SAMARQAND淫美ブログ

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2008/06/29(日) 23:37:13
 Title → ジャズ名盤シリーズ Django Reinhardt Djangology
DjangologyDjangology
(2002/07/09)
Django Reinhardt

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ジャズにおいてギターはあくまでもバックでリズムを刻むだけの存在でした。唯一の電気が必要な楽器であり、アコースティックギターではバンドの音に埋もれてしまうのです。本来ギターはメロディーを弾く楽器でしたが、黒人はこれをリズム楽器にしてしまったのです。ブルースではリードも弾きますが、ジャズバンドではリズムを刻むだけの存在でした。初めてジャズでギターを前面に出したのが以前紹介したチャーリークリスチャンです。そして同じ頃ヨーロッパにこのジャンゴラインハルトと言う天才が登場していたのです。

1. I Saw Stars
2. After You've Gone
3. Heavy Artillery (Artillerie Lourde)
4. Beyond The Sea (La Mer)
5. Minor Swing
6. Menilmontant
7. Bricktop
8. Swing Guitars
9. All The Things You Are
10. Daphne
11. It's Only A Paper Moon
12. Improvisation On Tchaikovsky's "Pathetique" Andante
13. World Is Waiting For The Sunrise, The
14. Djangology
15. Ou Es-Tu, Mon Amour? (Where Are You, My Love?)
16. Marie
17. I Surrender, Dear
18. Hallelujah
19. Swing 42
20. I'll Never Be The Same
21. Honeysuckle Rose
22. Lover Man
23. I Got Rhythm

元々ギプシーの家系に育ったジャンゴにとってギターはリード楽器でした。ある日彼はジャズに触れ、感銘を受けてホーンセクションが花形だったジャズの常識を覆し、ギター、そしてジプシー音楽には欠かせないヴァイオリンも交えてストリングス楽器によるジャズを生み出したのです。チャーリークリスチャン同様ジャズギターの始祖なのです。

ジプシー音楽やフランス音楽も融合したジャンゴのジャズは全くオリジナルなものでした。どちらかというとキャバレー音楽のような雰囲気も持っています。フィンガーピッキングによるセミアコによる音色は独特で、火事で指を痛めた彼は独特のフィンがリングをするようにもなります。ウェスモンゴメリーなどのギタリストに多大な影響を与えており、小時代に速くフュージュンしていたのです。

ビッグバンドやビバップでのギターのコードは7thを押さえていれば何とかなるものですが、ここにはヨーロッパ独特の長短調の憂いがあります。インプロヴィゼーションはジプシー音楽の十八番ですし、見事な腕前を披露しています。そしてバックに回った時のリズムの刻み方もイキです。この後もエレクトリック化されるまでギターに注目が集まる事は無くなるのですが、ジャズギターの歴史は徐々に始まっていくのです。

After You've Gone

in Den Haag

Gypsy Jazz

amazing ability

 テーマ : JAZZ / ジャンル : 音楽
INDEX <D> | TB : 0 | CM : 0 |

2008/06/29(日) 15:59:45
 Title → ジャズ名盤シリーズ Dexter Gordon Our Man in Paris
Our Man in ParisOur Man in Paris
(2003/08/05)
Dexter Gordonbud powell

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ビバップからハードバップの時代にかけて活躍したサックス奏者デクスターゴードンの作品の中でも人気があるのがこのOur Man in Parisです。ニューヨークでは流行がめまぐるしく変わり、古いタイプのジャズメンの多くはフランスへと出稼ぎ二位九個tが多くなります。フランスではまだ古いタイプのジャズでも需要があったのです。ピアニストのバドパウウェルがパリに移住した事もあり、フランスへ赴いたゴードンがパドとケニークラーク、ピエールミシュロットと録音した作品です。

1. Scrapple from the Apple
2. Willow Weep for Me
3. Broadway
4. Stairway to the Stars
5. Night in Tunisia
6. Love Is Here to Stay
7. Like Someone in Love

ハービーハンコックが音楽監督を務めた映画「ラウンド・ミッドナイト」ではしがないサックス奏者がフランスのライブハウスで酔いつぶれながらもジャズを愛するという役をやったデクスターゴードンが、まるでその映画を予感させるような作品としているのがこのアルバムです。まだこの頃は若々しい演奏を展開しており、瑞々しくも艶のある音色を聴かせてくれます。

