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[20061031]

Chips from the Chocolate Fireball Chips from the Chocolate Fireball
THE DUKES OF STRATOSPHEAR (2001/06/11)
Virgin
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XTCが大好きな60年代後半のサイケデリックサウンズをお遊びで録音する為に創られた変名バンドです。XTCでは新しい音楽の創造の為封印していた懐古的な部分を前面に出した覆面バンドそれがTHE DUKES OF STRATOSPHEARなのです。メンバー名も伏せて、アンディ・パートリッジがSIR JOHN JOHNSコリンムールディングがTHE RED CURTAINデイヴ・グレゴリーがLORD CORNELIUS PLUMです。

1. 25 O'Clock
2. Bike Ride to the Moon
3. My Love Explodes
4. What in the World??...
5. Your Gold Dress
6. Mole from the Ministry
7. Vanishing Girl
8. Have You Seen Jackie?
9. Little Lighthouse
10. You're a Good Man Albert Brown (Curse You Red Barrel)
11. Collideascope
12. You're My Drug
13. Shiny Cage
14. Brainiac's Daughter
15. Affiliated
16. Pale and Precious

まず25O‘Clockというミニアルバムがだされ、次にフルアルバムPsonic Psunspotの2枚のアルバムがありますが、その2枚を一つのCDにまとめたのがこのアルバムです。大変お得なのです。1から6曲目までが25O‘Clockで残りがpsonic psunspotです。25O‘Clockは割とハードなサイケでリッック、psonic psunspotはメロディーが綺麗な心地良い内容に鳴っています。プロデュースは初期の頃のジョンレッキーになっています。

ビートルズを始め、ヤードバーズ、シドバレットがいたピンクフロイド、ビーチボーイズなどをパロディー化したような曲ばかりですが、これが80年代という時代に受けたのです。時代遅れの音楽ですが、サイケデリックは気持ち良いという再認識がなされるきっかけとなった作品です。ティアーズフォーフィアーズがサイケなアルバムを出したりと、サイケな作品が多く出されるようになりますが、その先駆けとなったのです。

XTCでは素直にストレートなポップスを表現出来ませんでしたが、名前を伏せる事によりここでは思いっきり気持ちのいいメロディ-が音の玉手箱のように溢れております。気持ち良い事が最優先な桃源郷なのであります。これも一部のマニア、及びミュージシャン連中に受けただけでファンでなければ知らない作品である為隠れた名盤となっています。いかにもサイケなエフェクトが満載ですが、これほど濃密な珠玉の音魂は60年代後半でも無かったのではないでしょうか。正にサイケの決定版なのです。この作品の成功で自身を深めた彼等は、よりいっそう美しくも心地良いサウンドを追求するようになります。XTCの王道がここから始まります。

The Mole from the Ministry

You're a good man Albert Brown
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[20061030]

The Big Express The Big Express
XTC (2001/06/11)
Virgin
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このアルバム発表後、正式にコンサート活動を停止いたします。レコーディング活動のみに専念する事になります。その為か音の懲りようもこれまで以上になっています。このアルバムのテーマはケルトのようなトラディショナルな音楽を吸収しながら、XTCにしか創り出せないオリジナリティー溢れるポップソングという事ではないでしょうか。非常に英国の片田舎の風景が見えながらも古くさくはないのです。プロデューサーはデヴィッドロードです。

1. Wake Up
2. All You Pretty Girls
3. Shake You Donkey Up
4. Seagulls Screaming Kiss Her, Kiss Her
5. This World Over
6. Red Brick Dream
7. Washaway
8. Blue Overall
9. Everyday Story of Smalltown
10. I Bought Myself a Liarbird
11. Reign of Blows
12. You're the Wish You Are I Had
13. I Remember the Sun
14. Train Running Low on Soul Coal

このアルバムを代表する曲はAll You Pretty Girlsではないかと思います。どこかの地方に古くから伝わる民謡のようでありながら、そんな場所はどこにもない、XTCにしか見えない風情によって創られた名曲です。前作からドラムのテリー・チェンバーズが脱退して3人組になったXTCですが、リズムの複雑さは健在です。リズムの複雑さが一般の人には受けない原因かも知れません。まるで私SAMARQANDのようです。しかし単純なリズムはすぐ飽きてしまうので、XTCは今でも充分聴くに耐えられるスペックを有しております。

プロゴレほど大袈裟ではなく、トップテンミュージックほど軽薄ではない、玄人志向の人間にとっては一番気持ちのいいところで音が鳴っています。英国人特有の変態性もしっかりしたもので、You're the Wish You Are I Hadのような綺麗なメロディーの曲でも普通ではないアレンジです。レコーディングに専念する事によって、後期ビートルズのような充実した作品展開がここから始まります。まだひねくれていた時期の最後の名作かもしれません。

All You Pretty Girls

You're the Wish You Are I Had

[20061029]

Mummer Mummer
XTC (2001/06/11)
Virgin
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今回のプロデューサーはスティーヴナイです。数曲で天才エンジニアのアレックスサッドキンがリミックスを手がけています。アンディーパートリッジが体調を崩していた時期の作品の為か、XTCの作品の中では一番内向的な作品になっています。

1. Beating of Hearts
2. Wonderland
3. Love on a Farmboy's Wages
4. Great Fire
5. Deliver Us from the Elements
6. Frost Circus
7. Jump
8. Toys
9. Gold
10. Procession Towards Learning Land
11. Desert Island
12. Human Alchemy
13. Ladybird
14. In Loving Memory of a Name
15. Me and the Wind
16. Funk Pop a Roll

Beating of Heartsではいきなり中近東風のアレンジで始まります。その他にも民族音楽の要素が全体的に振りまかれています。これまでもアフリカンな感じはありましたが、ラテンやフォーク的な要素が強いです。XTC流ワールドミュージック作品として捉えると面白い作品です。その上でポップであろうとする姿勢が見事です。

ひねくれ度もいつも以上で、XTCの作品の中では踏み絵的な存在ではないでしょうか。これが分からなければファンじゃないよ、と言わんばかりのひねくれ度です。エフェクト処理も大胆に使われており、ライブでの再現は難しい曲ばかりです。いよいよライブ活動の停止も本格化しているかのようなニュアンスが感じ取れます。

民族音楽のポップ化が成されたアルバムだとすれば非常に見事なできばえです。これまでのXTCのつもりで聴くと地味な感じかもしれませんが、民族音楽をワールドワイドな市場に紹介する為の作品と捉えれば、かなりの名作です。これほど完成度の高いロックと民族音楽の融合は聴いた事がありません。このさじ加減が分かる人と分からない人では聴いた印象派違うかもしれませんが、かなり良く出来ているアルバムです。

Beating of Hearts

Wonderland

Love on a Farmboy's Wages

In Loving Memory of a Name

Funk Pop a Roll

[20061029]

English Settlement English Settlement
XTC (2001/06/11)
Virgin
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スティーヴリリーホワイトのエンジニアを努めていたヒューパジャムがプロデュースした作品です。ヒューはポリスなどを手がけて有名になりますが、このアルバムから名を馳せていきます。発売当初はイギリスでは15曲のアナログ盤2枚組で発売されましたが、それ以外の国、つまり日本でも10曲入りの1枚組で発売されていました。しかしこのCD盤は本来の15曲に直されています。

前作ブラックシーはアメリカでもヒットした為、バンドはアメリカを始めとするワールドツアーに明け暮れ、アンディーは体調を崩したりします。この頃からアンディの頭の中ではツアーを止めて後期ビートルズのようにレコーディングだけする活動を思い描きます。その為、このアルバムではステージを意識しない大胆で思い切ったアレンジが実現しております。しかし正式にステージ活動を停止するのはまだ先の話になります。

1. Runaways
2. Ball and Chain
3. Senses Working Overtime
4. Jason and the Argonauts
5. No Thugs in Our House
6. Yacht Dance
7. All of a Sudden (It's Too Late)
8. Melt the Guns
9. Leisure
10. It's Nearly Africa
11. Knuckle Down
12. Fly on the Wall
13. Down in the Cockpit
14. English Roundabout
15. Snowman

これまで異常にポップでマイルドな仕上がりになっております。イギリスの曇りがちな天気の下変態的でもポップでいようとするいかにもブリティッシュな感覚が溢れています。キーボードも初期以来多くフューチャーされています。この頃のXTCはやっと世界的にも認められるようになりましたが、ツアーを続けていけばそれなりの地位を獲得出来たでしょうが、ツアーを止めて名声は捨てましたが、その代わり誰にも真似出来ない名曲を創造出来る環境を手にする事になります。

