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[20090731]

Jaco PastoriusJaco Pastorius
(2000/08/03)
Jaco Pastorius

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ジャコパストリアスという天才ベーシストが初めて世界的に認識されたのがこのアルバムです。パットメセニーのアルバムには参加していいたものの、まだまだ無名のベーシストでした。この不出世の天才ベーシストを世に送り出すきっかけを作ったのは奥さんであるトレイシーが、BS&Tのドラマーだったボビーコロンビーにデモテープを聴かせた事がきっかけでした。その演奏力の凄さに早速レコーディングの話がまとまり、完成したのがこのファーストソロアルバムになります。この後に出る作品はいずれもバンドスタイルなので、純粋なソロアルバムと言うのはこの1枚のみになります。

1. Donna Lee
2. Come On, Come Over
3. Continuum
4. Kuru/Speak Like a Child
5. Portrait of Tracy
6. Opus Pocus
7. Okonkole y Trompa
8. (Used to Be A) Cha Cha
9. Forgotten Love
10. (Used to Be A) Cha Cha
11. 6/4 Jam

ベースでチャーリーパーカーのサックスやマイルスのトランペットをコピーしていたジャコのベースプレイは、ビバップの解釈も出来ていましたが、ハーモニーなどの点からも普通のベースプレイからh考えられないような自由でいて、しっかりとリズムもキープするという、ヴィトウスに近いものではありますが、ヴィトウスのプレイとは又違った独自のアクセントを持っていました。パットメセニーとの作品ではまだ完成されていなかったそのプレイも、このアルバムによって世の中の度肝を抜いた衝撃作となりました。

パーカーの曲Donna Leeの解釈やハービーの曲Speak Like a Childなどでも、そのアレンジ力のずば抜けた才能を見せつけています。その他の大半の曲はジャコが10代の時に書いた曲が多く、Come On, Come Overはリズム&ブルースなので、サム&デイヴが参加して歌っています。その他にハービーハンコック、ウェインショーター、レニーホワイト、マイケルブレッカー、ドンアイラス、ヒューバートロウズ、デヴィッドサンボーンといったそうそうたるメンツがバックをサポートしています。

まだフレットレスベースを弾いているのは数曲で、ほとんどがフレットベースで演奏されています。しかし、ジャコが持っているフレットベースはかなり使い込んでいるため、フレットレスベースのようなニュアンスに近いサウンドが出せるのです。性格の違う収められていますが、そのまとまりの無いような内容によってジャコの凄さを白日の下にさらす事に成功したと言う意味でまとまっています。ジャズの歴史が大きく変わるくらいの事件性をもった歴史的名盤です。そしてジャコはこの後ウェザーリポートに参加して、更にその才能を開花させていく事になります。

Donna Lee

Come On, Come Over

Continuum

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[20090730]

JacoJaco
(1994/02/21)
Pat Metheny, Bruce Ditmas and Paul Bley Jaco Pastorius

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ウェザーリポートでアルフォンソジョンソンの後に3代目ベーシストとなったのがジャコパストリアスです。ロックファンの間でもあまりにも有名な天才ベーシストです。彼の最初のメジャーレコーディングはパットメセニーのファーストアルバムになります。このアルバムはその時期にパットメセニー、ポールブレイ、ブルースディトマスと行ったライブ音源になります。当初リリースされていなかった音源でしたが、死後、最初期の作品としてアルバム化されていますので、このアルバムから紹介していきます。

1. Vashkar
2. Poconos
3. Donkey
4. Vampira
5. Overtoned
6. Jaco
7. Batterie
8. King Korn
9. Blood

パットメセニーとジャコは革新的なジャズを創造するという意思の元で、実験的な演奏を残しています。そしてポールブレイのフリーキーなエレピも加わってかなり面白い音楽をやっています。ジャコはまだフレットベースを弾いていて、後のジャコらしいプレイにはまだたどり着いていませんが、若手ベーシストしては驚異的な演奏を既に披露しています。

内省的で実験的なサウンドは当時は商品価値は無かったのでしょうが、ジャコが無くなってからは希少価値として商品性が生まれたのです。ジャコパストリアスが残したオリジナルソロアルバムは少ないので、ジミヘン同様、死後に数多くの企画ものアルバムが出されています。これもその中の一つですが、最初期の演奏が聴けるというファンにとってはたまらない作品となっています。

Batterie

Pat Metheny, Bruce Ditmas and Paul Bley Jaco Pastorius

[20090729]

Remembering Weather ReportRemembering Weather Report
(2009/07/07)
Miroslav Vitous

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今の所ミロスラフヴィトウスの最新作になります。永年確執していたジョーザヴィヌルが他界したこともあってか、ウェザーリポートの初期の頃の実験性を蘇らせた作品になっています。そもそもウェザーリポートはヴィトウスとウェインショーターの2人の話し合いの元に結成されたグループで、そこにザヴィヌルが割り込んできた形になっていたそうです。その為ウェインショーターとのインスピレーションからなる曲があります。

1. Variations On W. Shorter
2. Variations On Lonely Woman
3. Semina
4. Surfing With Michel
5. When Dvorak Meets Miles
6. Blues Report

マイルスとドボルザークが融合したWhen Dvorak Meets Milesなど、当時を邂逅して制作されたのでしょうか。しかし、昔のウェザーリポートと言うよりは、これまでのヴィトウスの内省的な作風が原点であるウェザーリポートと結びついたという流れではないでしょうか。ヴィトウスは新作を出すごとに充実した音楽性を聴かせてくれます。これも申し分の無い名盤です。

ウェザリポートの最初期はロック以上に斬新で、パンク以上にアグレッシヴで、フリージャズのように爆発的で、そしてテクノのようにクールでした。ドラムンベースのルーツのようなリズムの構築美。そしてそれらが創始者であるミロスラフヴィトウスの手によって更なる進化を遂げる可能性を提示してみせたアルバムになります。いまだに現役で挑戦的なヴィトウスに惜しみない拍手を送りたい気持ちになります。

MIROSLAV VITOUS & FRANCO AMBROSETTI

miroslav Vitous ranco Ambrosetti 2

[20090728]

Universal Syncopations 2Universal Syncopations 2
(2007/07/24)
Miroslav Vitous

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前作の続編のようなタイトルですが、内容としては、前作はスーパーバンドでの化学反応を引き出していたのに対して、今回はそこで得たひらめきを確かな音楽としてまとめあげたような内容になっています。今回はランディーブレッカー以外は有名なミュージシャンは参加していません。それだけやりたい音楽が明確になっていたという事でしょう。