時代はモードジャズに入り、こうしたハードバップ系の演奏はオールドウェイブとなっておりましたが、モダンジャズにおいてはこうした正統派とも言える演奏は流行に左右される事無く愛されるものです。晩年のバドパウウェルのピアノプレイも聴きものです。フランス録音という事で、いつもとは違う空気感が新鮮でもあります。

Scrapple from the Apple

Stairway to the Stars

Night in Tunisia

Montmartre

 テーマ : JAZZ / ジャンル : 音楽
INDEX <D> | TB : 0 | CM : 0 |

2008/01/09(水) 23:36:36
 Title → ロック名盤シリーズ An American Prayer
An American PrayerAn American Prayer
(1995/05/23)
Jim Morrison

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ドアーズはジムモリソンの死後2枚のアルバムを出しましたが全く売れず、ジムモリソンのいないドアーズはドアーズじゃないと言う結論に達し、遂に解散となりました。しかしジムモリソンは生前、ライブやスタジオで詩の朗読を披露しており、それが残されていました。彼女だったパメラがそれを保有していましたが、彼女が亡くなり、その遺言によって公表される事になりました。そしてその朗読のバックにドアーズのメンバーが新しく音楽をかぶせ、ここにアルバムとして発表されたのです。

1. Awake
2. Ghost Song
3. Dawn's Highway
4. Newborn Awakening
5. To Come of Age
6. Black Polished Chrome
7. Latino Chrome
8. Angels and Sailors
9. Stoned Immaculate
10. Movie
11. Curses, Invocations
12. American Night
13. Roadhouse Blues
14. World on Fire
15. Lament
16. Hitchhiker
17. American Prayer
18. Hour for Magic
19. Freedom Exists
20. Feast of Friends
21. Babylon Fading
22. Bird of Prey
23. Ghost Song

Newborn AwakeningやStoned Immaculate のように既にオリジナル作品として出されたものの別バージョンもありますが、Ghost SongやFeast of Friends に施された音楽はホワイトアヴェレージバンドのようなホワイトファンクです。ピンクフロイドの狂気に通じる所もあります。とても格好いいです。生々しいほどのジムモリソンの語りにモダンなアレンジの演奏、そして昔ながらのドアーズの演奏と結構聴き所があります。

オリジナルアルバムだけでは物足りないファンには大満足の作品だと思います。ボーナストラックで入っているBird of Prey ファットボーイスリムがサンプリングしてビッグビートにジムモリソンを参加させました。ドアーズがそのまま続けていればフュージュンを取り入れながらのロックを聴かせていたのではないかと想像出来る内容でもあります。それまでのドアーズにはないアレンジがかえってジムモリソンの存在を新鮮なものにしています。死後に出された作品でまともなものが無いのが常ですが、このアルバムはかなり質の高い作品であり、最後のオリジナル作品と呼んでも差し支えないかもしれません。

Awake

Ghost Song

Dawn's Highway

Newborn Awakening

Curses, Invocations

American Night

Hitchhiker

American Prayer

Feast of Friends

Bird of Prey/Ghost Song
 テーマ : ハードロック / ジャンル : 音楽
INDEX <D> | TB : 0 | CM : 0 |

2008/01/08(火) 23:36:51
 Title → ロック名盤シリーズ L.A. Woman
L.A. WomanL.A. Woman
(2007/03/27)
The Doors

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ジムモリソンが参加した最後のオリジナルアルバムです。ドラッグの過摂取により若くしてこの世を去ったジムモリソンがなくなった後にリリースされましたが、生前このアルバムの録音は完成しておりましたので、完全な形で出された作品です。

1. The Changeling
2. Love Her Madly
3. Been Down So Long
4. Cars Hiss By My Window
5. L.A. Woman
6. L'america
7. Hyacinth House
8. Crawling King Snake
9. The Wasp (Texas Radio And The Big Beat)
10. Riders On The Storm
11. Orange County Suite
12. (You Need Meat) Don't Go No Further

時代がハードロックの時代に入っている為かストレートなロックンロールが沢山入っています。特にタイトル曲の L.A. Womanにはビリーアイドルが眠っています。ファズが多かったギターもディストーションになっています。ブルースを基礎としてジャムセッション風に作られている感じがあります。ノリのいいロックンロールでもなぜかダウナーな陰なイメージが漂っているのはジムモリソンのオーラによるものでしょうか。

