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[20170507]

Sospiri
(1998/07/14)
The Winston Jazz Routine

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2007年のアルバムで現在までの最新作になっています。これまで2枚のアルバムしか出していません。作風は変わっていませんが、ほとんど生演奏で録音されていますからバンドっぽさがあります。パワーポップのようなソフトロック。日本のインディーズではよくあるパターンですが、力任せのアメリカでは珍しい繊細な音楽であります。

1. I See a Map
2. Peter and the Water
3. William and Betsy
4. A Ghost Beneath the Tower
5. Grandmother’s Glow
6. Venice
7. The Bridge of Sighs
8. The Central Memorial
9. An Engineered Interest
10. The Physician
11. The Conductor’s Regress
12. Sospiri

女は色気、男は筋肉という極端なイメージだったアメリカでも近年では違っていますし、インディーズにおいては表に出てこないオタクな感性が渦巻いています。日本のように可愛いアイドルというのは女性としての魅力がないと思われていたアメリカも、日本のオタク文化の影響で変わってきています。カワイイという感覚が理解できるようになってきているのです。この繊細な感覚ももう少しハードにすればオルタナになりますが、そうしない事というのが大事であります。

決まり切った定番はメジャーだけにやらせておけばいいのです。インディーズではもっと正直にやりたい事をやるアーティストが増えてきています。少数派かもしれませんが、蔑ろにはできない状況になってきています。多数派に虐げられてきた人たちは昔から居たのかもしれません。そういう人達が胸を張って世に出てこれるような時代になった事は喜ばしい事です。音楽としても多様になり素晴らしい内容になっています。

William and Betsy
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[20170507]

Realization LP
(1998/07/14)
The Winston Jazz Routine

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アメリカのデュオThe Winston Jazz Routineの2005年のファーストアルバムです。メンバーはDerek Barberと Nathan Phillipsの二人組。ジャズという言葉が出ていますが、音楽はポストロックなインディーポップになっています。ジャズ理論的なライトフュージョンなアレンジではありますが、全くジャズではありません。

1. Keys
2. Tension
3. 7/29
4. A High-Handed Realization
5. Summer As It Were
6. A WWI Solder In Traction
7. Holy Matrimony
8. Alarming Speeds

初期の頃のコーネリアスのような打ち込みありのソフトロックです。アメリカから発信されたポピュラーミュージックはジャズの影響を受けていますから、そういう意味ではジャズという言葉が入っていてもおかしくありませんが、ここでは遊びという意味合いで使われているのではないでしょうか。

リズムボックス的なアナログテクノの懐かしいアレンジ。生演奏もありますが、80年代後期の日本のインディーポップのようなレトロ感があります。一回りしてこれも今では新鮮なのかもしれません。チープな機材を使っている印象がありますが、その分暖かな和みも感じられます。曲調もクールですが楽しいです。

Realization LP

[20160716]

Wintergatan
(1998/07/14)
Wintergatan

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Detektivbyrånの活動を停止してメンバーを四人体制にしてWintergatanとして活動するようになりました。2013年にリリースされた現在までの唯一のアルバムになります。ほとんどシングルばかりリリースして現在まで活動を続けています。このアルバムもシングル曲を集めたものです。メンバーはEvelina Hägglund、Martin Molin、Marcus Sjöberg、David Zandénの四人で固定されています。四人体制でライブ演奏での優位性を増しながらもデジタルサウンドも遠慮なく使うようになっています。

1. SOMMARFAGEL
2. THE ROCKET
3. TORNADO
4. VALENTINE
5. SLOTTSSKOGEN DISC GOLF CLUB
6. BIKING IS BETTER
7. VASTANBERG
8. STARMACHINE2000
9. ALL WAS WELL
10. PARADIS
11. Marble Machine

音楽性はDetektivbyrånをそのまま継承していて、オルゴールやアコーディオン、グロッケンなどを演奏していますが、デジタルサウンドによるシーケンスなども、こだわらずに使うようになっています。ですからフォークトロニカの手法に近くなっていますが、フォークソングとポピュラー音楽の融合というスタイルを貫いている為、テクノよりもポップスに近い感覚で使用されています。インディーズで頑張っていますが、親しみやすく明るい雰囲気になっているので、広く知られるようになっています。