Senses Working Overtimeのように独自のコード進行を生み出してはポップなメロディーをつけるところは職人気質さえ伺えます。前作から始まっておりましたが、このアルバムあたりから流行とは関係なく、独自の音楽性を追究していくようになります。本当にポップでいい曲は時代に関係なく受け入れられる普遍性を持っているのです。ですからXTCは我が道を進んでも多くの人から支持されていく事が出来たのです。SnowmanやMelt the Gunsのようにイギリスの片田舎的な雰囲気をプログレ的なテクニックで表現する演奏面の充実も特筆すべきです。これぞXTCと唸る部分です。非常にXTCらしいという事でこの作品もまぎれもなく名盤なのであります。

Ball and Chain

Senses Working Overtime

Jason and the Argonauts

No Thugs in Our House

All of a Sudden

Fly on the Wall

Snowman

[20061029]

Black Sea [2001 Reissue] Black Sea [2001 Reissue]
XTC (2001/06/11)
Virgin
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昔は中期とされていたが、今から見ると初期の最高傑作アルバムです。前作からの付き合いスティーヴ・リリーホワイトとのコンビネーションも最良の形になっています。アルバムジャケットは10CCの愛ゆえにのジャケットを真似しているようでユニークです。ブリットポップとしての源流はこのアルバムから始まりました。ビートルズっぽい曲を創っていた人は当時も今したが、これほどブリティッシュしたポップサウンドはXTCの専売特許だったのです。

1. Respectable Street
2. Generals and Majors
3. Living Through Another Cuba
4. Love at First Sight
5. Rocket from a Bottle
6. No Language in Our Lungs
7. Towers of London
8. Paper and Iron (Notes and Coins)
9. Burning With Optimism's Flames
10. Sgt. Rock (Is Going to Help Me)
11. Travels in Nihilon
12. Smokeless Zone
13. Don't Lose Your Temper
14. Somnambulist

前作ではコリンムールディングのポップ志向が大いに受けました。これに対して対抗意識を燃やしたアンディーパートリッジも負けじとポップな楽曲を創る事に燃えました。まるでジョンレノンとポールマッカトニーが相手に負けない曲を創っていたような感じでしょう。その成果がこのアルバムで見事に結晶となりました。相変わらずひねくれたセンスもありますが、非常に聴き易くなっており心地良いです。Respectable Streetの出だしはまるでキンクスです。

アンディーのギターはファズをかけてテクノ的ですが、アコースティックギターを使ったりして、ネオアコ以前にそれっぽい曲もあります。スカっぽいLiving Through Another Cubaのコーラスの何と心地良い事か。Love at First Sightではスクッリティポリッティ以前に既にパートごとの分担アレンジを完成させています。80年代に生まれるあらゆる要素を先取りした名作なのであります。

Sgt. Rockなんてもろビートルズへのトリビュートするような曲もあり、この頃のXTCにおいては素直なまでにポップスを追求しております。そうかと思うとフィルターのかかったリズム音でのドラムパターンなど90年代以降のテクノ的な部分も既にやっております。名作オレンジ&レモンズに一番近いのがこのアルバムです。当時はまだブリットポップという呼び名はありませんでした。こんなバンドはXTCだけだったからです。しかし、現在、ブリットポップというジャンルが確立されている耳で聴いて頂ければ、彼等がどれほど優れたソングライターだったのか確認して頂けるはずです。

Respectable Street

Generals and Majors

Towers of London

The making of Towers of London

Burning With Optimism's Flames

Living thru another Cuba, Generals and Majors

[20061029]

The Dub Experiments/Explode The Dub Experiments/Explode
XTC (1993/07/01)
Virgin
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セカンドアルバムGO2にボーナスとしてついていたEP、GO+とアンディ・パートリッジのソロ作品Take Awayとthe lure of the salvageをくっつけたアルバムになります。Take Awayは以前から入手が難しい状態だったので、このアルバムは非常に貴重で嬉しい作品になりました。Take AwayというアルバムはDrums & Wires収録曲及び未発表曲をアンディが様々なトリートメントを施し、ダブ化させた奇作です。しかしダブの数あるアルバムの中でも非常にアヴァンギャルドでレベルの高い作品となっています。テクノ的な解釈、現代音楽的なs具法など隠れた名作となっておりました。

1. Part 1 (go)
2. Dance with me Germany
3. Beat the bible
4. Dictionary of modern marriage
5. Clap clap clap
6. We kill the beast
7. Part II (take away)
8. Commerciality
9. Day they pulled the North Pole down
10. Forgotten language of light
11. Steam fist futurist
12. Shore leave ornithology (another 1950)
13. Cairo
14. Part III (the lure of the salvage)
15. Rotary
16. Madhattan
17. I sit in the snow
18. Work away
19. Tokyo day
20. New broom

元ネタが分からないくらいにリミックスされており、オリジナルアルバムとしてもいいくらいの作品です。XYCファンとしてはマストアイテム、必需品です。ほとんどシンセサイザーを使わないバンドですが、このアルバムでは効果的にシンセサイザーを使っており、坂本龍一、ムーンライダーズにも影響を与えております。

Forgotten language of lightでのいかれ具合が最高でこんなカッコイイアフリカンサウンドは初めて聴きました。Steam fist futuristはこの時代に既にトランスアシッドテクノが創り出されております。その上フリージャズの要素もあります。恐ろしや。オリジナルアルバムではひねくれたポップスを創っておりますが、あくまでもポップな曲を創っており、思い切りはじけた曲は押さえており、そのうっぷんをこのアルバムで吐き出したようなところがあります。XTCが本来持っている前衛性が垣間見れる貴重な音源です。ここまで攻撃的な前衛性はブライアンイーノにも創れないでしょう。アンディーパートリッジの才能を改めて思い知る名盤であります。

[20061028]

Drums and Wires Drums and Wires
XTC (2002/08/06)
Caroline
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XTCの最初の変革期のアルバムです。キーボードのバリーアンドリュースが脱退しましたが、代わりに彼等はキーボードではなくギタリストのデイブグレゴリーを加入させ、新生XTCとしてスタートします。プロデュースもスティーブリリーホワイトに変更。彼はまだゲートリバーブで有名になる前で、このアルバムの成功で名前が売れるようになります。ゲートリバーブは聴けませんが、タイトで張りのあるドラムサウンドはしっかりと全面に出ている見事なサウンドメイキングに仕上がっております。

1. Making Plans for Nigel
2. Helicopter
3. Day in Day Out
4. When You're Near Me I Have Difficulty
5. Ten Feet Tall
6. Roads Girdle the Globe
7. Real by Reel
8. Millions
9. That Is the Way
10. Outside World
11. Scissor Man
12. Complicated Game
13. Life Begins at the Hop
14. Chain of Command
15. Limelight

これまではアンディパートリッジとバリーアンドリュースが中心になっていましたが、このアルバムからベースのコリン・ムールディングも頑張り出してアンディーとコリンが中心となってXTCサウンドを創り出していく事になります。その手始めにコリンが創ったMaking Plans for Nigelが大ヒット。XTCはパンクのイメージから一癖あるポップバンドへと変貌していきます。Ten Feet Tallなど、今日にも続く親しみ易いメロディーを前面に出していきます。Outside Worldは布袋寅泰にも影響を与えているそうですが、ボウイーでのギターカッティングはニューウェイヴしておりました。

コリンもアンディもビートルズからの影響を受けており、これまではそれを屈折した表現で表してきましたが、ここからは徐々にですが、ポップである事に恥じる事がなくなっていきます。しかし、ビートルズ以降の全ての音楽を吸収した上で、新たなポップスを創り出すという彼等の姿勢は
受け入れられる人と受け入れられない人の隔たりを創ってしまいます。中途半端にポップで中途半端にアヴァンギャルドだからです。この微妙なさじ加減が分からない人には分かりにくい部分があるのです。時間をかけて聴き込めば好きになってくれるはずなのですが。

まだテクノ的なアヴァンギャルド感も健在ですが、ブリットポップの御大と言いますか先駆者としてのXTCの歴史はこのアルバムから始まったと言ってもいいです。ここからどんどんめくるめく音絵巻を聴かせてくれますが、ポップなXTCが好きな人にはこのアルバムから聴き始める事をお勧めします。もちろんの初期のXTCもお勧めです。

Making Plans for Nigel

Life Begins at the Hop

[20061028]

Go 2 Go 2
XTC (1991/03/19)
Geffen
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ファーストに引き続きジョンレッキーのプロデュースによる作品です。前作以上にひねくれており、アヴァンギャルドポップと呼ばれるべき曲のオンパレードです。トーキングヘッズのオープニングアクトを努めていた事も影響があると思われますが、デヴィッドバーン的な歌い方も聴き取れます。ギターのボイシングの妙もこのアルバムから聴き取れます。新しいポップ性を見いだすのが彼等のテーマですから、既成のポップスと比較するべきではないのです。My Weaponなどは見事です。

1. Meccanik Dancing (Oh We Go!)
2. Battery Brides (Andy Paints Brian)
3. Buzzcity Talking
4. Crowded Room
5. Rhythm
6. Red
7. Beatown
8. Life Is Good in the Greenhouse
9. Jumping in Gomorrah
10. My Weapon
11. Super-Tuff
12. I Am the Audience
13. Are You Receiving Me?