1. Opera
2. Breakthrough
3. The Prayer
4. Solar Giant
5. Mediterranean Love
6. Gmoong
7. Universal Evolution
8. Moment

今回はランディーブレッカーを中心として5管でのアレンジを創ったり、これまでヴィトウスは副業的にオーケストラ音源のサンプリングを制作していたのですが、それを活かしたサンプリングによるオーケストラサウンドとベースソロを融合した曲をやっていたりします。ここに来てこれだけ充実した音楽を作り上げると言うのは素晴らしい事です。昔からのファンにとっては誇らしい事でもあります。

しかもファンなら聴いただけでもヴィトウスの曲だと言うのが分かるくらい明確な個性を確立しています。アコースティックスタイルながらデジタルサンプリングによる音宇宙は、それまでのジャズには無かった豊かな響きを持っています。ただ、フレーズサンプリングが多いので、打ち込みテクニックも身につけるともっと凄い事が出来る予感がいたします。そこまでやる必要性をヴィトウスが感じていればの話ですが。前作とは違う意味での名盤だと思います。

Opera

[20090727]

Universal SyncopationsUniversal Syncopations
(2003/09/30)
Miroslav Vitous

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ミロウスラフヴィトウスは常に自信の音楽を追求していました。久々に出されたこのアルバムで、まだこの人の追求心は衰えていない事を痛感いたしました。しかも、このアルバムの凄い所はその追究する音楽を創作するのに、最高のメンバーを招集した事です。最初期から共演しているジャックディジョネット、ジョンマクラフリン、チックコリア、それに新しく共演していたヤンガルバレクという、ヴィトウスにとっては重要で最高な人選がなされています。

1. Bamboo Forest
2. Univoyage
3. Tramp Blues
4. Faith Run
5. Sun Flower
6. Miro Bop
7. Beethoven
8. Medium
9. Brazil Waves

これだけスーパーなメンバーが揃っていて凄くない訳がありません。しかも、同窓会的なニュアンスではなく、更にこのメンバーから新しい化学反応を引き出そうとしています。ヤンガルバレク以外にもトランペットやホルンを加えて三管アレンジにしてみたり、ヴィトウスの内省的な世界を追求する為に、以前は一人で録音していましたが、今回は豪華メンバーによって、その世界を引き出そうとしています。

アコースティック楽器ではありますが、ウェザーリポート時代から突き詰めている実験性も感じられます。とてもプログレッシヴでアグレッシヴです。正に宇宙のシンコペーションなのです。マイルスの死後、原点回帰していくジャズの流れの中で、これほど挑戦的なくらいに創作性に溢れた作品は希少価値があります。ジャズ界では異端児的なベースプレイヤーでありますが、ジャズに対する深い愛情とリスペクトも感じられる名盤であります。

Bamboo Forest

Beethoven

[20090727]

綱取りだった日馬富士は集中力が失せたのか、最終的には9勝しか出来ませんでした。代わって主役に躍り出たのが琴欧洲で、同部屋でご当地出身の琴光喜と最後まで優勝に絡んでいきました。13日目に行われた白鵬と琴欧洲の1敗対決で白鵬が勝った事が大きく響き、琴欧洲は2敗を最後までキープしましたが、1敗を守った白鵬が本日横綱対決を制して優勝しました。その白鵬に唯一土を付けたのが琴光喜です。

主な上位力士の成績
白鵬 14勝1敗 優勝
朝青龍 10勝5敗
日馬富士 9勝6敗
琴欧洲 13勝2敗
魁皇 8勝7敗
琴光喜 12勝3敗
千代大海 8勝7敗
鶴竜 5勝10敗
稀勢の里 9勝6敗
旭天鵬 6勝9敗
琴奨菊 8勝7敗


把瑠都は何とか11勝しましたが、まだ立ち会いの鋭さは磨かれておらず、上手にこだわっているうちは上位に通用しないでしょう。今場所はどの力士も土俵際で粘る取り組みが多かった為に名古屋のお客さんは連日大盛り上がりで、大入り満員も最近では多くありました。不況下でも相撲内容が良ければお客さんを呼べるのだと言う事が実証された場所でもありました。豊真将の復調も場所を盛り上げました。かなり熱い名古屋場所となりました。

白鵬 vs 朝青龍

[20090726]

AtmosAtmos
(2000/09/26)
Miroslav VitousJan Garbarek

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スーパートリオのピーターアースキン抜きで、ヤンガルバレクとのデュオ作品になります。以前のウッドベースのみの作品がありましたが、あれにサックスが加わった状態だと思っていただければ良いです。ドラムレスなので、ヤンガルバレクの美しいサックスに共鳴してヴィトウスのベースも美しくロマンティックな旋律になっています。

1. Pegasos
2. Goddess
3. Forthcoming
4. Atmos
5. Time Out Pt. 1
6. Direvision
7. Time Out Pt. 2
8. Helikon
9. Hippukrene

アコースティックベースではなぞらないような旋律を奏でるヴィトウス。まるでフュージュンでフレットレスベースによるバラードで使われるような、ルートに囚われる事の無い歌うベースラインになっています。ヤンガルバレクはキースジャレットとの共演でもやっていたカリプソなリズム感を持った陽気な雰囲気と、ヨーロピアンな荘厳な感じとの二面性を持っています。

どちらかと言うと内省的な内容ですが、ヨーロッパ人2人によるジャズは、それまでのジャズの既成概念にこだわらない、とても個人的な響きを持っています。EMCならではのカラーを持っていますが、ヴィトウスのベースはまるでシンセサイザーのように万華鏡のような表情を響かせ、2種類しか無い楽器なのにオーケストラを聴いているような錯覚を覚えます。

Pegasos

Hippukrene

[20090726]

StarStar
(1994/05/10)
Jan Garbarek with Miroslav Vitous and Peter Erskine

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ヤンガルバレク、ピーターアースキンという名プレイヤーとスーパートリオを組んだ作品です。ヤンガルバレクはノルウェー出身のサックスプレイヤーで、キースジャレットなどのセッションでも有名です。ピーターアースキンはジャコパストリアスがいたウェザーリポートの黄金時代の名ドラマーですが、ウェザーではヴィトウスとの共演はありません。

1. Star
2. Jumper
3. Lamenting
4. Anthem
5. Roses for You
6. Clouds in the Mountain
7. Snowman
8. Music of My People

ヨーロッパ的で美しい叙情詩のようなアコースティックジャズが展開されています。ピーターアースキンはティンパニ用のスティックを使ったりと、ジャズらしからぬ演奏を披露したりと多彩ぶりにより、ヴィトウスの意図するサウンドに反応しています。ウェザー脱退後のアースキンはモダンジャズへ回帰していた所がありましたが、ここではフュージュンで鍛えた腕前でひと味違うエッセンスを加えています。

