SAMARQAND淫美ブログ

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2008/08/27(水) 23:22:06
 Title → ジャズ名盤シリーズ El Juicio
El Juicio (The Judgement)El Juicio (The Judgement)
(2008/01/13)
Keith Jarrett

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宗教的なジャケットで有名なアルバムですが、前2作と同じセッションの録音から出来ている作品です。まだこのカルテットでのサウンドが固まっていない感じで、その為いろんなスタイルを試しているセッションをアルバムにしてしまったという感じです。それでもその斬新さがとても魅力的です。

1. Gypsy Moth
2. Toll Road
3. Pardon My Rags
4. Pre-Judgement Atmosphere
5. Juicio
6. Piece for Ornette (L.V.)
7. Piece for Ornette (S.V.)

ゴスペル調のGypsy Moth、ホンキートンクなPardon My Ragsなど、ポップな要素もありながらの前衛的なジャズという点は前2作と同じです。民族音楽的な打楽器を使ったPre-Judgement Atmosphereなど、音楽的なまとまりの無さがかえってエネルギッシュであり、何かをやってくれそうな期待感が持てる作品です。

juicioでのピアノプレイはキースエマーソンの用なタッチです。恐らくエマーソンの方が真似しているのでしょう。プログレッシヴジャズと形容すればいいのでしょうか。この実験的なセッションを経て、このカルテットはより独自の音楽性を確立していいく事になります。

perc. solo

 テーマ : JAZZ / ジャンル : 音楽
INDEX <K> | TB : 0 | CM : 0 |

2008/08/26(火) 23:24:08
 Title → ジャズ名盤シリーズ Birth
BirthBirth
(2008/01/13)
Keith Jarrett

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サックスのデューイレッドマンが参加してカルテットとなった作品。前作とは同じ頃の録音ですが、レッドマンの演奏はこのアルバムのほうに収められました。レッドマンのサックッスは攻撃的で、アグレッシヴな演奏が展開しています。キースジャレットもソプラノサックスで掛け合いをやるという丁々発止なエネルギーが炸裂です。

1. Birth
2. Mortgage on My Soul (Wah-Wah)
3. Spirit
4. Markings
5. Forget Your Memories (And They'll Remember You)
6. Remorse

チャーリーへイデンがベースにワウワウをかけたり、民族音楽的な打楽器によるフリージャズがあったりと実験的な内容になっています。オーネットコールマンのようなゴスペルブルース調でのフリージャズもあったりと、少々ロックよりな事をやっています。

マイルスのバンドではいやというほどジャズロックをやっていますので、ソロではジャズよりな事をやるのかと前作では思いましたが、こうしたアヴァンギャルドロック的な部分も演奏していたのです。これもキースの一面ですが、ポップで詩的な演奏の方が人気になり、この手の音楽はこの次期ならではのものです。逆に貴重な記録では無いでしょうか。

Mortgage on My Soul

Spirit

 テーマ : JAZZ / ジャンル : 音楽
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2008/08/25(月) 22:38:28
 Title → ジャズ名盤シリーズ The Mourning of a Star
The Mourning of a StarThe Mourning of a Star
(1999/12/28)
Keith Jarrett

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アート・ブレイキーのジャズメッセンジャーズ、チャールス・ロイド、そしてエレクトリックマイルスではチックコリアとツインキーボードとして参加していたキースジャレットです。このアルバムからAmerican Quartetというソロプロジェクトをスタートさせます。メンバーはベースにチャーリーへイデン、ドラムがポールモチアン、サックスがデューイレッドマンです。

1. Follow The Crooked Path
2. Interlude No. 3
3. Standing Outside
4. Everything That Lives Laments
5. Interludes No.1
6. Trust
7. All I Want
8. Traces Of You
9. The Mourning Of A Star
10. Interlude No 2
11. Sympathy

このアルバムではまだデューイレッドマンは参加しておらず、トリオ編成で演奏していますが、キースジャレットはピアノのみではなく、サックスやスティールドラムを叩いたりとトリオ以上の音を出しています。マイルスとのセッションでは前衛的なプレイが印象的でしたが、このアルバムでもアグレッシヴな演奏もやっています。

しかしキースジャレットの本質的な特徴として、詩的でポップな独特のまろやかさもこのアルバムからは聴き取る事が出来ます。ジャズピアノトリオではありますが、それまでのジャズとは違う、そしてフュージュンでもない全く独自の音楽性を創り出しています。キースにしか生み出せない音であり、彼はそれをマイペースに生み出し、そして流行でなくとも大きな支持を受けていきます。