レゲエ、スカやダブの影響も見せながらテクノ感覚もあり、当時は最新鋭のバンドだった訳です。しかし、広く受けるヒット曲がない為にいつしか知る人ぞ知るバンドになってしまいました。バンド名は知っていても曲は聴いた事がない人が増えてくるのです。XTCとはエクスタシーをローマ字読みにしているだけの単純な名前ですが、今となってはそんな事はどうでもいいくらいのネームバリューになってしまっています。

このアルバムを最後にキーボードのバリー・アンドリューが脱退して、ギターポップバンドへの道を進んでいく事となります。ベースのコリン・モールディングとアンディ・パートリッジを中心にXTCの迷走はこの頃から始まっていきます。しかし、迷走しながらも我々に与えてくれた名曲の数々には素晴らしいものがあります。あまりにもいろんな音楽を聴いてきている、オタク的な彼等が創り出すポップスは一筋縄ではいきません。彼等を理解するにはあらゆるジャンルの音楽を聴きまくる必要があるかもしれません。

Are You Receiving Me?

[20061028]

ホワイト・ミュージック(紙ジャケット仕様) ホワイト・ミュージック(紙ジャケット仕様)
XTC (2005/09/30)
東芝EMI
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今ではブリットポップの御大となっているXTCもデビュー当時はパンク、ニューウェイヴムーブメントの中から飛び出してきました。この頃のXTCの特徴としてはキーボードがあるパンクバンドだった事です。ストラングラーズとは違いポップな感覚でしたが、後にロバートフィリップ卿とリーグオブジェントルメンを結成するバリー・アンドリューがくりなす改造キーボードにより、プログレ的であり、テクノ的な部分がありました。ビート感はジャムに近いでしょうか、Cross Wiresなどはディーヴォのようでもあります。

1. Radios in Motion
2. Cross Wires
3. This Is Pop?
4. Do What You Do
5. Statue of Liberty
6. All Along the Watchtower
7. Science Friction
8. She's So Square
9. Dance Band
10. Hang on to the Night
11. Heatwave
12. Traffic Light Rock
13. Instant Tunes
14. Into the Atom Age
15. I'll Set Myself on Fire
16. I'm Bugged
17. New Town Animal in a Furnished Cage
18. Spinning Top
19. Neon Shuffle

Neon Shuffleではギターロックンロールリフを分解して再構築した見事なアレンジで新しいロックの形を提示しております。This Is Pop?はジャパンのように妖艶です。今もそうですが、悪戯小僧のようなアンディ・パートリッジの元気のよさがはじけております。Statue of Libertyのようなレゲエ曲もファンキーでポップです。ボブディランのAll Along the Watchtowerはジミヘンもカバーしておりましたが、ここではパンクというか、インダストリアルなアレンジが成されており、ニューウェイブを背負って立つ新鋭としての役目を見事に果たしております。

プロデューサーはジョンレッキーです。バンドの意向も反映しているのでしょうが、リヴァーブのオンオフの仕掛け方が見事です。I'll Set Myself on Fireはストラングラーズみたいです。I'm Buggedなどはポップグループに近い感覚かも知れません。アヴァンギャルド感ではこのファーストアルバムが一番良く出ており、これを聴かなければ以降のアルバムを理解するには中途半端になってしまうでしょう。

パンク以降に登場した10CCという表現が適当か分かりませんが、ひねくれポップ職人としての本領はこのファーストアルバムから発揮されており、パートリッジのギターもヘンテコですが、しっかりしたテクニックの元に演奏されているのが分かります。あまりにもいろんな要素が自然に融合している為、ポップでありながらも大衆に支持されるまでにはかなりの時間がかかったバンドでもあります。日本でも世界的にも玄人受けするバンドとして支持されますが、なぜか一般の方の耳には距離があったようです。その為苦難の道を現在に至るまで歩み続けています。

Radios in Motion

This Is Pop?

Statue of Liberty

Science Friction

Heatwave

Neon Shuffle











[20061028]

ジェネレーションX(紙ジャケット仕様) ジェネレーションX(紙ジャケット仕様)
ジェネレーションX (2006/08/23)
東芝EMI
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Valley of the Dolls Valley of the Dolls
Generation X (2002/04/15)
Emi Gold
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セックスピストルズの親衛隊がったビリーアイドル率いるゼネレーションXです。スレイドやスウィートのようなグラムロックの影響が強いパンクバンドでした。つまりポップでソリッドな曲が特徴です。パンクスとしては後発な為それほど注目されておりませんでしたが、バンド解散後アメリカに渡ったビリーアイドルがMTVなどの影響もあり、ビッグヒットを連発した事により、このバンドの付加価値が上がりました。

Generation X
1 From the Heart (02:08)
2 One Hundred Punks (03:07)
3 Listen (03:24)
4 Ready Steady Go (02:57)
5 Kleenex (02:07)
6 Promises Promises (05:17)
7 Day by Day (02:05)
8 Invisible Man (02:56)
9 Kiss Me Deadly (04:23)
10 Too Personal (02:17)
11 Youth Youth Youth (06:06)
12 Your Generation (03:15)
13 Wild Youth (02:53)
14 Wild Dub (03:48)
15 Trying for Kicks (01:59)
16 This Heat (02:11)
17 This Heart - (studio)
Valley of the Dolls
1. Running With The Boss Sound
2. Night Of The Cadillacs
3. Paradise West
4. Friday's Angels
5. King Rocker
6. Valley Of The Dolls
7. English Dream
8. Love Like Fire
9. The Prime Of Kenny Silvers (Part One)
10. The Prime Of Kenny Silvers (Part Two)
11. Gimme Some Truth
12. Shakin' All Over

2枚のアルバムを残しておりますが、セカンドアルバムはモットザフープルのイアンハンターがプロデュースしております。その為、モットのような切ないバラードもあります。低音で歌うビリーアイドルですが、この頃はまだ声が若くてとてもパンクしております。

演奏もしっかりしていますし、いいバンドだったと思います。系統としてはクラッシュに近いでしょうか。ポップで思いっきりのいいロックンロールです。Valley Of The Dollsのギターリフがボウイのレベルレベルなのはご愛嬌です。

解散後のビリーアイドルの成功はご存知の事と思います。グラムロックの影響からビリーの歌い方はヴィジュアル系でカッコいいです。この頃からもその感じは出ていますので、ビリーファンにも再確認して欲しいバンドであります。

Your Generation

King Rocker

Ready Steady Go

Valley Of The Dolls

New Order

Kiss Me Deadly

Dancing With Myself

[20061027]

Power in the Darkness (CCCD) [Bonus Tracks] Power in the Darkness (CCCD) [Bonus Tracks]
Tom Robinson Band (2004/09/20)
Emi
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TRB Two TRB Two
Tom Robinson Band (2004/10/04)
Emi
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パンクムーヴメントの中から出てきたトムロビンソンバンドは、ポップな音楽性を持ち合わせながら、男気剥き出しのパンクバンドの中では異質な存在でした。Glad To Be Gayで自身がゲイである事をカミングアウトした為です。今でこそゲイにも市民権が与えられるようになりましたが、当時は蔑まれるような扱いだったのです。デヴィッドボウイがバイセクシャルである事をカミングアウトして話題となりましたが、ゲイである事を初めてカミングアウトしたのがトムロビンソンだったのです。

反社会性を歌い上げるパンクスの中で、弱者や差別についてのメッセージを歌い上げるトムロビンソンは異質な存在でしたが、そのメッセージはパンクの精神性に乗っ取るものだったのです。

