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[20171103]

NOMMO
(1998/07/14)
小山絵里奈

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2008年のアルバムで現在までの最新作になります。レーベルがrhythm zoneからcommmonsへ移籍していますが、限定配信リリースという変わった形態に成っています。どちらも日本のメジャーレーベルですが、世界的に見ればインディーズみいたなものです。世界で支持されるような才能を持っていますが、いまいち世界への発信がうまくいっていないみたいです。

1. KAI
2. MARIMBON
3. 儀式菓子
4. 白銀
5. PARTY
6. 月雫
7. eardrum
8. デメララ
9. Little Things
10. ユートピアとくま
11. 幻ゲーム
12. UNBORN

プロデュースからミックスまで全て一人で手がけています。昔の名前で出ている大人達の手垢がついていないピュアな状態になっていると思います。ハンドメイドのカリンバを制作して、それを使った曲などを配信していますが、後ろ盾を失ったせいなのか、これ以降は地味な活動に甘んじています。映画音楽やCMの曲を担当したりしてマイペースに活動していますが、自分の世界観を作り上げるのはいいのですが、それを外世界に発信していくには、もっと違ったブレインが必要なのかもしれません。

独自の世界観を持っているので、それを壊さないように大事に扱われているようで、それが彼女の才能に歯止めをかけているようにも感じます。芸術は生き物だと思います。それは成長、進化してこそ途中の作品にも意味があると思います。ずっと同じレベルを維持するのも大変なものでしょうが、前に進まなければ外界の人に作品は届かないと思います。欲望も又その起爆剤になりますので、私欲を抑える必要はありません。全ての感情がその糧となるのです。もっと貪欲に音楽と向き合ってほしいと思います。

KAI
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[20171102]

VIVIDROP
(1998/07/14)
小山絵里奈

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2007年のファーストフルアルバムです。坂本龍一はエグゼクティヴ・プロデューサーで関わっており、ミックスも手がけています。しかし、全て彼女に自由にやらせている感じです。一番わかりやすいのがジャズスタンダードのカバーMY FAVORITE THINGSでのアレンジが彼女のやりたい事がはっきり形になっていると思います。カリンバとエレクトロニクスによるジャズを童謡風に表現する、現代版矢野顕子です。

1. 驟雨
2. 此花咲耶姫
3. ハ→ト
4. ピエロ
5. MY MUSICAL
6. MY FAVORITE THINGS
7. MONSTER'S BIRTHDAY
8. 空中遊園
9. 花唄
10. you &
11. 音里
12. 梔子
13. 夕焼け

デビュー作は時間が無い中持っている曲だけで構成されていたので、じっくり時間をかけて制作されているだけに、彼女の全体像が見えてきます。感性的には矢野顕子的な日本独特のありがちな女性シンガーという感じですが、その時代の人達は持っていない現代的な感性が坂本龍一には新鮮に映ったのかもしれません。その新鮮な部分を活かす為にも坂本龍一はあまり関わらない方がいいかもしれません。

無名の新人がデビューするには大きなバックボーンが付いているのは大きいと思います。そして自由に制作させてもらっているので、彼女の個性は十分に発揮されていると思いますが、坂本龍一の名前があって、このサウンドならありがちというイメージが先行してしまいます。海外のそんなイメージを持っていない人にとっては新鮮に聴こえるでしょう。そういうターゲットを広げていく為にも昔の名前で出ています的な大人達が関わらない環境で活動した方が伸びると思います。

MY FAVORITE THINGS
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[20171101]

INLY
(1998/07/14)
小山絵里奈

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日本の女性シンガーソングライター小山絵里奈の2007年のファーストミニアルバムになります。坂本龍一のラジオ番組のオーディションにDance with Tarantulaという曲を送り、坂本龍一がその才能に驚き、その場で電話をしプロになることを説得して、坂本龍一をエグゼクティヴプロデューサーに制作されたデビュー作品になります。

1. 音里-インリ-
2. Dance with Tarantula
3. 妖精より
4. ディナー
5. 白熱

スタジオでは録音しない、自宅でのラップトップでのレコーディング、ハウスミュージックの手法にこだわった、全て彼女の演奏、プログラミングによる楽曲になります。鍵盤楽器、カリンバ等は生演奏になっています。歌も歌っており、いかにも坂本龍一が好きそうな感じの童謡とジャズが混じったような感じの曲になっています。