Keith Jarrett Paul Motian Charlie Haden

 テーマ : JAZZ / ジャンル : 音楽
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2008/08/25(月) 00:45:28
 Title → 北京五輪 閉幕
北京オリンピックもとうとう幕を閉じました。いつもはあまりオリンピックは見ていなかったのですが、今回はなぜか見入ってしまいました。応援していた女子バレーは前回と同じ5位で終わりましたが、これは予想の範疇でした。オリンピックに行けるだけの実力はつけていましたが、メダルを取れるまではいっていなかったというのが印象です。それでもメダルを狙うというのですから、本番のオリンピックまでに更にレベルアップしているのかと思いきや、変わっていませんでした。それでも前回よりは試合になっていました。さすがに金メダルを取ったブラジルとの戦いでは相手になりませんでしたが、前進はしていたと思います。まー、私としては頑張っている選手を見れるだけで満足なのですが。

バトミントンはオグシオがぱっとせず、代わりにスエマエコンビが日本発の4位という偉業を成し遂げました。これでオグシオフィーヴァーが冷めてくれれば、我が郷土出身の松田 友美選手ももっと注目されるようになると思います。

女子レスリングも盛り上がりましたが、何といっても女子ソフトが初の金メダル獲得で大いに感動しました。野球は最初から期待していなかったので予想通りでした。水泳も盛り上がりましたが、陸上でもラッキーなメダルを獲得したりといい大会だったと思います。

いろいろとマスコミでは批判されていましたが、開会式も閉会式も素晴らしい内容でした。口パク少女が批判されていましたが、実際にあの映像を見て本当に歌っている人がいる事自体が私は驚きです。マイクも無く、あの広い会場であの声は明らかに録音していると思いましたし、他の部分でも実際に演奏や歌は歌っていなかったと思っています。閉会式でも全員口パクだったし、イギリス代表出来たジミーペイジもギターは弾いていませんでした。ああいうセレモニーで生演奏するというのは相当な事で、口パクが当たり前ではないでしょうか。花火のCGも批判されていましたが、逆にCGの技術に感心しました。マスコミも開会式からだいぶたってから批判するようではアホ丸出しです。批判するならその場で批判するだけ真剣に見ていなかった証拠です。ショーとしては最高の出来映えでした。
 テーマ : 2008北京オリンピックに注目 / ジャンル : スポーツ
格闘技 | TB : 0 | CM : 0 |

2008/08/24(日) 23:54:04
 Title → ジャズ名盤シリーズ Touchstone
TouchstoneTouchstone
(1997/02/18)
Chick Corea

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トニーコーハンの物語、『タッチストーン』にインスパイアされて創られたコンセプトアルバムです。このアルバムでは2曲しか参加していませんが、パコデルシアとの共演が実現した作品でもあります。スパニッシュを追求して生きたコリアがフラメンコ界のスーパースターパコデルシアと共演した事で、より深いスパニッシュサウンドが生み出されています。

1. Touchstone
2. Yellow Nimbus
3. Duende
4. Compadres
5. Estancia
6. Dance of Chance

Compadresではリターントゥフォーエヴァーのメンバーとの再会を果たすなど、これまでのチックの音楽の総集編のようでもあり、又新しい試みもありと、豪華な内容になっています。又、クールジャズの代表格、リーコニッツと熱い演奏を楽しむという事もやっています。前半はマイナー調のスパニッシュな曲調で、スパニッシュのアダルトな感覚を与えてくれます。

この後のチックコリアはソロ活動もやりながら、Elektric Band、Origin、Akoustic Bandといったグループも結成して精力的に活動していきます。ただ、先にも紹介しているリターントゥフォーエヴァーやこれまでのソロ作品で十分だと思っています。ですので紹介はここまでとします。他の作品も興味がある方はいろいろと検索してみてください。

LIVE in ROMA

Duende

with Paco de Lucía

 テーマ : FUSION / ジャンル : 音楽
INDEX <C> | TB : 0 | CM : 0 |

2008/08/24(日) 18:16:57
 Title → Roland V-Synth GTを購入
ローランド V-Synth GT V-SYNTH/GTローランド V-Synth GT V-SYNTH/GT
()
不明