Power in the Darkness
1. Up Against The Wall
2. Grey Cortina
3. Too Good To Be True
4. Ain't Gonna Take It
5. Long Hot Summer
6. Winter Of '79
7. Man You Never Saw
8. Better Decide Which Side You're On
9. You Gotta Survive
10. Power In The Darkness
11. Don't Take No For An Answer
12. Martin
13. Glad To Be Gay
14. Right On Sister
15. 2-4-6-8 Motorway
16. I Shall Be Released
17. I'm Alright Jack
18. Waiting For My Man (Live At London Lyceum 1977)
19. Power In The Darkness (2004 remix)
TRB Two
1. All Right All Night
2. Why Should I Mind
3. Black Angel
4. Let My People Be
5. Blue Murder
6. Bully For You
7. Crossing Over The Road
8. Sorry Mr Harris
9. Law And Order
10. Days Of Rage
11. Hold Out
12. Never Going To Fall In Love...(Again)
13. Getting Tighter
14. 2-4-6-8 Motorway (TRB Demo)
15. Elgin Avenue
16. Number One Protection
17. We Didn't Know What Was Going On
18. Suits Me, Suits You

2-4-6-8 Motorwayのデビュー曲、ビートポップな曲でヒットを飛ばし、カッコイイPower In The Darknessにはしびれました。MartinやGlad To Be Gayのような場末の酒場で歌われるようなメランコリックなシャンソンライクな曲もあり、ヒットを連発していきます。ベースを弾きながら歌うトムロビンソンは新鮮でした。まだポリスが出てくる前でしたので他のバンドとは一味違う感じがしました。どちらかと言うとキーボードなんかも入っていて、ブルーススプリングスティーンのような曲調でした。

セカンドアルバムはTodd Rundgrenのプロデュースでポップ感覚を前面に出しますが、攻撃的なパンクが流行る中、2枚のアルバムのみで解散。トムロビンソンはソロ活動に入る事になります。来日もしており、チープトリックファンなどにも支持されるほど人気がありました。何と言ってもPower In The Darknessは名曲でカッコいいです。こんな曲が書けるなんて凄いと当時は羨望の眼差しで見ておりました。ジャズの要素もありながら、しっかりとしたメッセージが伝わる言葉使い、見事としか言い様がありません。もっと頑張って欲しかったのですが、今は何をしているのでしょうか。

2 4 6 8 Motorway

Up Against The Wall

Don't Take No For An Answer

2-4-6-8 Motorway and Glad To Be Gay

[20061027]

あっ!とおどろく放送局にて8月26日に名古屋市総合体育館レインボーホールで行われたRIDEウェルター級GP2006 2nd ROUNDを又しても無料で試聴出来ます。

あっ!とおどろく放送局

阿部裕幸 VS 松下直揮
池本誠知 VS 中村大介
日沖発 VS ジェフ・カラン
青木真也 VS ジェイソン・ブラック
帯谷信弘 VS ギルバート・メレンデス
川尻達也 VS クリス・ブレナン
石田光洋 VS クリスチャーノ・マルセロ
桜井“マッハ”速人 VS ルシアノ・アゼベド
美濃輪育久 VS バタービーン
デニス・カーン VS アマール・スロエフ
長南亮 VS パウロ・フィリオ
郷野聡寛 VS ゲガール・ムサシ
三崎和雄 VS ダン・ヘンダーソン
五味隆典 VS デビッド・バロン

五味が初黒星を食らった問題の試合からの復活戦ですね。あっ!とおどろく放送局では、どうやら今年見れなかったプライドの試合を次々に見せてくれそうです。大変感謝いたします。民放で放送していたのに、有料でしか見れないというのは納得出来ませんでした。無料で配信してくれて本当に感謝です。11月5日までの期間限定ですので、是非お見逃しなく。

[20061026]

ウイー・アー・タイム ウイー・アー・タイム
ポップ・グループ (1996/06/25)
TDKコア
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サード用に録音されていた音源や、ライブ音源、デモテープ音源などを寄せ集めて出されたのが3枚目となるこのアルバムです。デモテープと正規版を聴き比べても荒削りな所は同じなのですが、デモテープの方がまだまとまっている感じがします。つまり、スタジオでまとまったものを解体作業していた事になります。研ぎすまされた上での暴虐振りだったのです。恐ろしや。

1.Trap
2.Thief of Fire
3.Genius or Lunatic
4.Colour Blind
5.Spanish Inquistion
6.Kiss the Book
7.Amnesty Report
8.Springer
9.Sense of Purpose
10.We Are Time

フリージャズな感じからかなりロックよりになった感じがします。しかし、彼等の音楽はどのロックバンドとも違います。強いて言えば、フリージャズのオーネットコールマンやドンチェリーに近いです。それをエレクトリックで表現している訳です。だからマイルスとも違います。この後に出てくるジェームスブラッドウルマーに一番近いでしょうか。ポップグループで免疫が出来ていたので、ウルマーを初めて聴いたときはすげーと思いましたが、それほど衝撃をは少なかったです。

このサードアルバムを完成させる前に、バンド内での確執の為に解散と成りバンドは分裂していきます。ピッグバッブ、リップリッグ&ザパニック、ヘッド、マキシマムジョイ、そしてボーカルのマーク・スチュアートはマーク・スチュアート&マフィア及びソロ活動をしていきます。これらのバンドの共通点もフリージャズです。ピッグバックはホンダスクーターのリードのCMでパパズガッタブランニューピッグバッグという曲を使われ一番人気が出ました。ファンク色が強いのですが、かなりカッコイイ曲でした。タイトルはジェームスブラウンの曲をもじったものに成ります。

そして私が一番好きなのがリップリッグ&ザパニックです。ファンク及びインダストリアルでデカダンな音楽にポップな歌をからめるという作風でした。マーク・スチュアートはダヴとフリージャズをよりいっそう強めていきます。ヘッド、マキシマムジョイも同じ感じです。それらのバンドが後を継いだ形に成りましたが、このポップグループというバンドのテンションを超えるバンドは今だに現れておりません。ロックの何がカッコいいのか、それはメロディーでもなければ、アレンジ力でもないのです。エネルギーの衝撃波の次第によってカッコ良さが伝わってくるものなのです。ですから、単なる真似事では何も伝わりません。押さえきれないほどの衝撃を爆発させた時に生まれる性への迸りなのです。それを踏まえた上で他の音楽も聴いて頂きたいと思います。忘れた時にはポップグループを聴きましょう。

[20061026]

Apple Store(Japan)

マックブックプロのCPUが Core Duoから Core 2 Duoに変更されて新たなラインナップとなりました。

2.16GHz Intel Core 2 Duo
解像度1440 x 900ピクセル
1GBメモリ
120GB ハードディスクドライブ1
6倍速 2層式SuperDrive
ATI Mobility Radeon X1600 128MB GDDR3メモリ
¥249,800

2.33GHz Intel Core 2 Duo
解像度1440 x 900ピクセル
2GBメモリ
120GB ハードディスクドライブ1
6倍速 2層式SuperDrive
ATI Mobility Radeon X1600 256MB GDDR3メモリ
¥309,800

2.33GHz Intel Core 2 Duo
解像度1680 x 1050ピクセル
2GBメモリ
160GB ハードディスクドライブ1
8倍速 2層式SuperDrive
ATI Mobility Radeon X1600 256MB GDDR3メモリ
¥349,800

最大3GBまでのメモリ増設、最大200GBまでのハードディスクドライブ増設となっており、Logic Proなどのソフトを存分に使いきれるだけのスペックが備わりました。ちょっと前までのデスクトップを遥かに超えたスペックです。スピードは最大39%アップと謳っておりますが、まんざらでもない数字でしょう。MACの勢いは留まりません。インテルはクワァッドコアを出しますので、来年以降はクワァッドコアが導入されたデスクトップも出る可能性があります。というか私の希望なのですが。でも現在のこの性能だけでも充分な働きをします。

[20061025]

ハウ・マッチ・ロンガー ハウ・マッチ・ロンガー
ポップ・グループ (1996/06/25)
TDKコア
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よりファンク色が強くなったものの、相変わらず踊れない音楽です。よりダヴ色も強く、歌詞も直接的になり攻撃性が増しております。各音のパーツが抽象化しながらも互いに主張している混沌。正にインダストリアルの先駆けです。

1.Forces of Oppression
2.Feed the Hungry
3.One Out of Many
4.Blind Faith
5.How Much Longer
6.Justice
7.There Are No Spectators
8.Communicate
9.Rob a Bank

ケチャのリズムから始まり、そのままポップグループのグルーヴに呑まれていきます。フリージャズ色も基本にありながら、ワールドミュージックのようなスケールもあり、それでいてそのどれとも違う音楽。孤高のイディオム、ジェイムスブラッドウルマー登場以前にこれだけの音楽を、それもロック側から提示した奇跡。