しかし坂本龍一はエグゼクティヴプロデューサーですから、音楽的にはあまり口を挟んでいないと思われますから、彼女が一人で作り上げた世界になっているようです。日本には昔からよくいるタイプのシンガーソングライターですが、さすがに新しい感性も持っています。今では珍しいタイプなのかもしれませんが、レトロな感じがしないでもないです。

Dance with Tarantula
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[20170730]

Alas Rattoisaa Virtaa
(1998/07/14)
Kemialliset Ystävät

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2014年のアルバムで現在までの最新作になります。リズム構築としてパーカッション、ベースの役割が与えられているので、多少ポップ言語を用いています。その事により格好良さも出てきました。電子音、サンプラーの役割が増えた事も大きな変化になっています。民族音楽性をデフォルメしたような効果が出ています。

1. Alempana Kuin Enkelit
2. Arkistorotat / Risuilla Täyteyssä Salissa
3. Nijura
4. Roiske Ruudukolla
5. Naderbux & Sundergrund
6. Vettä Yarahille
7. Hetkinen
8. Ei Millään Kielellä
9. Kun Rajat Sulaa
10. Apinatkin Laulaa

独創性は揺るぎませんが、楽器のパート役割が明確になっている事で敷居が低くなったと思います。エフェクト処理以上にサンプラーを活用する事がユニークな効果をもたらす事がわかり始めたようです。テクノ以外でもシンセやサンプラーは使い道があるのです。それを前提にしないと次世代のロックは作れません。バンド形態なんて、何故そこに国境があるのぐらいに全世代的な遺物でしかありません。それでも無くならないのが国境ですが。

国境を無くすくらいの勢いで音楽は作らなければ次世代には踏み出せないのです。まだ80年代や90年代から少ししか進歩していないのが現状です。そんな中で起爆剤となってくれる音楽だと思います。主流には成りえない音楽ではありますが、主流を揺るがすほどのパワーは持っていると思います。ロックと言う堅い大きな岩に少しでもヒビを与えてくれたらと思います。

Alempana Kuin Enkelit
⇒ 続きを読む

[20170730]

Ullakkopalo
(1998/07/14)
Kemialliset Ystävät

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2010年のアルバムです。独自路線もさらに円熟味が増しています。理屈で理解できないものは感じるしかない。それがフリージャズの定義ですが、それと同じ聴き方をしなければいけません。ポップなフレーズが出てきたと思えば忘却の彼方に消し去られていく。頭で覚えようと思っても追いつきません。感覚で感じるしかないのです。

1. Kajastusmuseo
2. Kivikasan Rauhassa
3. Kohde Haihtuu Ilmaan
4. Niitty Veden Alla
5. Surullinen Kohta Seinässä
6. Maksaruohoja
7. Suosikkiorjalleni
8. Ystävälliset Miekat
9. Älä Koske Lintuja
10. Mestari Ei Väsy
11. Muuttujat, Saattajat
12. Palava Puolukka
13. Suohuuruja
14. Lyön Häntäni Vetoa

エレキだのの電気楽器の出番も増えてきているのでロック色が増していますが、サイケロックともレベルが違います。フィンランドの若き集団が現代に生み出す民族音楽。民族音楽って作者が分からないくらい古い歴史を持つものですが、現代の僕たちと変わらない人が民族音楽を生み出すって、かなりませた感性だと思います。但し、民族で共有する事は無いので民族音楽とは呼べないものですが。

架空の民族音楽という発想だと思います。エレクトロニクスも含まれていますから、アナログな響きでも現代的だと思います。土着の民族音楽も自分で楽器をこしらえて、理論もわからないまま音楽を奏でるところから始まるものだと思います。その感覚に似ていると思います。民族音楽もやがて多くの人で共有する事になると独自の理論、ルールを設ける事になります。例えばインドの民族音楽ですが、それを習得するための修練も課せられるようになります。そこまで行ってしまう前の段階、初期衝動における民族音楽と言う事でロック的な感性だと思います。

Kajastusmuseo
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