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[20170410]

seconds are acorns
(1998/07/14)
Adem

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2015年のアルバムです。7年のブランクを経てリリースされた現在までの最新作になります。ロック色が強くなっています。歪んだエレキギター。リバーブも重くなっています。曲調は変わっていないかもしれませんが、それだけでロック色が強く感じられます。80年代のデジタルリバーブが出始めた頃のような質感は、それだけでアナログ感を失わせてくれます。

1. By Everyone
2. A Silvering
3. Surrounded
4. Small Things
5. Snow In April
6. It All Works Out
7. Didn't Save Air
8. I Would
9. Rememberer
10. A Bit Closer Again

ヒットチャートに出してもおかしくないくらいの重圧なサウンド。それにしては少し古めかしい感じもありますが、以前とは全く違う印象を受けます。リバーブのかけ方だけでこれだけ印象が変わるというのも恐ろしい話です。デジタルリバーブは音がクリアになったので、80年代はやたらかけ過ぎていたのですが、その感じが再現されています。音はクリアになっても、どこか嘘くさい空気感。こんな空間はどこにも存在しないぞという空気感。

アナログな雰囲気を大事にしていた以前の感じを否定したような変貌です。プリンスなどもリバーブをたっぷりかけていた張本人ですが、巷に氾濫したデジタルリバーブに対して突然リバーブレスなサウンドを作り出します。それが90年代に継承されていきます。90年代はデジタルリバーブも進化して、アナログな雰囲気を豊かにするような空間を作れるようになります。それが現在までも主流になりますが、最近のヒットチャートを聴くと、その両方の特徴のリバーブ成分を使い分けています。リズムは90年代スタイル、派手にしたい時は80年代スタイルという感じです。ここでは80年代スタイルが多いです。

Surrounded
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[20170409]

Takes
(1998/07/14)
Adem

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2008年のアルバムです。カバーアルバムになっていて、彼のルーツが垣間見れる内容になっています。やはり90年代の作品が多く、Pj Harvey、Smashing Pumpkins、TortoiseやBjork、Aphex Twinまであります。原曲に忠実な曲もありますが、Ademならではのフォークロック調にアレンジされています。

1. Bedside Table
2. Oh My Lover
3. Slide
4. Loro
5.Hotellounge
6. To Cure A Weakling Child + Boy/Girl Song
7. Tears Are In Your Eyes
8. Starla
9. Gamera
10. Unravel
11. Invisible Man
12. Laser Beam

インディーズ系の曲もあります。今やメジャーだからとか関係なく、インディーズでも良いものは普通に影響力を持った存在となっています。逆にメジャーの方が元気がない感じになっています。売れる為に同じような傾向になることが多いので、没個性の時代になっています。インディーズでも個性があるかといえばありますが、だから何だと言えるような個性が氾濫しています。

個性的過ぎるアーティストがいたとしても注目される機会が少ないような状況かと思います。やはり売れる要素もなければ流通しないのです。私もプロではありませんから素人に毛が生えたようなものですから、誰も見過ごす事が出来ないような良い曲を作り続けるしかないのです。良い曲さえ作り続けていれば死後にでも認められる可能性があると信じるしかありません。そういう音楽って命が宿っているものだと思います。肉体は滅ぶ事があっても音楽は滅ぶことはないと思います。記録する術さえ無くなったとしても記憶に残るような音楽を作る事、DNAレベルまで記憶されれば次世代の作曲家に再現される事もあるでしょう。音楽にはそこまでの力があると信じています。

Bedside Table
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[20170409]

Love and Other Planets
(1998/07/14)
Adem

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2006年のアルバムです。フォークロックを基調としていますが、洗練されたポップソングになっています。カントリー的な部分は無くなっています。テーマとしては宇宙を旅するようなものですが、だからと言ってデジタルな作法はありません。その代わり練りこまれたポップアレンジになっています。