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仕様
鍵盤 : 61鍵(ベロシティー、チャンネル・アフタータッチ付き)
音源構成 : デュアルコア(2トーン構成=アッパー、ロワー) 1トーンあたりの構成=オシレーター(エンベロープ×4+LFO×1)×2、モジュレーター×1、COSM(エンベロープ×2+LFO×1)×2、TVA(エンベロープ×1+LFO×1)×1、ステップ・モジュレーター×1、トーン・エフェクツ×1、APシンセシス(Articulative Phrase Synthesis)×1※、ボーカル・デザイナー×1※ ※アッパーまたはロワーのいずれか一方で使用可能
OSC1/OSC2(オシレーター1、2) : アナログ・モデリング=14波形(SAW、SQUARE、TRIANGLE、SINE、RAMP、JUNO、HQ-SAW、HQ-SQUARE、NOISE、LA-SAW、A-SQUARE、SUPER-SAW、FEEDBACK-OSC、X-MOD-OSC)、PCM/バリフレーズ(プリセット波形+サンプリング波形)、エクスターナル・インプット
MOD(モジュレーター) : タイプ数:4(RING、FM、ENV-RING、OSC-SYNC)
COSM : タイプ数:16(OD/DS、W-SHAPE、AMP、SPEAKER、RESONATOR、SBF1、SBF2、COMB、DUAL、TVF、DYN-TVF、COMP、LIMITER、F-SHIFT、LO-FI、TB-FILTER)
マルチ・ステップモジュレーター : アッパー・トーン、ロワー・トーン独立装備/トーンあたりトラック数:4/最大ステップ数:16/テンポ:20~250BPM
APシンセシス : ソース・ウェーブフォーム:38種類、フレーズ・モデル:Violin、Erhu、Sax、Flute、Multifade
ボーカル・デザイナー : キャリア音源:オシレーター×2、モジュレーター×1、COSM×2、TVA×1、マルチ・ステップ・モジュレーター×1、ボコーダー・タイプ数:4(Stereo、Mono、Vintage、Enhance)、フォルマント・タイプ数:7(最大時)
ゾーン(リズム/フィルター・バンク用スプリット) : 分割数:アッパー・トーン16、ロワー・トーン16
アルペジエーター : パターン:ユーザー・プログラマブル(コントロール・チェンジ対応)/モチーフ:8種類/テンポ:20~250BPM
MIDIパート数 : 1
最大同時発音数 : 28音(音源負荷に依存して変化)
インターナル・メモリー : プロジェクト数:1、パッチ数:最大512、トーン数:最大896、ウェーブ・メモリー量(RAM):64MB
本体ストレージ : 内蔵フラッシュ・メモリー:49.5MB
外部記憶装置 : USBフラッシュメモリー
エフェクト : トーン・エフェクト=41種類コーラス:8種類/リバーブ:13種類/4バンド・システムEQ/インプット・エフェクト(マイク/サンプリング)
サンプリング周波数 : 内部フォーマット:44.1kHz/DIGITAL IN/OUT:96、48、44.1kHz
信号処理 : 内部演算処理 音源部:32ビット(浮動小数点)/エフェクト部:32ビット(固定小数点)/DA変換:24ビット AD変換:24ビット
規定出力レベル : MAIN OUT:+4dBu DIRECT OUT:+4dBu
規定入力レベル : INPUT(L/R)=-10/-20dBu、MIC IN(XLR/標準タイプ)=-50~-10dBu
ディスプレイ : 320×240ドットTFTフルカラー・タッチ・スクリーン(バックライト付き)
コントローラー : ピッチ・ベンド/モジュレーション・レバー、タイム・トリップ・パッド、Dビーム・コントローラー(ツイン・ビーム)、アサイナブル・コントローラーつまみ(C1、C2)、アサイナブル・スイッチ(S1、S2)、V-LINKボタン
接続端子 : ヘッドホン・ジャック(ステレオ標準タイプ)、メイン・アウトプット・ジャックL/MONO、R)(TRS標準タイプ)、ダイレクト・アウトプット・ジャック(L、R)(標準タイプ)、インプット・ジャック(L、R)(標準タイプ)、マイク・ジャック(標準/XLRタイプ)(ファンタム電源装備)、ホールド・ペダル・ジャック、コントロール・ペダル・ジャック(1、2)、MIDIコネクター(IN、OUT、THRU)、USBコネクター:COMPUTER(USB2.0ファイル転送、USB1.1 USB-MIDIおよびUSBオーディオ対応):MEMORY(USB2.0フラッシュメモリ対応)、デジタル・オーディオ・インターフェース(24ビット、IEC60958):コアキシャル(IN、OUT):オプティカル(IN、OUT)、ACインレット
電源 : AC100V(50/60Hz)
消費電力 : 30W
サイズ : 1066(幅)×411(奥行)×125(高さ)mm
重量 : 13.8 kg