ヤンガルバレクの美しい響きがやはり中心になっていますが、リズム隊が一癖も二癖もある顔ぶれだけに、普通のアコースティックトリオではありません。正にアグレッシヴなスーパーグループなのです。トリオ編成なので余計な、無駄な音が無いだけに純粋に三人の個性が楽しめて、その個性が融合する心地良さを味わえます。名盤です。

Jan Garbarek Miroslav Vitous Peter Erskine 1

Jan Garbarek Miroslav Vitous Peter Erskine 2

Jan Garbarek Miroslav Vitous Peter Erskine 3

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[20090726]

EmergenceEmergence
(1994/04/12)
Miroslav Vitous

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miroslav vitous groupの活動が停止して一時鳴りを潜めていたヴィトウスが、久々に活動を始めた作品になります。心機一転、これまでのスタイルを見直すかのごとく、アコーステックベース1本で録音された完全なソロ作品になります。

1. Epilogue
2. Transformation
3. Atlantis Suite: Emergence of the Spirit
4. Atlantis Suite: Matter and Spirit
5. Atlantis Suite: The Choice
6. Atlantis Suite: Destruction Into Energy
7. Wheel of Fortune (When Face Gets Pale)
8. Reguards to Gershwin's Honeyman
9. Alice in Wonderland
10. Morning Lake for Ever
11. Variations on Spanish Themes

多重録音無しとクレジットされており、ウッドベースのみでこれだけ幅の広い表現が出来るのかと驚いてしまいます。とても内省的な内容ですが、指で弦を弾いたり、フレットを叩いたり、弓を使ったりと持てる技術を総動員してウッドベースの可能性を追求している所があります。それで組曲を創ったりしている所がいろんな意味でプログレッシヴです。

自分自身と対話するように内面をさらけ出すように表現するには、使い慣れたウッドベースが最適だったのでしょう。繊細な音ながら、動画を見るとかなりラフな感じで演奏するのが印象的です。ラフというか迷いが無い演奏という表現が的確かもしれません。ミンガスのような奔放なプレイで繊細な音世界を表現するプレイヤーなのです。

Alice in Wonderland

[20090726]

Journey's EndJourney's End
(2008/11/18)
Miroslav Vitous

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ECMレーベルに移ったヴィトウスはmiroslav vitous groupを結成。ジョンサーマンによるワンホーンを主体としたカルテットジャズバンドであり、モードジャズ以降のモダンジャズのあり方を模索していたグループだったと思います。miroslav vitous group名義でのアルバムを出していましたが、現在入手困難で紹介出来ません。その続編として出されたのがこのアルバムになります。

1. U Dunaje U Prespurka
2. Tess
3. Carry On, No. 1
4. Paragraph Jay
5. Only One
6. Windfall

ピアノがジョンテイラー、ドラムがジョンクリステンセンと言う布陣で、ヴィトウス以外はみんなジョンだったりします。ECMレーベルらしい雰囲気を持ったアコースティックジャズであり、ニューエイジミュージックとジャズが融合したような雰囲気を持っています。

フリージャズまではいかずとも、インプロヴィゼーションによる対話的な演奏の発展を促すような内容で、ヴィトウスが本来追求したかったスタイルの一つだったと思います。エレクトリックベースによるアグレッシヴなスタイルとは違った、円熟したジャズプレイヤーとしての自信のスタイルの確立への第一歩になっていると思います。

Little Peace in C

[20090725]

First MeetingFirst Meeting
(2008/11/18)
Miroslav Vitous

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ECMレーベルに移籍してからの最初のアルバムになります。ここからのヴィトウスの活躍はお馴染みだと思います。ECMレーベルの雰囲気にあった芸術的な内容になっています。ピアノのケニーカークランドが美しいピアノを披露しています。

1. Silver Lake
2. Beautiful Place To
3. Trees
4. Recycle
5. First Meeting
6. Concerto in Three Parts
7. You Make Me So Happy

クラリネットなどの木管楽器を担当しているのがジョンサーマンです。叙情詩のようなニューエイジジャズと歌うようなヴィトウスのベースプレイ、美しさと激しさの対比。フュージュンのその先に新しく見いだしたヴィトウスの新境地が完成した作品です。この後はずっとECMレーベルから作品を出し続けています。

リターントゥフォーエヴァーの初期の頃のようなクリスタルな音世界に、フュージュンで培ってきたヴィトウスの常識にとらわれないベースプレイが、ヨーロッパ的なニューエイジジャズを生み出しています。ジャコばかりが注目されがちですが、ミュージシャンとしてのヴィトウスの才能も高く評価していただきたいものです。

Mediteranean Meeting


[20090725]

ガーディアン・エンジェルガーディアン・エンジェル
(2008/10/22)
ミロスラフ・ヴィトウス

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Guardian AngelsGuardian Angels
(1993/08/12)
Miroslav Vitous

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ギタリストのジョンスコフィールド、ピアニストのケニーカークランドとジョイントする形で差だれたアルバムです。ジャケットに映っている東洋人はドラムのジョージオーツケではないでしょうか。バンドスタイルでのフュージュンサウンドになっています。

1. His Meaning/Rising/Resolution
2. Inner Peace
3. Guardian Angels
4. Off to Buffalo
5. Eating It Raw
6. Shinkansen

スコフィールド色が強い為か、イージーリスニング的な普通のフュージュンサウンドになっています。この手のサウンドが好きな人にとっては質の高いアルバムだと思います。しかしヴィトウスの作品としては無難な内容になっています。セッション形式で楽しんで演奏している為か、とてもリラックスした感じがあります。

どちらかと言うとスコフィールドファンにお勧めのアルバムです。ヴィトウスはソロ活動以外でも数多くのセッションをこなしているので、その一つが作品になったという感じでしょうか。ヴィトウスの斬新な求道心を期待しては裏切られる内容です。しかし、逆に言うと、いつも息が詰まるような緊張感で聴くのに飽きた時に、こうした作品は癒しとなるのではないでしょうか。

Impressions

[20090725]

MiroslavMiroslav
(1998/11/01)
Miroslav Vitous

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ソロ活動を始めたミロスラフヴィトウスが自分が進むべき道を示したターニングポイントとなる作品です。参加ミュージシャンはパーカッションのドンアリアスとヴィトウスの2人でほとんどの楽器を演奏しており、その他にパーカッションでアルメンハルバリアンが1曲のみ参加しています。

