、当時流行っていたワールドミュージックとして取り入れていますので、当時の流行の音は全てはいっているような内容です。

Buddy Milesは歌のみの参加で、ブラコンとの融合を試みています。単なるブラコンだとロックファンは聴かないかもしれませんが、サンタナのギターがカウンターで入ってくるので、馴染めると思います。Love Is Youでの哀愁ギターインストものは、曲自体は特にたいした事はありませんが、メロウなブラコンバラードになっています。新鮮さは有りますが、驚くような新しさは有りません。全て予定調和で、想定範囲内のサウンドです。ですから力を抜いてリラックスして楽しめばいいのではないでしょうか。

Veracruz

She Can't Let Go

Once It's Gotcha
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[20110212]

Beyond AppearancesBeyond Appearances
(2003/07/01)
Santana

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いかにも80年代なデジタルサウンドの作品です。フュージュン系のベーシストAlphonso Johnsonなど、メンバーは80フュージュン系のミュージシャンで、80年代のハービーハンコックに近いサウンドにラテンのリズムが加わっているような作品です。7ヶ月の製作期間を経て完成させているだけに、かなり苦労して細部までこだわっているのは分かりますが、当時の流行の音は何とか詰め込んだような内容には感心しません。

1. Breaking Out
2. Written In Sand
3. Brotherhood
4. Spirit
5. Right Now
6. Who Loves You
7. I'm The One Who Loves You
8. Say It Again
9. Two Points Of View
10. How Long
11. Touchdown Raiders

Written In Sandはまるでスティングのような曲で、ここまでやるのか、とあきれてしまいますが、曲自体は良く出来ています。後は、この時期を象徴するようなアメリカンロック、A.O.R.くずれなライトフュージュンサウンドになっています。ラテンのパーカッションの他にシンセドラムなど、無節操な感じは相変わらずです。当時のハービーも徹底的にこういったサウンドを追求していましたので、サンタナだけを攻められませんが、昔の神秘的な感じは希薄です。

ギターもうまい事歪ませていますが、イカサマ臭いデジタル処理されたようなサウンドで、いつもの指癖によるフレーズは説得力のかけらもありません。ただ、こうしたサウンドも需要があった訳で、難しい事を考えなければ、それなりに楽しめる作品にはなっています。新しいサウンドに挑戦するのは正しい選択ですが、ここまで無節操だと、とってつけたような音ばかりで、うさんくさいです。

Written In Sand

Brotherhood

Spirit
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[20110211]

Shango: 30th Anniversary EditionShango: 30th Anniversary Edition
(2011/01/25)
Santana

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ジャーニーを結成していたグレッグローリーが復帰しています。その為か、ジャーニーのようなアメリカンロックになっています。ジャーニーが売れていたからその路線を真似るとは無節操にもほどが有ります。サンタナも何が売れて、何が受けるのかが分からなくなっているのだと思います。82年の作品という事もあって、とても軽いサウンドで、MTVにものっかってヒット曲は出していました。

1. The Nile
2. Hold On
3. Night Hunting Time
4. Nowhere To Run
5. Nueva York
6. Oxum (Oshun)
7. Body Surfing
8. What Does It Take (To Win Your Love)
9. Let Me Inside
10. Warrior
11. Shango

PVも手伝って、Hold Onがシングルヒットしました。サンタナの健在ぶりをアピールしましたが、全盛期の面影は見る影も有りません。The Nileはエジプトのオリエンタルな雰囲気を表現していますが、Nueva Yorkはラテンのリズムとアメリカンプログレなサウンドが混じりあって、なんか無理している感じがします。特にこの時期はサンタナのギターサウンドが変わってしまっているので、誰の曲か分からないくらい無節操です。勿論昔のやり方をずっとやる訳にも行きませんが、これが進むべき道かというと、違うような気がします。

ラテンのリズムプラス、当時流行っていたアフリカンな雰囲気もあって、ワールドミュージックの先駆けだった部分を取り戻そうとして、何とか80年代でも売れる作品を創ろうと必死な感じがします。昔の精神的な緊張感を取っ払って軽さのみが残っているような作品です。サンタナを真似していた高中正義のポップ感を逆に真似しているような軽薄さが有ります。ギター音色は80年代っぽいデジタルエフェクターな音ですが、プレイ自体は昔と変わりません。テクニック的な進歩は無いのです。ギタリストとしては聴いていてつまらないと思います。ただ、ポップアルバムとしては良く出来ています。

The Nile

Hold On

Nowhere To Run
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[20110211]

ZebopZebop
(2009/09/11)
Santana

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ジーバップ!(紙ジャケット仕様)ジーバップ!(紙ジャケット仕様)
(2010/11/03)
サンタナ

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タイトルはビバップに引っ掛けたもので、ビバップから継承した音楽としての現在の音楽となっているというような意味合いが有ると言うような捉え方が出来ます。内容的には、やはり自分はラテン色を前面に出さないと売れないという反省から、ラテン色が強くなっていますが、これまでのように歌もののポップな感じは失っていません。ですからたいした変化も無いのですが、そこそこは売れています。

1. Changes
2. E para re
3. Primera invasion
4. Searchin'
5. Over and over
6. Winning
7. Tales of Kilimanjaro
8. Sensitive kind
9. American gypsy
10. I love you too much
11. Brightest star
12. Hannibal

