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[20160719]

Still Life
(1998/07/14)
Young Magic

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2016年のアルバムです。現在までの最新作になります。これまでの80年代的なネオサイケの手法、90年代のダークシンセポップなスタイルがミックスされて独自の世界観をより追求した内容になっています。サンプリングも多様するようになり、ダンサブルなリズムも使ったり、彼らのカラーを崩すことなく新しい試みも行われています。

1. Valhalla
2. Lucien
3. Sleep Now
4. IWY
5. Held
6. Default Memory
7. How Wonderful
8. Homage
9. Sky Interior
10. Valhalla (Reprise)

ある意味レトロなサウンドであり、新しいスタイルではありませんが、いろんな要素の組み合わせが、これまでに無かった彼ら独自のスタイルを築き上げています。好きな事をやっていたら流行のスタイルではありませんが、なぜか心地良い、そういう事って結構まだ沢山あるのだと思います。現在は最新の音楽も流行もあって無いようなものですから、好きな事をやっても問題は無いのです。後は売れるかどうかの問題がありますが、心地良い音楽なら好きな事をやるに限るのです。

頭打ちしている音楽業界ですが、既存の音楽でも、まだまだ追求するべき余白が残っていると思います。ただ昔を蒸し返すだけではなく、その先にある、まだ誰も成しえなかったものを作り出すのも良いのではないでしょうか。そういう追求心が思いがけなく新しい音楽を生み出すこともあるでしょう。自分の信じる自分の好きな音楽を追求する。インディーズだからこそ出来る特権に、今は期待するしかありません。

Valhalla
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[20160718]

Breathing Statues
(1998/07/14)
Young Magic

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2014年のアルバムです。Michael Italiaが脱退してIsaac EmmanuelとMelati Melayの二人組になりました。その影響からかバンドサウンドから打ち込み主体のスタイルに変貌しています。ネオサイケな感じからシンセポップ、しかもダークな雰囲気になっています。こういうタイプのデュオは結構いるので珍しくはありませんが、独自の世界観は持っています。

1. One
2. Fall In
3. Foxglove
4. Something In The Water
5. Ageless
6. Cobra
7. Holographic
8. Mythnomer
9. Waiting For The Ground To Open
10. Captcha

アメリカのバンドでしたが、スタイルとしてはヨーロッパのプログレから派生したシンセポップサウンドになっています。デジタルサウンドも絡ませながらのバンドスタイルとしてライブでは再現しますので、90年代以降のデジタルロックバンドの類ではあります。それでもドラムパターンなどはテクノっぽくならずにワールドミュージック的なパターンを使ったりしているところがプログレッシヴです。

二人組になって打ち込みに頼るところも多くなっています。アメリカのグループなのにヒップホップ性を出していないシンセポップのスタイル、ヨーロッパの退廃的な雰囲気を出しているところが特徴であり、黒人音楽の要素がないというのは珍しいと思います。アフリカンなリズムは黒人音楽なのかもしれませんが、ヨーロッパな解釈なのです。今回はピーターガブリエルっぽさはありませんが、その影響下にあるのは間違いありません。

Fall In
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[20160717]

Melt
(1998/07/14)
Young Magic

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アメリカの三人組Young Magicの2012年のファーストアルバムです。メンバーはMelati Malay、Isaac Emmanuel、Michael Italiaの三人で、それぞれマルチに楽器を演奏しています。サウンド的には80年代のプログレ残党、例えばピーターガブリエルあたりのサウンドに似ています。サンプリング有りのシンセポップ、ネオサイケなど80年代の雰囲気がたっぷりあります。

1. Sparkly
2. Slip Time
3. You With Air
4. Yalam
5. Jam Karet
6. Night In The Ocean
7. Watch For Our Lights
8. The Dancer
9. Cavalry
10. Sanctuary
11. Drawing Down The Moon