ポップグループと名乗りながら完璧にアンチポップな音楽。その混沌はバンド内にも溢れ、分裂状態のため、この後解散と成ります。あまりにも若過ぎた10代での孤高。当時はかなり支持されましたが、バンドをまとめるだけの才覚は誰も持ち合わせていなかったようです。

動画をやっと発見。明らかにパンク世代の映像ですが、彼等が投げかけた本来ロックが持ち合わせていなければならなかった初期衝動を成熟させると既成概念が吹き飛ぶという方向性は。ロックの本来の姿を見失いがちな幼稚性の現代において、警告を今だに鳴らし続けております。

Rob a Bank

[20061024]

Y(最後の警告) Y(最後の警告)
ポップ・グループ (1996/06/25)
ワーナーミュージック・ジャパン
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ロック界の、ジャズ界の、音楽界の最大の問題作はビッチェズブリューとパブリックイメージリミテッドだと書いてきました。しかし、本当に最大にして最も問題とされた作品はこのアルバムです。ブリストルから現れた、まだ高校を卒業したばかりのポップグループ。名前がポップグループという皮肉的なバンドの音楽は、基本がフリージャズです。そしてダヴ、ファンクパンクあらゆるカテゴリーを総括しながらもそのすべてを破壊するアヴァンギャルドの極めつけです。

芸術において構築と破壊を繰り返す事を性とするならば、パンクこそは破壊の象徴でした。つまり彼等は真の音楽的な意味においてのパンクバンドだったのです。我々がイメージしているパンクな音がこのアルバムには溢れているのです。しかし他のパンクバンドのような古くさい骨格とは違うアナーキーな音楽がそこにはあります。歌詞の面でもパンク的なメッセージを持っており、ファッションだけが普通の青年の格好をしているという、型破りなパンクバンドなのです。

1. She Is Beyond Good and Evil
2. Thief of Fire
3. Snow Girl
4. Blood Money
5. We Are Time
6. Savage Sea
7. Words Disobey Me
8. Don't Call Me Pain
9. Boys from Brazil
10. Don't Sell Your Dreams

PILのような観念的で抽象的な歌を叫びまくりますが、PILのような呪文に近いそれとは違い、ロックのカタルシス的な叫びが鳴っています。初めて聴いたときの衝撃はPIL以上に強烈でした。本当にここまでやっていいのかという感じでした。そしてそれが受けたのですから凄いのです。しかし、現在に至るまでの間に、人知れず忘れ去られてしまっています。一部のファンの記憶にしか残っていないのです。動画が一つもアップされていないというのがそれを物語っております。非常に残念です。それは誰も彼等に追従出来なかったからなのです。

彼等に比べたらネオコアもゴシックパンクもオコチャマのお遊びにしか聴こえません。フリージャズに近い、感性の衝突のような衝動音楽は、本来ロックが発信すべき一番重要な部分です。彼等によってそれを再認識しながらも、誰もその後継とは成りえなかったという孤高の存在故に、いつしか忘れ去られているのです。怠慢とも言える現在の音楽界に置いて、一番再認識されなければならないのがこのポップグループではないでしょうか。

ファンクのカッコイイドラムパターンも決して反復させたりしない、つまり踊らせない音楽、マイルスが提唱していた覚醒させる為の音楽、彼等流に言わせると触発の為の音楽、オルガズムスに達したくとも四方八方にまき散らしてしまいそうな狂乱。ストラングラーズのヒューコーンウェルによって発掘された彼等はドアーズのジムモリソンのような破滅的なロックのイメージで、破壊の限りを尽くし、新たなロックの創造価値を導き出したその功績は絶大です。このアルバムこそは忘れてはならない名盤中の名盤として、後世まで語り継がなければならない名作なのです。

She Is Beyond Good and Evil
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[20061023]

Viva el Amor Viva el Amor
The Pretenders (1999/06/22)
Warner Bros.
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Get CloseからPacked!、Last of the Independentsとアルバムを出しておりましたが、バンドというよりクリッシーハインドのソロアルバムのようになっており、いつしか遠ざかっていたのですが、久々にこのアルバムで復活したプリテンダーズを聴いてみました。これがカッコいいのです。やはりプリテンダーズはいい、と感心しました。しかし、クリッシーハインドのボーカルは以前よりオフ気味です。衰えたのか、それとも演奏を重視したミキシングなのかは分かりませんが、以前はもっと前に出ていたものです。しかし、曲は素晴らしい曲ばかりです。ソングライターとしても素晴らしいし、歌う事が好きなのだという気持ちが伝わってきます。

1. Popstar
2. Human
3. From the Heart Down
4. Nails in the Road
5. Who's Who
6. Dragway 4z
7. Baby's Breath
8. One More Time
9. Legalise Me
10. Samurai
11. Rabo de Nube
12. Biker

デビュー当時のバンドサウンドに戻っていますが、決して懐古主義になっているのではなく、シンプルに歌う事を楽しんでいる様子です。レイデイヴィスやシンプルマインズのジムカーとの結婚など、恋多き女として語られるクリッシーですが、彼女が本当に恋しているのはロックンロールなんだという事が、ひしひしと伝わってきます。

往年のプリテンダーズファンも満足出来る内容で素晴らしいです。この後もアルバムを出しており、解散しているのか休止しているのかよく分からないのですが、最近追っておりませんので、紹介はここまでにします。初期のクリストーマスとの3枚のアルバムが特にお勧めですが、その後もいい作品を出しているようです。私もまだ集めていないアルバムを聴いてみたいと久々に思いました。

Popstar

Human

[20061022]

Get Close Get Close
The Pretenders (1990/10/25)
WEA
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クリストーマスに変わり、80年代を代表するボブクリアマウンテンとジミーアイオヴォンのプロデュース作品です。バンドメンバーも又一新して、ゲストミュージシャンも加わり、バンドというより楽曲を良くする為の作業が行われております。

1. My Baby
2. When I Change My Life
3. Light of the Moon
4. Dance! [Full Length Version]
5. Tradition of Love
6. Don't Get Me Wrong
7. I Remember You
8. How Much Did You Get for Your Soul?
9. Chill Factor
10. Hymn to Her
11. Room Full of Mirrors

当時の流行だったソウルファンクなども取り入れ、MYVによりDon't Get Me WrongやHymn to Herなどをヒットさせているので、良く知っている曲が入っておりますが、以前のようなバンドとしてカッコイイプリテンダーズは隠れております。サイモンフィリップスやバニーウォーレルなど豪華参加ミュージシャンの起用により、非常に厚みのあるぶっといサウンドに仕上がっています。シンセの白玉はあまり使われていないので、80年代臭さはありません。クリッシーのボーカルで何とかカッコ良さは維持しております。

ジャケットにもあるように彼女のトレードマークはテレキャスターです。デビュー当時は人のを拝借して演奏しておりましたが、金を得るようになってもテレキュスターなのです。しかもローズウッドネック。これがお気に入りのようです。

Room Full of Mirrorsはジミヘンの曲ですが、ジミヘンを歌うクリッシーに違和感を感じないところが面白いところです。ジミヘンの流れもくんでいたのですね。楽曲の良さもあり、このアルバムもヒットいたします。ちょっとファンクなんかもやったりするプリテンダーズが聴きたくなったらこのアルバムをお勧めします。テレキャスサウンドとクリッシーの歌があれば許せてしまう。それだけのクリッシーの魅力は一つも失われておりません。

My Baby

Don't Get Me Wrong

Hymn to Her

Don't Get Me Wrong NO BRASIL ALTAS HORAS

[20061022]

Learning to Crawl Learning to Crawl
The Pretenders (1990/10/25)
Sire
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プリテンダーズの最高傑作はこのサードアルバムになるでしょう。ファーストはバンドとしての傑作でありましたが、このアルバムは楽曲の充実度からいって最高傑作なのであります。アルバム制作前にはメンバーが会いついてドラッグ過多にて死に至り、メンバーをリニューアルされて創られた作品です。その為タイトルはハイハイを覚えたばかりの赤ん坊というものになっています。

又クリッシーハインドは憧れのキンクスのレイデイヴィスの子供を出産。あらゆる試練と経験を積み重ねた女の情がこれだけの傑作を生み出したのです。セカンドアルバムにあったような力まくった感じがなくなり、肩の力の抜けたカッコイイロックアルバムになっています。

1. Middle of the Road
2. Back on the Chain Gang
3. Time the Avenger
4. Watching the Clothes
5. Show Me
6. Thumbelina
7. My City Was Gone
8. Thin Line Between Love and Hate
9. I Hurt You
10. 2000 Miles

