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[20171122]

The Family Tree: The Branches
(1998/07/14)
Radical Face

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2013年のアルバムで、The Family Treeシリーズ第二弾です。今作も一人ですべて演奏しています。小説家でもある彼にとってのアメリカの家族の歴史を紐解く物語。それを弾き語りで歌う吟遊詩人のように曲を作り、それに楽器を増やしたり、減らしたりの一人オーケストレーション。情緒的で壮大なスケールで描いています。

1. Gray Skies
2. Holy Branches
3. The Mute
4. Reminders
5. Summer Skeletons
6. The Crooked Kind
7. Chains
8. Letters Home
9. From The Mouth Of An Injured Head
10. Southern Snow
11. The Gilded Hand
12. We All Go The Same

コンセプトアルバムになっているから、曲調の似た雰囲気から徐々に盛り上がっていきます。音楽的にアイルランドから移民してきた家族のようなイメージを受けます。アイルランドのトラッドフォークやケルトミュージックがアメリカに流れ着いて、アメリカのフォークソング、カントリーなどに変化していきます。故郷を忘れないような想いがやがてアメリカの大地での暮らしを歌い継いでいきます。

アメリカには黒人がもたらした音楽があります。ジャズ、ソウルミュージック、その手法を手に入れた白人がもっとおしゃれな音楽に洗練させていきます。若きカントリー系のミュージシャンにとって、それは無視出来ない文化であり、カントリーにも取り入れて都会的な音楽へと発展させていきます。古き伝統から解放されたカントリーミュージックはおしゃれで、新しいジャンルの音楽として今では定借しています。だからカントリーフォークと言っても引き出しはいくらでもあるのです。そうした武器を自然と身に付けた彼にとっての一大叙情詩です。

Gray Skies
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[20171121]

The Family Tree: The Roots
(1998/07/14)
Radical Face

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2011年のアルバムです。The Family Treeシリーズの第一弾になります。家系図というコンセプト。生い立ちを紹介していくような流れでシリーズ化されていきます。インディーズだから許されるような内容ですが、曲の方は緻密に作られています。アメリカの家庭ですから、フォークカントリーな曲調から始まっていき、プログレのような壮大な展開へと発展していきます。

1. Names
2. A Pound Of Flesh
3. Family Portrait
4. Black Eyes
5. Severus And Stone
6. The Moon Is Down
7. Ghost Towns
8. Kin
9. The Dead Waltz
10. Always Gold
11. Mountains

すべての楽器を一人で演奏するマルチレコーディング。DTM制作ですから珍しい事ではありませんが、基本は生演奏しています。打ち込みもそう感じさせないようなプログラミングになっています。アメリカのフォークカントリーも70年代のフュージョンの影響でAOR化していき、都会的な洗練された音楽に発展していきます。彼も又洗練されたフォークカントリーを作り出していますが、基本的なフォークカントリーの部分をブレさせないような見事なアレンジになっています。

カントリーはマイナーとメジャーに7thを多用する程度のものですが、それ以外のテンションも使う事でマイルドな雰囲気を作り出す事が出来ます。そうする事で歌の旋律も多様化していき、ポップスとして完成されていきます。使える音程が増える事で様々な形に対応出来ていきます。そうなっていくと別物になりがちなところを、あくまでもカントリーフォークとして聴かせる妙があります。

Full Album
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[20171119]

Ghost
(1998/07/14)
Radical Face

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2007年のアルバムで、正式なファーストアルバムになります。コンセプトアルバムのような構成になっており、カントリー調のフォークソング。そこから発展させたソフトロックになっています。前作のような明るいだけの感じではなく、郷愁を誘うようなしみじみとした部分も出てきました。曲作りも単なるフォークソングでは終わっていません。かなり幅が出てきました。

1. Asleep On A Train
2. Welcome Home
3. Let The River In
4. Glory
5. The Strangest Things
6. Wrapped In Piano Strings
7. Along The Road
8. Haunted
9. Winter Is Coming
10. Sleepwalking
11. Homesick