海外では、日本では想像も出来ないほどピーターガブリエルの影響を受けたミュージシャンが沢山います。彼らもその典型的なバンドだと思います。アフロアフリカンなリズム、ネオサイケ独特のギターリフ、ゲートリバーブを強力にかけたドラムサウンドなど、21世紀のバンドがやるには古臭いサウンドですが、それを真面目にやっているインディーズバンドなのです。

流行に左右されないインディーズならではの現象ですが、こういうサウンドにこだわるバンドも珍しいと思います。この手のサウンドも90年代に入って廃れてきますが、まだ突き詰めようと思えば突き詰められる領域であります。こういうバンドがいてもおかしくないのですが、表に出てくるほど時代は待ってくれません。インディーズだからこそ許されることでもあります。若いバンドがこういうことを真面目にやるのも面白いものだと思います。

Sparkly
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[20141102]

You & Me BothYou & Me Both
(2008/06/17)
Yazoo

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83年のセカンドアルバムでラストアルバムになっています。Alison Moyetの個性が強過ぎた為か、長続きしませんでした。Alison Moyetはソロ活動をしてより人気を高めていきます。このアルバムからはNobody's Diaryのみシングルカットされていますので、日本ではあまり売れていませんが、イギリスでは1位に輝く売り上げを記録しています。特にAlison Moyetに対する期待が大きかった為、注目されていましたが、それはソロ活動に引き継がれていきます。

1. Nobody's Diary
2. Softly Over
3. Sweet Thing
4. Mr Blue
5. Good Times
6. Walk Away From Love
7. Ode To Boy
8. Unmarked
9. Anyone
10. Happy People
11. And On

シンセポップとソウルフルな女性ボーカルと言う事で、80年代ポップスが形創られていく上ではかなり参考になったユニットだったと思います。日本でもバンドメンバーを募集すると女性ボーカリスト希望者ばかりだったくらい女性ボーカリストに目覚める女性が多かった時代でした。ユーリズミックスほどシンセポップにあった声だとは思いませんが、イギリスでは新しいスタイルのポップスとして支持されていたようです。

Alison Moyetの歌を活かしきれているとは思いませんので、解散したのも自然な流れだったと思います。ただ、バンド形態ではなく、デュオというスタイルが可能になるという、シンセやプログラミングという、生演奏にこだわらない形態がここに市民権を得たと思います。ただ、あまりにもVince Clarke の創りだすシンセサウンドは今聴くとダサイとしか言いようがありません。

Full Album
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[20141102]

Upstairs at Eric\'sUpstairs at Eric\'s
(1990/10/25)
Yaz

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Depeche ModeのオリジナルメンバーだったVince Clarke がAlison Moyet と組んだデュオユニットYazooの82年のデビューアルバムです。Eurythmicsに触発されたのか、テクノポップのピコピコサウンドと女性ボーカルというスタイルを確立していきます。プロデュースはE.C. Radcliffeとの共同プロデュースです。MTV効果もあり、80年代ポップの初期の頃を代表する存在になっています。

1. Don't Go
2. Too Pieces
3. Bad Connection
4. I Before E Except After C
5. Midnight
6. In My Room
7. Only You
8. Goodbye '70's
9. The Situation
10. Winter Kills
11. Bring Your Love Down (Didn't I)

Alison Moyet はソウル系女性ボーカリストだと思います。Annie Lennoxもソウル系でしたが、当初はテクノダークな感じを表現するような歌い方でした。しかし、Alison Moyet は最初からソウル系な歌い方で、テクノの機械的なアレンジと人間味溢れる彼女の歌は、必ずしもしっくりきているとは思いませんが、80年代は女性ボーカリストが活躍し始めた時代であり、その先駆けとして多くの女性ボーカリストに影響と可能性を与えた存在になっています。

Only You、Don't GoとSituationの3曲のシングルヒットを生み出し、いきなり注目される存在になっていきました。日本ではそれほど成功はしていませんが、名前は知れ渡っていました。本国イギリスでは絶大な人気を獲得し、Alison Moyet の評価は急上昇となりました。Eurythmicsの冷淡な感じよりも人間味があり、ポップフィールドには向いていたと思います。

Full Album
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