パートナーのクリストーマスは変わらず、メンバーが一新、それでも疾走感があるMiddle of the Roadから名曲Back on the Chain Gang,ヒット曲Show Meそして鎮魂歌のごとき2000 Milesを歌うクリッシーは聖母のごとき清らかさがあります。全体的にバーズのようなフォークロック的なパルスがあります。パンク以降のバンドらしさもありながら80年代を生き抜いていけるだけのバイタリティーを感じます。アメリカを感じさせながらもイギリス的な空気感を持っております。

女としての説得力が増したクリッシーハインド姉御の歌が一番堪能出来るアルバムであり、プリテンダーズとしても最高の作品となりました。決して美人とはいえないクリッシーですが、非常に魅力的であり、頼りになる女であり、か弱い女でもあります。それら全てを包み込んだ快心の一撃です。ロックアルバムとして不足のない名盤であります。

Middle of the Road
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[20061022]

プリテンダーズII プリテンダーズII
ザ・プリテンダーズ (2006/01/25)
ワーナーミュージック・ジャパン
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ファーストの延長線にあり、同じくクリストーマスがプロデュースしております。ファーストアルバムがあまりにも出来が良かったので、陰に隠れがちなセカンドアルバムですが、内容的には少しも劣るところはありません。ただファーストの曲の方が魅力的だった事は間違いありません。

1. The Adultress
2. Bad Boys Get Spanked
3. Message Of Love
4. I Go To Sleep
5. Birds Of Paradise
6. Talk Of The Town
7. Pack It Up
8. Waste Not Want Not
9. Day After Day
10. Jealous Dogs
11.The English Roses
12. Louie Louie

ファーストが売れた事により、かなりプレッシャーもあったようで、かなり力が入っております。ファーストよりもハードになっております。パンクの突っ張ったイメージのあるクリッシーハインド姉御ですが、ラブソングを普通に歌います。時には母のように,時にはとものように、時には恋人のように、女として主張をブレなく歌う潔さがカッコいいのであります。

ファースト同様、多彩なアレンジで楽しめます。曲もいいのですが、なにせ気負った感じがなきにしもあらずで、もう少し余裕があれば良かったのですが、Message Of Loveなどのヒット曲もあるのですが、いまいち地味な印象があります。しかしプリテンダーズファンにとっては、この作品も外せないアルバムであります。

The Adultress

Message Of Love

I Go To Sleep

Talk Of The Town

Louie Louie

[20061022]

Pretenders Pretenders
Pretenders (1990/10/25)
Warner Bros.
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パンクからニューウェイブへと時代が進む中、クリッシーハインド率いるプリテンダーズが満を持してデビューしました。ロック界の姉御ことクリッシーハインドはアメリカ人でイギリスに来てピストルズのマネージャー、マルコムまくられんと交遊を持ちながら、雑誌関係の仕事をしておりました。ロックバンドを組んだりしておりましたが、マルコムの紹介でプロデューサークリストーマスを紹介されます。当時レコーディング中だったクリススペディングのアルバムでバックコーラスに起用してもらったりしており、デビューする事を待望されておりました。

クリッシーの準備が整わず先送りにされておりましたが、プリテンダーズを結成してニックロウのプロデュースでキンクスのカバー曲Stop Your Sobbingをレコーディング、これがデビュー曲となりました。そして待たしていたクリストーマスによりファーストアルバムが作成されました。クリストーマスはピストルズのアルバムをプロデュースして、単なるパンクロックではないハードロックファンをも唸らせる素晴らしいアルバムを創った名腕プロデューサーです。ロキシーミュージックの作品が有名ですが、当時のパンクバンドは金がないので有名プロデューサーによって創られたのはピストルズとプリテンダーズくらいなものでした。

1. Precious
2. Phone Call
3. Up the Neck
4. Tattooed Love Boys
5. Space Invader
6. Wait
7. Stop Your Sobbing
8. Kid
9. Private Life
10. Brass in Pocket
11. Lovers of Today
12. Mystery Achievement

キンクスを愛するクリッシーはビートロック的なポップなロックを創っておりますが、パンク以降の感性で非常に鋭利な独特のロックアルバムを創り上げました。時間をかけただけあって、ファーストアルバムにしてバンドのグルーヴ感は感性されており、ぴったりと息の合った演奏を聴かせてくれます。何と言っても特徴的なものはクリッシーのトーキングライクな歌い方です。パティスミスの影響が感じられますが、クリッシー節が完成されております。ポップ性を持っているので,アレンジもシンプルながらよく考えられています。ギターカッティングの一つ一つがカッコいいのです。これは真似して真似出来るものではありません。

まずStop Your Sobbingですが、キンクスのファーストアルバムの中でも浮いていたぐらい美しいバラード曲です。これをもっとしっとりとした表現でキンクス以上にヒットさせました。同じくしっとりとしたポップナンバーKid、Brass in Pocketも大ヒットです。Precious、Phone Call、Up the Neck,Mystery Achievementなどではパンクを感じますが、他のパンクバンドには真似出来ないくらいのカッコイイコードの流れに圧倒されます。FUCK OFFという歌詞から放送禁止になったりもしましたが、姉御の支持は上がる一方で大ヒットを記録した名盤です。ファーストアルバムでこれだけの完成度を誇るのも珍しいです。

ギター、ベース、ドラム、ボーカルという単純なバンド編成でこれだけの表情豊かな演奏が出来るというのも見習うべき点が多いです。Private Lifeでは流行のレゲエを取り入れながらもクリッシーの世界に引きずり込まれます。Space Invaderはインストですが、レコーディングスタジオにあったインベーダーゲームから創られています。Lovers of Todayのドラマティックなアレンジなど新人とは思えない熟成振りです。ポップなアレンジもありながら決して軟弱には聴こえない硬派なクリッシーの存在感が溢れています。全曲素晴らしく無駄がありません。ファーストアルバムにして名盤であります。カッチョイイー!クリッシー姉御に犯されるべし。

Phone Call

Tattooed Love Boys

Stop Your Sobbing

Kid

Brass in Pocket

Lovers of Today

[20061021]

Kaleidoscope Kaleidoscope
Siouxsie and the Banshees (2006/06/06)
Universal
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バンドメンバーの変更があったサードアルバムです。元マガジンのジョン・マッギオークと元スリッツのバッジーが加入。音色が鮮やかになりきらびやかで多彩な曲調になりました。ポップ性がましたのかもしれませんが、以前のようなヒステリックな感じはなくなりました。テクノサイケな感じでスージーの歌も落ち着いた感じになっています。

1. Happy House
2. Tenant
3. Trophy
4. Hybrid
5. Clockface
6. Lunar Camel
7. Christine
8. Desert Kisses
9. Red Light
10. Paradise Place
11. Skin
12 ワーナー・チャペル・デモ: : クリスティーヌ(Bonus Tracks)
13 イヴ・ホワイト・イヴ・ブラック(Bonus Tracks)
14 アラビア(Bonus Tracks)
15 シッティング・ルーム(Bonus Tracks)
16 パラダイス・プレイス(Bonus Tracks)
17 ポリドール・デモ: : デザート・キッス(Bonus Tracks)
18 ハイブリッド(Bonus Tracks)
19 ハッピー・ハウス(Bonus Tracks)
20 : : イスラエル(Bonus Tracks)

ニューウェイブの時流に乗ってしまった感じがありますが、独特の世界観は健在です。Happy Houseは当時流行していたバウワウワウのようなジャングルサウンドにニューウェイブなアレンジをした、ファンクの要素もあるシングル向けの曲です。キュアーなどに影響を与えているサウンドです。HybridなどはPILをもっとダークにしたようなイメージです。

Christineもポップ名曲ですが、スとラングラーズがポップになった時のような不気味さもあります。カッチョイイです。Red Lightはテクノしております。ゴシックパンクな曲もありますが、ポップ性も取り入れながらも、Siouxsie & The Bansheesはこの後もアルバムを出し続けます。しかし、これ以上追っていなかったので、紹介はここまでとします。

カッコイイ女パンクロッカースージースーの存在は、その後もファッションを含めて、パンキッシュな女性に支持されているようです。勿論殿方達にもです。

Happy House

Happy House

Christine

Red Light

"Paradise Place" and "Eve White/Eve Black".