テクノニューウェイヴの時代ではありますが。同時にネオヘヴィメタの時代でもあり、結構ヘヴィーなサウンドも目立ちます。ただ、81年という軽さを反映した時代の音も目立ちます。当時はこれでも良かったと思いますし、こういったサウンドが好きな人も多いと思います。ギターインストのラテン色の強い曲も復活していて、何とか人気を取り戻そうとしていますが、ニューウェイヴの時代に、時代を逆行しても駄目な訳で、この時代はベテラン勢が、苦闘しながらあれこれと迷っているような作品が多いのですが、このアルバムもそんな作品です。

アメリカンロック、ヘヴィメタ、ラテンロック、フュージュンとごった煮のような作品です。シングルカットされたWinningのような80年代ポップな曲も有り、どんだけ迷ってんねん。と思ってしまいます。昔のサンタナのイメージだけでは生き残れない複雑な時代だったのです。ハムバッキングのサウンドがトレードマークだったのに、シングルコイルのピックアップも使ったサウンドが、いかにも80年代しています。この時代のサンタナは別物と思って聴いた方がいいです。音楽的にはしっかり創られた優れた作品だとは思います。

Changes

E para re

Primera Invasion/Searchin'
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[20110211]

MarathonMarathon
(1988/10/27)
Santana

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マラソン(紙ジャケット仕様)マラソン(紙ジャケット仕様)
(2010/11/03)
サンタナ

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洗練されたライトフュージュン化した路線を進む事になり、ついていく人と、離れていく人に別れますが、サンタナとしては、この路線を気にっているのか、この道を進んでいきます。元々フュージュン系の人達との交流が多いので、その中でも何とかロックファンにもアピール出来るようにはしているみたいですが、完全に気持ちはそちらに行ってしまっています。

1. Marathon
2. Lightning In The Sky
3. Aqua Marine
4. You Know That I Love You
5. All I Ever Wanted
6. Stand Up
7. Runnin
8. Summer Lady
9. Love
10. Stay (Beside Me)
11. Hard Times

マラソンというタイトルから、オリンピック的なスポーツ関連のテーマによるコンセプトアルバムになっているようです。79年の作品ですが、サウンドはもう80年代を目指している感じです。これまでのトレードマークだったナチュラルディストーションサウンドよりも、エフェクターで歪ませたようなギターサウンドが目立ちます。レコーディング技術としてもデジタル化が進み始める時期でもあり、ギータアンプから音を拾うようなノイジーな録音よりも、ノイズを減らす為にライン録りが主流になっていきます。ここで聴かれるギターサウンドはアンプから録っているのも有りますが、ライン録りも多いように聴こえます。

このライン録りがギターの衰退に大きく影響していいきます。ただでさえシンセサイザーに押されているのに、ライン録りできれいな音にはなっても、存在感を失っていき、脇役的な存在へと加速していくのです。実際にこのアルバムでもシンセによる主旋律が多くなっています。音楽的には素晴らしい作品なのですが、ギターと言う存在からすると衰退を加速させるような作りになっています。シングルカットされたYou Know That I Love Youは80年代のアメリカンロックのようなアホな曲になっていますし、昔からのファンにとっては許しがたいものになっています。

Lightning In The Sky

Aqua Marine

You Know That I Love You
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[20110211]

Inner SecretsInner Secrets
(1989/03/03)
Santana

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(2010/11/03)
サンタナ

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モータウン系のプロデューサーを起用して創り上げたA.O.R.な洗練されたサウンドになった作品です。フュージュンもライトフュージュンになって、ポップなスタイルが流行り始めた頃だけに、サンタナもこれに従った訳ですが、都会的なこのサウンドは、これまでのサンタナの熱狂的なイメージからは離れ始めているため、ファンも徐々に離れ始めていきます。ただ、新しいファンは獲得していきますが、自然と注目度は落ちていきます。

1. Dealer/Spanish Rose
2. Move On
3. One Chain (Don't Make No Prison)
4. Stormy
5. Well All Right
6. Open Invitation
7. Life Is A Lady/Holiday
8. The Facts Of Love
9. Wham!

都会的な洗練されたサウンドになっていますが、音楽的には良く創られており、A.O.R.作品としては優れたアルバムだと思います。しかし、歌ものが多く、サンタナのギターもその中の一部的な役割分担に徹しており、サンタナのギタープレイを堪能したいファンからすれば物足りないものになっています。ラテンの雰囲気は残していますが、かなりソフトになっています。時代的にもギターからシンセサイザーへ主役が交代し始めた頃でもあり、売る為には正しい判断かもしれませんが、それでもまだギターを信奉するものがファンである限り、この選択はよろしくなかったと思われます。

又、ギタリストとしては、ヴァンへイレン、ゲリームーアという新しいヒーローが登場して、テクニック、表現力ともにベテランギタリストを遥かに凌ぐプレイで、サンタナ達のプレイは古くさく感じるようにもなりましたので、こういう形で生き残るしか無かったのかもしれません。歌が主役で、脇役に徹してるサンタナのギターは、的確に必要な音だけを発しています。音楽的にはそれは正しいのですが、精神性をぶつけてきた頃のプレイに陶酔していたファンにとっては、サンタナはもう終わったと判断されてもいたしかありません。ポップですが、いい作品では有ります。

Dealer/Spanish Rose

Move On

One Chain
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