1. Watching the Sunset Run
2. Bassamba
3. Tiger in the Rain
4. Concerto in E Minor
5. Pictures from Moravia
6. Sonata for a Dream

ベースを多重録音したり、シンセやエレピもヴィトウスが演奏しているので、マルチミュージシャンぶりを発揮した作品でもあります。内容はこれまでのフュージュンやフリージャズとも違う叙情詩的な趣であり、後のECMサウンドに近いサウンドを既に形づけています。

サンバや民族音楽的な雰囲気も持っており、娯楽性の強かったファンキーフュージュンサウンドから一転、シリアスな芸術性の高い内容になっています。こうしたサウンドの方がよく知られておりますが、その原点とも言えるアルバムです。チェコ出身のヴィトウスならではのジャズがここから始まっていくのです。

Kolstein Travel bass

[20090725]

Majesty Music

この作品もフュージュンをやっています。ウェザーリポートでフュージュンの原型を創り上げたヴィトウスですが、ソロではポップでファンキーなフュージュン作品は多くありません。ですのでこの時代の音源はとても貴重なものだと思います。

1. X Rated
2. See You, November
3. Majesty Music
4. New Orleans
5. Do You, Don't You, Won't You?
6. Best Friends
7. Streams and Fields
8. Folks
9. Mount Shasta, Pt. 2
10. Requiem for My Mother

今回はチェコ出身のミュージシャンを起用するなど、大物ミュージシャンは参加していません。唯一リターントゥフォーエバヴァーのドラマー、レニーホワイトが参加しています。その為か、サウンド面ではしっかりまとまった感じはあります。当時流行のファンキーなフュージュンサウンドではありますが、ウッドベースに弓を使ってアグレッシヴなプレイをするなど、ヴィトウスならではの実験性も存在しています。

このアルバムもレアグルーヴでサンプリングネタに出来そうなものばかりですが、そういった娯楽性の中にも攻撃的でアヴァンギャルドなヴィトウスのベースプレイは唯一無二のものであり、こうしたアルバムをしっかりCD販売していただきたいものですが、どうもこn時代の音は軽く見られがちで、入手困難となっております。ジャコ並みに再評価される事を望みます。

Broadway Blues

[20090724]

Magical ShepherdMagical Shepherd
(2003/05/06)
Miroslav Vitous

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ウェザーリポート脱退後にだされたソロアルバムです。当時ヘッドハンターズで最高にファンキーになっていたハービーハンコックが参加しているので、ファンキーフュージュンジャズに仕上がっています。ポップ化していくウェザーリポートに反旗を翻して脱退したのに、自分でもポップなファンキージャズをやってしまっています。しかしウェザーとは違うニュアンスを持っています。

1. Basic Laws
2. New York City
3. Synthesizers Dance
4. Magical Shepherd
5. From Far Away
6. Aim Your Eye

ドラムがジャックディジョネットで、アイアートモレイラがパーカッションという恵まれたバックメンバーが揃っています。シェリルという女性シンガーがいるのも特徴で、傾向としてはヘッドハンターズやリターントゥフォーエヴァーに近いものになっています。何といっても圧巻なのはヴィトウスのエレクトリックベースプレイです。ワウワウをかけたり、ナチュラルディストーションをかけたりと、図太い音を出しています。

ベースランもかなり早いパッセージで、ジャコパストリアスとは違うタイプなれど、ジャコ以上にアグレッシヴなプレイを演奏しているのがエレクトリックベースにより明確になっています。ファンキーなアレンジの上でリズムをキープしながらも歌いまくっているベースプレイはブーチーコリンズも顔負けです。レアグルーヴとしても重宝なエレクトリックジャズの名盤です。

Basic Laws pt 1

Basic Laws pt 2

New York City

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[20090723]

Purple

これもウェザーリポート結成前の作品ですが、メンツが凄いです。ジョーザビヌル、ジョンマクラフリン、ビリーコブハムという、ウェザーリポートとマハビシュヌオーケストラが合体したようなメンツなのです。しかし残念ながらCD化されていないため、現在は入手不可能となっています。

1. Purple
2. Mood
3. Water Lilie
4. Dolores
5. It Came From Knowhere

コブハムの手数の多いドラミングにザビヌルのエレピ、マクラフリンの縦横無尽なギターワーク、そしてヴィトウスはウッドベースで弓を使ったりとプログレッシヴな演奏を展開しています。夢のような共演なのですが、ウェザーリポートからヴィトウスが脱退する際にザビヌルと仲違いをしたせいなのか、ザビヌルとヴィトウスが共演している作品はウェザーリポートの作品以外CD化されていません。

ラリーコリエルのスペース並みに優れた演奏が詰まっているだけにもったいない話です。さすがに現代はネット社会になっている為、YOUTUBEで全曲聴く事が出来ます。マクラフリンの出番は少ないのですが、フュージュンが目覚める前の黎明期におけるこれらのセッションは貴重です。ヴィトウスがどれほどアグレッシヴで革新的なベースプレイヤーだったのかを垣間見れるアルバムです。

Purple

Mood

Water Lilie

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[20090722]

Infinite SearchInfinite Search
(2001/07/31)
Miroslav Vitous

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限りなき探求(完全生産限定盤)限りなき探求(完全生産限定盤)
(2005/12/07)
ミロスラフ・ヴィトウス

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夏恒例のジャズ名盤シリーズに入ります。これまで紹介していない作品を紹介します。まず三大フュージュンバンドに参加していたミュージシャンのソロ作品を紹介していきたいと思います。最初はウェザーリポートの最初期に重要な存在となっていたベーシストのミロスラフヴィトウスです。ウェザーリポートではジャコの方が有名になってしまっていますが、ウェザーリポートの初期の頃の実験的なサウンドはヴィトウスがいてこそ成し得たものでした。

1. Freedom Jazz Dance
2. Mountain in the Clouds
3. When Face Gets Pale
4. Infinite Search
5. I Will Tell Him on You
6. Epilogue

ヴィトウスはチェコ出身のベーシストで、ジョーザビヌル同様ジャズとはほど遠いヨーロッパからアメリカにやってきたのです。エレクトリックマイルスのセッションには間に合いませんでしたが、チックコリアのNow He Sings,Now He Sobsに参加して脚光を浴びるようになります。そしてウェザーリポートを結成していくのですが、その前に出されたこのアルバムがファーストソロアルバムとなります。テナーのジョーヘンダーソン、ギターはジョンマクラフリン、ピアノがハービーハンコック、ドラムがジャックディジョネットとジョーチェンバースという、当時は最先端のミュージシャンが勢揃いしています。

