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[20170812]

How We Became
(1998/07/14)
Jeremy Warmsley

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2008年のアルバムで、ソロとしては最新作になります。エレクトロニクスの部分が増えていますが、基本はバンドスタイルのポップソングになっています。共同プロデュースにMarkus Dravsを起用してプログラミングアレンジを強化しています。生演奏も重要な要素になっていますので、フォークトロニカの概念により、より自由なスタイルを手に入れています。

1. Lose My Cool
2. Sins (I Try)
3. How We Became
4. 15 Broken Swords
5. Dancing With The Enemy
6. I Keep The City Burning
7. Turn Your Back
8. Waiting Room
9. Take Care
10. If He Breaks Your Heart
11. Pressure
12. Craneflies

曲自体はポップソングとして成り立っていますので、エレクトリックなサウンドはあくまでも味付け程度のエッセンスであり、生演奏だけでも十分魅力的な曲に仕上がっています。そこにエレクトリックなアレンジが加わる事も違和感を持たない世代になっています。ニックヘイワードが昔ブリットポップとブレイクビーツの融合みたいな作品を出していましたが、特に珍しい事でも無くなっています。

重要視すべきはJeremy Warmsleyの類稀なる作曲能力だと思います。ビートルズの影を感じさせないブリットポップを作れる世代でありながら、十分継承しているという感覚。ポールがまだ精力旺盛なら挑戦出来る分野というか、いつまでも大物ばかりにデカイ顔をさせている訳にはいかない、新しい世代の若者が、新しい感覚で先達を超えていくべきなのであり、過去ではなく未来を見つめているブリットポップになっていると思います。

Lose My Cool
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[20170811]

The Art Of Fiction
(1998/07/14)
Jeremy Warmsley

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イギリスのミュージシャンJeremy Warmsleyの2006年のファーストアルバムです。スタイル的にはブリットポップで、アコースティックな楽器での生演奏になっています。Jeremy Warmsley自身でのマルチプレイと多少のプログラミングにゲストによる生楽器、生演奏によるレコーディングで、エレクトロニクス感は薄めです。

1. Dirty Blue Jeans
2. I Promise
3. I Knew That Her Face Was A Lie
4. 5 Verses
5. The Young Man Sees The City As A Chessboard
6. I Believe In The Way That You Move
7. Jonathan & The Oak Tree
8. Modern Children
9. A Matter Of Principle
10. If I Had Only
11. Hush

ポストブリットポップとでもいうべき感じで、ブリットポップを継承していますが、従来のブリットポップとは違うニュアンスを持っています。最近のイギリスの若者の感覚とで言いますか、いかにものイギリスらしさはデフォルメされていると思います。それに加えてプログレッシヴな感覚も持っていて、派手にならない程度にプログレっぽいアレンジもちりばめられています。

程よいポップ感覚で甘くなりすぎないクールな感じが今のイギリスの若者らしい感じがします。レトロ感覚ではない、現在進行形のブリットポップだと思います。アコースティック感が強めですが、HDDレコーディングの特色を活かしたサウンドメイキング、曲作りも自分のスタイルを既に確立しています。なのでとてもロック的c絵もありますし、こういう感性の若者が新しい将来をもたらしてくれる事を期待します。

Dirty Blue Jeans
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[20170806]

Kwiaty
(1998/07/14)
Jacaszek

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2017年のアルバムで現在までの最新作になります。又作風が進化して、ゴシックアンビエントになっています。女性ボーカルをフューチャーして、曲名も英語だし、世界を見据えた作風になっています。ラップトップミュージックではありますが、使用されている音源は、いわゆる正統派のフォークトロニカになっています。

1. Flowers
2. To Perenna
3. Daffodils
4. To Violets
5. Love
6. Soft Music
7. To Meadows
8. White Island
9. Eternitie
10. To Blossoms
11. Gardens
12. There's no Here

正攻法で制作されていますが、流石にこの人にかかれば深みだったり奥行きだったりが別物です。数多の音楽が生み出されている現在、個性を出す事はさほど難しい事ではありませんが、正攻法でそれなりのものを作る事の方が難しいと思います。誰かが既にやっている事は、それと比べられるし、そこでより良いものを作らなければ意味がありません。よっぽど大胆な行為なのです。

正攻法で勝負しても質の高いものを作れる。それこそが大物の証です。このアルバムはそういう意味合いを持った作品だと思います。誰でもやれる手法で誰も真似出来ないような事をやってのけてこそ真価が問われるのです。誰も文句がつけられないくらいの才能を発揮していると思います。しかし、音楽的にはもっと誰もやっていないような事を聴かせてくれた方が面白いです。

Full Album
⇒ 続きを読む

[20170805]

Catalogue des Arbres
(1998/07/14)
Jacaszek

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2014年のアルバムです。ポーランドの四人組オーケストラバンドのKwartludiumとのコラボレートになっています。Kwartludiumによる生演奏とJacaszekによるサンプリングミュージックの共演。毎回新しいサンプリング音源を使うので、作品ごとに新鮮な気持ちで聴く事が出来ます。これまでの情緒的な音楽ではなく、生演奏が入っているにもかかわらず抽象的なアンビエント作品になっています。

1. Sigh (Les Peupliers)
2. Green Hour
3. A Book Of Lake (Roselière)
4. Garden (Les Sureaux)
5. From A Seashell
6. Circling (Le Pré)
7. Anthem (La Forêt)
8. Kingdom (Les Chênes, Les Bouleaux)

環境音楽的な色合いが強いのでしょうか、サンプリング音源も日常の音が多かったりします。生楽器の演奏もそれに合わせたような演奏になっています。プログラミングされた音源を中心とした即興音楽のようでもあります。不協和音の連続で、情緒的な音楽から一転して緊張感のある音楽になっています。あえてあ生演奏でこのスタイルを取る事に意味があるようです。

相変わらずサンプラーのプログラミングの技法は見事です。これまで、ここまでレベルの高いアレンジを構築したミュージシャンは少ないと思います。非楽器な音源での構成が的確で、それに加わる生楽器の音色も計算されたような構成。偶然の産物としても奇跡的でありますが、これを事前に計算してアレンジしているのだとしたら恐ろしいほどの才能だと思います。これに比べたらイーノの作品が子供のように感じられてしまいます。

Full Album
⇒ 続きを読む

[20170805]

Pieśni
(1998/07/14)
Jacaszek

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2013年のアルバムです。宗教音楽をサンプリングしたり、ヒントを得て作られています。よりアンビエント感が増しています。チェロとバイオリン、コーラスのみ生演奏しています。後はサンプリング音源です。ノイジーだけど違和感がない音源。少しでも間違えたら、この情緒性は打ち消される事でしょう。音源の選び方、プログラミングが絶妙だからこそなし得るサウンドです。

1. N.M.P.
2. Piosenka
3. Wiatr
4. J.H.S.
5. Maj
6. Bogurodzica

今回は特に教会等ではレコーディングされていませんが、それらしい残響音が響いています。以前教会で録音した音源などのストックがあるのかもしれません。サンプラーの音源は自分で音を探してくれば無限に存在しますから、プリセットではない、自分で見つけた音源を利用する事でオリジナリティを演出できます。この人の場合はそれが徹底されていて、そしてそれを使った音楽の表現力が的確であります。

宗教音楽をテーマにしていますが、宗教音楽を作っているわけではありません。それらしい雰囲気を出しているだけです。あくまでもラップトップミュージックなのです。ダンスミュージックばかりじゃないラップトップミュージックの可能性を広げています。音楽に必要なものはセンスですが、センスだけでは片付けられない才能の持ち主だと思います。

N.M.P.
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