このアルバムではアナログでのA面とB面の最後に長編の作品を持ってきています。アメリカンハードロックやパンク、ニューウェイヴに通じる後のロックの基礎を築いていると言ってもいいでしょう。明らかにサンフランシスコ組とは毛並みが違います。L'americaでのサイケな感覚も後のニューウェイヴの陰な雰囲気を持っています。イギリスとは違う感触ですが、それまでのアメリカには無かった陰のパワーがあります。それでいてとてもアメリカを感じさせます。しかしこの後に続くあらゆるミュージシャン、オルタナティヴにしてもドアーズのようにはロックしきれていません。ジムモリソンこそはロックの化身であり、伝道者なのです。ドアーズの作品にも駄作はありませんので、後は個人の好みでお楽しみ下さい。全てが歴史的名作です。

The Changeling

Love Her Madly

Been Down So Long

Cars Hiss By My Window

L.A. Woman

L'america

Hyacinth House

Crawling King Snake

Riders On The Storm

Orange County Suite
 テーマ : ハードロック / ジャンル : 音楽
INDEX <D> | TB : 0 | CM : 0 |

2008/01/07(月) 23:03:19
 Title → ロック名盤シリーズ Morrison Hotel
Morrison HotelMorrison Hotel
(2007/03/27)
The Doors

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サンフランシスコ系の往々にフォークロックやカントリーロックをベースにしていましたが、ロス出身のドアーズはサイケやブルースをやるにしても都会的です。今聴くとドアーズの方が王道に聴こえますが、当時はドアーズの方が異端でした。へヴィーでハードなのにベースが無いのでどこか不思議な感じがします。このアルバムでは来るべきハードロック的なソリッドな方向性に進んでいます。

1. Roadhouse Blues
2. Waiting For The Sun
3. You Make Me Real
4. Peace Frog
5. Blue Sunday
6. Ship Of Fools
7. Land Ho!
8. The Spy
9. Queen Of The Highway
10. Indian Summer
11. Maggie M'gill
12. Talking Blues
13. Roadhouse Blues (11/4/69, Takes 1-3)
14. Roadhouse Blues (11/4/69, Take 6)
15. Carol (11/4/69)
16. Roadhouse Blues (11/5/69, Take 1)
17. Money Beats Soul (11/5/69)
18. Roadhouse Blues (11/5/69, Takes 13-15)
19. Peace Frog (False Starts & Dialogue)
20. The Spy (Version 2)
21. Queen Of The Highway (Jazz Version)

Roadhouse BluesやLand Ho! のようなカウボーイ風のハードロックはドアーズの得意とする所ですが、これをトップに持ってくる事でドアーズの進むべき道筋を暗示しています。You Make Me RealのようなロックンロールにYou Make Me Realのようなハードリズム&ブルースも格好いいです。Waiting For The Sunはサードアルバムのタイトルで曲を創っています。この陰な感じは初期を思い起こさせます。

ジミヘンやジムモリソン達はライブが終わると夜な夜なライブハウスを貸し切ってジャムセッションをやっておりました。その時の音源がCD化されておりますが、ジミヘンは新しい試みに興味があり、いろんな人とジャムセッションしていたのですが、ジムモリソンはただ酔っぱらってFUCKを連発しているだけだったりします。実に贅沢な夜ではありますが、彼らがいかに新しいロックのスタイルを研究していたかが伺えます。だからこそこの時代の音楽は面白いのです。最近のミュージシャンも少しばかりでも見習って欲しいものです。

このアルバムも定番のラストの長編作品は入っておりません。70年代を迎えたドアーズが新境地を拓こうとしているアルバムです。このまま70年代を生き抜けばどれほどの作品を作れた事でしょう。しかし神様はこの天才には限られた時間しか与えませんでした。

Roadhouse Blues

Waiting For The Sun

You Make Me Real

Peace Frog

Blue Sunday

Ship Of Fools

Land Ho!

Queen Of The Highway

Indian Summer

Maggie M'gill

Talking Blues


Money Beats Soul/The Spy
 テーマ : ハードロック / ジャンル : 音楽
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