V-Synth

Roland V-Synth GTを購入しました。これまで使っていたDX-7はもうヴィンテージものになっており、鍵盤が馬鹿になっていてリアルタイム演奏が困難な状態になっていたので、思い切って新しいシンセサイザーを購入しました。Logicのソフト音源を使っているので、MIDIキーボードで十分ではあったのですが、最新の音源を演奏出来るV-Synth GTは魅力がありました。

さよならDX-7 永い間ご苦労様でした。
DX-7

V-Synth GTのみ力の一つとしてはヴォコーダーが使える所もあります。コーラスとして和音でもならせるし、普通のヴォコーダーよりも細かな音創りが出来るのです。今後のSAMARQANDはヴォコーダーが活躍すると思います。

V-Synth GT

まだ使い切ってはいませんが、即戦力になるプリセット音源が多数入っています。
最近のシンセはUSBケーブルでMIDIやオーディオ情報をやり取り出来るようになっていました。まるで浦島太郎状態で驚きです。

LIGHT ON

最近のローランドの売りであるタッチパッドとD BEAMにより音色を変化させていけます。
D-Beam
いい年して、新しいおもちゃを手に入れたワクワク感で一杯です。
 テーマ : DTM、宅録、ミックス、レコーディング、機材 / ジャンル : 音楽
音楽紀行 | TB : 0 | CM : 0 |

2008/08/24(日) 17:23:22
 Title → ジャズ名盤シリーズ Tap Step
Tap StepTap Step
(1997/02/18)
Chick Corea

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ジャケットからも分かるようにチックコリアが太鼓を抱えています。サンバなどのラテン音楽のリズムを重視した作品です。その要となっているのが初期リターントゥフォーエヴァーに参加していたアイアートモレイラ達です。まだまだこのラテンの道を更に極めようとしてるコリアの意欲作です。

1. Samba L.A.
2. Embrace
3. Tap Step
4. Magic Carpet
5. Slide
6. Grandpa Blues
7. Flamenco

Grandpa Bluesではスタンリークラークがベースでトーキングモジュレイターを使っています。単なるサンバ作品ではなく、フュージュンを飛び越えた新しい時代でのサンバのあり方を模索し手いる事が分かります。リズムを先行で曲を創っていますが、その上ものもさすがに洗練されています。

私の個人的な思い入れでは、やはりチックコリアはラテン系のスタイルで演奏していてこそ価値があると思っています。私の好きなコラシアム鵺でも、チックコリアがラテンフュージュンを開発しなければあそこまで格好良くはなっていなかったと思うと、私にとってはラテンを極めるコリアこそが偉大なミュージシャンの証なのです。ですから普通にジャズしているチックコリアはあまり魅力を感じません。ファンによってはいろいろと意見はあると思いますが、こういった作品こそが革命的だと思います。

Tap Step

Flamenco

 テーマ : FUSION / ジャンル : 音楽
INDEX <C> | TB : 0 | CM : 0 |

2008/08/24(日) 16:48:02
 Title → ジャズ名盤シリーズ Friends
FriendsFriends
(1991/04/16)
Chick Corea

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アルバムジャケットが2種類ある事でも有名な作品で、気の合う仲間で録音した楽しいジャズアルバムです。エディゴメス、スティーブガッド、ジョーファレルというチックコリアのソロアルバムではお馴染みのメンバーで、エレクトリックピアノを弾いたり、フュージュンの要素もありますが、基本はスィングジャズであり、そしてシリアスにはなっていないとてもリラックスして聴けるアルバムです。

1. One Step
2. Waltse for Dave
3. Children's Song No. 5
4. Samba Song
5. Friends
6. Sicily
7. Children's Song No. 15
8. Cappucino

日本盤が先行して発売されたため、輸入盤とはジャケットが異なります。つまり日本盤の鳥獣戯画のようなジャケットがオリジナルですが、アイデアとしてはアメリカ盤のスマーフ君が演奏しているジャケットがオリジナルです。これは著作権の問題が解決しておらず、最初は鳥獣戯画バンドがとしてリリースされたのです。

そして恐らくファンの間では一番人気のアルバムであります。小難しくなっていたジャズが本来は楽しい音楽なのだという事を思い出させてくれている作品でもあるからです。しかも抜群のテクニックで洗練されたアレンジで、決して原点回帰というようなアルバムではありません。