Skin

[20061021]

Join Hands Join Hands
Siouxsie and the Banshees (2007/01/29)
Universal
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よりアンダーグラウンドな女王へと突き進むスージースー。当時はマガジンとかニナハーゲンなどとアヴァンギャルドなニューウェイヴの旗手として評価されておりました。現在のオルタナ系への影響もあり、今聴いてもカッコいいです。

1. Poppy Day
2. Regal Zone
3. Placebo Effect
4. Icon
5. Premature Burial
6. Playground Twist
7. Mother/Oh Mein Papa
8. Lords Prayer
9. Love in a Void [7" AA-Side]
10. Infantry

バンドメンバーの演奏力がある分、PILとは違う方向性で創られた音楽は独特なものです。明らかにパンクのような単純明瞭なプレイではありません。これがニューウェイヴとの違いだと思います。音楽的な意識がはっきりと違うのです。もうこれらのバンドが出てきた頃にはハードロックやプログレは過去の音楽となっておりました。ロックの新しい形、それは若者の手によって創り出せるものだと信じて多くのバンドが世に出てきます。私もその一人でしたが、結構もがいていた時期でした。

全てのバンドがライバルであり、先を越された事がほとんどでしたが、徐々にその数は減っていき、今ではライバル心を燃やすバンドがいなくなってしまいました。そんなのとっくの昔にやっているよ、というようなバンドばかりで、昔のような焦りを感じさせてくれるバンドが皆無になってしまったのです。この状態が非常に腹立たしいのです。本当にロックは死んでしまっているのか、こんな現状でリスナーは満足しているのか、疑問は募るばかりです。どうか、この活気溢れる時代の音楽を聴いて、25年以上立っている現在、巷で流れているような音楽で満足していいのか、問いただして頂きたい。ロックは決してBGMにはなりえないのです。

Regal Zone

Icon

Playground Twist

Love in a Void

[20061021]

The Scream The Scream
Siouxsie and the Banshees (2006/04/11)
Universal
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セックス・ピストルズの親衛隊だったスージー・スーを中心に結成されたスージー&ザ・バンシーズのデビュー・アルバムです。香港庭園というシングルでの本でも御馴染みにありましたが、ファーストアルバムには未収録でした。このアルバムではボーナストラックとして聴く事が出来ます。デビュー当時はパンクとして存在しますが、PILの登場によってニューウェイヴとして称されるようになります。ゴシックロックなどのルーツとして語られるようですが、昔はゴシックロックといったジャンルがなかったので、あまりピンときません。

1. Pure
2. Jigsaw Feeling
3. Overground
4. Carcass
5. Helter Skelter
6. Mirage
7. Metal Postcard (Mittageisen)
8. Nicotine Stain
9. Suburban Relapse
10. Switch
11 香港庭園(Bonus Tracks)
12 ステアケイス(ミステリー)(Bonus Tracks)

ノイジーなギターにヒステリックなスージーのボーカルは日本でも、戸川純などのインディーズ系のバンドに非常に受けておりました。こんな感じのバンドが結構うようよいました。最近も女性バンドが多いですが、みんな行儀よくなり過ぎている印象がします。もっと音楽的にはじけていいのに。

アメリカ勢の女性パンクバンドとは違う、イギリス風の淫美な感じがするバンドの代表です。レディオヘッドへと繋がる暗ーいブリティッシュなイメージはこの頃から始まっていたのです。Helter Skelterなどはビートルズの曲をオルタナティヴなアレンジにしている名作です。スージーのシャドーの深いメーキャップもこの頃から流行り出しました。スージーの歌い方はジョンライドンの歌い方というよりはブライアンフェリーの影響があるような捉え方も出来るかもしれません。ともかく、当時これだけとんがっていた女性は珍しかったので、絶大な支持を得ておりました。まだ若々しいばかりの彼等の音楽をお楽しみ下さい。

Overground

Carcass

Helter Skelter

Metal Postcard

Switch

hong kong garden

[20061021]

The Flowers of Romance The Flowers of Romance
Public Image Ltd. (1990/10/25)
Warner Bros.
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PILの特徴的だったダヴ系のベースを弾いていたジャーウヴルが脱退した、というか止めさせられた後に発表された、ロック史上最大の問題作です。ベースが脱退したのに補充されたのはキーボードとパーカッション担当のジャネットリーでした。しかし彼女は実際ほとんど貢献しておりません。ベースがいない代わりにドラムのリズムがより追求された作品となっております。グルグルをご存知の方なら似ているといえば分かってもらえると思います。

1. Four Enclosed Walls
2. Track 8
3. Phenagen
4. Flowers of Romance
5. Under the House
6. Hymie's Him
7. Banging the Door
8. Go Back
9. Francis Massacre

アフリカンやファンクのリズムを取り入れたトーキングヘッズの音楽は踊れました。しかしこの作品はリズムを追求しながらも踊れない音楽なのです。踊れる音楽がヒットしている状態は現在も同じですが、踊らせない音楽が当時から私の中ではロックだったのです。私の音楽も踊らせる為の音楽ではない事が聴き取れると思います。その為今だにインディーな状態なのですが。

ベースも入っておりますが、効果音のような扱いです。逆回転やエフェクティヴな反メロディアスな楽器群。ボーカルの呪文性もお経の領域に達しております。ジョンライドン曰く、これは古代宗教音楽だという事ですが、古代にこの様な音楽があったかどうか解明出来ませんが、原始的な本能に近い形での踊る為のものではない、覚醒のようなリズムです。エレクトリッックマイルスが覚醒の為の音楽的オルガズムスを追求していたのと似ています。

ドラムの音はゲートリバーブがかかり、歯切れのいい歪んだ音になっており、当時の最先端の音を使っておりますが、やっている事はその遥かな先を行くものでした。これだけのバイブレーションを持つ作品を超えるものは今だに現れておりません。中東や中国風の音階も使われておりますが、実に無国籍な音楽です。うーんSAMARQANDの音楽のようだ。私の音楽はここま刹那的ではありませんが。この作品をまず超える事が先に進む手がかりだと思っています。ここで提示されている音楽は後のドラムンベースやドリルンベースにも通じているからです。

彼等のネタになっているような作品、そして影響を与えた作品など多くの音楽を聴きあさって来ましたが、それらの音楽を吸収しながらも、この音楽はこの時期のこのバンドでしか表現出来ないほど崇高なものであったというのが思い知らされるばかりです。ジョンライドンのような歌い方のルーツを探るとオノヨーコに行き当たります。オノヨーコ以前にこのような歌い方をする人間はおりませんでした、ジョンレノンとフリージャズのようなセッションをしていた時期の音楽性も似ています。それに影響を受けたノイに影響されたというのがながれでしょうか。ロックの既成概念を覆した事は確かな事です。

PILというバンドにとっては前作のメタルボックスが最高傑作とするならば、音楽史上最大の問題作、傑作としてこのアルバムはマイルスのビッチェズブリューに匹敵する名盤なのであります。踊れないリズムでもこれだけカッコいいのだと分かって頂きたい。ロックの初期衝動への回帰はこの様な形で答えを導いてきたのです。この後もPILのアルバムは発表されておりますが、ジョンライドンのソロ的な内容の為、ゲストミュージシャンを起用したりしております。バンドとしては初期の3枚までが重要なので、とりあえず紹介はここまでとします。気が向いたら後の作品も紹介していきます。

Flowers of Romance

[20061020]

淫美ブログで活躍しているyoutube動画ですが、本日、日本の著作権関係権利者団体・事業者から著作権に抵触している動画を2万9549件を削除したとしております。

フラッシュ動画とDVDレヴェルで発売している製品とでは明らかに画質の違いがあるというのに、ここまで神経質になる必要があるのかと疑問に思います。私のようにブログでアーティストの製品を紹介する為に、より作品を理解して頂く為に動画を添付するという事は、製品の購買意欲を借り立たせる助けとなっているはずです。無料で宣伝して売り上げに貢献していると事実を理解していないのでしょうか。彼等はまだWEB2,0の可能性が分かっていないようです。

自分で自分のクビを締めるのかとも思ってしまいます。淫美ブログでどれだけの動画が見れなくなっているのか、まだ確認しきれておりませんが、洋楽の方はある程度免れているようです。もし見れない動画があった場合はご容赦下さい。こちらでも発見次第、別に見れる動画がないか検索してみます。youtubeの良さを薄めるような方向にはいかないで欲しいと願うばかりです。

[20061020]

Metal Box Metal Box
Public Image Limited (1996/09/01)
Virgin
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Second Edition Second Edition
Public Image Ltd. (1990/10/25)
Warner Bros.
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ファーストではまだパンクの影がありましたが、このアルバムにてPILのサウンドが確立されました。その為、このアルバムを最高傑作とする評価もありますが、実は次回作の方が凄いのです。私も当時はファーストの方が衝撃的でした。このアルバムが出る頃には、もう心の準備が出来ておりましたのでさほど衝撃は受けませんでしたが、ナチュラルギターにフランジャーをかけたトリッキーなギターサウンドは新鮮でした。その後フランジャーは廃れますが、最近のテクノ系では再認識されております。