このメンバーで当時やる音楽と言うとフリージャズとエレクトリックジャズを融合したものと相場は決まっていますが、ベースを中心とした演奏だけにヴィトウスならではのアイデアが沢山詰まっています。このアイデアが発展していき後のウェザーリポートへとつながっていくのです。白人の、しかもヨーロッパ人がもたらしたロック寄りな感覚がフュージュンと言うジャンルの礎となっテイク事になります。ジョンマクラフリンもそうですが、これまでのジャズには無かったような攻撃的な演奏を繰り広げています。かなり実権性の強い作品ですが、それだけに歴史的な隠れた名盤と言えるでしょう。

Freedom Jazz Dance

Mountain in the Clouds

[20090722]

暑い夏がやって来ると格闘技も頻繁に開催されます。今回のドリームはウェルター級の決勝戦になります。その他にライト級とミドル級のワンマッチが組まれました。

試合結果
ウェルター級GP準決勝戦
桜井“マッハ”速人 vs マリウス・ザロムスキー○
マッハがローから打撃を当てていき、優位に試合を運んでいましたが、マリウスは打たれても動じず、不規則なパンチを当てて、マッハの目の下から流血で一旦ドクターチェックが入ります。試合再開直後にマリウスのの放ったハイキックがテンプルに当たりマッハ意識を飛ばされます。そこを連打されレフリーストップでマリウスが勝ちました。
○ジェイソン・ハイ vs アンドレ・ガウヴァオン
寝技に持ち込みたいガウヴァオンでしたが、打撃で勝ったジェイソンが判定で勝ちました。
ウェルター級GP決勝戦
○マリウス・ザロムスキー vs ジェイソン・ハイ
いきなり飛びヒザ蹴りを放つザロムスキー。ハイはすくい投げでテイクダウンを試みるが、ザロムスキーは力でこれを許さず。しかし二度目のトライでテイクダウンに成功。しかしザロムスキーは一瞬のスキをついて立ち上がり、スタンド勝負へ。ザロムスキーの左ローとハイの左ストレートが交錯。ザロムスキーの右ハイキックがハイの首筋にヒットし、この一発でハイは失神。ザロムスキーが優勝しました。
ライト級ワンマッチ
アンドレ・ジダ vs 菊野 克紀○
元極真の菊野に打撃のジダ。最初はジダが攻めていきますが、すぐに膠着。左右のパンチから三発目の三日月蹴りを決めた菊野がジダを倒してバックから頭部に連打。レフリーストップで菊野が勝ちました。
○青木 真也 vs ビトー“シャオリン”ヒベイロ
寝業師同士の対決ながら、常に打撃で打ち合う両者。シャオリンが倒しにかかっても振り払い常に打撃戦に持ち込む青木。2Rの後半やっと寝技に持ち込んだシャオリンが上になりますが、持ちこたえた青木が判定で勝ちました。
ミドル級ワンマッチ
メルヴィン・マヌーフ vs パウロ・フィリオ○
打撃で圧倒的に勝っていたマヌーフでしたが、寝技に持ち込んだフィリオが腕十字を決めて逆転勝ち。
ユン・ドンシク vs ジェシー・テイラー○
右ストレートから両足タックルを仕掛けたのはテイラー。テイクダウンに成功し、そのままバックチョークを狙う。そしてその攻防中に足を痛めたユンがタップアウトしたためジェシー・テイラーが勝ちました。

日本人では菊野 克紀が不気味なくらいに強かったと思います。元極真だけに、異種格闘技的な人材がこれからも増えて来ると面白いと思います。

桜井マッハ速人VSザロムスキー

青木 真也 vs ビトー“シャオリン”ヒベイロ

[20090721]

VoltaVolta
(2007/05/07)
Bjork

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2007年に出された今の所の最新作です。ここでビョークは久々に外に向けたエネルギーを発散させています。それでいてこれまでには無かった境地へと更に突き進んでいます。ジャケットもいつもながらこの世のものとは思えない何かになっています。打ちジャケットのメーキャップも民族的な、アニメのヒーローのような、いや、やはりこの世のものとは思えない何かになっています。ビョーク節全開なのです。

1. Earth Intruders
2. Wanderlust
3. Dull Flame of Desire
4. Innocence
5. I See Who You Are
6. Vertebrae by Vertebrae
7. Pneumonia
8. Hope
9. Declare Independence
10. My Juvenile
11. I See Who You Are [Mark Bell Mix]

プロデュースはビョーク自身といつものようにマークベル、そしてティンバーランドなどと創っていますが、これまでとは違う、最初にビートを創ってから曲を創るという、本来は普通の作曲法をとっています。その普通の作業がビョークにとってみれば新鮮だったのか、言葉や旋律にビート感が生まれています。普通の作曲法でこれだけアヴァンギャルドな作品にしてしまう辺りは、やはりただ者ではありません。

I See Who You Areでの中国音楽など、ビートも民族音楽的だし、これはこの世に存在しないどこかの儀式の音楽なのではないかと思えてきます。いつもながらに楽器のように機能するボーカル、奇天烈な音楽なのにポピュラリティーも持っているという不思議な響き。既成の音楽である必要も無いし、同じ事をやる必要も無い。常に進化し続けるビョークと言う歌姫は、祈りのような、儀式のような、いや、この世の何ものでもないものになる事によって、この世の中でリアルに存在し続けるのです。

Earth Intruders

Wanderlust

Dull Flame of Desire

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[20090720]

メダラ(紙ジャケット仕様)メダラ(紙ジャケット仕様)
(2008/03/26)
ビョーク

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常に進化し続ける歌姫ビョークの更なる新境地を拓いた作品です。前作と同じような電子音で作られていたものを、各楽器の音を省いていき、代わりにヒューマンボイスで演奏すると言う試みになります。以前トッドラングレンがアカペラと言うアルバムを作っていましたが、考え方は同じです。ビョークやゲストの声をサンプリングしてそれを楽器のように使っているのです。

1. Pleasure Is All Mine
2. Show Me Forgiveness
3. Where Is The Line?
4. Vokuro
5. Oll Birtan
6. Who Is It
7. Oceania
8. Submarine
9. Sonnets/Unrealities XI
10. Desired Constellation
11. Ancestors
12. Mouths Cradle
13. Mivikudags
14. Triumph Of A Heart

前作は内向的な作品でした。今回の作品も内向的な方向性を持っているのですが、このヒューマンボイスを使う事でアグレッシヴさが生まれ、外向的な響きになっています。ベースやドラムの音のように聴こえる音もヒューマンビートボックスを加工して創ったものです。言葉を持った声はコーラスになっています。その為かなりアカデミックな方法論でアレンジされている曲もあります。そしてその音の配列がエレクトロニカとして聴こえて来るマジックを持っています。