Samba Song、Friends、Sicily、Cappucinoではサンバを元にしたラテン系の演奏で、フュージュンスタイルですが、全体的にはジャズよりなイメージを持ってしまうのは、あくまでも彼らがジャズとしての音楽を楽しんでいるのが伝わって来るからです。絶妙のテクニックもさりげなく、ジャズの良心ともいえる名盤です。

Children's Song No. 5

Samba Song

Sicily

 テーマ : FUSION / ジャンル : 音楽
INDEX <C> | TB : 0 | CM : 0 |

2008/08/24(日) 16:13:10
 Title → ジャズ名盤シリーズ Secret Agent
シークレット・エージェントシークレット・エージェント
(2005/03/30)
チック・コリアゲイル・モラン

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とてもポップなフュージュン作品です。リターントゥフォーエヴァーの最後の作品ミュージックマジックのような軽薄ささえ感じる内容です。時代がハードフュージュンからソフトフュージュンへと流行が変わっていた時代ではありますが、先駆者のチック達がこのソフト路線に乗っかってしまうのは衰退ともとられてしまうのか、このアルバムは日本でしかCD化されておりません。

1. The Golden Dawn
2. Slinky
3. Mirage
4. Drifting
5. Glebe St. Blues
6. Fickle Funk
7. Bagatelle #4
8. Hot News Blues
9. Central Park

とてもファンキーで軽快なフュージュンサウンドが満載です。レアグルーヴとして再評価されてもおかしくないくらいの出来映えですが、これまでのような芸術的なニュアンスが感じられない俗っぽいサウンドにファンはが不服だったのか、それともチック自身が不満だったのか、あまり評価されていない作品です。

しかしフュージュンスタイルでのソロ作品として連発していた傑作アルバムはこれが最後となり、この後は再度ジャズを見直したりと試行錯誤していく事になります。マイルスが病気のため休止していた時期でもあり、どの方向へ進めばいいのか、ジャズミュージシャンが混迷に迷い込んだ時期でもあります。

Fickle Funk

 テーマ : FUSION / ジャンル : 音楽
INDEX <C> | TB : 0 | CM : 0 |

2008/08/23(土) 23:50:52
 Title → ジャズ名盤シリーズ The Mad Hatter
マッド・ハッター(紙ジャケット仕様)マッド・ハッター(紙ジャケット仕様)
(2006/08/16)
チック・コリアゲイル・モラン

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不思議の国のアリスをモチーフにしたコンセプトアルバムです。ハービーハンコック、ゲイリーモーラン、エディーゴメス、ハービーメイソンなど豪華メンバーが参加していますが、ストリングスも入り、クラシックやミュージカルの曲調あり、ジャズあり、フュージュンありと総動員で物語を表現しています。総体的に聴くとプログレです。

1. Woods
2. Tweedle Dee
3. Trial
4. Humpty Dumpty
5. Prelude to Falling Alice
6. Falling Alice
7. Tweedle Dum
8. Dear Alice
9. Mad Hatter Rhapsody

リターントゥフォーエヴァーを解散させた時期のアルバムですので、ソロ作品への取り組みもかなり気合いが入っています。ジャズミュージシャンでここまで多彩な音楽性で一つのアルバムを創った人はいないのではないかと思います。かなり完成度の高いプログレ作品のようです。

バンドスタイルでも最高の演奏が収められ、チック一人による多重録音、オーケストラによる叙情詩、ハービーハンコックとのデュエット演奏。ハービーとはこの後も共作アルバムを出していきます。チックのピアノスタイルはクラシカルからジャズフュージュン、ラテンと変幻自在に活躍しています。音楽的にもかなり計算された素晴らしい内容です。この頃のチックコリアが一番面白いです。

Tweedle Dee

Humpty Dumpty

Dear Alice

 テーマ : FUSION / ジャンル : 音楽
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2008/08/23(土) 17:02:04
 Title → ジャズ名盤シリーズ My Spanish Heart
マイ・スパニッシュ・ハート(紙ジャケット仕様)マイ・スパニッシュ・ハート(紙ジャケット仕様)
(2006/08/16)
チック・コリア

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イタリア系とスペイン系の血を引くチックコリアがスペイン旅行からインスパイアされ、自分の中に眠っているスパニッシュの血を音楽として表現してみせた名盤です。フラメンコというのは主にギターで演奏されますので、ピアノによってフラメンコを表現するというチックコリアのスタイルはかなり斬新なものでした。ある意味誰も真似出来ないチックコリアらしい作品としては最高傑作ではないでしょうか。

