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[20170704]

Weathering
(1998/07/14)
Kvien & Sommer

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2015年の作品でKvien & Sommerというプロジェクトでのミニアルバムになります。サンプラーを駆使したアブストラクでアンビエントなサウンド、そこでMari Kvien Brunvollが歌っています。Espen Sommer Eidegが作ったトラックはこれまでにないエレクトロニクスと彼女の歌を融合させています。

1. Gynger
2. Kwan
3. Karelian Stones
4. September

Mari Kvien Brunvollはソロ作品は1枚のみで、後はほとんどコラボレート作品ばかりです。一人で作る世界も独特で素晴らしかったのですが、シンガーとしての可能性を追求する為に、自分とは違う感性の人たちとのコラボレートを好んでいるようです。その経験を経て、いつかは再びソロ作品を出して欲しいと思います。

エレクトロニクスの世界も音源を変えたり、アレンジを変えたりと、様々なバリエーションが可能です。フォークトロニカの概念により、アコースティック楽器のアナログ感も加えることにより、その可能性はさらに広がっていきます。それらを吸収して彼女の歌の可能性もさらに広がってくれる事を期待したいと思います。

Kwan
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[20170513]

Folktronica
(1998/07/14)
Kurbeats

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Andreas LingbrandとMathias Erikssonの二人からなるKurbeatsの2013年の唯一のアルバムです。タイトルがそのもののFolktronicaとなっていますが、フォークと言っても普通に知られているフォークソングでは無く、スカンジナビアのフォークソングとトランス、アシッドテクノなどを融合させたサウンドになっています。

1. The Noid
2. Mono/Poly Wants A Cracker
3. Molaren
4. Perineum #1
5. Sub Serum
6. Lemming Leisures
7. Phony Pony
8. Perineum #2
9. Celestial Lights

北欧のスカンジナビアのフォークソング、それもかなりシャーマンな雰囲気のする妖しい音楽です。そのダークな感じを表現するのにアシッドコアなアレンジが見事にマッチしています。エスニックな部分はサンプリングと言うより、録音してきた音源をそのまま使っているようなところがあります。もちろんデジタル編集しているのでしょうが、その題材を元に作曲されているようです。

これまでもブレイクビーツとエスニックの融合はありましたので珍しいものではありません。あくまでもフォークトロニカとしてスカンジナビアンフォークを題材に使っているのであって、ブレイクビーツの時代とは違うスタンスを持っていると思います。ただ、題材を大事にするあまり、ドラムパターンなどはありきたりなものになっている印象があります。もう少し崩した方が迫力が出ると思います。

Full Album
⇒ 続きを読む

[20170408]

Strangeness
(1998/07/14)
Kazumasa Hashimoto

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2010年のアルバムで現在までの最新作になります。日本の女性シンガーGutevolkをゲストに迎え、彼女の歌を中心としたポップな楽曲が揃っています。日本インディーズ特有の脱力系エレクトロポップな作品ですが、アレンジはさすがに巧妙です。同時発音数は少なめですが、多くの音源を織り交ぜた隙のないアレンジに仕上げています。

1. Daylight Hallucination
2. Black Woodbine
3. Slow Motion
4. Echoes And Stars
5. Lake
6. There's Gold Everywhere
7. Ether
8. Filament
9. Doppelgänger
10. Strangeness

電子音に紛れてメロトロン系の音源を使うのは昔からですが、どこかサイケな感覚も持っています。サンプラーや電子音を使っていても、テクノ系の感覚ではないものを最初から持っていましたので、テクノっぽい感じはどこかわざとらしく、よそよそしい感じがしていました。今回はそれがなく、ポップな感覚で作られているので、彼の感覚はどこかしっくりきています。

デビュー当時のクラシカルな感覚は影を潜めていますが、アレンジの構築に役立っています。きっちりあるべきところにあるべきものを押さえておく生真面目さが表れています。生真面目さはロック的には面白みのないものを生みがちです。実際やり過ぎな印象も受けますが、巧妙にアレンジされているので豊かさとして許容されるでしょう。ただ、どこに向かおうとしてるのか見えてこない部分も感じますし、これ以降作品が出ていないので、何をやりたかったのかわからないまま終わっています。

Slow Motion
⇒ 続きを読む

[20170407]

Tokyo Sonata
(1998/07/14)
Kazumasa Hashimoto

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2008年の作品で映画トウキョウソナタのサウンドトラックになっています。サウンドトラックという事でアンビエント性が高く、Kazumasa Hashimotoらしいサンプリングによるアクセントを持った人工的なチェンバーミュージック的な曲も多い。場面や人物に対してのテーマ曲みたいな位置付けで曲を作っています。

1. Main Theme A
2. Shissou
3. Kokkyou
4. Unten Take1
5. Unten Take2
6. Nami
7. Main Theme B
8. Clair De Lune
9. Asa
10. Ryuhei No Mezame
11. Kaigyaku
12. Ansoku
13. Ryushi
14. Daini No Ansoku
15. Tori No Yume
16. Tokuni Mieru Hikari
17. Okina Jyuryoku
18. Suimin
19. Yasashii Koe
20. Ending
21. Echo, Echo
22. Clair De Lune

映画の内容にあった音楽かどうかは別として、この音楽が入っている映画として特別な雰囲気が出来上がっている事は間違いありません。音数があまり多くなく、淡々とした雰囲気を持っていて、Debussyのピアノ曲が2曲入っています。これは映画のストーリーとして必要なものですが、抽象派的な雰囲気をエレクトロでもやっています。

環境音楽と言うのも抽象派の影響から生まれています。それが現代音楽になるとミニマル、アンビエントとなっていきますから、彼の得意分野で制作されています。そういう意味では彼を抜擢した監督の千里眼も大したものだと思います。その期待に見合った内容になっているかどうかは映画を見れば分かると思いますが、Kazumasa Hashimotoの作品としては、もう少し遊びがあった方が面白くなっていたと思います。

main theme
⇒ 続きを読む

[20170406]

Euphoriam
(1998/07/14)
Kazumasa Hashimoto

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2007年のアルバムです。完全にフォーク調のポップな楽曲を作るようになりました。ボーカリストをゲストに招いてポップソングとして成り立たせていますが、サンプラーで作り上げたアレンジがミニマルの集合体のように無機質でありながら、その流れの中で情緒的な感情を織物のように紡いでいます。

1. Count My Sheep
2. Lonesome Girl
3. Euphoriam
4. Velvet 36
5. Londo
6. Vagrantones
7. Ballad
8. White Butteflies
9. Endless
10. Perhaps I Never Meet You
11. Goodbye Miss Wiggie

生ストリングスなど、ゲストに演奏させている部分もありますが、一般的なテクノのサンプリングとは一味違った使い方が特徴的だと思います。ギターなど生演奏している部分もありますが、生演奏では表現出来ない表情のサンプリングとの組み合わせで、バンド演奏では出せないイントネーションを持ったフォークトロニカとして完成されています。

逆回転サウンドを多用することが多いですが、昔はテープを逆回転させて録音していた技術でしたが、デジタル時代になると、リバースさせれば簡単に作り出すことができます。ですから最近ではあまり多用する人はいないと思いますが、メロトロンっぽい音源を使ったり、どこかでレトロな雰囲気を演出したい時に使っているようです。ノイズの演出はあまり必要性を感じません。普通の事を普通ではないやり方でわざとらしくないやり方でやってくれた方がもっと好感が持てると思います。

Lonesome Girl
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