エンヤとは違う声のオーケストラは攻撃的でビョークらしい仕上がりになっています。この時期の作品はどうしても9.11の影響を持っています。ビョークは昔からチベット問題に対して意見を述べてきていて、そうしたメッセージ性も音に現れているようです。ジャケットからしてどこか挑戦的です。きちんとした作曲がなされているのにアヴァンギャルドに聴こえてしまう感覚がビョークの狙い通りに仕上がっているのだと思います。やはりこの世のものではない何かとして存在して、この世に舞い降りた歌姫と言う不思議な感覚に陥ってしまいます。

Pleasure Is All Mine

Show Me Forgiveness

Where Is The Line

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[20090720]

ヴェスパタインヴェスパタイン
(2009/03/04)
ビョーク

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名作ホモジェニックの次はどんな世界を展開するのか、その動向が注目されていましたが、セルマソングはサントラだったので分かりにくかったのですが、間をおいて出されたこの作品でビョークは次のステップへ踏み出した事が分かります。エレクトロニカな電子音とアンビエントミュージック、生オーケストラ。これまで外に向かって歌を発していたビョークが内面に向かって歌うようになっていきます。

1. Hidden Place
2. Cocoon
3. It's Not Up To You
4. Undo
5. Pagan Poetry
6. Frosti
7. Aurora
8. An Echo A Stain
9. Sun In My Mouth
10. Heirloom
11. Harm Of Will
12. Unison

このアルバムの特徴としてはドラムサウンドが使われていない事です。リズムを刻むのはシンセやサンプリングで作られた電子音。そして日常的な生活音のサウンプリング、それらがまるでの絹の糸のように織り込まれていきます。内向的でよりデリケートな部分へとビョークは進んでいったのです。もはや踊る為の音楽は存在せず、呼吸をする為の音楽、思考するように、夢を見るように音楽が流れていくのです。

もはやこの世には存在しない何ものか、それなのにこの世の中もリアルに感じてしまう。誰も追従出来ないくらいの高みに登ってしまった感じです。もろそうなのに逞しく美しい音楽。ビョークならではの歌唱力が無ければ単なる難解な音楽として片付けられていた事でしょう。しかしビョークの歌はこの不思議な世界観の中でもしっかりと存在出来る逞しさを持っているのです。ホモジェニックほどの衝撃性は感じないかもしれませんが、明らかにその先へと進んでいったビョークの新境地へ踏み出した事が宣言された名盤です。

Hidden Place

Cocoon

It's Not Up To You

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[20090720]

ダンサー・イン・ザ・ダーク [DVD]ダンサー・イン・ザ・ダーク [DVD]
(2008/06/27)
ビョークカトリーヌ・ドヌーブ

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ダンサー・イン・ザ・ダーク ダンサー・イン・ザ・ダーク
ビョーク (2004/11/25)
松竹

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アイルランドが生んだ絶世の歌姫ビョーク主演、カトリーヌドヌーブ助演のミュージカル映画です。ミュージカルと言っても台詞部分とミュージカル部分に分かれております。上映当時、映画館まで足を運んで見たい映画の一つでした。しかし、出不精の私は行かないまま現在に至り、DVDを購入することになりました。予想を遥かに超える出来に驚いております。

カトリーヌドヌーブはシェルブールの雨傘というミュージカルに出ていたので、経験はあったのですが、ミュージカルに出るのは珍しいことです。本人が監督のラースフォントリアーに掛け合って出演を勝ち取ったそうです。ビョークは女優ではないですが、この役にはあっていたようです。

ストーリーは簡単にしか説明しません。遺伝により視力を奪われるセルマが主人公です。息子も遺伝で視力をなくしていく運命にあるので、その治療費を稼いでいく苦労が描かれております。そして殺人を犯してしまうのですが、それ以上は説明しません。見て下さい。

全体的にセルマのドキュメンタリーを見ているようで、インタビューに答えるような喋り方がリアリティーを感じさせます。特にカトリーヌドヌーブの演技が素晴らしいのですが、出演している全ての人の演技が非常に現実的でヨーローッパ映画ならではのリアリズムを感じさせます。ミュージカルになる場面はセルマの空想の時だけですが、現実味のある流れからミュージカルの非現実的な場面への入り方が素晴らしいです。例えば、工場のノイズ音が不規則的だったものが、次第に規則的になっていき、そのリズムで歌が始まるのです。自然ではないですが、不自然でもありません。それは不思議な感覚と言うしかありません。時には列車の音が規則性を持ってミュージカルとなります。不思議な感覚の連続です。それでいてリアリズムを失っておりません。

総体的に見た感想としては、誰かが正解ではなく、誰にも正解があるということです。人それぞれがそれぞれの価値観で生きており、その価値観同士が、時には絆を生み、時には違う現実を叩き付けるのです。その結果、ラストにセルマが何を想って最後を締めくくるのかは、映画を見て自分で判断して下さい。

アメリカ映画では味わえない,美しくも儚い映像と音楽がここにはあります。

Dancer in the dark

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[20090720]

セルマソングス-ミュージック・フロム・ダンサー・イン・ザ・ダーク(紙ジャケット仕様)セルマソングス-ミュージック・フロム・ダンサー・イン・ザ・ダーク(紙ジャケット仕様)
(2008/03/26)
ビョークビョーク&キャサリン・デニューブ

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ビョーク主演のミュージカル映画ダンサーインザダークのサントラ盤になります。全てオリジナル曲ですが、ミュージカル用に創られた曲の為、本来のビョークの作品群とは異なる内容にはなっていますが、ビョークならではの歌になっていますので、このアルバムもオリジナルアルバムの一つとして捉えていた方がいいでしょう。DVDを購入した方が映像もあっていいのですが、映画とは違うバージョンもあるのでファンなら両方揃えておきたいものです。

1. Overture
2. Cvalda
3. I've Seen It All
4. Scatterheart
5. In the Musicals
6. 107 Steps
7. New World

プロデュースはビョークとマークベルが担当しており、工場の機械音をサンプリングしてリズムにしていくなどそれまでのミュージカルには無かった手法もありますが、オーケストラなどの使い方は王道を行っています。カトリーヌドヌーブが脇役でも良いから出演したがっていた作品だけに映画の内容は素晴らしいものでしたので、DVDでも是非見てもらいたいのですが、元々ビョークはサウンドトラックのような多彩な音楽詰まった作品を創るのが本意だった為に、この作品もかなり力が入っています。