1. Love Castle
2. Gardens
3. Day Danse
4. My Spanish Heart
5. Night Streets
6. Hilltop
7. Sky
8. Wind Danse
9. Armando's Rhumba
10. Prelude to el Bozo
11. Bozo, Pt. 1
12. Bozo, Pt. 2
13. Bozo, Pt. 3
14. Spanish Fantasy, Pt. 1
15. Spanish Fantasy, Pt. 2
16. Spanish Fantasy, Pt. 3
17. Spanish Fantasy, Pt. 4
18. Clouds

アナログ盤では2枚組作品で、後半は組曲による壮大なスパニッシュフュージュンが展開いたします。シンセやエレクトリック楽器も使っていますが、基本はアコースティックピアノによるスパニッシュプレイだという事がこのアルバムの価値を高めています。リターントゥフォーエヴァーではエレクトリック楽器によるハードなスパニッシュアレンジがまるでハードロックのような格好良さを生んでいましたが、アコースティック楽器で表現する事によって、スパニッシュとジャズの融合というのがいかに新しい音楽なのかという事を再認識させられます。

ソロ作品ではお馴染みのスティーヴガットを始め、ナラダマイケルウォルデン、ジャンリュックポンティーというマハヴィシュヌファミリーと自分のバンドからはスタンリークラークがウッドベースで参加しています。そのアコースティック名演奏を基本としてエレクトリック楽器で色彩をちりばめているといったアレンジになっています。ジャケットも闘牛士に扮したコリアのユーモアと自身のルーツ音楽に対するオマージュが生み出した実に素晴らしい名盤に仕上がっています。

ジャズやロックには無いラテンの血潮との融合はある意味ワールドミュージックの走りだったのかもしれません。既存のポップスに飽きている人にとってはとても新鮮な作品だと思います。私も個人的には最近はこの手の音楽性の方が魅力を感じます。

Wind Danse

Night Streets

Armando's Rhumba

Spanish Fantasy

 テーマ : FUSION / ジャンル : 音楽
INDEX <C> | TB : 0 | CM : 0 |

2008/08/23(土) 16:11:38
 Title → ジャズ名盤シリーズ The Leprechaun
The LeprechaunThe Leprechaun
(1993/10/12)
Chick Corea

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リターントゥフォーエヴァー活動中に出されたソロアルバムです。ラテン、スパニッシュという新しいスタイルをものにしたチックコリアがエレクトリックフュージュンを経た流れで出された作品で、初期の頃とは違う表情を持った内容になっています。このアルバムからの活動の方が有名かもしれません。

1. Imp's Welcome
2. Lenore
3. Reverie
4. Looking at the World
5. Nite Sprite
6. Soft and Gentle
7. Pixiland Rag
8. Leprechaun's Dream, Pt. 1
9. Leprechaun's Dream, Pt. 2

スティーヴガット、アンソニージャクソンなど豪華メンバーで演奏され、シンセサイザーを駆使したフュージュンサウンドはリターントゥフォーエヴァーの流れを汲むものですが、その他にも民族音楽やポップスなど、スパニッシュだけではない、ブラジリアンなテイストもあります。ホーンセクションを使ったファンキーなアレンジなど、リターントゥフォーエヴァーではやれない事にも挑戦しています。

チックコリアが他のピアニストと違うところはスパニッシュなピアノプレイが出来るところです。そうした特徴が全面に出始めた頃のソロ作品ですので、一番チックコリアの個性を感じられる作品がここから始まります。このアルバムではスパニッシュというよりは、初期リターントゥフォーエヴァーの頃のようなブラジリアンなラテンスタイルですが、これが後にスパにっすラテンへと動き出していきます。

Lenore

Nite Sprite

 テーマ : FUSION / ジャンル : 音楽
INDEX <C> | TB : 0 | CM : 0 |

2008/08/23(土) 15:35:56
 Title → ジャズ名盤シリーズ Crystal Silence
Crystal SilenceCrystal Silence
(1994/03/29)
Gary Burton and Chick Corea

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ゲイリーバートンとのデュエット作品です。チックもゲイリーもともにスタンゲッツグループに参加していたという共通点もあり、ECMというレーベル色を代表するようなクリスタルのようなきらめきのある名盤を生み出しました。

1. Seor Mouse
2. Arise, Her Eyes
3. I'm Your Pal
4. Desert Air
5. Crystal Silence
6. Falling Grace
7. Feelings and Things
8. Children's Song
9. What Game Shall We Play Today?