1. Warning Call
2. Something's Going To Come
3. X Is For Kisses
4. Launch Yourself
5. Love And Other Planets
6. Crashlander
7. Sea Of Tranquility
8. You And Moon
9. Last Transmission From The Lost Mission
10. These Lights Are Meaningful
11. Spirals
12. Human Beings Gather 'Round

ポストオルタナやポストグランジのような90年代的な雰囲気もあります。ほぼ生演奏だと思いますが、それにしてはかなり安定感があります。ほぼ一人で多重録音していますので、よっぽどデモの時点で既に考え込まれたアレンジを作り上げていたのでしょう。基本はギターだけで弾き語り出来るような曲調ですから、あとはHDDレコーディングで作り込んでいったのではないでしょうか。

宇宙をテーマにしているのにフォーク調となるとデヴィッドボウイを連想しますが、宇宙を表現するのにアナログな空気感で演出するというのは、ある意味人間目線によるドラマとしては分かりやすいかもしれません。精神世界から感知する宇宙。それはデジタルでは表現出来ないかもしれません。90年代的な解釈のブリットポップとも言えるかもしれません。

Warning Call
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[20170408]

Homesongs
(1998/07/14)
Adem

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イギリスのバンドFridgeのベーシストAdem IlhanのソロプロジェクトAdemの2004年のファーストアルバムです。ほとんどの演奏を一人でこなしています。バンドとは別に自分のやりたいことをやっている感じですが、曲調はカントリーフォークロックな感じでアコースティック楽器が多く使われています。

1. Statued
2. Ringing In My Ear
3. Cut
4. Gone Away
5. These Are Your Friends
6. Everything You Need
7. Long Drive Home
8. Pillow
9. One In A Million
10. There Will Always Be

歌も気だるい感じでいい感じになっています。70年代前半のサザンロックっぽい雰囲気です。ポールウェラーもソロでサザンロック調になったりしていますので、サザンロックリバイバルという事で流行を無視している訳でありません。一人多重録音ですが、ほぼ生演奏のようであり、一人でこれだけのグルーヴを生み出せるのはたいしたものです。ただ、所々に現代的な音源が登場してくるので70年代の作品ではない事が分かります。

ミックスをフォークトロニカの申し子Four Tetに依頼しているので、そこはフォークトロニカなムーヴメントも無視している訳ではないようです。ただこれに電子音は似合いませんので、そこはわきまえているようです。生楽器でのアレンジも洗練されている感じがするのはFour Tetの為せる技なのでありましょう。フォークロックとしてもいい曲を作っていると思います。

Statued
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[20170318]

Familiars
(1998/07/14)
The Antlers

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2014年のアルバムで、現在までの最新作になります。これまではロックな演奏に哀愁のある歌が乗っかったギャップがありましたが、今作では哀愁のある歌そのものを活かしきるアレンジに変わっています。ですからバンドサウンドにもこだわらなくなりました。まるで映画の挿入歌のような物悲しい音楽になっています。

1. Palace
2. Doppelgänger
3. Hotel
4. Intruders
5. Director
6. Revisited
7. Parade
8. Surrender
9. Refuge

映画音楽ですから様々な要素の音楽性が含まれていますが、ジャズ的と言いますか、ジャズやクラシックの要素を持ったポップス、それにバンドらしき演奏が加わるようなkな時です。これまでも歌の魅力がそのままバンドのイメージではありましたが、バンドとしての主張もありました。そうしたバンドの主張は置いといて、とりあえずは歌の世界観をそのままアレンジにも反映した形になっています。

これも彼らにとっては大きな進化でありますが、ライブで再現するにはゲストが必要になってきます。ライブで演奏する事を置いとけば音楽性は飛躍的に進化していきます。これは大きな賭けに出たと思います。自分たちにしかできない音楽を追求するならば、最大の魅力である歌を中心に考えなければなりません。そこで何ができるか、まずはこうした答えが出てきましたが、これからどういう風に進化していくかがとても楽しみです。

Palace
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