悲しい運命の主人公セルマには空想癖があって、空想の世界でミュージカルが展開されていくという流れになっています。I've Seen It Allは列車の上で踊る時の曲ですが、劇の上では出演しているペーターストーメアが歌っている部分をこのアルバムの中ではレディオヘッドのトムヨークがゲストで歌っています。自分の足音がやがて音楽になっていく107 Stepsが圧巻で、映画でも楽しい映像になっています。この映画はカンヌ映画祭でパルムドール賞とビョークは主演女優賞を獲得しています。映画の内容を知らずに、ミュージカルも苦手な人には退屈に感じる部分もあるかもしれませんが、映画を見ていただくとこの作品の美しさが心に染み渡って来ると思います。

Overture

Cvalda

I've Seen It All

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[20090720]

ホモジェニック(紙ジャケット仕様)ホモジェニック(紙ジャケット仕様)
(2008/03/26)
ビョーク

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ビョークの最高傑作であり、一つの到達点と言えるアルバムです。この後もどんどん進化していくので、これを超える作品が出る可能性もありますが、これほど完成度が高い作品は他には無いでしょう。リミックスにより表情が変わるやり方を覚えた彼女は今回複数のアーティストにリミックス、プロデュースを行わせ、いろんな化学反応を楽しんでいます。

1. Hunter
2. Joga
3. Unravel
4. Bachelorette
5. All Neon Like
6. 5 Years
7. Immature [Mark Bell's Version]
8. Alarm Call
9. Pluto
10. All Is Full of Love [Howie's Version]

アイルランドの大地に素足で立ち、大自然の息吹を自分の体を通してフィルタリングし、これまででも最高に艶やかで伸びのある歌を習得しています。そしてアレックエンパイアやハウイーB、マークベルらによるアグレッシブなドラムンベース、ハードコアブレイクビーツといった当時の最先端のサウンドを取り入れながらも、そこに流れる歌はボレロやタンゴ、フラメンコといったヨーロッパのラテンエスニックな音楽です。アイルランド民謡的なものもあるのかもしれませんが、斬新なアレンジの中で読み取りにくい部分もあります。プログレファンにこそこの良さは分かるのではないでしょうか。

特にJogaとBacheloretteは最高の出来映えで、ビョークの感性が最高に研ぎすまされた名曲です。オーケストラの哀愁感溢れる響きもビョークという最高の歌姫をもり立てます。ジャケットののビョークのメーキャップも不気味ですが、このアルバムからビョークはそれまでに存在し得なかった何ものかに進化していったとしか思えません。ドラムにディストーションをかけたり、フィルタリングしてファーストやセカンドにあった踊れるビートから逸脱しています。最高のテクノロジーを浸かった超自然主義的な大宇宙の歌なのです。アヴァンギャルドではありますが、この作品まではなんとかポップな感覚で聴けます。この後はもっと難解になっていきます。その微妙なバランス感覚からもこのアルバムが最高傑作だと言えるのです。20世紀の最後に出された最高の名盤です。

Hunter

Joga

Unravel

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[20090720]

綱取りで望んだ日馬富士でしたが、早くも2敗しています。もし優勝したとしても横綱昇進は見送られる可能性が高いでしょう。朝青龍も本日 稀勢の里に土俵際で残られて1敗してしまいました。白鵬がいつもながらの安定した相撲で全勝勝ち越し、琴欧洲も全勝で続いています。白鵬の優勝が確率的には高いですが、直接対決もありますのでどうなるか分かりません。

主な上位力士の成績
白鵬 8勝0敗
朝青龍 7勝1敗
日馬富士 6勝2敗
琴欧洲 8勝0敗
魁皇 5勝3敗
琴光喜 7勝1敗
千代大海 4勝4敗
鶴竜 3勝5敗
稀勢の里 6勝2敗
旭天鵬 2勝6敗
琴奨菊 3勝5敗 


平幕では高見盛が4勝4敗で何とか五分に持ってきました。把瑠都は6勝2敗ですが、上手まわしにこだわる立ち合いで2敗しています。前まわしをつかんで前に持っていくスタイルにした方が取りこぼしは少ないと思います。豪栄道と栃煌山はどうも負け癖がついているようです。稽古は十分なのでそのうち稽古が実る日も来ると思いますが、時間がかかり過ぎています。今場所は上位陣での攻防が均衡しているので優勝の行方が見えてきていません。最後に笑うのは誰なのでしょうか。

[20090719]

ポスト(紙ジャケット仕様)ポスト(紙ジャケット仕様)
(2008/03/26)
ビョーク

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TelegramTelegram
(1997/01/14)
Bj�rk

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セカンドアルバムでは更なる進化を魅せます。プロデュースはネーリーフーパーの他にトリッキーやハウイーBなどアシッドホップなど、当時の先鋭達とコラボレートしています。ビョーク自身もソロとしての表現方法などが鮮明になってきているようで、ファーストよりもバラエティーの富んだ作風で自信に満ちた歌を聴かせてくれます。

1. Army of Me
2. Hyper-Ballad
3. Modern Things
4. It's Oh So Quiet
5. Enjoy
6. You've Been Flirting Again
7. Isobel
8. Possibly Maybe
9. I Miss You
10. Cover Me
11. Headphones

Army of Meでアグレッシヴでいてポップな領域を開拓して世界的にも注目度がアップしていきます。It's Oh So Quietではスタンダードジャズのような曲で、ジャズシンガーとしても非凡な才能を魅せつけてくれます。トリッキーなどのアシッド系との出会いは勿論ですが、ここで重要な出会いがあります。ネーリーフーパーの片腕としてエンジニアとして影の存在だったハウイーBが斬新なアレンジで表舞台に出てきています。ビョークも彼を大変気に入って次回作では全面的にプロデュースを任せる事になります。

このアルバムの曲を全部リミックスしたTelegramを立て続けに出しますが、ミックス次第でサウンドが激変する快楽を覚えたビョークは、そこから更にアグレッシヴなアレンジを求めるようになり、当時最先端だったドラムンベースを取り入れながらもそれ以上のスタイルを築いていきます。一番既成のスタイルに近いこのアルバムまでがポップな感覚でも楽しめる作品になっています。この辺りまでにビョークの世界に慣れていないと段々ついていけなくなります。

Army of Me

Hyper-Ballad

Modern Things

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[20090719]