リターントゥフォーエヴァーというアルバムでロマンティックなフュージュンサウンドを生み出したチックコリアがヴィブラフォン奏者のゲイリーバートンとピアノとヴィブラフォンだけで創り上げた美しいアルバムです。環境音楽のようでもありながら、風物詩を聴いているような音絵巻に仕上がっています。

初期のリターントゥフォーエヴァーとこのアルバムの成功により、チックコリアは又一つ上のステージに上り詰めました。心象風景を描いていた初期の頃のチックコリアから外の風景を描くような広がりを感じます。ゲイリーバートンとはこの後も数枚のアルバムを出しますが、このアルバムが一番美しく、又、ジャズの新しい可能性を呼び込んだ名盤でもあります。

Seor Mouse

I'm Your Pal

Crystal Silence

Children's Song

 テーマ : FUSION / ジャンル : 音楽
INDEX <C> | TB : 0 | CM : 0 |

2008/08/22(金) 23:11:43
 Title → ジャズ名盤シリーズ Circle
パリ・コンサートパリ・コンサート
(1991/03/25)
チック・コリア・サークル

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マイルスとのセッションから離れたチックコリアは自分のバンドを結成します。フリージャズの可能性を追求したサークルです。数枚のスタジオアルバムとライブアルバムを出していますが、現在入手しやすいものがこのパリスコンサートになります。

1. Nefertitti
2. Song For The Newborn
3. Duet
4. Lookout Farm - 73゜ Kalvin(Variation-3)
5. The Room - Q&A
6. No Greater Love

ウェインショーターが作曲したNefertittiはソロアルバムからの選曲となります。本格的なフリージャズであり、バンドスタイルなので、各メンバーのプレイにスポットが当てられた構成にもなっています。フリージャズといってもある程度の秩序は持っています。それは現代音楽的な解釈だったり、これまでの音楽的教養が覗いたりしているからだと思います。

逆にそれはフリージャズとしては今ひとつ爆発出来ない部分でもあります。これまでのソロ作品の流れもあって、心象風景のような内面性を浮き上がらせた作風になっています。このバンドでフリージャズにも決着を付けたチックコリアはこの後更なる成功を収めていく事になります。

Chick Corea on LEGENDS OF JAZZ

 テーマ : FUSION / ジャンル : 音楽
INDEX <C> | TB : 0 | CM : 0 |

2008/08/21(木) 23:41:31
 Title → ジャズ名盤シリーズ The Song of Singing
Song of Singing
(1990/10/25)
Chick Corea

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まだマイルスのセッションに参加しているときに出されたアルバムです。しかしチックコリアは既に次の段階を見据えており、フリージャズによる新たな可能性を模索しています。メンバーはベースのデイヴホーランド、ドラムのバリーアルトシュルによるトリオ編成です。このメンバーにアンソニーブラクストンが加わればサークルというバンドになります。

1. Toy Room
2. Ballad I
3. Rhymes
4. Flesh
5. Ballad III
6. Nefertiti

アコースティックピアノトリオというスタイルでのフリージャズですが、まだ完全なフリーにはなっておらず、前作同様現代音楽風の実験的な作風になっています。そしてとても美しい響きすら持っている作品です。アコースティック楽器での限界に挑戦するかのような、当時はかなり斬新な作品と捉えられていました。

このトリオが発展していき、すぐにサークルというバンドが結成され、完全なフリージャズに挑戦していく事になります。マイルスのバンドではやれない事をやりたかったという印象が強いです。それでも作品としてはかなりレバルの高いものだと思います。

Humpty Dumpty

 テーマ : FUSION / ジャンル : 音楽
INDEX <C> | TB : 0 | CM : 0 |

2008/08/20(水) 23:26:08
 Title → ジャズ名盤シリーズ Is/Sundance
Complete Is SessionsComplete Is Sessions
(2002/10/08)
Chick Corea

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SundanceSundance
(1998/09/01)
Chick Corea

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マイルスデイヴィスのエレクトリックセッションに招かれてからの作品になります。IsとSundanceと言うアルバムをまとめたコンプリート盤が出ています。マイルスのバンドではキースジャレットとダブルキーボードでインプロヴィゼーションを展開してました。その時のメンバーの助けも借り、ベニー・モーピン(b-cl)ウディ・ショウ(tp)ヒューバート・ロウズ(fl)デイヴ・ホランド(b)ジャック・デジョネット(ds)ホレス・アーノルド(ds)といった豪華なメンバーがそろっています。

