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[20171007]

Long Sleeves Cause Accidents
(1998/07/14)
Yuko

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2014年のアルバムで現在までの最新作になります。前作にあった少しポップな感覚は封印して、デビュー当初からあった鬱な雰囲気のオルタナ路線に戻っています。かといって後退しているわけではなく、この路線で更に充実した作品に仕上げてきています。トムヨークほど悲壮感はありませんが、意識しているような悲しげな歌い方に磨きをかけています。

1. Dive!
2. While You Figure Things Out
3. You Took A Swing At Me
4. First Impression
5. Usually You Are Mine
6. Justine Part 1
7. The Idealist
8. She Keeps Me Thin
9. A Couple Of Months On The Couch

サウンドエフェクトな仕掛けもありますが、基本はバンドとして多重録音はせず、一発録りでどこまで表現できるかという意識があり、事前に緻密なアレンジを構築してからレコーディングしているのが分かります。勿論オーヴァーダビングしているパートもありますが、バンドとしての生演奏が要になっています。これはライブで再現しやすい楽曲になっています。それ以上余計な事をする必要が無いくらい練りこまれていますから、ライブでも盛り上がるともいます。

ライブを意識したソリッドな演奏が中心で、Usually You Are Mineではトラッドフォークなコーラスを披露しています。新しい事は一つもやっていませんが、先達やり残した事を補足するような形で、オルタナをより完成度の高いものにしています。その先に何を見出すのか、それともこのままなのかは予感が出来るところまではいっていませんが、期待させてくれるバンドである事は間違いありません。

Dive!
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[20171007]

As if we were dancin
(1998/07/14)
Yuko

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2011年のアルバムです。更にバンドとしての結束を深めた演奏になっています。淡々とオルタナなギターバンドとしての演奏にパーカッションやエレクトロニクスを加えていますが、派手にならない程度で色つけしています。ポップな雰囲気も出すようになっていて、トラッドフォーク、カントリー系のアレンジがあったり、さらなる創意工夫がなされています。

1. The View Was Bad (That's Why)
2. Undiscovered
3. Dolly Parton
4. When You Go Blind
5. When I'm Awake I'll Handle It
6. The Day I Met Laura Palmer
7. You're Better Off
8. Northorn
9. Singalongsong
10. Hole In The Ground

今までになかったロックをやろうとして始まったのがパンクロックであり、その後の反逆的なイメージとは違って、原初期のパンクはインテリな性質を持っていましたが、それに近い感じがします。その頃のバンドに比べると演奏や表現力が達者なので、やろうとしている事がストレートに伝わってきます。現代のパンクスプリットを持ったバンドだと思います。

オルタナは派手になっていた80年代ロックの反動から、ソリッドなロックへ回帰しようとしていましたので、どちらかというと後退しようとする姿勢を持っていました。しかし、パンクは既成のロックからの脱却を目論でいた前向きな姿勢を持っていました。このバンドはサウンドはオルタナですが、姿勢はパンクなのだと思います。いまの時代、新しい事をやろうと思えば、いろんな機材を使えばいいのですが、そうではなくて、あくまでもバンドとして出来る範囲で新しい試みを志向しているところが若者らしくて素晴らしい。こういうバンドがもっと増えて欲しいと思います。

The View Was Bad (That's Why)
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[20171006]

For Times When Ears Are Sore
(1998/07/14)
Yuko

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ベルギーのバンドYukoの2008年のファーストアルバムです。メンバーはギターのKristof Deneijsを中心に女性ドラマーKaren Willems、ベースのTom Van der Hulst、いろいろ担当のLotte Depuydtの男二人、女性二人のメンバーからスタートしています。バンド名はたまたまネットで見つけた日本女性の名前をつけています。スタイルとしてはオルタナです。

1. For times when ears are sore
2. There’s a light
3. No trees up here
4. I don’t know what I want but I do know it won’t come from you
5. Feuchttücher
6. No one here to hug
7. A room for two
8. Nurse the child within me
9. Don’t drag dogs into bed, they carry diseases
10. Hurry, back to the meal mobile
11. She thought she could make us come