デビューデビュー
(2009/03/04)
ビョーク

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90年代を代表する女性シンガーといえばこのビョークです。アイルランドのテクノポップバンド、シュガーキューブを脱退して心機一転、イギリスに赴いて出されたソロデビューアルバムです。シュガーキューブ以前にビョーク名義でアイルランド民謡を歌った作品もありますが、彼女のクリエイティヴなソロ活動としてはこの作品がスタートとなります。

1. Human behaviour
2. Crying
3. Venus as a boy
4. There's more to life than this
5. Like someone in love
6. Big time sensuality
7. One day
8. Aeroplane
9. Come to me
10. Violently happy
11. The anchor song
12. Play dead

イギリスに渡った彼女は自分には無かったダンスシーンの感性を取り入れる為に、グランドビートで有名なソウル?ソウルのネリーフーパーをプロデュースに起用しています。アシッドハウスのようなビートに天性の歌声を持つビョークの歌とのコラボレーションはそれまでに無い新しいサウンドとして衝撃的でした。まだこの世の中にこれほどの歌唱力を持った歌い手がいた事が驚きでした。まるで森の中の歌の女神のようです。それとデジタルなテクノロジーとの共存は斬新でした。

Venus as a boyのような民族音楽と彼女の歌とのマッチメイクはとても自然なのですが、アグレッシヴなくらいのグランドビートが加わるとこの世のものとは思えない世界が展開していくのです。グランドビート自体はもう古くさいものですが、ビョークの歌が乗っかっている事で古くささを感じさせません。奇抜なメーキャップでも有名な彼女ですが、このアルバムのジャケットではノーメークに近い初々しさがあります。それでも涙メーキャップはされていますが。言うまでもなく、彼女の作品は全てが絶世の名盤ばかりです。

Human behaviour

Crying

Venus as a boy

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[20090719]

a day of my lifea day of my life
(1999/09/22)
原田知世mash

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日本に戻って原田知世自身がプロデュースしたアルバムです。スウェーデンで得た新境地を自分なりに昇華して、自分の中で再解釈し直して脱スウェディッシュポップしてより自由に表現している作品です。トーレヨハンソン関係からエクスキューズのウルフトゥレッソンが作曲して原田知世が作詞した曲が数曲と後は原田知世が作詞作曲した曲で構成されています。

1. シンプルラヴ
2. 君の住む星まで
3. Road and Blue Sky
4. a day of my life
5. LOVE*TEARS
6. 花と人
7. 秘密のキス
8. You can jump into the fire
9. ロマンス(ニュー・ヴァージョン)
10. SECRET ADMIRER
11. Take me to a place in the sun
12. you&me

これまでの経験から自分で作曲も手がけ、それがこれまでの作品以上に素晴らしい世界を構築しています。鈴木慶一とのコラボレートでのビートルズライクな部分もあり、トーレヨハンソンのアナログな質感もしっかり取得しています。脱スウェディッシュポップで日本に戻ってきた原田知世とも言えますが、このアルバムまではスウェディッシュポップの影響が強く出ています。アーティスト原田知世としての存在感を世に知らしめた作品です。

元アイドルでここまでアーティスティックに振る舞える環境、小泉今日子もそういう傾向がありますがクリエイティヴな次元が違います。この後も独自の活動を続けますが、ただ者ではない感をもっと評価されても良いアーティストに成長したと思います。もっと自由に思いっきり音楽にどっぷり浸かってくれると、更に面白い作品を提供してくれると思います。

You can jump into the fire

[20090719]

Blue OrangeBlue Orange
(1998/08/21)
原田知世トーレ・ヨハンソン

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TOMOYO HARADA LIVE Blue Orange Tour [DVD]TOMOYO HARADA LIVE Blue Orange Tour [DVD]
(2000/12/20)
原田知世

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原田知世とトーレヨハンソンのコラボレート第二弾です。今回は全ての曲をトーレヨハンソンが用意して、それに原田知世が詩をつけています。トーレの趣向性というか、カーディガンズでもクラウドベリージャムでもない、原田知世とのコラボレートでしか生み出せない独自のスウェディッシュポップが出来上がっています。

1. 自由のドア
2. 青空と白い花
3. 春のうた
4. TOMORROW
5. day by day
6. ひまわりの丘で
7. Blue Moon
8. Angel
9. 七色の楽園
10. 蜘蛛の糸
11. Dream is over now
12. 恋をしよう

タンバリンスタジオならではのアナログな質感と、原田知世の声質が見事にフィットした作品です。とても私的な空間を描いた内容で、前作にあったコマーシャルな部分はありません。それだけに地味な内容かもしれませんが、トーレとのコラボレーションの息が合いだしたゆえに解け合った作品になっていると思います。

音楽的には70年代ポップスをシンプルなアレンジで再現しているように思います。あの時代のポップスが好きな人には馴染み易いものになっています。Blue Moonでのジャズフュージュンなアレンジはトーレの趣向なのでしょうか。日本を飛び出さなければ得られないような大事なものを、原田知世はこの作品によって得られたのだと思います。

シンシア

[20090718]

I could be freeI could be free
(1997/02/21)
原田知世トーレ・ヨハンソン

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本格的にトーレヨハンソンの元で制作されたアルバムです。トーレも原田知世の事が気に入ったらしく、ほとんどの曲を用意していくれています。それに原田知世が作詞して日本語で歌っています。トーレ自身も演奏していたりと、タンバリンスタジオでの手作りな質感が心地良い名盤となっています。

1. 愛のロケット
2. アイ・クッド・ビー・フリー
3. 君は君のもの
4. 雨音を聴きながら
5. ロマンス
6. ラヴ
7. サークル・オブ・フレンズ
8. アー・ユー・ハッピー?
9. パレード
10. ヴァカンス
11. ネイヴィー・ブルー
12. 燃える太陽を抱いて
13. ラクに行こう

トーレヨハンセンも地元のバンドのプロデュースではバンドの意向を尊重する為に、普段では出来ないような事を原田知世とのコラボレートでは存分に楽しんでいます。日本の作品ではありますが、スウェディッシュポップものの中でも完成度の高い素晴らしい名盤になっています。ロマンスがシングルヒットしていますが、それ以外の曲も胸キュンなくらいにキュートな曲が詰まっています。

鈴木慶一のプロデュースだとどうしてもビートルズっぽくなってしまいがちでしたが、トーレヨハンソンによるアナログな録音ではビートルズとは違うネオアコとフレンチポップな感覚のスウェディッシュポップが実現されています。原田知世の望み通りの音になっていると思います。今回は単身スウェーデンに赴いて、地元のミュージシャンの演奏とコラボレートしています。元アイドルがクリエーターとして成長している姿を目の当たりにしてしまう作品であります。

君は君のもの

雨音を聴きながら

ロマンス

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