ディスク:1
1. It
2. The Brain
3. This
4. Song Of The Wind
5. Sundance
6. The Brain (Alt. Take)
7. This (Alt Take)
8. Song Of The Wind (Alt Take)
9. Sundance (Alt. Take)
ディスク:2
1. Jamala
2. Converge
3. Is
4. Jamala
5. Converge (Alt. Take)
Sundance
1. Brain
2. Sundance
3. Converge
4. Song of the Wind

マイルスとのセッションではやれなかったフリージャズへの挑戦となった作品です。現代音楽も踏まえつつ、フリーで内省的な演奏が詰まっています。ちょうどマイルスの元を去ったハービーがやっていた音楽性に近いものもあります。

この後、ここでのセッションを元にしたフリージャズを極めるバンド、サークルを結成する事になりますので、次へのステップとなる実験的な作品ではありますが、又その後以降のチックコリアの音楽性を考えると、一番自由で野心に満ちている暴れん坊な演奏が聴ける貴重な内容になっています。若さ故の恐れの無さが生み出したアルバムでしょう。

Song Of The Wind
 テーマ : FUSION / ジャンル : 音楽
INDEX <C> | TB : 0 | CM : 0 |

2008/08/19(火) 23:24:59
 Title → ジャズ名盤シリーズ Now He Sings, Now He Sobs
Now He Sings, Now He SobsNow He Sings, Now He Sobs
(1990/10/25)
Chick Corea

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後にウェザーリポートを結成するベースのミロスラフヴィトウス、ドラムのロイヘインズとのトリオ作品です。アコースティック楽器での演奏ですが、このアルバムで演奏されている音楽は既にフュージュンしています。それがアコースティック楽器で演奏されているから今聴いてもものすごく斬新に感じます。初期のアルバムでは一番有名なアルバムです。

1. Matrix
2. My One And Only Love
3. Now He Beats The Drum - Now He Stops
4. Bossa
5. Now He Sings - Now He Sobs
6. Steps - What Was
7. Fragments
8. Windows
9. Pannonica
10. Samba Yantra
11. I Don't Know
12. The Law Of Falling And Catching Up
13. Gemini

オリジナルアルバムよりもボーナストラックがたんまり間に入っているので、本来のアルバムとしての作品観を台無しにしている感じもします。当時ヒッピー文化と同様にチックも東洋思想に傾倒しており、その影響でこの作品では内向的な部分の表現をしています。しかしそれは外に開かれたサウンドとなってまるでプログレのような演奏になっています。

ピアノトリオなのに後に生まれるフュージュンのような構成にもなっています。チックのピアノもまるでシンセでも弾いているようなニュアンスがあります。発信地はジャズではありますが、このアルバムをジャズアルバムだと思って聴くと仰天してしまう事になります。それだけ新しい感性と試みが爆発している作品です。初期のチックコリアの最高傑作アルバムです。ここからフュージュンを感じ取れる耳を持っている人には興奮の坩堝と化す名盤です。

Matrix

Now He Beats The Drum - Now He Stops

Now He Sings - Now He Sobs

 テーマ : FUSION / ジャンル : 音楽
INDEX <C> | TB : 0 | CM : 0 |

2008/08/18(月) 22:30:39
 Title → ジャズ名盤シリーズ Inner Space
Inner SpaceInner Space
(1990/10/25)
Chick Corea

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内宇宙、心象表現を試みたセカンドアルバムです。前作同様、ハービーハンコックのように管楽器の編成に工夫を加え、新しいスタイルのジャズを生み出そうとしています。この新しいボイシングの響きが後のフュージュンサウンドへと変化していく事になるのです。

1. Straight up and Down
2. Litha
3. Inner Space
4. Windows
5. Guijira
6. Trio for Flute, Bassoon and Piano

当時はまだエレクトリックジャズの時代の前のモードジャズの時代です。マイルスは和音を弾く事を禁止したりしてモードジャズの可能性を追求していましたが、その門下生のハービーハンコックは、そこから更に発展した解釈での和音を構築して名作を連発していました。チックはその音楽性に敏感に反応していた事がこの作品からも伝わります。

音楽の完成度もかなり高く、将来を期待出来るピアニストでしたので、マイルスにも注目されていたのでしょう。しかし世界的にはまだまだ無名のピアニストでした。そんな無名時代のアルバムもファンとしてはコレクトしておきたいところです。既に新人離れした豊かな音色はその後の成功を知っているファンでも満足出来るものです。

Straight up and Down