発売当時は45回転12インチLPを3枚Metal Boxに入れての販売でした。CD化されてSecond Editionとタイトルされましたが、最近Metal Boxとしても発売されております。これは45回転12インチ賭した方が音質がいいという理由でした。

1. Albatross
2. Memories
3. Swan lake
4. Poptones
5. Careering
6. Socialist
7. Graveyard
8. The Suit
9. Bad baby
10. No Birds
11. Chant
12. Radio 4

前作以上にノイやカンのようなジャーマンプログレの影響とダブ的であり、ファンクのように1つのコードがかき鳴らされ、呪文のごとき歌が叫ばれます。ジョイ・ディビジョンをもっとヒステリックにしたような感じといえば分かるでしょうか。テクノ系に影響を与えたドイツのグルグルのようなイメージでもいいでしょう。しかし、これはまぎれもなくパンクを消化した上でのロックであり、PILでしか成しえないサウンドなのです。

Swan lakeは白鳥の湖のインダストリアルバージョンです。ジャーウーヴルは終始ダヴベースを弾いており、それが独特のグルーヴを創っております。リズムもテクノ、ロック、ダヴ以上に何か新しいものを創ろうとする意思を感じます。トーキングヘッズのフィアオブミュージックもこの辺りの影響はあるはずです。

シンセも使われておりますが、明らかにテクノとは違うパルスを持っております。パブリックイメージリミテッドとしての音楽が一番完成されたアルバムであり、代表作であります。もう誰もパンクバンドとは呼ばないでしょうが、パンクとは本来このような既成の音楽を破壊する事だとの位置ずけであるならば、これはまぎれもなくパンクロックなのであります。

"Death Disco" "Swan Lake."

Poptones


[20061019]

Public Image Public Image
Public Image Ltd. (2000/05/09)
EMI
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ジョニーロットン改めジョンライドンがセックスピストルズ解散後に結成したパブリックイメージリミテッドのファーストアルバムです。まだ新しいパンクバンドが続々と出現していた時期にこのサウンドは強烈でした。聴衆はパンクを想像していたため鮮烈なカウンターパンチを食らった状態でした。パンクのようでパンクじゃない。パンクの次の音楽ポストパンクもしくはパンクよりも新しいニューウェイヴと形容するしかありませんでした。正にロンドンパンクの火付け役がパンクの次の在り方を提示してみせたのです。

1. Theme
2. Religion I
3. Religion II
4. Annalisa
5. Public Image
6. Low Life
7. Attack
8. Fodderstompf

ジョンライドンの歌い方はドイツのノイというバンドに似ていると書きましたが、このPILもノイのような音楽なのです。ノイは元クラフトワークのメンバーによって作られたグループで、レコーディングに費やす金が限られていたため、ギター、ドラム、ベースとボーカルという骨組みだけで、センスのみで音楽を表現していたグループです。日本でもリアルタイムで紹介されておりましたが、当時はあまり注目されておりませんでした。しかしイギリスの敏感な人達の間では当時のジャーマンプログレは大変注目されていたのです。今で言うドラムンベースのような構成で延々と心地良い音響派的なサウンドを創っていたのです。

ピストルズもその影響を受けておりましたが、このPILの出現によってそれは確かなものになりました。正にこのジョンライドンのような歌い方をしていたのです。そして音楽性も近づいていながらも新しいのです。初期クラッシュのギタリストだったキースレイヴン、初心者に近いながらもダヴの要素を取り入れたベースのジャーウォーヴル、ドラムのジムウォーカー、そしてジョンライドンによるアヴァンギャルドで破壊的なサウンドは音楽的にはパンクそのもののようです。構築されたものを破壊していく行程の中で新しい可能性を示していくのです。

このアルバムではまだロックしているところがありますが、最初に聴いた時の衝撃は相当なものでした。もの凄い勢いで時代が駆け抜けていったという感じです。ニューウェイヴのきっかけを作った歴史的作品です。このアルバムをきっかけとしてイギリスのインダストリアルなニューウェイヴ遺伝子は瞬く間に広がっていく事になります。日本でも影響を受けたインディース系のバンドは多くいます。

延々と繰り返されるリズムに分厚いダブ系のベースにアヴァンギャルドなギター、そしてジョンライドンの呪文のような歌。エイフェックスツィンにまで繋がる狂気の騒宴。ピストルズ解散から1年、あまりにも進化したその姿は未来の予言でもありました。

Annalisa

Public Image

[20061019]

インターネットセキュリティバリア X4 アンチスパムエディション X4 インターネットセキュリティバリア X4 アンチスパムエディション X4
Macintosh (2006/09/01)
アクト・ツー
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これまでシマンテックのノートンアンチウィルスを使っておりましたが、ヴァージョンアップが必要になった為、思い切って別のメーカーを検索したところACT2のインターネットセキュリティバリア X4が良さそうだったので購入しました。シマンテック社のははっきり言って、信頼性はありますが、かなり重たいソフトでした。最近は反省して軽く動作するようにしているようですが、セキュリティバリアの方はMAC専門に作られているだけあって、かなり動作は軽いです。まだインストールしたばかりなので全ての機能を把握していないのですが、かなり使い勝手は良さそうです。

アンチスパムエディションとバックアップエディションの2種類の総合ソフトがあるのですが、ウイルスバリアというウィルスソフトとネットバリアというファイアーウォール機能ソフトが共通で入っていて、アンチスパムエディションにはアンチスパム機能のソフトがあり、バックアップエディションにはバックアップ機能のソフトが入っています。

シマンテック側のマックに対する対応が冷遇化しておりましたので、やはりマックにはマック専用のソフトがしっくりくるようです。インテルマックにも対応していて、Mac OS X 10.2.8以降のOSで利用出来ます。ユーティリティーソフトもドライヴジーニアスに乗り換えておりますので、かなり快適なMAC使用環境が整いました。もっと使用してみて気づいた事がありましたら、後ほど報告させて頂きます。

[20061018]

Naked Naked
Talking Heads (2006/02/13)
Emi
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これからは南米だと宣言したデヴィッドバーンは、南米の音楽を紹介すべくレーベルを立ち上げます。しかし、Talking Headsとしてのバンドにけじめをつけなければならない為、このラストアルバムを制作します。バンドとしての総決算としたアルバムですが、かなりトロピカルなワールドミュージックが展開されています。南米の要素も少しではありますが顔を出しております。

1. Blind
2. Mr. Jones
3. Totally Nude
4. Ruby Dear
5. (Nothing But) Flowers
6. Democratic Circus
7. Facts of Life
8. Mommy Daddy You and I
9. Big Daddy
10. Bill
11. Cool Water

Blindのソウルフルなファンクから前作、前々作のようなアメリカを意識した作品とは違うアプローチを感じます。プロデューサーはスティーヴリリーホワイトです。彼はゲートリバーブの考案者の一人ですが、派手なプロデュースばかりではなく、さりげない創り方もします。しかし随所にしっかりしたエッジの効いたイコライジングが成されております。

サルサやアフロポップなど民族音楽を前面に出しておりますが、あくまでもポピュラーミュージックであるところがトーキングヘッズです。Democratic Circusのようなアヴァンギャルド性も復活しております。Facts of Lifeではテクノインダストリアルも復活。相変わらずアレンジに対するセンスは抜群のものがあります。

ワールドミュージック流行の仕掛人として一世を風靡したトーキングヘッズらしい世界観を持ったラストアルバムです。代表作に比べると存在感は薄いですが、他の数多のバンドレベルよりかなり水準の高い作品です。これまでのほのぼのさ、おどろおどろしさ、陽気さ、淫猥さ鋭利さゆるさが微妙に融合した正に総決算的なアルバムです。この後バーンは南米の音楽を本気で流行らせようとしました。私も少なからず勉強いたしました。しかし見事に流行りませんでした。アフリカンが受けたのは踊れる音楽だったからです。ディスコブーム以降踊れる音楽は売れるのです。その時流にアフリカの音楽は見事に乗ったのです。南米の音楽も踊れるのですが、ラテン的要素にポップな感覚が備わっていれば良かったのですが、そこまでの工夫をする前にこけてしまいました。南米音楽も悪くないのですが、それをどう世界に発信していくかが大事でした、これからもやり方によっては流行ると思います。方法論を考え出せたらの話ですが。

Mr. Jones

Nothing but flowers

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