アコースティックギターを多用したオルタナです。90年代ロックの洗礼を浴びたベルギーの若者が結成したバンドだと思います。かなり素直に鬱なオルタナを継承していますが、真似だけには終わっておらず、少ないメンバーでやれる事をやろうと工夫しています。ベルギーのインディーシーンから登場していますから、下手に媚びていない感じが好印象です。

昔のバンドが持っていたエネルギッシュで創意工夫に富んだエモーショナルな姿勢。それはいまの時代でも通用するエネルギーに溢れています。スタイルとしては古いかもしれませんが、問答無用な新鮮さを放っています。商業ロックに侵されていないベルギーの土壌だからこそ誕生したバンドなのかもしれません。今のバンドが一番見習わなければならいものを持っていると思います。

There’s A Light
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[20170725]

Dream Line
(1998/07/14)
Yoshinori Takezawa

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日本のアーティスト武澤 佳徳の2012年の今のところ唯一のアルバムです。この後の作品はネット配信はされていますが、アルバムという形ではリリースされていません。画家、映像作家という顔も持っていて、表現の方法として音楽もやっています。日本のインディーズフォークトロニカにありがちな日常を切り取ったような音楽になっています。もはや定番。

1. Licht
2. Corriente
3. Breath
4. Estrella
5. Polaris
6. Audio Leaf
7. Ray
8. Spring Voice
9. Wave
10. Sorane
11. Recall
12. Twinkle
13. Utau
14. Draumar

生演奏にプログラミングを合わせたアレンジになっていて、バックアップしてくれているミュージシャンの力量も反映されています。映像作家らしさも音楽に反映されていて、立体的なミキシングがなされています。最近はサラウンドによる音楽の3D化も成されますが、本来は2面的な左右なステレオ処理だけがなされますが、ボリュームの上げ下げで前後の感覚も作られています。

サラウンド作品ではないので擬似的な立体感ですが、音楽専門でやっている人間には気が回らない所までこだわっていると思います。しかし登場してくる音が多すぎて映像が浮かぶような音楽にはなっていません。そこの感覚は音楽専門にやっている人のほうが長けているようです。まだファーストアルバムなのでやりすぎている面がありますが、こなれてくればもっとユニークな表現が出来るようになる事でしょう。

Licht
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[20160719]

Still Life
(1998/07/14)
Young Magic

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2016年のアルバムです。現在までの最新作になります。これまでの80年代的なネオサイケの手法、90年代のダークシンセポップなスタイルがミックスされて独自の世界観をより追求した内容になっています。サンプリングも多様するようになり、ダンサブルなリズムも使ったり、彼らのカラーを崩すことなく新しい試みも行われています。

1. Valhalla
2. Lucien
3. Sleep Now
4. IWY
5. Held
6. Default Memory
7. How Wonderful
8. Homage
9. Sky Interior
10. Valhalla (Reprise)

ある意味レトロなサウンドであり、新しいスタイルではありませんが、いろんな要素の組み合わせが、これまでに無かった彼ら独自のスタイルを築き上げています。好きな事をやっていたら流行のスタイルではありませんが、なぜか心地良い、そういう事って結構まだ沢山あるのだと思います。現在は最新の音楽も流行もあって無いようなものですから、好きな事をやっても問題は無いのです。後は売れるかどうかの問題がありますが、心地良い音楽なら好きな事をやるに限るのです。

頭打ちしている音楽業界ですが、既存の音楽でも、まだまだ追求するべき余白が残っていると思います。ただ昔を蒸し返すだけではなく、その先にある、まだ誰も成しえなかったものを作り出すのも良いのではないでしょうか。そういう追求心が思いがけなく新しい音楽を生み出すこともあるでしょう。自分の信じる自分の好きな音楽を追求する。インディーズだからこそ出来る特権に、今は期待するしかありません。

Valhalla
⇒ 続きを読む

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