シンプルな演奏と重厚なアレンジへと発展していく流れなど、ドラマティックな演出、カントリータッチも演出の一つになっています。70年代のカントリーフォークからA.O.R.に進化していくようなティンパンアレイ的な雰囲気、ピュアで素直な曲作り、毒がない感じがしますが、哀愁感が加わった事で毒の無さも気にならなくなってきました。そに加えてサンプラーも大胆に使いこなすところが70年代にはない感覚となっています。

ブラックミュージックだけがアメリカの音楽ではありません。ヨーロッパから流れてきたフォークソング、それがカントリー、ブルーグラスなどに発展してきて、ある意味多くのアメリカ人のソウルミュージックになっています。いまでもカントリーは独自に根強い人気を持っていて、そういうベースを持ちながらもオルタナな感覚も持たせ、それでいてピュアなポップ感覚を持った、あまり野心を感じさせない感じが切なくも感じます。

Full Album
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[20171119]

The Junkyard Chandelier
(1998/07/14)
Radical Face

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アメリカのミュージシャンBen Cooperの一人プロジェクトRadical Faceの2003年のファーストアルバムです。自主制作でリリースされています。カントリーフォークタッチの軽快で明るい感じの曲調です。曲だけならいかにもアメリカらしい感じの曲調ですが、最近の若者らしく打ち込みもありのデジタルな処理もこなしています。90年代ならダウナーな感じになりがちですが、この明るさは新鮮です。

1. Stitches In My Side
2. The Scarecrows Are Marching
3. Martyr
4. Confidants And Fish Hooks
5. Junkyard Chandelier
6. Fog In The House Of Lightbulbs
7. Pockets Full Of Ink
8. Runs In The Sidewalk
9. Paper Birds
10. Chewing Bottles
11. Burning Bridges

アメリカにはソフトロックというジャンルがありましたので、その流れを汲んでいると思えば理解できます。オタクも暗い印象だけじゃないということですか、こんな純粋な明るさを表現出来るオタクって、オタクじゃないのかもしれません。しかし、現在のアメリカでは少数派であり、自主制作でしか表現の場がなかったのも仕方ありません。しかし、この完成度、表現力はやがて認められていく事になります。

作曲能力もしっかりしていますし、主流ではないにしろ、世に出てくるべき人なのだと思います。こういう曲を素直に好きだと言える人は自分に嘘をつかない人だと思います。ひねくれてばかりいる事がかっこいいと思っている勘違い人間には理解できないかもしれませんが、音楽って、こんなに楽しくてキュンと来るものだというのが原点だと思いますから、こういう音楽も地味にでも広がってくれるときっといい社会になれると思います。

Full Album
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[20170810]

Sprite Fountain
(1998/07/14)
The Ruby Suns

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2017年のアルバムで、現在までの最新作になります。バンドスタイルの演奏に戻りながらも80年代以降のポストパンクなポップソングになっています。初期の頃とシンセポップスタイルが混じり合って新境地を拓いたような内容になっています。いい意味でひねくれポップの進化系になっています。パワーポップっぽいという事であれば90年代風になったのかもしれません。

1. Waterslide
2. Blankee
3. Pram Gang
4. The Zipper
5. Tilt Of His Hat
6. Gatrapa
7. Blahvalene
8. K Rd Woody
9. King Cake

Ryan McPhunの器用貧乏なワンマンバンドである事は否めませんが、曲作りも初期の頃とシンセポップ時代の作風がいい感じで融合して、より幅広い表現が出来ています。プログラミングもほどほどに生演奏を中心にサイケほど凝らずにマジカルポップなアレンジを施しています。プログレッシブなアレンジも登場したりして、XTC系のひねくれポップになっています。

最近はポップはポップで素直なポップソング、凝り過ぎるならとことん凝った音楽に分かれており、この微妙に心地いいひねくれポップなバンドは見かけなくなっていましたので、痛快ですし、古くからのひねくれポップファンも納得させるほどの才能を秘めています。今後はもっと独自の道を進むような道筋も見えてきたので、いい意味でこの作品はターニングポイントとなる事でしょう。1曲でいいから大きなヒットソングが欲しいところです。

Waterslide
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