Detektivbyrånと大きな違いがあるとしたら、ドラムを軸としたバンドサウンドになっているので、よりポップ色が強くなっているところでしょう。生演奏による表現力を追求する為に始められたバンドですので、Detektivbyrånでのやり方にもこだわっていない所があって、そうなると彼らにしか無かった個性も薄れていくことになるのですが、ベースとなる部分はしっかり持ち続けて尚進化しようとしているのが分かります。個性的である事にもこだわっていいないのでしょう。少しポップになり過ぎているような印象を受けますが、この先に彼らが目指すものが良い結果を届けてくれることを願うばかりです。

SOMMARFAGEL
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[20150404]

Whitford/St HolmesWhitford/St Holmes
(1995/02/21)
Whitford、St. Holmes 他

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エアロスミスのもう一人のギタリストBrad Whitfordもジョーと同じ時期に脱退しており、その時に残した唯一のアルバムです。81年にDerek St. Holmes とコラボレートしています。結構ポップなアメリカンハードロックになっています。ジョーのように目立った存在ではありませんが、エアロスミスのサウンドを創りだしている一人であり、ギターの腕前もジョーに負けていません。

1. I Need A Love
2. Whiskey Woman
3. Hold On
4. Sharpshooter
5. Every Morning
6. Action
7. Shy Away
8. Does It Really Matter?
9. Spanish Boy
10. Mystery Girl

メンバーはギターのBrad WhitfordとボーカルとギターのDerek St. Holmesを中心にベースがDave Hewitt 、ドラムのSteve Paceの四人組で、バンドとしてやっていこうと思っていたのでしょうが、こちらは全く話題にならずに売れませんでした。ほどなくして再びエアロスミスに加入して復活劇を繰り広げていきます。Derek St. HolmesはTed Nugent のバンドのボーカリストで、いかにもアメリカらしいボーカリストです。

少しA.O.R.的な感覚を持ったアメリカンハードロックになっていて、アメリカンロックが好きな人にとっては悪くない作品だと思います。エアロスミスとは大分違う毛並みになっていますが、これがBrad Whitford がやりたかった事なのでしょう。しかし、彼も又エアロスミスが似合う男であり、脱退したままだったら消滅していた事でしょう。復帰して良かったと思います。こういう番外編も又趣があります。

I Need A Love
⇒ 続きを読む

[20150219]

Live N KickinLive N Kickin
(2004/10/12)
Bruce & Laing West

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74年のライブアルバムです。クリームもそうでしたが、作曲能力より演奏能力が優れているバンドはスタジオアルバムよりもライブの方が断然いい訳で、ジャズでもライブアルバムが多いのもそういう理由です。しかし、これがラストアルバムとなってしまいました。スーパーグループは長続きしないのが常です。それぞれの主張が良いように作用すれば良いのですが、衝突してしまっては解散するしかありません。

1. Play With Fire
2. The Doctor
3. Politician
4. Powerhouse Sod

クリームの登場、特にこのバンドにもいるJack Bruceによって、ジャズでやっているようなアドリブ、インプロヴィゼーションと言う概念がロックにもたらされました。ですからスタジオ作品よりもライブの方が本領発揮となるのです。しかし、時代は変わって、ハードロック、プログレではアドリブでなくても、あらかじめ作曲された演奏でもスリリングな演奏を表現出来るようになり、延々と長く演奏するアドリブ合戦は流行らなくなっていました。しかし、このバンドはやってしまうんですね。だってJack Bruceがいるから。

時代は変わっても見に来たお客さんはこのメンバーにはアドリブ合戦を期待してしまうものです。しかし、それはファン限定であって、一般的にはこの作品のような長々と演奏する作品は敬遠されるようになっていきます。時代錯誤ではありましたが、このスタイルを持っていた最後のバンドになるのではないでしょうか。後にジャムバンドとか流行りますが、ここまでの演奏力を持ったバンドはいませんので、格が違います。

Play With Fire
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